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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
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市丸が「逆ギレをしそうなとき」というのがあります。
明らかにコバやオグラを挑発し「てめえこの野郎」という目で見る。
もちろん、コバやオグラはなにもしていない。

これになると、大声を出したり、モノを壊したり、知らない人まで睨み始めたりする。
いいことはない。

気分も悪くなるし、この状態の市丸を止めるのは難しい。
声も身体もデカイし、彼は力も強い。
もちろん、チカラでは及ばない。

なんで、この状況に「ならない」ことが重要である。


逆ギレの原因はいろいろあるけれど、「ただ暑い」ということもあるし、つまり夏だがなにも起こってないが…、みたいな。
値段つけしてて急に、とか。

ツノがよく昔のことを思い出して、「○○くんなんか許さないぞ!」とか騒ぎ出すことがあるんだが、どうも小学生の時にいじめられたことを思い出したりしてるらしく。
ま、よく「フラッシュバック」なんて言ったりしますが。


まあ、理由があればイイと思うんです。
「誰かにイヤなことを言われた」のだったら、言い返せばいいし、ケンカすればいい。
その人にストレートに怒りを向ければいいのであって、関係ない人に向けなきゃイイ。

だから、そういう場合は、そう促す。
ケンカしなさい、と。

けど、市丸の逆ギレ、は、逆ギレ、というだけあって、意味がない。
それに、どうも、「同じ場面で起こす」という感じもある。
例えば、会議中、とか。

なんで、まあ、どうしたもんか、といつも思うんだけど。


で、「逆ギレモードになっている」時に、まあ声をかけるわけだけど、この声、ね。
これがけっこう重要で。
これによって、火に油を注ぐコトも可能だし、おさめることもできる。

声の高さ、言葉の早さ、大きさ、表情。

ま、どれをどんな風に、という風に調整ツマミをいじって作れるわけじゃないので、他人には説明しずらいが、大事なのは、「特に中身は関係ない」という点だ。

怒るときも同じ。
中身は関係ない。


例えば、怒らなきゃならない事態が発生した場合、「怒るトーン」で話し続けてさえいれば、中身を新聞の朗読に変えても市丸は「怒られてる状況」を続ける。
これは、実際に何度かやってみた。

俺がよくやるのは、日本語じゃなくする。
日本語じゃなくしても、何となくのところで市丸は聞いてる感じで「はい!」なんて相づちを打つ。

井上なんかだとこうはいかないが、市丸やコウヘイだとこの手のことができる。


これ、おそらく「自分がなぜ逆ギレしているか」についても言語化できないんだろうな、と。
コウヘイなんかも、わからなそうに話しを聞いてるけど、「なにがわからないか」はおそらく言語化できないんだろうな。
だって、「怒られてる」というのが「記号」だということは、おそらくアタマの中が記号でできている。


市丸の話に戻すと、つまり逆ギレそのものはもうしょうがないとして、それを「拡大させない」ためには、「理屈を言ってもしょうがない」ということになります。
そして、もっと言うと、「拡大させない」ことが重要で、それを繰り返していく中で、逆ギレを拡大させなくても平気である、ということを叩き込むしかない。
逆ギレを拡大させてしまうと、それを「経験」することで、彼はそれを「記号」にしてしまう可能性がある。
少なくとも、逆に、「逆ギレをおさめることができた」ということを「記号」にしてしまった方がイイ。

もちろん、これで100%、危険な状況を回避できるわけじゃない。
でも、こちらの「声の高さ、言葉の早さ、大きさ、表情」で、ちょっとでも低くできるのなら、「逆ギレを拡大させない日」を記号化できるなら、それらを試すべきだと思ってる。


そう考えると、こういうことになる。
よく、市丸が逆ギレを盛大にやらかしたことなどの時に、「○○と言ったら逆ギレに」とかって報告があったりするんだけど、つまり、「○○」には意味がないということだ。
その時の「声の高さ、言葉の早さ、大きさ、表情」が重要で、中身に意味がないのだから。


とか言ってると、「わからせなきゃ意味がない」って人がいて困るんだけど、そうじゃなくて、俺は行動が変わらなきゃ意味がない、って思う。
「人を傷つけてはいけない」なんて、誰でもわかってるけど、傷害事件はなくならない。
「わかってたってやる」んだ。
「わかること」が重要であるというのは、ちょっとどうなんだろうか?と。
しかも、だとしたら、現実的にカイなんかはその重要を手にすることはできない。

