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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

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距離も時間も違う


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今回のカズミの実家に行く理由がギネスに挑戦であるというのは前に書いた(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-4872.html)。

で、このギネスに挑戦、5分間、多くの人数で茶摘みをする、というものでありまして。
最終的には五百何人かで茶摘みをして達成、となったわけです。

これ、まあ「5分間摘み続けてください」というね。
ま、普通、5分間くらいはがんばれますよ誰しも。
しかしねえ、ウチにはカイという最終兵器がいまして。
もし、このギネスの人がすげえ厳密な人だった場合、カイが例えば飽きて座り込んでしまったら、走って行ってしまったら、いや、立ったまま寝てしまったら?という不安が我々にはありました。
なんで、ガチな話、行った感じで、参加させるかどうか決めよう、と思っていたんです。
カイのおかげでギネス不達成、となった場合、もうカズミは郷里に帰れませんし。

けっこうこの辺、今となれば笑い話になりますけど、その現場では緊張感ありました。
「カイ、頼むぞ!」という気持ちですね。
まあ、俺が何を言っても立たない時は立たないですからカイは。
それを無理矢理立たせるということになると、俺まで「摘み続けてない」と言うことになりかねない。
ガチで緊張感がすげかったんです。

しかしまあ、ふたを開けてみたら、カイはのってまして。
そもそもこういうお祭好きなんだよね。
摘むというより、ガンガンむしってました。
ホッとしました。


そういえば、向こうではレンタカーを借りることになってまして。
そもそもまあ、最寄りの駅がありませんから、レンタカーがなければどこにも行けないんですね。
まあ、運転してもいいかな、と思ってはいたんです。
メンバー的に、まあ俺かな、というのもありました。

そしたら、行きの新幹線で、カズミが「私運転しますから、飲んでもいいですよ」と言ってきまして。
あ、そうなの?うん、と言ったモノの、「ああ、俺変わってもいいし」とかまあ曖昧に言ってたんです。
飲む気分でもなかったので(その前の日曜に飲み過ぎてひどい目に遭った)、まあ飲みもしないで、まあ変わるなら変わってもいいかな、みたいな。

で、まあとりあえずカズミの運転で車に乗ったんだけど、おいおいおい、と。
というのも、無理だよ、無理。
山道ずっと行くんだけど、すれ違えないじゃん…。
でもまあ、カズミは勝手知ったる山道ですから、どこですれ違えるかもわかってるんでしょう、いや、そもそも「この辺は対向車絶対来ないね」というのもわかってる。
ガードレールなしの崖があったりして、おいおいおい、と。
でもまあ、カズミはスイスイ行く。

いわゆる「地元道」ですね。

ま、そんなわけで、もうずっと運転してもらったんですけど。
じゃなかったら、倍時間かかってたと思う。


茶摘み会場には、シャトルバスが出ていて。
その会場自体に大きな駐車場がないので、あちこち、なんとか会館とか小学校を開放して駐車場にしていて、そこからシャトルバスが出る、と。
ま、けっこうな距離がありましたかね。
バスで10分、15分は乗っていたと思います。

で、帰りはまあそのシャトルバスが混むわけですよ。
待ってる人がたくさんいる。
でもまあ、乗りまして。
そしたら、歩いていた人もいたんですよね。
子ども連れで。
いやあ、この距離歩くのか、すげえな、と思ったんだけど。

そしたら、隣の知らない地元の人らしき人も「あれえ、ここ歩くの?」と言っていて。
そりゃそうだよ、バスで15分、しかもそんなに渋滞とかじゃない道で15分だから、けっこうある。
そりゃそうだよな、地元の人だって歩かないよな、と思っていたら、その人がこう続けたんですね。
「子ども一緒で、あの辺ガードレールないのに、歩くんかいね?」

…ぎゃはははははは。

そっち?
距離じゃなく、ガードレール問題?

