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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
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録りためてあった映画を見たシリーズ。
ネタバレします。


「狐怪談」

韓国ホラー。
女子高生ホラーか。
このジャンル、ちょっと他にもありましたね。

女子校が舞台。
ビアン的雰囲気が交錯する中、親友というか、恋人というかが距離を取り始めていく。
主役の子がつぶやくんですが、「あなたと一緒にいると私が惨めになる」。
ま、これ、わかる気がしますね。

で、まあ、故意というわけじゃないんだけど、でも多少の故意はあったのか、主役の子が階段から突き落としちゃう、みたいな形になっちゃうのだよ。
「もうやめて」みたいな感じで振り払ったら落ちちゃう。
で、足を負傷。
二人ともバレエをやってたんだけど、落ちた彼女は二度とバレエができない身体に。
そんで、主役の子が大役に抜てきされ、優勝する、みたいな。
本来、バレエができなくなった彼女がなるはずの位置だったんですけど、主役の子がなる、というわけよ。
んで、そのバレエができなくなった彼女が自殺。
彼女の霊が主人公にまとわりついていく、みたいな感じ。

一方で、もう一人キーになる子が出てきますが、それが自殺した子のことが好きだったのよね。
ちょっと偏執狂っぽい感じ。
で、まあ彼女も自殺した子の霊に翻弄される。

というまあ、ありがちなストーリーなんだけど、これね、まあ主役の子が「あんたが階段から落としたんだろう!」といじめられるし、そもそももう一人の子は偏執狂っぽいし、別に霊じゃなくてもいいんですよ。
自分の罪悪感とか、そういうのが霊を産み出してる感がすごい。
霊が見えるには見えるけど、それって、思い込みじゃない?という感じというか。
ここがいいですね。
単純に霊が復讐に来た、のではなく、「そうじゃないんじゃないのこれ?」という。

この時期にありがちな女子校の「いろいろ」だったり、思春期特有のなんていうか、自分を責めちゃう感じとか、まあいろいろありますよ。
そういうのがまあ、霊という形を通じて表現されてる、って感じか。

だからまあ、怖くはないんですよ。
そもそも、あまり驚かされるような霊の出方はしない。
むしろ「これ貞子じゃね?」という出方で苦笑だったり。

けど、まあそういうこと抜きにして、なかなか面白い青春映画じゃないですかね。
いじめられてるはずなのに、なんかみんながケーキを準備してくれて祝福されるかと思いきや、そのケーキをぶつけられる、とかね。
そのアップダウン感といったら、まあ見てらんない。

実はこの原作の文庫版を持っているのだが読んでいないので、早速読んでみようと思った。


「アルカナ」

土屋太鳳ちゃんが二役で出てる、というか、分身が登場する、という設定なのよね。
けど、何が何だかわからないのよね。
まったく物語についていけないんだけど。
心臓をえぐる、という事件が多発。
霊なのか、と思ったら分身が云々、という。
で、なんか最後大団円。
エンドクレジットのトラックも意味わからない。

ちゃんと見てたと思うんだけどな。
寝落ちとかしてないはず。
けど、意味わかんない。


「野良猫ロック マシン・アニマル」

梶芽衣子さんがステキ。
范文雀さんがきれい。
まあ、それだけで見てられる一作。
そして、時に挟み込まれるゴーゴークラブがいい。
こんなクラブ、今作りてえやまったく金があったら。

ま、そんなわけですが、本作の梶芽衣子さんは優しいです、という印象。
安定のボス。

そこに米軍の脱走兵がからんできて、まあその彼を密航させよう、という話なんだけど、しかしその米軍の彼がとにかく魅力がないのよ…。
本的にも彼の素性の描き方が弱い。
なんで彼のために頑張ってるのか、まったくわからなくなってくる。
もうちょっと、ここのキャスティング頑張って欲しかった。

ラストの方の闘い、梶芽衣子さんたちはモンキーみたいなポケバイなのよね。
どっかその辺はコメディチック。
HONDAの小売店に押しかけてみんなで乗っていっちゃう。
で、闘いが終わったらまたその小売店に返しに行く、という。

いやあ、なんかキュート路線なんでしょうか。
そこここにキュートがちりばめられてる感じ。








(BGM:Jimi Hendrix「Fire」from「Live At Woodstock [Disc 2]」)
→ジミヘン=ギターを顔で弾く、みたいなところってありますね。
いわゆるチョークがすごい、みたいな。
そういう印象なんですけどね。
でも、こういうの聞くと別にちゃんとポップだし、これはライブだからかもしれないけどすげえドラムのブレイクとかかっこいいのよね。
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「タッカーじいさんすごいね~」