やめる理由はわからないが、彼らにとっては、とにかく「やめていた」ということでいいんじゃないか。
というか、それが今のところ、考えられる道じゃないかな、と。

ま、そんな気がしている。



…とまあ、この原稿を書いたのは3ヶ月以上前くらいなんだけど、つい先日、久しぶりに市丸が爆発。
押さえこんでも足を振り回すわ、モノ投げるわ、久しぶりに大車輪の大暴れの大立ち回り。
きっかけはホントに大したことなかったのだが、自分で爆発が爆発を誘発したというか、まだこういう事が起こるんだな、と改めて。

そりゃ、なにやっても、「100%」はないけれど、それにしても落ち込みました。
ま、当人もだけど、こっちも。





(BGM:矢野育子「捨てられた人形」fromYOUTUBE)
→「今では飽きられ捨てられた 見向きもされずに ララララ~」
…まあ、ラララ言ってる場合でもないんですけどね。
人形と同じように自分の幸せも捨てられちゃうんではないか、って言ってますけど、そんなことはないと思いますよ。
ガンバ!ファイトファイト!
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推測と事実の間


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てなことで。
ビラなんかを配ってると、もう犬がスゲエ吠えてくる時があります。
オレなんかは犬が恐いので、イヤなんですけど。

でもまあ、なんかカワイイ犬とかもいますわね。
「どう考えても、おまえにはオレは噛めない」みたいな、北斗の拳みたいな気持ちになるというか。
にもかかわらず、もうすげえ吠えてくると、なんだか不憫にもなります。
どっちにしろ、ほとんどが鎖につながれていますから、どうあがいてもオレまでは届かない。

中には、部屋の中ですげえ吠えている犬もいます。
そのお宅は留守なんでしょう。
家の中で、ものすごい吠えているのが聞こえる。

まあ、よく「玄関先に人が来たな」ってのがわかるもんだ、と驚嘆もしますが、同時に「なんでやねん」というか。
なにをしたいのか?と。

家の中で吠えたって、別にもうなんも関係ないわけでしょう。
ドアで隔てられているという絶対的な空間的な壁は吠えようがなにしようが抗しがたい。

中には、奥の方の家なんだけど、その数件前の手前の路地を曲がった時に、もうすぐに吠え始める犬もいますね。
なんでわかるんでしょうか?

すげえ嗅覚なんでしょうか?
まあ、警察犬なんて、数日前の匂いを追って犯人を捜したりするわけなんで、まあ言わずもがなですが。


総じて、「なにがしたいの?」と。
犬に聞いてもしょうがないですが、って、ま、「なにをしたい」というようなことはないのかもしれません。
犬がなんで吠えるのか?って、まあもうわからんのです。

でもまあ、人間が想像することは可能です。
「威嚇じゃないか?」とか。
つまり、「本気で噛みたいのでは?」という。
もう一つは、例えば「相手にしてほしいんじゃないか?」と。
「じゃれたいんだよ」みたいな。

大きくはその二つですか。
あとはまあ、「この部屋から出してくれ~」みたいな。
そうなると、こっちは救世主、って話になりますが、そういうのも想像としては成り立ちます。


まあ、その後の犬の動きを見て、人は「ああ、敵意だな」「ああ、遊びたいんだな」とか思うワケですね。
でもまあ、それも正解かどうかはわからない。
犬が喋れない限り、永遠の謎ではあります。

でも、まあ謎ではあっても、犬を飼ってる人は、それなりに犬と共存し、犬と愛し、暮らしていくことができる。
というか、むしろ、もう「この犬は家族なんです」くらいの感じでしょ。


で、長々と好きでもない犬の話をしてきたんですが、ここからが本題で。
でも、ちょっとこの本題、怒られるかとは思います。
そういう意図ではないんで、汲んでいただければ、と思うんですけど。

これね、例えば喋らないカイも、どっか似てるんじゃないか?と。
いや、犬に例えるのがよくない、ペットに例えるのがよくない、いや、それも承知の上で、でもまあ「構造的には似てるんじゃないか?」って話ですよ、誤解しないでほしいところです。