いやあ、もうなんだか、違うんだよね。
違う。
俺みたいに関東近郊に住んでいる人とはもう時間も距離も違う、というのを痛感した次第でありました。






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baka.jpg

(BGM:Bad Company「How About that」from「SLOW ROCK 5」)
→スローロック、というのがどういう定義かはよくわからないけど、ゆっくりした骨太ロック、みたいなことか。
浜田省吾さん思い出した。
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穏やかな時間


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ま、カズミの実家に行ったのは、彼女の郷里で「茶摘みでギネスに挑戦」というイベントがあって、カズミがそれに参加したい、と。
ついては、一緒に行きたいメンバーがいる、ということで、数人が一緒にいくことになりました。
「実家に泊まれますから」というのは前から聞いていたんだけど、同時に「ご飯は、たぶん外にあるバーベキューやるところで食べれるんで」みたいな。

この「外にあるバーベキュー」というのも謎だが、カズミ入れて7人が別になんなく泊まれる、というのにも、そもそも都会育ちの俺には意味がよくわからないというか、まあ行ってみたら、そりゃそうだ、というか。

山一個カズミんち、というのはきいていたけど、その中には川が流れているし、まわりに街灯もないし、そもそも前の道に車が通らない。
一晩で1台か2台。
漆黒です。
もちろん、蛍は来るし、バーベキュー場?は、もうその辺のバーベキュー場以上の設備になってるし、流しそうめんも常備。
ふとん敷いてみたけど、7人泊まれるどころか、倍泊まれる。
もう、商売ができる。

山の中にはイノシシの檻の仕掛けはあるし、うかつに都会ッ子が近づけるレベルではない。
こんなところで毎日走り回っていたというのだから、そりゃカズミの運動神経がいいのは当たり前、なにせ山仕込みなのである。
そこに流れてる川で泳いでいたと言うし、なんだか、我々がわざわざ川に行こう、バーベキューに行こう、登山しよう、を毎日普通に、しかも「家の敷地の中で」やっていたというのだから、そりゃそうだよな、と納得。

車中で「隣の家はここなんですよね」、なんて言われたけど、いやいやいや、すげえ歩くじゃん。
遠いじゃん。
しかも街灯ないじゃん!
手探りかよ、と。

そのバーベキュー場?で夕飯を頂いたのだが、獲ったイノシシとか頂いたり、近所の方(だから近所と言っても、我々としては隣町くらいの、かと思われる)が来て魚をいただいたり、なんだかもう、すげえ。
そうめんは流すし、花火もやるし、しかも拳銃のような「ロケット花火装置」があり、それは「サルよけ」だそうなんだけど、そういうの山にぶっ放したり。
なぜかその傍らにずっとドラム缶に火を焚いてるし。
それがまあ、なんだかキャンプファイヤー。
もう今年の夏のレジャーを全部やったような気分。


そして、まあカズミのお母さんには前にこっちに来た時にいろいろお話しさせてもらっていたんだけど、お父さんとも会い、まあとにかく「おだやか」。

お父さんは、ドラム缶キャンプファイヤーについて、「これは朝までに消える。紙とか人が作ったものを入れたりすると、火が消えないで飛んじゃうんだけど、木の火の粉は途中で消える。だから大丈夫なんだよ」とか、「ひぐらしがないたから、そろそろ梅雨明けだな」とか、蛍も呼んじゃうし(これマジ。生まれて初めて蛍見た)、ザ・マタギ?のような感じなんだけど、いや、これがとにかくおだやか。
イノシシを捕まえてさばくと言うし、話だけだと、イノシシの毛皮をまとってるように思われるかもしれませんが、まったくそういう感じではない。
「本当に強い男は穏やかなのだ」、という感じ。
お母さんも前にお会いした時から感じていたんだけど、穏やかを画に描いたような感じで。

二人して、とにかく「否定語が出ない」んですよね。
「●○ダメ」ってのはもちろん、お互いを否定する感じがない。

夫婦って、時に「うちの人は●○で困るんですよねえ」とか、まあ本気とかじゃなくても言うじゃないですか。
「愛してるよ」を裏返すって言うか、そういうことで仲よさを表す的な感じ。
私だから言えるんだけどね、的な。

