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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
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今、まあ飲みに行くのとか、食べに行く、とかを控える約束を井上たちとしています。
約束というか、まあそうしてください、ってことなんだけど。
例えば店が空いているとか、状況を見ての判断で食べに行ったりするのは問題ないようにも思うけど、その辺の「ファジーな判断」というのは井上たちにとってはちょっと難しいところがある。
ので、まあ「やめとこう」ということで。

事務所で内々でとか、誰かの家でだったら飲んでもいいよ、ということにして。
まあ、もう事務所だったらしょうがないというか、外からの流入がないから、それなら、という感じで。
なんで、俺も飲むにしても事務所一辺倒になってしまいました。
まあ、ウチで飲むってのもあるけれど。

で、昨年の秋くらいは近所の店ならOKということにしていて(駅前はいかない)、いろいろ近所の店に顔も覚えてもらったりしたんです。
「あ、虹の会の人ね」なんて感じで。

逆にこの期間があったから、近所の個人でやってるお店なんかと仲良くなれたというか、まあにじ屋もやってるわけですから。
それに、どっか個人の飲食店はお客さんが減って厳しい、みたいなこともあったわけで、お互い様というか。
この辺のお店で助け合うじゃないけど、こういう時だから近所のお店を盛り上げていこう、みたいな流れもあって。

ちょうどアキが機関紙に「ニシュランガイド」ってのを書いたりして、「俺、ここ行ってない」とかってなって、みんなまたいろいろ行くようになったりして。
なかなかいい流れというか、やっぱ「障害者様」じゃなくて、普通に仲良くなりたいですからね。
いい感じで。

でも、また昨年末に感染状況がひどくなって、この辺でもずいぶん感染者が出たわけです。
で、まあ冒頭の約束になったわけなんだけど。
で、近所の店にも行けなくなった。

この流れが一つ。
もう一つの流れは、やっぱ彼らはどうしても「チェーン店」がいいんですよ。
下北沢に行ってもマクドナルド。
どこかに行っても吉野屋。
それがわかりやすいわけです。
でも、近所の店なら、そういうチェーン店じゃないところにも行ける、という感じになった。
これも大きな世界の広がりなんですけど。
その流れで、どうしてもやっぱ昼ご飯とかも、スーパーの惣菜とか。
コンビニの弁当とか。
そういう感じになってしまっていた。

でも、やっぱコンビニ弁当なんか正直、うまくないじゃないですか。
ま、うまいうまくない、はいろいろ意見はあろうかと思いますが、ちょっと俺はあまり「好きじゃない」。
好き嫌いですけど。
食事に愛情が持てないというか、そういう感じになっていく感じがして。
だから、この「昼の問題」、だけじゃなくて、休みの日の食事の問題、普段の夕食を買うとしたら?という問題もなんとかしたいと思っていた。
そこで安易にコンビニ弁当に着地しない方法はないものか?と。

この二つの流れがあって、そしたら、やっぱ世の中今は「テイクアウト」なんですね。
テイクアウト言うと「おしゃれかよ!」アキに怒られるけれど、まあ「持ち帰り」ですね。
この持ち帰りを近所の各店でも積極的にやってるわけ。

じゃあ、昼とかもそこで頼もうよ、事務所で飲むなら、スーパーの惣菜やお菓子じゃなくてなんか持ち帰りしてやろうよ、となるのはまあ当然の流れで。
二つの流れがここで合流したというか。
でも、まあ「どうやって頼むか」「何が頼めるか」ってのがよくわかんないわけですよ。
俺なんかが、馴染みにしてもらってる店に「6千円くらいでテキトウに」とかは彼らは言えないし、どうしたもんか、と思ってはいたんです。

そしたら、アキがあちこちの店に連絡してメニューを持ってきてもらったり、ファックスしてもらったり、自分で行ってメニューの写真を撮ってきたりして、一冊の「メニュー表」ってのを作ったんです。
アキの方で「税込みだといくらになる」みたいなのとか、電話番号とかも書いてある。
だから、簡単に注文したいモノを決めて、電話して、昼に取りに行きます~とかやれるようになった。