カイがなんか一生懸命主張する、その主張の内容を「こうなんじゃないか?」って推測することはできる。
毎日一緒にいると、「何となくそう思う」ってのはある。
で、まあなんとなく「うまくいく」。

だから、「こうなんじゃないか?」が、「正解だったんじゃないか」と思い込む。

でも、それ、違うかもしれんぞ、と。
こっちが「こう思う」ってのは、やっぱどっか「オレら側」の推測で、カイの世界のことにイコールにはならないんじゃないか、と。
だから、そこにおごっちゃダメ、というか。

つねに、なんかもっとカイの世界、を尊重して、「わかった気にならない」ことが大事なんじゃないかな、というね。

そんなことを思いながら、犬に吠えられながらビラ配りをしましたって話です。








(BGM:我殺「血ぞめの改革 NEO PUNK DISORDERY」from YOUTUBE)
→「血染めのレボリューション!」
まあ、なんか頭に残っちゃったよな。
その後、我殺はニューロティカとかと合流するんだったか。

専門家ってなんだ?


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近所に障害者向けの歯医者がある。
いわゆるセンター的な感じであるが、そこで診察もしている。

不随運動があったり、知的障害でどうにもいうことを聞いてくれない、とか、まあ、いろんな「ハードル」があって、障害者にとって歯医者の選択はけっこう難しいモノがある。
その昔、浦和では、肢体障害の息子があまりに虫歯を痛がって、しかし、不随運動のためにどこも診てくれなくて、思いあまって殺してしまった、という出来事があったそうで。

ま、そのくらい、歯科に関しては難しいのである。

けど、歯というのは一回痛くなるとどうにもならない。
我慢ならない。
だから、どうやっても「なんとかしてもらわなければならない」。

けど、「ビクン!」って体が動いちゃったりする場合、細かい作業を必要とする歯科診療は、あまり親和性があるとはいえない。
暴れ回っちゃったりする場合もそうだ。


カイがそこに通っていたのだが、といっても、いや、虫歯があるとかじゃなく、歯石を取ってもらう、という感じのアレなんだが。

が、カイはもちろん、ただ座って歯の診療を簡単にさせてくれるほど甘くはない。
歯医者の器具を触りまくったり、抵抗したりはしていたようで。
そんな中、歯石を取るために「全身麻酔をかける」とこの障害者向けの歯医者は言い出した。

う~ん。


いやいやいや、先生の器具を触ったりするのはカイが悪い。
けど、カイはきちんと言い聞かせて「これはやっちゃまずいな」ときちんと認識できれば、やらない男でもある。
というか、そういうヤツは知的障害の中では経験上多い。

暴れ回る、いうことを聞かない、という前評判でウチに来て、いろいろと試した結果、うまいこと丸く収まることが「多い」。
まあ、全部が全部そうだ、とは言えないとは思うけど、今のところ、まあ上手くいってると言っていいと思う。

何かあったらカッターで切りつけようとしてきたヤツもいたし、包丁を投げてきたヤツもいた。
でも、おそらくそれが「◯◯が来た頃の話だよ」なんて言っても、今の◯◯を知ってる人は「嘘でしょ?」と信じてくれないだろうかな、と思う。

それはまあ、自分たちも「プロ」だから、刃物振り回すなんてのには、なんとか対応できなきゃいけない、と思うし、「障害者云々」というのなら、それができなきゃ「プロ」を名乗っちゃいけないだろう、と。
いや、まあ先に書いたように、「すべてが上手くいくわけじゃないとは思う」という前提で、でも、その「手立て」はいくつか持っていて、それを「順番に試してみる」くらいのことは、少なくとも俺たちはやる。
で、まあ今まで、その中でヒットしたモノがあったと言うことだ。


そう考えるとですね、結局、この医者は、障害者の専門の歯科、といいながら、なにも試さずして「全身麻酔」と言ったわけで、ん?、と。
いや、最初から全身麻酔だったら、もう関係なかろうに。
障害者専門云々関係なく、どの医者でもやれるだろうよ、と。


てなことで、でもまあ全身麻酔は危険もないわけじゃないし、そもそもやらなくて済むならやらない方がいい。
ま、そんなことで、「障害者専門」を標榜した医者を離れ、「一般の」歯医者の中で、「知的障害者のカイの歯」をみてくれるところを探し始めたんだけど。

そしたらね、一件目。
というか、カイの家の目の前の歯医者が診てくれるって言うことで。

なんてことないじゃん!
専門とか言ってんじゃねえよ!