そういうのもない。
ストレート。
二人の信頼感がイヤミなく、ストレートにヒシヒシと伝わってくる感じ。

こういう夫婦、いいですね。


カズミは、がんばり屋だし、そして穏やかだし、ストレートな人だと思います。
運動神経はいいし、画に描いたようないい子だと思っています。
自分のイヤなことはおそらく俺が言おうがやらないし、でも、納得すれば一生懸命になれる。
そしてそれをきちんとアタマで一回考える事ができるし、最近はにじ屋のポスター関係は全て彼女がやっている。
尊敬できるところがたくさんある。
ずっと付き合ってきた俺がいうのだから、まあ間違いはない。
そういう人だと思います。

なんでこういう子に育ったんだろう、と思ったけど、なんか納得した。
こんな親に育てられたら、そして、こんな場所で育ってきたら、そりゃこうなるな。


そういうことがよくわかって、なんか嬉しくなりました。
そして、心地よい時間を頂きました。
今度は、もっと大勢で行こうと思います。








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(BGM:石岡宏; 竹本恵子「愛のスカイライン」from「Skyline 50th Anniversary」)
→スカイラインの宣伝に使われた曲を過去に遡って集めたコンピのようで。
いいですね、このころの宣伝は素朴でいい。
「いつも、いつも、いつも二人 愛の、愛の、スカイライン~」

「自分の」「自分で」旅行


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とにかくまあ年に一度くらいはみんなで旅行にも行きたい。
にじ屋でがんばっているといっても、こういうのがないと、やっぱ楽しみがない。
働くだけ、作業だけ、ならなにも蟻と一緒なわけで。

といって、行き先が山形に決まった経緯は忘れました。
おそらくは、スズの実家が山形、ということで、なんとなくみんな山形に目が向いたんだと思います。

行き先は、会議とかで、各々いきたい場所を出して決めます。
「ここに行きたい」という人は、ガイドブックとかインターネットとかで、「こんなにいい場所である」みたいなことをプレゼンすることになっています。
ミツはたしか何かのテレビ?かなんかのロケ地に行きたいという案を出したような覚えがありますが、まあその他いろいろ出て、最終的な話し合いで山形に決定した、という経緯だったと思います。

今回は新幹線で行くし、向こうでは基本自由行動ということで、丸々二日と半日ほど自由行動の時間がありました。
夜ご飯も自由なので、初日だけホテルで宴会をしまして、あとはもう誰がどうなってるか、これを書いている時点ではよくわかりません。
なにせ自由なもんで、把握もしていません。

ルールは簡単で、「一人行動はダメ」というもの。
なので、誰かと一緒ならどこに行ってもいい、と。
とはいえ、カイやモトミ、ハヤテ、ノリ、あたりは、「どこに行きたい」というのが出てくる感じではないので、その辺はどっかに組み込んでいくことになります。

ま、つまりどちらかといえば、この「自由行動」に求めるのは、井上やノブ、ミツ、だとかのあたりの主体性というか、そういうことですね。
その辺に期待をしたい、ということかと思います。
で、そこにあとはカイとかをぶち込んでいく、という。

ま、俺たちも同じようなことですが、行きたい場所を出してまあ人を募る、みたいなことで。
あとはまあ、様子を見て、「ここに入った方がイイかな」みたいなこともあったりなかったりではありますが。

最終的にはいい具合にばらけました。
4チームくらいになったのか、そういう感じで。


当初、コンさんが早々に「廃線巡りの旅をする」みたいなことを言っていて、ノブなんかは便乗しようとしていました。
井上に至っては、「みずえちゃんにもにょもにょもにょ…」と、もうまったく「健体者に任せてついていく」という感じになっていました。

まあ、ミズエとかすずとか、その辺は新人ですから、彼らとしては「言うことききやすい」というアレがあります。
なんで、その辺でお茶を濁そう、ということですね。
特に行きたい場所を調べなくても、なんとかなるだろう、と。
これが外口さんとかアキとかだと、「調べてから言ってよ」となりますから、そこを避けたんでしょうね。
まあ、そういう旅があってもいいでしょうが、今回の自由行動では、彼らにはもっと「立って」もらいたかったので、2週間くらい前に、かなり追い詰めました。