アキに言わせれば「だって、メニューさえあればみんなできるんだから」ってことになるんだけど。
これね、すごい発見というか、まあメニュー一覧がある今となっては「そりゃそうだよな」となるんだけど、なかなか思いつかないというか、しかもめんどくさいしね。
でも、コレをやってくれたおかげで、みんなが積極的に「食べるもの」を考える感じになったというか。

コウヘイなんかは、「今日は●●で頼む」とかすごく積極的に言うようになったし、なんならスーパーで同じ弁当を毎日買っていたヤツが、「今日は●●がいいな」とか。
そして、やっぱ作ってる人の顔を知ってるじゃないですか。
だって、緊急事態宣言前にはよく飲みに行っていた店ばかりなんだから。

そうなると、持ち帰りを取りに行くと「いつもありがとう!」とか言ってくれるし、こっちのことも覚えてくれているわけですよ。
そしてなにより、コンビニ弁当にありがちな「無機質な感じ」がない。
食事ってのは、やっぱ作ってくれている人のことも思い浮かべながらいただくものだよな、とつくづく思うわけです。

というわけで、この状況が収まったら、また「近所の店はOK」から、我々の方も解除していく予定ですが、早くね、各お店のマスターの顔を見ながら飲みたいな、と思っている昨今です。








(BGM:Oscar Peterson Trio「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」from「ジャズピアノにつつまれて Romantic Night」)
→まあ、ここまで大量にカバーされているこの曲をどう料理するのか、ってのは演者の腕、ってことなんだろう。
これ、スイングに入る前のベースとピアノの掛け合いみたいなのがすごい。
こういうジャズってどこまで打ち合わせ?してるんだろう…。
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引越丸


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先日、ウチの子どもの引っ越しがありまして。
ま、ちょっと前に書いたんですけど(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5438.html)。
何もこんな時期に、と思わなくもないが、なにせ結婚だ同棲解消だ、とかとなるとそうも言ってられない事情もあるんでしょう。

で、まあ多少手伝いをして欲しい、と。
まず最初に真ん中の娘の引っ越しに行ったんだけど。
これがまあいろいろ大変で。
なにせ荷物が多い。
もう引っ越し屋に頼んだらいいんじゃないかと思うくらいだったんだけど、いろいろ事情もあるようで。

で、まあ市丸を連れて行ったんです。
市丸は力はあるし、そもそも何度かいろいろな引っ越しに連れて行っていて、慣れているというのもあります。

それと、まあ彼は外の人が好き、ってのがあって。
自分の毎日のヒエラルキーに関係する人は苦手だが、そういうのと無縁の人は大好き。
「井上くんは大嫌い」とか公言するあたり、まあなんかちょっとちょっとよくなってきたというか、そういうのを隠さないのはいいなあ、と思っているんだけど、ま、なんにしても「よく知らない人」が「得意」である。
だから、にじ屋のお客さんのこともよく知ってるし、なんならそのお客さんがどこ出身かまで覚えていたりする。
きっと、会話の端々でそういうのがあったのだろう。

ま、今はにじ屋でも「なるべく喋らない」ということでやっているから、その市丸の感じも封印されちゃうところがあるんだけど、まあ、得意、と。

なんでちょうどいいわけです。
にじ屋に置いておいても喋っちゃうし、なんならコバと小競り合いを始める可能性もあるわけで、それはなにも市丸だけが悪いわけじゃないんだけど、そういうのもある。

じゃ、お願いするよ、と。

それがまあなんか楽しかったらしく。
真ん中の娘もいい感じで付き合ってくれるもんだから、調子に乗ったというか。
ま、うちの子はみんな学校に上がる前から土日はウチの事務所に連れてきたりしていたから、知ってるっちゃあ知ってるところもあって。

で、そのことを機関紙に書いたわけです。
機関紙はぜひ皆さん手にして欲しいのですが、アナログ紙版しかないので。
にじ屋で配布していますよ。
そしたら、もう「●●ちゃん(真ん中の娘)、機関紙読んだかな。見て欲しいんだよ!」と猛烈に言ってくるので、アキがホントに送ってくれました。
市丸がまた丁寧に手紙を書いて付けて。

ああ、つれてってよかったな、と思ったんです。

やっぱ、「人の役に立つ」ってのはうれしいんですよね。
「ありがとう」なんて言われると、市丸は舞い上がっちゃう。
普段の仕事だとありがとう、とかってのは基本ないですからね。
まあ、「ガムテープ取って」「ありがとう」とかはあるでしょうが、そもそもの仕事が市丸の仕事なワケだから。
だから、仕事やったってありがとう、にはならないワケよね。