…みたいな気持ちになりますわな。


ま、外口さんがついてて、器具に手を出しそうになったら止める、という感じでやってるようだけど、いや、でももう「ここではふざけちゃイカン」というのはカイもわかってきたようで。
というか、だから、「わからせる努力」ってのを、なんでその専門の歯医者はしてくれなかったんだろうか?と。

なんかもう、とてもなんかいらだちが募るわけです。






(BGM:イトキン「What’s happen?」from「「ララピポ」a lot of people~official compilation album」)
→この映画は見に行ったんだけど、ちょっと覚えてないけど、なんか最後の方でおかしな感じになった映画だったっけかな、という記憶があります。
でも、ララピポって言葉の響きは好きだな。

カイは、コンビニで「コーラを買う」といって聞かなかったりすることがある (その3・ラスト)


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まあ、また補足なんですけど。

前回、「カイが店で騒ごうがオレをひっかこうが(そういうことも以前にはあった)、結論だけはかわらない。」と書きました。
多くの場合、やっぱり「店で大声出されちゃうと困るから買ってしまう」みたいなことがありますよね。
その「結論だけはかわらない」ということをつまりは「やりきれない」、と。

これ、多くの親御さんが言うんです。


こんな例もありました。

一日ごとに三本づつビデオを借りてきて、見やしない、と。
そして、また同じビデオを何度も何度も借りてくる、と。
しかも夜中に行くから、心配でしょうがない、と(というか、実際に悪ガキに恐喝にあって殴られてケガもしたりした。毎晩同じように金持って出かけてるんだから、イイカモにされたのかもしれない)。
ま、そんなこんなでいい加減、やめさせたい、って相談が親からあって。

でも、まあいっぺんには無理だから、まず一日一本にしましょう、それ以上の金をとにかく渡すのやめましょう、と。
で、まあうまくいって、(ってずいぶん時間はかかったモノの)だんだん間隔を開けて、一週間に一本という感じになってきて、まあ、ありがとうございます、なんて話になってたんだけど、そっからまたなんかなんやかんやがあって状況が動きまして。
どうも親が金を渡しちゃってる、と。

「レンタルビデオを借りたいから金寄越せ、って玄関先で泣きわめくから、もう近所迷惑になるから金を渡しちゃうんです」というようなことですね。
で、まあ、逆戻りです。

金の出所さえ抑えちゃえば何とかなるかと思いきや、いやいや、それを越えた方法で彼らはそれを「無理矢理」自分の思った(刹那的に)方向に持っていくことがあります。
というか、それはすごく多いです。

これ、こうなっちゃうと、問題はレンタルビデオだけじゃなく、もう生活全てのことにこの方法が適応されちゃうんです。
というか、逆に言えば、この親子の場合は、生活の一事が万事こんな感じの親子だったんだな。

よくよく話を聞いてると、親御さんは「そんなことは許さない」と口で言いながら、「全部許している」。
つまり、最初の「そんなことやったらダメでしょう!」という親御さんの言葉は、まったく本人には届いていない。

だって、口で何を言おうが、親は全部許してくれるんだから。


これね、まあ、しょうがないと言えば、しょうがないとも思うんです。

親御さんにしてみれば、もう「世間様に迷惑かけないように」ということだけを考えてる。
だから、大声でも出そうもんなら、「すいませんすいません」となって、飴をあげちゃう。

それもこれも、世の中の「障害を持った子を産んだら一生親が(家族が)めんどうみろ」という圧力の成せる技なんです。
それが変わらない限り、この親御さんを全面的に責める気にはちょっとなれない。


ま、だからそういう世の中を変えましょう、って話ではあるんですけど、その渦中である今、この悪循環は、結局本人に「我慢しない」という生き方しか選択させない、ってところがあるんです。