ミズエやすずの争奪戦になっていたこともあり、彼女らには「どこに行くかはまだ決めてない」ということにしてもらって、もっともっと、山形のことを考えさせるように仕向けました。
「ミズエも、お前のプレゼンじゃ、一緒に行きたくないって言うと思うわ」みたいなことですね。

同時に、前回広島でコバと井上、という二人組で途方に暮れ、ばったり出会った俺らと一緒に行動することになった井上には、「広島のリベンジだ。二人でまたどっか探してみたら」と伝えました。
井上によれば、「広島の時は何も調べてなかった」とのことで、「じゃあ、調べたら大丈夫じゃない?」と焚きつけてみました。
ノブには、この前の大阪旅行のことも話に出し、「ノブは、誰と一緒に行ったら、みんなが楽しいと思う?お前は、みんなのことを楽しくさせる力があると思うよ」と持ち上げたら、「カブキと一緒に行ったら、カブキも楽しいと思う」と言いだし、そこから火を付けてみました。
ミツは早々に自分で行きたい場所、やりたいこと、今回はこけしづくりをしたいとのことだったので、その辺でみんなを誘ってみたら?という話しに。
オグラは「歴史の博物館に行きたい」とのことで、まあ、これは毎回彼はそうなんだけど、米本さんが行こうかな、と言っていたのを思い出し、「米本さん誘ってみたら?」と言ってみました。

最終的に、その辺はみんな努力しました。
電車の時間をコンさんに調べてもらったり、外口さんに観光地をネットで探してもらって印字してもらったり、二日目が自由行動の初日でしたが、一日目の夜、ノブなんかは一緒に行くミズエとUNOもせずに「もう作戦立ててましたから!」と清清しい顔で二日目の朝飯を食っていました。

なんか、やっと「自分の旅」という感じになって、よかったな、と思いました。


井上は、「ケンミンショー」でやっていたというそば屋に行くことにしたらしく、けっこう山の中だったらしいけど、コバと二人で行ってきたらしい。
ノブはカブキも一緒にわいわいと行ってこれたようです。

こういう「誰とどこに行く」という話になると一気に逆切れまで振り切れるほど追い詰められる市丸には、「俺が行く場所は考えておいてやる」と言ってあり、この一週間くらいの「山形どうする?」の話には参加させませんでした。
この辺の「ヒエラルキー」が重要視される案件には、市丸はなかなか入れない。
それでもめると、まあ井上達、本来がんばってほしい部分にスポットをなかなかあてられなくなっちゃうので。
その市丸、電車大好きってコトもあって、コンさんと二人で廃線巡り。
これは楽しかったようで、他にメンバーがいないということで、一日落ち着いて行動できたようで、よかった。
「●○線に乗ったんだよ!」とか言ってました。
●○の部分は俺は興味がないので忘れました。

ハヤテはなんだかんだどっかにくっついていって、彼なりについていくだけだけど、それでも彼にしてはがんばってはいたと思います。
モトミはもうどこへ行っても終始ノリノリで、最終日は怒りモードでした。


その他、スズの実家に行った組、そばがうまい店がどうした、とか、山寺や博物館、パフェがどうしたとか、こけしをつくるだとか、サイクリングするんだとか、いろいろとそれぞれやりたいコトが出来たようです。

正直、かなりハードルが高いことを彼らに課したとは思っていますが、それを乗り越えて、「自分が計画を立てて人を誘って行ってきた!」という自信はつけてもらえたように思います。
ただ、「健体者を先頭に歩いてきました」じゃない旅行ができたんじゃないかな、と思います。
ま、もちろんそこにはいろいろこちらの画策はありますが、そういうことは彼らにはわからないわけだし、そもそも結果が大事ですから旅行なんてのは。


というわけで、なかなか楽しかったかな、と思います。












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(BGM:トリカブト「HOT SHOT」from「REALRHYME 15 TRAX」)
→この人たち、殺害のオムニバスで葛西純選手とやってましたね。
このバックトラック、すげえ単純なんだけど、単純だからこそリリックに比重がくるわけで、コンピでこれで勝負してくるのがカッコイイと思う。