けど、引っ越しはもうやった分全部が「ありがとう」だから。
まあ、そういうのもあるんでしょう。
なんにしてもすごい頑張ってくれて、よかったなあ、と思っていたんです。
にじ屋にいる時もそりゃ彼なりにすごく頑張っていますけど、こういう機会はそれを越えて頑張れるというか。

それとまあ、市丸「だけ」つれてった、というのもよかったんだろうな。
これはもう車の乗車定員の問題なんでアレなんで、なんか狙ったわけじゃないんだけど、やっぱ「役に立つ」という場面で、ノブもいない、井上もいない、となると、彼としては独壇場になるわけだよね。
だから、「俺頑張ったんだよ!」と「自慢できる」というね。

ま、お調子のりの彼らしいところなんですが。

んでもって、その後、一番下の娘の引っ越しもあったんだけど、それも「俺いきます!」と。
立候補しただけあって、もうすごい活躍をしてくれました。
でもまあ、真ん中の娘と名前が混ざっちゃうみたいで、なかなか覚えられないのはご愛敬でしたけど、でも気持ちよくやってくれて。

ありがたい話なんですけどね。

で、その二つの引っ越しの間に、一番上の息子が引っ越し、というか、夫婦で運べるモノは運ぶ、みたいな流れがあったらしく、車を借りに来たんですよ。
引っ越し本番じゃないんだけど、新居を見がてらちょっと運ぶ、みたいな。
自分の車じゃ小さいからって。
それもまあ事務所にとりに来たんですが。

そしたら市丸、「●●くん、ナニしに来たの?」と。
「なんか引っ越しだって」といったら、「俺行かなくて大丈夫かな…」と市丸。

ぎゃはははははははははは。

本番は頼むよ。








(BGM:安室奈美恵「Do Me More」from「BEST FICTION」)
→いわゆる小室サウンドっていうんですかこういうのは。
いわゆる90年代に流行ったみたいな。
ヤンキーの皆さん大好き、みたいな。
これ、さびに入る前とか、さびが終わるところとかでどっかクラシック的展開の旋律が入っててなかなか面白い。
作ってる人の遊び心が伝わって参ります。

その緊張じゃない


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一斉ビラ配りってのがありまして。
にじ屋の品物提供をお願いするビラをポスティングするわけですが。
もちろん普段からやってるけど、お手伝いの人にも来てもらって一気に配る日を作ってやる、というのが一斉ビラ。
ま、ここで来てもらって、結果的にだけれどお手伝いの人と仲良くなったり、電話番号を交換したり、その後コバとかノブとかは飲みに誘ってもらったりしているから、そういう副次的ないい面も色々あって。
どっちかというと、最近はずっと「終わった後の打ち上げ」に重きが置かれるような感じがあったりなかったり。

でもまあ、昨年からのコロナのおかげで、外の人は呼べないな、ってことで。
内々だけで、にじ屋の売り場の作業や事務所の作業を最小限にとどめて全員で配りましょう、という感じでやってまして。
先日もあったんです。


まあ、今のデジタルの時代、ビラってどうなんだ?って話もありますけどね。
やっぱなんでしょう。
でも、確実にビラなんですよね。
数的な成果が出ます。
ビラを配れば、必ずその地区からの提供の電話は増えるんです。
しかもまあ、回収に行く、ってことだから狭い範囲の話なんですよ。
あんまり遠くから言われても回収には行けませんから。
そういう意味では、やっぱビラなのかな、ということで一斉ビラも続けているわけですが。

ま、今回、そんなわけでまたしても「内輪で」となったもんで。
そもそもが二人組で配るんですけどね。
どういう組み合わせにしようか、ってのをまあ考えるわけです。
枚数配ることを目標にできるペア、まあのんびり配れればいいや、ってペア、いろいろあります。
外の人がいると、まあ「この人とコバだな」とかってなるんだけど。
やっぱ誘ってもらってる人、とかいるわけだから。
でも、内輪だと、まああんまりどうでもいいわけですよ。
どうでもいい、ってか、あまり考察が入る余地がない。