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録りためてあった映画を見たシリーズ。
ネタバレします。


「アルマゲドン・コード」

ロシア製スパイアクション!
美人スパイでやんす!
という。
いや、うん、やんすでもないけど。

火薬量は莫大にかけたらしく、ものすごい爆発はします。
が、どうにもどっか「田舎くさい」ですね、これ。
というか、う~ん、ダメですわ。

ロシア映画というのをあまり見たことがないのでよくわからないんですが、とにかく垢抜けない。
なんでしょう、う~ん…。
ま、一応2008年の作品なので、その後垢抜けていったと信じたい。


「隠密な計画」

巨大財閥の会長の遺産を巡る韓国サスペンス。
これね、主人公を会長に取り入らせて結婚させて遺産を分ける、という計画を立てた秘書が、まあ実は丸取りを狙っていた、という話。
よくある遺産を巡る話であります。
会長を殺し、その罪を主人公に着せて逃げようと企む秘書。
が、実はまあ秘書が殺してた、という。

これね、まあ会長の悲哀というのもあって、なかなかよくできているんだけれど、前半が長い!
「取り入る」までが長い!
後半にグググっと物語は動くんですが、正直、取り入るまでをそんなに長くやる必要あったのかな…。

最終的に秘書の企みは打ち砕かれてハッピーエンドになりますが、というか、それはもうけっこう最初の時点でわかってるだけに、ダレます。


「野良猫ロック 暴走集団'71」

こちら、梶芽衣子さんがもちろん出ていますが、どっちかというとヒッピーの男たちが主役ですね。
野良猫ロック最終作とのことで。
原田芳雄さん、地井武男さんが中心であります。

いわゆる「世の中」とピッピームーブメントのぶつかり合いであいます。
全共闘的雰囲気も流れる中、最後はダイナマイトを持って「世の中」に突撃、全員死んでしまう、という。
いわゆるどっか特攻精神も残しつつあったあの時代が伝わってくる。

モップスの「御意見無用 [いいじゃないか]」が中盤からラストに向かって使われていて、途中でもご本人が登場します。
う~ん、でですね、これ、「いいじゃないか」のPVですね。
元々この曲は大好きで、ちょっとだけコピーめいたことをしようとおもったこともありましたくらいに好きですね。
まあ、とにかくモップスはかっこいい。
それを再認識した映画であります。


「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」

タッカーと言えば「タッカーじいさんすごいね~」を思い出しますね。
エドワーズさんが歌ってました。
あ、大草原の小さな家ですね。

ま、それとはあまり関係ないのかあるのか。
タッカーとデイル、ちょっと間抜けな二人がなんと「殺人鬼」に間違われてしまう、という物語。

とある田舎の別荘(といってもボロボロ)にやってきたタッカーとデイル。
まあ、いい連中なんだな。
憎めない。
女の子にはうまく話せないし、そもそも小学校の試験に落ちたという、ちょっと頭が足らない感じもある。

が、そこにやってきた大学生のグループが、彼らを殺人鬼だと勘違いする。
その発端は、その中の一人の女の子が溺れちゃったのを助けて、それをボートに乗せていったん別荘に戻ろうとしたのを見られ、「さらわれた」と勘違い。
そうじゃなくって、助けようとしたんだって…。
というところから、ボタンの掛け違いはどんどんでかくなり、蜂の巣を壊してしまい八に追われるタッカーを、自分たちを追っていると勘違い。
逃げてる間に、森の木に刺さって死んでしまう…。

そもそも誤解に基づく腰抜けな大学生と、心優しいタッカーとデイルの闘いであるから、攻撃するにも腰が不抜けて、槍みたいなのを持ってわーっと突き進んだはいいが、つんのめって自分が刺さっちゃうみたいな有様。
その後もわーっ!と突っ込んだら農機具でズタズタになったり、不幸な死は続くのであった。
というか、大学生側の自滅ですね。

でもって、さらに「こいつらは殺人鬼だ」となっていく。
もうここまで勘違いが大きくなるとみていて気持ちがいい。

最初に捕まった、というか助けられた彼女は彼らの善良さにすぐ気づくんだけど、大学生側はそれを信じない。
突入してもなお、「大学の講義で聴いたことがある」と、ストックホルム症候群を持ち出して説明を付けようとしたりする…。
もう、コメディもここまでくると、最高である。
しかも、登場人物は誰も笑ってないという面白さ。