期待する日々


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おかしいなあ、とは思って、市丸には何度かたずねたんです。
「お前、家でヒゲ剃ってるだろ?」

ま、どういうことかというと、市丸は朝来てから、こっちでヒゲを剃る約束になっています。
というのも、けっこうひげ剃りに固執しているところもあって、電気カミソリがつかえないとなると、ゴミ箱から拾ったひげ剃りで血まみれになったりする。
同時に、体質なんでしょう、ものすごい固いヒゲなので、けっこう電気カミソリの「カバー」というのが、壊れるんです。
すると、まあまた血まみれになる、という。

電気カミソリの会社とかが昔よく出勤前の人を捕まえてヒゲを剃らせ、「こんなに剃れるんですね」とかやってましたけど、いやいやいや、市丸のヒゲをもっと研究してくれ、と思うほどなんです。
実際、剃ってやっても、カミソリのカバーの穴に入らないというか、きちんと剃ってやろうとするとたいへん。

でもまあ、毎日やってれば、その強情なヒゲもなんとかはなるんで、新しい電気のヤツを買って、毎朝こっちでやりなさい、と言ってあったんです。
まあ、支配下でやらせた方が血まみれにならないだろう、というのと、電気ひげ剃りの寿命ですね。
それが彼の場合かなり早いサイクルになりますから、それを見極めたい、というのもありました。

充電は俺がする、ということで、「なくなりそうな音」というのがあるんだけど、それになると、彼は俺に充電を頼む。
その時についでに俺は電気ひげ剃りの寿命具合をみて、ついでにカバーとかを外して掃除をしていたわけです。

ところが、まあ単純な話、俺に充電を頼んでこなくなってたんですよ。
当然、おかしいわけです。
ひげ剃りに固執している市丸が、そんなことをするわけがない。
だからまあ、家でやってるな、とは思いました。

けどまあ、そこでどうこう言ってもしょうがない、というか、まあ、その時の忙しさもあったんだけど、まあ泳がせていたんですよね。
「お前家でやってるな?」とは言い、それで「やばい」と思えば行動を変えるかもしれない、とも思ったわけです。
それに期待したというか。
そうしたら、まあ不問に付すか、みたいなくらいの。

問題は、俺との約束を破ってる、ということです。
時ちょうど、市丸の逆切れについて、「俺が、そこでやめろ、と言ったらやめる」ということを最近言っていて、「やっぱ、約束を守らなきゃ、俺はもう話さない、君とは」というのを思い出させなきゃいけないなあ、というのもありました。

俺と話せない、となって、市丸は一週間ほど地獄の思いをしたこともあります。
最後は彼にはあり得ない感じの「泣き」が入りましたから、よほどこたえたんでしょう。
でもまあ、その時の気持ちはきっと忘れちゃったんですね。

ま、思い出させなきゃいけない時期かな、と。

すずやミズエが来てくれて、最近はケイコさんが腰痛で介助の方が難しい、ということで日中にじ屋に来てくれることになって、彼としては「よく事情を知らない人」「井上達のヒエラルキーにあまり関係ない人」というのが増えまして、まあそっちに流れればイイヤ、というのもあったんだろうな。
そこに逃げこめば、まあ自分の苦手なことから逃げられる。
でもまあ、それをしていても、井上達は逆切れする市丸は認めない。
ま、だんだんすずもミズエも逆切れする市丸には距離を置くようになってくると、彼としては行き場がなくなってもいた。
逆切れ警報も多くなっていた気がします。

同時に、まあ俺も悪かったんだ。
最近まで、朝、なかなか起きれない日が続いて、朝行けなかったりしていた。
にじ屋には俺は普段行かないから、そこで会えないとなかなか彼らとは会えない。
そのことが、市丸を不安定にしたのではないか?という気持ちもあって、ここ一二ヶ月復活してるわけですが、ま、そんなこともあった。