まあ、普段から二人一組で配ってますしね日常的に。
その延長、みたいな感じにはなっちゃう。
早くコロナ終われ!って話なんですけど。

まあ、普段もちょっとは考えるんですよ。
コバとイチマルじゃまずいだろう、途中でけんかになる、とか。
でも逆に「そこ狙ってみるか?」ということもあったりもするんですが。
地図的なことがわかるヤツと、そうじゃないヤツを組ませる、とか。
そうなると、地図的なことがわかるヤツはなんか自信がついたりする。
「俺はビラが得意だ」みたいな。
そうじゃないヤツはまあ別のところでそういうのを作ってやればいいわけで。
全員が全員同じところで輝くのは無理ですから。

とにかくまあ、「自信」ってのが大事で、そういうのを狙って組み合わせを考えたりはします。
でも一方で、逆にさっきのコバイチマルペアのように、「ダメだろうけど組ませてみる」みたいなこともあって。
もちろん、そこにはいろいろ前準備はあります。
「ここでけんかなんかしたら、枚数でノブのところに負けるな。どうする?」とか、そういう感じでうまいこといくように餌をまくというか、そういうことはするわけですが。

で、今回、組み合わせをどうしよう、ってなりまして。
内輪だし、もう「好きな人と組む」でいいんじゃないの?となりまして。
その結果、どうなっても、まあその「前準備」さえしっかりしていればなんとかなるのではなかろうか、という。
それにまあ、実際問題、こっちサイド、つまり専従とかも入ってるわけで、「好きな人」とはいえ、そこはバランスも多少はやっぱ考えるわけで。

好きな人っていうか、「今日一緒に配りたい人」ですね。
そういう感じで進めたわけです。


ま、ここまでは説明で、こっから今回のネタに入りますけど。

ミツはなんか「カイと配りたい」と言いだし。
カイは喋れないし、ヘタすると走り出したりもするけどな…、とか思ったけど、そこはミツの意思も固く、尊重してみよう、と。
ただまあ、ごく近所にしよう、とかになって。
そしたら、やっぱ途中でいろいろあってにじ屋に戻ったりもしたけど、なんやらかんやら配れたようで。
逆に時に発作になることもあるミツは、この時は発作がおきない、ということがあったりして、まあ面白かったんだけど。

で、オグラなんですが。
まあ入所施設からここに来たばかりの時はとにかく話が通じないし、そもそも歩けなかったんだけど、最近はマラソンもきちんとやってて。
上がらなかった顔も上がるようになって。
上がらないってのは、首がおかしかったんだか、とにかく上が向けなくて。
今はそんなことはなくなり、みんなとふざけたりもするようになって。
というか、そもそもは養護学校の高等部で生徒会長とかやってた男で、すごくしっかりしていたそうなんだけど。
だから、その施設で何があったのか、彼は未だに「思い出せない」こともたくさんあって、よっぽど苦しかったんだろうかな、と思うんだけど。

ま、それはいいとして。

最近は話が通じるようになって、楽しい感じになってて。
ま、ずっとなんかっていうとぐふぐふ笑って話をしてますしねなんか。
いい感じなんでしょう。

で、前の一斉ビラの時には「誰と配りたい?」と聞いたら、「浅野さんですねぐふぐふ」と笑ってて。
ま、気持ち悪いんですが。
浅野さんというのは、ウチのギターも時々やってくれている人で、前はウチで働いてもいたんだけど、やりたかった仕事に就くことができて今はそっちで働いているんだけど、一斉ビラとかイベントごとにはよく来てくれるわけです。
だからまあ、浅野さん、となったんでしょう。
まあ、どうでしょうね、そもそもまあ確かにステキな女性であることは間違いないが、好みはあるでしょうが見た目もキレイなんですよね。
なかなかモテるだろうな、という感じの。
だから、まあわかる、と。
「でも、コロナだから呼べないんですよ浅野さんはぐふぐふ」とか言ってて。
まあ、よくわかってるじゃん、というね。

浅野さんに関しては、コウヘイが浅野さんをすごく好き、ってことで印象付いていたんだけど、まさかそこにオグラがぐふぐふと参入してくるとは思っておらず、まあそこでまず大爆笑したんです。