物語でここまで笑わせてくれる映画はなかなかない。
快作。
最後のハッピーエンドもいい。




nijiya_20201226173440aca.jpg

kimonolitt.jpg

(BGM:ラッツ & スター「涙のスウィート・チェリー」from「14CARATS」)
→いや、かっこいいよね単純に。
鈴木さんのボーカルがとにかくすごいのは当然だけど、桑マンさんのトランペットも哀愁がすごいし。
それでいて、どっかおちゃらけてもいて、いいバンドだったよな…。

よくよく考えれば「たくさん人死んでっぞ!」


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録りためてあった映画を見たシリーズ。
ネタバレするし。


「塀の中の懲りない面々」

これね、まあ当時ウケましたよね。
きっとやった犯罪は許されないことなんだろうと思いますが、一人一人は愛おしく見えてくるというのがこの「懲りない面々」の真骨頂なのだと思います。
その辺を映画で一手に引き受けているのがこの映画では川谷拓三さんかな。

この映画を見ていると、まあもうホントに「シャバ」がどれだけ「窮屈な世界なのか」という感じがします。
彼らを受け止めてくれる度量がない、というか。
塀の中は彼らを受け止めてくれる、という感じ。

いや、まあ粗暴なことを許容しろ、ということじゃないんだけど、でもつまはじきにしておいて、「おまえらの努力が足らない」というのは、片手落ちという気がしますね。
つまはじきにしなかったらどうなったか、ということが想定されていない、というか。
まあ、卵が先か鶏が先か、って話にはなっちゃうんだけどさ。

まあ、結局「度量」なんだよな。
度量が狭くなってしまえば、そこからこぼれ落ちる人は増えていく。
ヤクザものだけじゃなくて、それは非正規の人だったり、そのうちそれは正社員だって、まあどんどん広がっていってしまう。
炭鉱のカナリア、という意味では、彼らをこぼれ落としてしまっている社会は、必ずヤクザもの以外をこぼれ落とさせてしまうだろう。

社会がどうやって度量を広げていきますか?ということを突きつけられてる感じの映画であります。
名作だと思うけどな。
DVD化とかはされてないらしいけど、今こそなんか必要な映画だと思う。


「京城学校:消えた少女たち」

韓国ホラー?といっていいのか、どうなのか。
まあ、けっこう冒頭でスジは見えてしまいます。
怪しげな人里離れた学校、全寮制、女の子ばかり…。
ビアン要素も盛り込みつつ、結局この学校は「超能力を開発する学校だった!」という。
現実味はないですが、どっか「ありそう」という感じもしてしまう雰囲気の作り方がうまい。
途中、なにやら入る日本語がなぜなのかは最後までなんか不明。

で、パク・ソダムさんが出てます。
彼女いいねえやっぱ。
パラサイトの娘役の人ね。


「ブラインド」

事故によって盲目になった女性が、連続殺人事件に巻き込まれる。
というか、現場にいたのであった。
そして犯人に狙われる!
ま、よくある展開と言えばそこまでですが、その事件を別で目撃していた男の子がなかなかキュートで引き込まれる。

しかしこの犯人、けっこう緻密にやってるようで、がさつなところがありまして。
行き当たりばったりで殺しちゃう感じもあったり。
「なんで警察は早く捕まえないんだ!」みたいな気持ちになってきます。

これ、主人公の女性が元々は警官?なのか、警官見習いだったのか、そういう感じもあって、目撃者としてなかなか模範的な感じなワケです。
ダメ?刑事とのコンビもなかなかよろしく。

韓国映画としては、まあストレートなサスペンスモノ。
もうちょっとなんかひねりが欲しかったかな。


「メガ・スパイダー」

どうでしょう。
まあ、巨大なクモが出現、という荒唐無稽なSFなんだけど、基本チープだし、映画界の中においておそらくどうでもいい一作ではあります。
が、主役の彼がとてもいい味出してるのだよね。
惹かれるところがあるというか。
全体、コメディタッチでもあるんだけど、それをうまい具合に演じている。
エピローグから始まる冒頭はシリアスが過ぎてちょっといただけないが、尺の問題で入れざるを得なかったのかな。