朝、俺にとりあえず「●○に行くからお金貸して」とか、「●○待ち合わせなんだけど、何時に出ればいいか」「●○行きたいんだけど、一緒に行って下さい」とか言っていたのができなくなったわけだから、彼としては予定が立たない不安があったろう。
ま、俺はかなり彼らに甘い、といわれているわけですが、微に入り細に入り結局「教えてあげちゃう」「段取りつけてやっちゃう」ところがあって、それは善し悪しだとは思うんだけど、まあ、そうやってやってきたものが出来ない、というのは彼としても不安要素だったに違いない。
だからまあ、俺の反省でもあるんだけど。
でもまあ、それと市丸の約束破りは引き替えるわけにはいかない。

んなわけで、まあ泊まりのTAROさんが家でヒゲを剃ってる市丸を発見。
その連絡は、実は早朝に俺のところにありました。
「いいの?家でやって?」という話で、まあTAROさんにばれても、俺にはバレないと踏んだんだろう、その朝、特にふだんと同じようにメシを食う市丸。
でもまあ、やばいなあ、とは思っていたと思うんだよね。
TAROさんには、「そういえばひげ剃りだけどさ…」って、朝食の時に話題にしてください、とは伝えてあって、まあそこで市丸陥落。

市丸は「怒られたい願望」みたいのもあるんで、それもどうかという思いがあって、こういうことを言うと怒るだろう、を逆にいうことがあるんですよ。
そういうのを全部無視して、後で運動が終わったら話す、とだけ言って、ヒゲソリを家から持ってこさせ、普通にメシを食いました。

ま、やいのやいのはありました。
おそらく、そのことが響いたんでしょう、昼時にもやらかし、どうなるかな、とは思ったんだけど、みんなと離し、隔離。
俺と二人でちょっと話をしたりしなかったり、まあ「このままじゃやばいなあ」と。
市丸の「怒らせ」には付き合わず、ずっとそう言ってたら、まあ落ち着いたみたいで。
まあ、この時はうまくいきました。
ホッとしました。

逆切れしても、落ち着けば大丈夫、っていう成功体験をさせたいわけで、逆切れしたらダメ!ではあるんだけど、断罪してもしょうがないわけで。
とはいえ、やられた方、イヤなコト言われた方は、「また市丸ガア!」となりますから、騒ぎはでかくなってしまう。
でかくなれば市丸も引っ込みがつかない。
けれど、「イヤなことをやられたら、みんなに言う」ということをみんなには言ってるから、「ここで騒ぎを大きくしないで…」とも言えない。
とりあえず市丸を止めもしなければならない。


ま、結局隔離になるんだけど、といっても、台所で話すくらいですが。
いい季節なら駐車場で話してもいいんだけど、最近は暑くて。

でもまあ、うまくいかない時もあり、力不足、魔術不足を痛感するわけですが、まあうまくいったりいかなかったり。
とはいえ、俺の言うことは基本聞くし、帰るのはイヤなんだよね、市丸は。
だからまあ、魔術をかける素地はできあがっているわけだけど、なかなかに難しい。

その中で、ちょっとづつでもかわってくれたらいいなあ、と期待してる日々。








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(BGM:the chinkees「you don't know」from「PUNK TRASH」)
→スカ風味、ホーンはないけど。
キーボードがイイ感じだね、これ。
楽しそうでいいわ。

携帯電話


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専従募集


オグラがここに来た時は、特に携帯など必要なかった。
そもそも話が通じないんだから、携帯が必要なわけがない。

でもまあ、最近になって、一斉ビラ配りとかがあって、「●○さんと配りたい」みたいな話が出て、「じゃあ、来てもらうように電話してみたら?」みたいな流れもあって、「携帯を持ったらどうですか?」となりました。

知的障害者が携帯を持つというと、実際は電話の機能よりも親が確認するためのGPSが主だったりする。
実際、他の作業所からここに来てるヤツの携帯をのぞくと、受信履歴が5年くらいさかのぼれる。
つまり、まったく電話の機能は果たしていない。