で、そういうことが前回あって、じゃあ、今回は自分が配りたい人と配るんだからさ、誰と配りたい?とアキが聞いたそうなんだけど。
そしたら、「井上くんですねぐふぐふ」と。
なぜかと問えば、「井上くんと配るのはまったく緊張しないんですよ」と。

あ、そういうのもあるな、と。
緊張しないってのは大事だな、って話で。
逆に「緊張しちゃう」ってのはあまりいい感じではない。
むしろそれはちょっと排除していきたいことではある。
ちょっとここは、「誰とだったら緊張するのか?」というのを聞いておいた方がいいかな、とアキは思ったわけだ。

で、「じゃあ、誰とだったら緊張しちゃうの?」と聞いたそうで。
そしたらその答えが秀逸でした。

「う~ん、やっぱり浅野さんですねぐふぐふ」

…ぎゃはははははははっははっはっっはははは。
そういうアレか。
そういう緊張の話じゃないんじゃ…。

ということがこの前の一斉ビラでありました、という話。








(BGM:EPO「科学が神秘に恋してる」from「VOICE OF OOPARTS」)
→ポップなEPOさんじゃなくて、かといってポップじゃないわけじゃないんだけど、なんていうか、商業主義から遠いところで作られた感じの曲たち。
うららかな昼下の日差しを窓ガラス越しに見ている感じ。
こういうのもいいですねEPOさん。

今が「青春」なんだな


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この前、会議の話を書いたんだけど(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5434.html)。
ま、この話の延長線で、俺からこんな話をまあ、もうちょっと簡単な言葉を使って、ですが、しました。
その後、ミツが夜にウチに来たので、その時にもミツには付け加えて話したんですが、それをまとめるとこんな感じ。

まず、今の状況をそのまま受け入れるんじゃなくて、そもそもを疑ってみた方がいいんじゃないだろうか?。
今の状況の中で、イヤだけどやってる、とかじゃなくて、「もしこうだったらどうかな」みたいに考えてみるのも大事じゃないだろうか。
例えば、「もし自分がカイのように喋れなかったら」とか。
そういう風に考えてみると、カイの気持ちがもうちょっと近くなるかもね。

ミツは、今佐藤先生に文章を習っていて、どんどん色々考えがまとまっていくようになったでしょ。
だから、そうやって「自分の考えをまとめる」ということは素晴らしい勉強だよね。
そういうのを一生懸命やって、その先に、今度は自分の考え、だけじゃなくて、「もし●●だったらどうかな」と考えてみるのもいいんじゃないかな?
そうすると、もっともっといろいろなことに考えが広がっていくと思うよ。

ま、こんな話で、ミツはとてもうれしそうにうなずいていました。

で、もうちょっと話を進めようと思いまして。
というのは、資本主義的な考え方からの脱却というか。
これは健体者に向けても話していたんだけど、つまり、彼ら、特に他の仕事を経てきた人たちは、とにかく「上の人に言われたらやらなきゃいけない」と思ってるわけです。
いやいや、そうじゃなくて、それって奴隷の発想じゃん、と。
自分がそれを納得して、その納得の先を井上たちに話さなきゃ伝わらないよ、と。
先輩の言うことも疑って、一緒に考えていきましょうよ、というようなね、そういうことを伝えたかったわけです。

つまり、どっか井上たちってのは資本主義とは相性がいい一方、相性が悪いんです。
相性がいい、というのは、彼らは「疑う」ということをまずしないから。
養護学校を出たての頃は、本当にそうで、言われたことだけをやる、みたいな。
自分でどうしたい、こうしたい、ってのが出てこない。
それをまず作って、「自分の店をどうしようか」って考えに持って行くことがとにかく最初は大変で。
でもまあ、そういうクセはだんだんついてきたんだけど、そういうことをまったく無視して、「言われたとおりにやるから使いやすい」ということは資本がわからしたらあるんですよ。
だから相性がいい。
でも、それって、彼ら自身が「自分の人生を作り上げていく」ということとは相容れないわけで、つまり相性が悪い。
資本サイドからすれば相性がいいし、彼ら目線になったら相性が悪い。
まあ、そういう感じなワケです。