ま、簡単に軍の女の子が彼になびくのがちょっとご都合過ぎるけれど、でもまあ、それも含めて楽しい一作になった感じ。
脳天気が過ぎて、よくよく考えれば「たくさん人死んでっぞ!」という気がしなくもない。
けど、チープなCGと相まって、あまりの緊迫感のなさ、現実感のなさがそれを覆い隠してくれる感じ。









nijiya_20201226173440aca.jpg

kimonolitt.jpg

(BGM:堀内孝雄「竹とんぼ」from「ONE MORE TIME -プレミアム・ベスト-」)
→途中の語りがいいよなあ。
この人の声は語りが似合う気がする。

街の底の底の底 ★ 映画 「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」


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「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」を見てきましたけど。
いや、もう、どうですか。
ダメですね。
もう、全然ダメ。
いや、映画がじゃなくて、この主人公。
って、実話らしい。
1970年代に起きた事件を下敷きにしていると。

いや、たぶんこれ、エンタメ要素がないので、ほぼ実話なんじゃないかと思われます。
最後に出てくるんですが、本当の犯人、被害者が写真で。
その辺もかなり忠実に特殊メイクとかで再現している。

ごくごく簡単にスジを言うと、醜い男が、場末のバーに集まる高齢の売春婦というか、ホームレスに近い感じの女性を家に誘っては殺す、という映画。
ま、そんだけ。
というか、セックスはしたいんだけど、モノが立たない。
飲み過ぎ、というのもあろう。
だって、もうずっと飲んでるんだもん。
結局、その「醜い女」たちに腹を立て殺す。
その遺体を部屋にため込んでいたからこりゃもう大変で。
最後は階下の住人が出した家事によって悪事がばれる。

途中、一度酒を断つ場面があって、そこではきちんと働いて、まあまともなんだよ。
けど、飲んじゃうんだな…。
で、またハチャメチャに逆戻り…。
ま、アル中の末路、という見方もできる物語ではあります。

が、これ、つまり「街の底の底の底」を描いた映画なんだな、とオレは思いました。
いや、もうね、見てらんないし、生理的に受け付けないんだな、なんか。
バーに集う客は、それぞれに何かに絶望し、しかし酒を飲んでは、その日のねぐらを探す、みたいな感じで。
それがどっかやっぱ戦争だったりするわけ。
終戦から25年経つけど、その時が青春だったとか、人生の本番だった、みたいな、そういう人がちょうど50とか、60とかになってる。
で、その人達が集まってる感じ。

戦争中に収容所で売春させられていたという女性、もうなにか、どこを見てるのかもわからない、酒を飲んでは同じことを繰り返す感じの女性、世の中を恨んで恨んで、「誰も救ってくれなかった」と救世軍に唾を吐く感じの女性、まあ、そこには大きく戦争、というキーワードがあるような気がした。
つまり、そこから抜け出せなかった、底の底でもがいて、それでもたくましく生きてきた人たちがこのバーに集まってる。
たくましく、と言えば聞こえはいいけど、酒で誤魔化してるだけ、という感じもなくはない。

ここでは、男が女に酒をおごって受け取れば、それがOKの合図のようだ。
そのかわり、男は女に寝る場所を提供する、みたいな感じなのかどうなのか。

この主人公もそれに従って、自らの、アパート?の屋根裏の部屋に誘う。
誰も断ったりはしない。
恐らくは、彼女たちには行く場所がないのだ。

で、まあセックスにもつれ込もうとするんだけど、この女性達の下着、たるんだ裸体、その辺もリアルなんだな…。
ちょっと見てらんない…。
いや、お婆ちゃんだからね。
そりゃそうなるんだろうけど、それでもなんだろう、演出として全てが汚いんだな。

街の底の底の底を徹底的にリアルに描く、ということに、この監督は徹底してる感じがしました。
実際、そこをきれいに、というか、性的欲求をかき立てるように描いてしまっては、この映画の意味がない。
もちろん、実際に年を取った人でも性的欲求をかき立てられる人はいると思うよ、そりゃ。
けど、ここは「街の底の底」なんだ。

そして、この主人公は本当は、街の底にいる女性を求めているわけじゃなくて。
でも、実現するわけがない。
途中でレイプまがいのこともしでかしたりするけど、それも未遂。
結局、彼は、底の底の底のお婆ちゃんを相手にすることになって、そしてそれにも多分腹が立ってるんだろう、殺しちゃう。