そもそも、電話をかけたい人がいない、というのは、まあ寂しい人生である。

ただ、携帯があることで、電話は特にしなくても、先のGPSもそうだけど、ある程度「一人で行動させられる」という利点はある。
それに、なにかがあった時に、例えば警察に保護された、というような場合に携帯が重要な役割を果たす可能性がある。
それと、認識の程度にはよるけれど、「親にはかけられる」くらいだとしても、何かあったら電話ボックスを探さなくても電話できる、ということもある。

SOSが出せる、みたいな。
つまりはまあ、困った時に誰かにつながれる。
たいがいは「仲間」ということになるんだけど。

カイが携帯の使い道、つまり「みんなとつながるための道具です」というのを理解してるんじゃないか?という話を前に書きましたが(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-4537.html)、これは例えば「休みの日」でも仲間と話が出来る。
メールもできる。
そういう道具ではあるんだよね。

ウチを親が辞めさせたAは今でもにじ屋に来てしまうけど、彼がウチにいた頃、やっぱ携帯を持たせたら、毎晩ウチの誰かしらに電話をしていて(最近まで続いていたが、どうも親が携帯を変えさせたようで、電話番号が消えたらしく最近はない)、親がその時は「この子は前の作業所でも帰ってきたらあとは知らんぷりだったのに、みなさんとは話したいんですね。すごい進歩です」とか言ってたっけ。

つまりはまあ、中学生の感じというか、そういう感じなんだけど、学校から帰っても学校の友だちと話してる、みたいな。
なかなかね、いい話だと思うんですよ。


それを実現してくれるんだから、携帯というのはデカイ出来事だと思うんですよね。

ま、携帯が先か、電話したい相手が先か、みたいなことではあるんだけど、オグラに関しては最初が「話が通じない」だったから、まあこの時を待っていた、というか。
ほんとは、カブキとかも携帯があったらいいよな、とか思うんだけど、なかなか話を出しながらも頓挫している最中で、というのも、どうせ持たせるのなら最高の状態で持たせたい。
「みんな持ってるから」じゃなくて、なんかイイ事件とか、イイ感じの出来事が起こらないかな、と待ってるところです。


前にウチによく来ていた車いすの子がいたんだけど。
カブキよりずっとしっかりしてたと思うんだけど。

その子に電話をしようとすると、まあ家電なのね。
しかも、なんでかしらないけど、その子は2階にいる、っていうわけ。
つまり、全ての電話をお母さんが一階とる、という。
しかもなんかすぐには二階につなげない、みたいなこともあったりなかったり。

そもそもまあ、なぜ2階に?という気がしなくもないが、それはまあ家の間取りの問題かもしれないからいいんだけど、せめて彼なんかは携帯を持っていたらもっと「親は知らない友だち関係」が産まれたんじゃないかな、と思って。
なんかとても残念なんだよね。

親が知らない仲間との邂逅があるからこそ、青春は始まっていくわけで、「全て親を通して下さい」というのでは、結局子どもって、ずっと幼児になっちゃうんですよ。
携帯ってのが、その突破口になりそうなんだけど、でもまあ、結局「どうせ電話かけてくる人もいない」ということだったんだろうな。

ま、携帯が先か、電話したい相手が先か、ということだけど。
彼の場合なんかは、携帯が先だった気がする。
けっこうしっかりしてる子だったから、そこからなにか始まったような気もする。


とはいえ、まあ知らない子だし、時々イベントの時にくるくらいで。
親も知らんし、そもそも他の作業所に通ってますから、よくわからないし。

でもなんか、彼よりずっと「しっかりしてない」市丸なんかが携帯を持っていて、休みの日に連れ立ってプロレスに行く姿を見ていると、なんかもったいないよな、と思わずにはいられないのです。








(BGM:BALZAC「FEAR ソコニアルベキモノノスベテヲ」from「OLDEVILS LEGEND OF BLOOD」)
→あまり音源は聞いたことなかったけど、この人たちのTシャツ着てる人ってけっこう見かけるのよね。
イイTシャツを作るバンドってのはかっこいいはず、と思っています。

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