だからこそ、我々健体者サイドは彼らの目線でいたいわけだから、資本主義とは何か?みたいなことにも敏感であって欲しい。
もっと言えば、上司の言うことをただやる、みたいなことじゃなく、フラットに「上下とかじゃなくて、一緒に考えましょう」のスタイルでいけるようにしたいわけです。
まあ、資本主義をぶっ壊せ、とかそういうことじゃなくて、まずその「構造」をしっかり認識しよう、と。
この辺は本来義務教育でやってほしい内容なんだけど、まず勉強しなきゃしょうがない、って話なんですけど。


で、そのことを伝えるのはとても難しいんですが、まあ、「もっと疑ってみましょう」ということを言いたかったのね、想像力を持ちましょう、みたいな。

で、もっとみんな考えてみたらいいんだよね、と話しを始め。
そもそも、仕事ってなんでするんだろう?と。
カイは実際に「仕事したい」って思ってるのだろうか?と。
そしたら、まあ「だって、給料がないと家賃が困る」「だから仕事しなきゃダメだ」とかって答えがミツや井上たちから出ます。

ま、それは想定内だったので、「じゃあさ、もし、仕事しなくても、毎日一万円くれる、ってなったら、仕事はどうする?」と。
ま、この辺で、俺がその「資本主義を疑う」って話をしたいのだな、というのは、他の専従の皆さんとかには伝わったワケです。

これ、まあなかなか難しい問いだと思うんだけど。
「じゃあ仕事しない」という意見があったらあったでいいし、「でもやっぱり…」といういけんがあってもいい。
どっちにしても、どっちにも転がせるな、と思って。

そしたら、ノブだったかミツだったか、「でも、仲間がいるし、仲間が欲しいからやっぱり毎日にじ屋に行く」と言いだし。
どうもそれはみんな共通だったらしく、「そうするそうする」となったんだけど。

そうか、そう来たか、と思って、「でも、学校に行ってた時はさ、仕事してたわけじゃないでしょ?仕事じゃなくても仲間ってできるんじゃないの?」と、仕事と仲間、というのを切り離そうとしたんです。
そもそも、資本主義は労働者同士が仲間になることを推奨しないシステムなワケで。

そしたら、「学校時代は仲間なんかいなかった」と。
ぎゃはははははははははははは。

いや、笑っちゃいかんな。
これはけっこう重大な問題を含んでいるけれど。

でも、まあ、そう言われちゃうともう俺が組み立てようと思った論議としては破綻してしまって、ここでギブアップ。
また考え直そう、と思いまして話はそこで終わりにしたんだけど。

まあ、普通は学校時代の友達というのがいて、仕事するようになって「一緒に考え悩み、バカをする仲間」ってのは減る感じ、って感じに考えていたのが甘かった。
もちろん、仕事するようになって仲間もできますよ、そりゃ。
でも、う~ん…。

ま、今、ホントにミツたちは青春なんだな、って。
「仲間」と呼べる人がいて、一緒に悩んだり仕事したり飲みに行ったりしてるわけで。
ウチのテーマが「市丸たちの青春を取り戻す」って明言してるだけに、まあなんだか、ちょっと俺が論議の持っていきが甘かったな、という話でした。






(BGM:白井貴子「名前のない愛でもいい」from「火曜サスペンス劇場 主題歌集」)
→白井貴子さんって、なんかすごいロックの人だと思っていたら、こういうのも歌っていたのね。
と思ってちょっと調べてみたら、最初は確かに+CRAZY BOYSとかでロックだったが、その後変わっていった感じなのね。
なるほどね。
まあ、その時に歌いたいモノを歌うだけ、ってのも、ロックだわな。

テイクアウト


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というわけで。
緊急事態宣言ということで。
持続化給付金を廃止しておいて、どうも時短に従わない店には罰則とか言ってる政権の下、果たして我々は生き残れるんでしょうか?
答えはCMの後で!