冒頭に、彼がたまたますれ違うというか、タバコの火を貸した少女がいるんだけど、その彼女をどうしても自分のモノにしたい。
でもまあ、出会うこともないわけ。
生きてる世界が違うから。
底の底には彼女は来ない。
そして、時代も違う。
戦後に生まれた彼女と、戦争で全てを失った彼らの間には大きな溝がある。

でもまあ、背伸びしたい彼女が、ラストもラストにそのバーに来ちゃう。
とはいえ、接点がないまま彼女が飛び出していくのを追っかける主人公。
しかし、追いつくか、というところが彼のアパートの前で、なんと火事になっている、という。

恐らくは、彼女は彼のことを覚えてもいない。
けれども、その彼女に大きな好意、いや、好意と言っていいのか、モノにしたい、という膨張した、いや、破裂するほど怒張した思いを持った彼は、彼女のことで頭がいっぱいだが、そこでお縄に。

すれ違う、街の底の底と、アッパークラス。
戦争を生き、世の中を恨み、底辺に甘んじなければならない世代と、戦争を知らない世代。
そこは最後まで交錯しない。

いや、もう見てられない映画だった。
というくらい、映画としては、まあ素晴らしく事実を描いてる、てことなんだろうけど。

エンタメに傾けようとするのなら、冒頭の彼女はラストちょっとだけじゃなくて、もっと出てくるはずなんだろうけど、それがまったくでないでラストちょっと、というのも、リアル。
もうリアルが過ぎるんだ…。


実際、街の底というのはあって。
底に住む男が、底に住む女を餌食にして、性的に欲求を満たしたりもすることはよくある。
けど、この映画の二番目の犠牲者のように、「この人は自分を愛していない」と思っても、底で生きていると他に行く場所がないんだよ。
だから、せっせと掃除してやったりもする。、
殴られても、殴られても、彼を「ボス」と言わされても、居着く、みたいな。
これ、簡単に依存、というだけじゃなくて、彼女たちの「生きる術」だからキツい。

恐らくは、彼もそうしたお婆ちゃんしか相手にできないことに対して、ものすごい苛立ちを抱えていて。
コトが終われば、とにかくその苛立ちの方が勝っちゃうから、もうひどいんだ。
で、最後は殺しちゃう。

どっかそれは、底ではない社会の縮図ではあるんだけど、底に凝縮されているからキツい。
出口がないどころか、上下が極端に狭い空間の中で、これは這いずり回って生きてるだけで、人としての生き方ではない感じもある。
それがこの「屋根裏」という感じにも表現されていて(実際屋根裏暮らしだったらしい)、まあホント、この映画は「見たくないモノを見せられてしまう」。

けど、リアルではあるんだよ。
見たくない、見ないようにしてるだけで。








(BGM:Michael Jackson「Black Or White」from「Dangerous」)
→ま、こういうのだよね。
マイケルのポップスタートしての真骨頂というか。
ちゃんとダンサンブルで、しかもちょっとしたプロテストソング風な内容だったりもして。
しかも、まあ大づかみで、誰もが賛成しそうな内容、というか。
あ、とても共感しますけどね。

これ当たりでしょ? ★ 映画 「罪の声」


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映画「罪の声」を見てきましたけど。
これ、3年ほど前に読んでますね原作(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-4011.html)。
その時に「映画化した方がいいですね」と書いていたけど、されましたねやっぱ。
いや、これはなかなか面白い小説だったと記憶。
映画も面白かったですよ。
2時間半という長尺の映画ですが、長さを感じさせないし、中身もすげえなんだろう、ぎゅっと詰まっていて、見終わったときの充足感がしっかりあります。
今年、まあコロナもあって映画は奮わなかったけれど、なかなかの秀作と言っていいと思います。

グリコ森永事件、というのがあって。
ま、ここでは「ギン萬事件」、とされていますが、まああの事件をフィクションながら解決していく物語。
というか、これ、真相じゃないか?という気がしてくる。

この事件、未解決事件故、いろいろと推理があります。
前半と後半では犯人が違うんじゃないか?
違うというか、グループ内で内ゲバがあって、違う方が主導権を取ったのではないか?みたいな。
同時に、結局身代金は受け取れてない、ということになっていて。
しかし、内々に製菓会社と取引をしていたのではないか?とか。
株価操作が狙いだったのではないか?とか。
しかも、まあ表向きには誰も死んでない、ということになっていて。