しかしまあ、オレはカイを産んでない。
というか、オレの子じゃないんで、その「圧力」に屈しなくてもいい、というところがある。

といっても、「施設の職員がちゃんとめんどうみてろや」みたいな圧力もあるんで、ノー圧力というわけじゃないが、でも、「産んだ親」という社会が勝手に作った「重責」に比べたら大したことはない。
一方、今はそれでオレをひっかいたカイをオレが押さえ込んだりすれば、すぐに「虐待か?」なんて言われたりするから、それも困っちゃうんだけど。
いやいや、押さえ込まないと、カイは周りの知らない人を噛み始めますよ、ということがわかってるんで、押さえ込んでるんだけども。

「だったら、もう買ってやればイイじゃない」と言われそうだが、いや、それは「我慢しない」を強化するだけで、逆に言えば「噛むこと」を奨励もしてるんです。
「騒げばやってくれる」は、「噛めばやってくれる」のライン上にあるんですから。

ちょっと考えれば簡単な理屈なんですが。

あ、別に、普段のカイはそんなことはないですよ。
そこは誤解なきよう。
そういう「ことが昔にちょっとあったから、その可能性はつぶさなきゃならない」といってるだけで、今はそんな派手に大立ち回りするようなことはまずありません。


カブキなんかもそうなんだけど、とにかく「外に行くと大声を出して抵抗する」みたいな。
「CCレモン買ってくれ!」と大声で言う、みたいな。
にじ屋の中ならそういう大声では言わないけど、どっか出かけた時は大声を出す、みたいなことですね。

たぶん、「外だと言うことを聞いてくれる」という幻想が彼女の中にあるんでしょう。
そういう対応をされてきたんだと思う。
その結果が、なんか「外では騒ぐ」という。

ま、この辺は彼女の頭の良さではあるんだけど。


確かに、大騒ぎされるのはちょっと困る。
でも、つまり、そこで決めた結論を「変えてしまう」ことは、「さらなる大騒ぎ」を誘発することでしかない(もしくはコーラに限って言えば糖尿を誘発もする)、と思っているので、ま、そこは踏ん張る感じ、という毎日なわけです。


現場的にどうしたらいいか、ってことですが、あくまで参考意見ですが、オレはこういう時、とにかく「声を荒げない」ことにしています。
声を荒げてしまうと、とにかくその「言葉の中身」じゃなくて、その「雰囲気」に飲まれて倍々ゲームで彼らまでヒートアップしてしまうからです。

そもそも「言葉をわからせたいから大声を出す」ってコトだと思うんだけど、カイはそんなに言葉を普段あまり解しないですから、雰囲気がヒートアップすればそのままカイもヒートアップします。
そうなると、噛む、騒ぐ、が出る可能性がある。

だから、とにかく「買わない」という結果だけあればいいんだから、騙そうがなんだろうが、静かに「買わないよ」とだけ言ってレジに進みます。
これ繰り返してたら、オレとの関係の中では、「騒ぐ」という雰囲気が彼の中からは消えてきてくれたように思っています。




(BGM:ヤングシスターズ「レモンのデイト」from「昭和ガールズ歌謡 EMIミュージックジャパン編 [大人の匂い・もやもやしちゃうの]」)
→ピーナッツから続く?女の子二人のユニゾンを基本としたアレなんですけど。
これですね、楽曲は大いに期待させるんですが、ちょっと歌詞が弱いなあ…。
もうちょっとパンチがほしかった。

大げさリアクション禁止


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ちょっと面白い記事がツイッターで流れてきまして。
「その注意、お子さんのイタズラを助長しているかも?最適な対応は」というタイトルで、タキモトミワコさんという、親子の相談を受けている方が書いています。
ちょっと、原文気になる方はぜひタイトルで検索してみて下さい。

内容をちょっとご紹介しますとこんな感じ。

「人が嫌がることばかり繰り返すのは、なぜ?」と小見出しの後に、

「人が一番嫌がることをする」
「注意すると笑顔で喜ぶ」
「何度指導しても止めない」
このようなご相談を伺うことがあります。

と続きます。
それらの相談について、

相手の気持ちに関わらず、相手の反応を見たくて行動している場合もあります。もしかしたらお子さんは、「相手が激しい反応をして喜んでいる」のかもしれません。

「何度注意してもやめない」という時は、お子さんに指示が「どう伝わっているのか」を考えてみるとよいでしょう。

指導する側からすると、「何度注意しても言うことを聞かない!」という怒りにつながりかねない態度ですが、
お子さんからすれば、注意されているという感覚はあまりなく、大好きな指導者に関わってもらえた喜びの方が強いのでしょう。