なんて言ってる場合じゃなくCMもなく、ダメですね。
生き残れるはずがない。

というわけで、我々も、というか井上たちとまた新たに約束というか、そういうのをしたんですけどね。
これまでは、駅まで行くのはNG、ということで。
というのも、ここ、駅から遠いんです。
バスに乗って、どうのこうの、ってクッションがあるので、ちょっとそれはダメだ、と。
近くの店で飲んで下さい、という。

しかも、「駐車場が広い店」はダメってことにもなっていて。
つまり、「客が車で来る店」ってことなんだけど。
埼大通りって大きな道があって、そこ沿いにはいろいろチェーン店が、いわゆるファミレスとかあるんですよ。
そういうのはダメ、と。
その他、まあ個人の店に行ってください、みたいなことを言うために、見た目でわかりやすく「駐車場が広い店はダメ」ってことにしたんだけど。

そういう流れがあって、まあ色々近所の店にも行きまして。
アキがそれら自分が行った店のいいところを書くという企画で、機関紙先号に「ニシュランガイド」ってのを書いて、それがなかなかどうして好評というか、コバなんかは休みの日に、「機関紙のニシュランガイドに書いてあったパン屋さんに行ってみました」みたいな。
誰が書いたかわかってる?と聞いたら「わからない」と言っていたので、もうなにがなんだかですが、まあそういう。
ま、機関紙はにじ屋で配っているのでぜひ手に入れて欲しいんですが。

まあ個人の店ともずいぶんつながりができたというか、なかなか我々のこともわかってくれたというか。
うれしいわけですが。
「いつもどうも」なんて言ってくれる店も増えました。

で、まあそういうのが盛り上がってきたここのところですが、もうダメだ、と。
駅から離れたウチの区でもずいぶん感染者も増えた。
近所の店もNG、にまた逆戻りという形で彼らと約束をしたわけです。

だけども、まあネット事務所とかで数人で飯を食うとか、そういうのはOKと。
どっかで買ってきてやったらいいじゃない、と。

どっちにせよ、まあそもそもが行動範囲が同じ、という。
実家通いの人についてはちょっと家族が自分の職場から云々、というのはあるでしょうが、市丸たち、親と離れてこっちで暮らしている連中については基本動きはつかめている。
ま、そのくらいはいいだろう、と。
少なくとも昼とかは一緒に食わざるを得ないわけだし。

で、なんなら、そのこれまでお世話になってよく行っていた店にテイクアウトを頼んだらいいのではないか?と。
店には行けない、約束だから。
でも、行けないけど、売り上げに多少だけでも貢献はできるではないか、と。

そういう飲み会もアリだよ、と。

ミツとかに聞けば、なんだかちょっと事務所からは遠い店によく行ってるんです。
遠いといっても、にじ屋からは近いんだけど。
なんでそんなに遠くに行くわけ?と聞けば、「うまいからってのもあるけど、にじ屋を応援してくれてるから、って感じかな」みたいなことを言う。
ポスターを貼ってくれたり、そういうこともしてくれていたり。
気軽に井上やミツなんかに声をかけてくれていたり。
ま、そうやってつながりができた店を、なんだこの急な緊急事態宣言みたいなもので途切れさせてたまるか、みたいな気持ちもあります。

たまたま、アオテツがパソコンを見に来てくれた日に、というか、書いている今なんですが、明日から緊急事態宣言、0時から?よくわかんないけど、そういう場面なんですが、ちょうどいいから、どっかにテイクアウト頼んでネットでちょっと飲もうか、となりまして。
いわゆる「お手本」ですね。
こうやって買ってきてみんなで飲んだらいいじゃない、というお手本をやってみよう、と思い立っております。
彼らなかなか具体的に何か見えないと、言葉だけだとなかなか実行できないから。

もちろん、大問題なのは、補償がないことなんだよね。
誰だって、どの店だって、どの店のマスターだって、感染を広げたい!なんて人はいないんですよ。
でも、食い扶持がないから店はやらなきゃならない、みたいなことなワケですよね。
これで感染が防げるわけがない。
というか、人に「外に出るな」と言っておいて、店には時短だ、って、そもそも客こないだろ。
時短で誤魔化すなよ、って感じもある。

とはいえ、補償を待っていたんでは個人の店は潰れる。
ここが歯がゆいところで。

なんでまあ、つながりができた店には当分の間、できる範囲でではあるが、テイクアウトを頼むことにする。





kimonolitt.jpg

(BGM:南かおる「アロハ・イズ(日本語)」from「トロピック・ランデヴー」)
→もうなんでしょう。
歌い方がもうアロハですね。
よく息が続くな、というか。
ま、そりゃプロの方なんでしょうから当然だけど、なかなか歌うのは難しそう。

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