そんなことで、ちょっとしたこの事件が神格化というか、犯人がヒーロー扱いされる部分もあります。
直接殺した、とかそういうのがないから。
とはいえ、製菓会社は売り上げが落ち、社員がリストラに遭ったりしているから、人に迷惑がかかってないわけじゃないんだけど。
でもどっか、「裕福な会社をひっくり返してやりたい」みたいな感じや、警察をおちょくる感じとかも、どっか庶民の思いをスッとさせてくれるところもある。
そういうことから、全共闘時代の残党の仕業じゃないか、みたいなことが言われたりもしてて。

俺自身はこれはどうも18歳くらいの頃だったらしく、当時のことを思い出すと、まあテレビとか新聞くらいしか見てませんが、「痛快だな」とは思っていたなあ、と思い出します。
店の棚からお菓子がなくなろうが、そんなに困る年でもなく、それでいてどっかグリコの社長が自力で逃げた、とか、あまり捜査に協力的じゃない、みたいな報道も当時あったりして、どっか大企業的「きな臭さ」を感じてもいた。
んなわけで、警察をおちょくる犯人にもどっか好意的に見ていたな、という。

それにそもそも、こんだけ大量の物証があるのに、どうして犯人一味の例えば実行役だけでも捕まらないのか。
そこにすごく不自然さも感じていて。

この映画では、この事件は元全共闘の闘士が株価操作を狙ったのが発端、ということになっていて、その資金は「中央から出ていた」と。
つまり、政治家である。
確かにそう考えると捕まらなかったのも、忸怩たる思いはあるが納得がいかないでもない。

この映画では、この事件は結局、急造の犯行チームにいたヤクザモノが内乱の引き金を引く感じになって、うまくいかなくなる。
しかも、中央のスポンサーに抜かれた金額が大きすぎて、チームの一人一人がもらえた金が300万程度で、それもチーム内に不満が鬱屈する理由になった、という。
つまりは、大して「儲け」にはならなかったという。
これもなんかリアルな感じもある。

で、まあこの映画は、犯人の電話連絡に使われた「子どもの声」が、実は自分の声だったということを知ったごく普通のテーラーの主人と、30年を経て改めてこの事件の真相に迫ろうとする新聞記者のダブル主演、という感じなんですけど。
事件を追っていく中で、子どもの声は3種類あったんだけど、残り二人が実に過酷な人生を歩んでいたことを知る。

まあ、やっぱ30年経って、時効も経て、「そろそろ」と語り出す関係者というか、目撃者というか、そういうのが出てくるわけですよ。
あの時は言えなかった、というのも、友人が関わっているかもしれない、みたいなことでね。
しかも、その友人はそのおかげで過酷な人生を送ることになっている、ということだから。
記憶に蓋をして生きてきた人たちが、ちょっとちょっと語り出す、という。

これね、まあ表向きには人は殺してない犯人、ということになっているけれど、これはもう、殺してますよね。
人の人生をめちゃくちゃにしている。
しかも子どもだ。
よくワケもわからずテープに「声を吹き込んだだけの子ども」が。

実際にこうだったかはわからないけれど、実際に「吹き込んだ」という子どもが現れていない以上、あり得ない話ではないな、と思う。
もしや、「それは私だった」と名乗り出れない事情、それも「名乗り出たらより困難な状況に陥る」という場所に彼らはいるのかもしれない。

ここに描かれているのは、確かに創作の物語だ。
だから事実かどうかはわからない。
わからないけれど、しかし、どんな犯罪においても、そこに巻き込まれた人がいて、被害者じゃなくても、それによって人生がめちゃくちゃになっている人がいるんだ、ということを我々は覚えとかなきゃいけないな、ということをこの事件を題材にこの創作物は教えてくれる。

小さな犯罪、大きな犯罪、人を殺してない犯罪、まあいろいろあるけれど、どこにも闇があって、その闇に取り込まれてしまった人は必ずいるのだ、と。






(BGM:Yo-Yo Ma, Cyro Baptista, Nilson Matta, Etc.「Chega De Saudade」from「Obrigado Brazil」)
→ボサノバのリズムってけっこう好きなんですよね。
鍵盤やってたときに、「2小節で一つのリズムなんだよ」と聞いて、ちょっとドラムとか叩かせてもらったりして(けっこう優秀な生徒だったのでドラムとかも使わせてもらえてた)、のめり込んだなあ。

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