と。


ここまで読んで、なんかすごく「そうかもなあ」と思ったんですね。

こう、市丸とかと付き合っていると、こういうことってあるんです。
カブキもそうだけど。

なんか「人の嫌がることをわざわざやる」というか。
「人の嫌がることをわざわざいう」とか。
おそらく、「それをすると怒られる」とか、そういうことが「わかっている」のにやってしまう、という彼らの行動。

特にカブキなんかがそうなんだけど、「人をイラッとさせるのがうまいなあ」と思うんです。


カブキがここまでどういう生活をおくってきたのか、というのは親御さん情報ですが、世間話的にちょっとは聞いています。
ここ数年、自分が通ってた作業所でやることがない、とか。
養護学校の高等部に行くことになって、「何でもやってくれて天国だ」となってしまったこととか。
一方で、その高等部で英語や国語をマッタク教えてくれなかったことに腹を立て、送迎のスクールバスの中ではずっと本を読んでいた、とか。
中学は普通学級で、まあうまくやっていたようなんだけど、中三の修学旅行で「親が同伴」ってことになって、それ以来学校に行かなくなった、とか。

つまりですね、彼女は非常に能力が高いことがわかるんです。

にもかかわらず、今は「バカ」を演じている。
そして、演じ始めてしまって数年たって、本当に「バカ」になってしまった、というか。

つまり、もう「あきらめた」んでしょうな。
人生を。
おそらく、修学旅行で親が同伴、というところで、あきらめたのかもしれません。

それまで車いすなりに仲間の中でうまくやっていたモノが、親が入っちゃったら、そりゃその関係性は丸つぶれですわね。
そして、「おまえはもう一生、こうやって生きるのだ」と烙印を押された気分になっちゃったのかもしれない。
親がかりの一生。
仲間のいない一生。

ま、想像ですよ。
しかも、親御さん情報なので、全てを鵜呑みにしたものを前提にしてるんで、かなり危ういですが、毎日を見てると、ちょっとその可能性は高いようには思う。


そんな彼女が、なぜ他人を「イラッと」させるのか?

これ、まあ「イラ立ち」が彼女の中を渦巻いてる、とも思えますが、一方で、どうも「相手にしてほしい」んじゃないか?と思うコトもけっこうあるんだよね。

「イラ立ち」だけだったら、みんなに文句や「おまえ何やってんだよ!」と言われて、平気で向こうに行っちゃう気がするんだけど、どうも彼女はしつこく「みんなの方に行く!」「みんなの方に連れてって!」ということを繰り返す。

つまり「相手にしてほしいのかな?」と。

オグラとか見てると思うんだけど、他の作業所や施設に行ってた連中って、「問題を起こすと相手にしてもらえる」的な感じがすごいんですよね。
よくよく考えたら、市丸も他の作業所から来たわけですが、彼らは「問題を起こす」ことで、なんかとりあえず「なんか言ってもらえる」というか。


なんで、ウチではそういう場合に、なるべく「オオゴトにしない」というか、「ほっとく」というか、そういうことをしてるんですけど。
「そういうのは受け付けない」というか。

そして、同時に、平時に彼らの生活圏を広げるような、例えばどっか出かけたり、飲みに行ったり、そういうこともやる。

すると、やっぱ「イラッとすることをしなくてもかまってもらえる」という感じになっていくのではないか?というまあ、推理でですね。


で、戻って記事ですけど、記事にも適切な対応としてそんなことが書いてあって。

1. 周囲の人は騒がないようにする
2 お子さんと関わる時間を増やす

みたいな。


いや、市丸は子どもではないけど、なんとなく、そうだよなあ、というか。

やっぱね、「普段」とかの上に「注意」だとか「無視」だとかが成り立つというか。
これを「問題行動」で取り出してしまったら、そうはいかないこともあって。

そんなことをちょっと思った記事でありました。





(BGM:森俊之「愛のテーマ」from「太陽にほえろ ! Remixies」)
→これねえ。
すごいよね、太陽にほえろ、って。
あれ、当時、4時くらいから再放送もやってて、中学生だったオレとか見てたりして再強化されてるんだよね。

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