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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

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ま、やってみる価値はあるでしょ?


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カイは時に人を噛んだりしてしまう。
それは突発的に起こることもあれば、理由が見えるときもある。
もちろん、突発的に起こったように見えて、彼なりに理由があったのかもしれない。
すぐその前に彼にストレスがあったわけじゃない、というだけで。

そこは喋ってくれないのでわからない。
しかし、わからないとも言ってられないので、何か事件が起こるたびに「どうしたらいいのだろうか」というのは我々も必死に考えます。
まあ、その繰り返し、という感じの毎日なんだけど。


で、にじ屋は月曜休みなんだけど、回収してきたモノの仕分けや会議を事務所でやっています。
にじ屋の次の週をどういうテーマでやっていこうか、とか、ビラ配りをどうしようかとか、まあいろいろにじ屋の戦略をみんなで会議をします。
もちろん、井上やカイなんかも入っての会議で、にじ屋に関わる会議は、この会議のみ、つまり「障害者じゃない人」、いわゆる「指導員だけの会議」というようなモノはありません。
ここで決めたことが全て、ということになります。

まあ、井上たちにとっても「自分たちの店」ということになるから、彼ら抜きでいろいろ方針なんかを決めてしまうのはちょっとやっぱ彼らのメンツを潰すし、彼らを一気に「対象」にしてしまうから、そういう形にしてるワケなんですが。
逆に彼らの前に出してしまうと彼らのメンツを潰してしまう、というような内容、まあいわゆる指導的?な内容やなんやかんや、その辺は我々はメールでやりとりをする、ということをしています。
もちろん、そこでなんかが決まることはなく、「そこは会議でこんな風にみんなと話をしましょう」とか言うことになるわけですが。
いわゆる、会議の前準備、みたいな風に思ってもらってもいいのかな。

ま、それはいいとして。

で、その会議では、「やだな」という議題が毎回あって、「やだな」と思ったことを言う、という。
例えば「会計の食器を包む新聞が飛んじゃうからおもりをなんとかしたい!」とか。
そういうのもあるんだけど、同時に、「なんであの時あんなことを言われたのかわからない」とか言う話になるときもあります。


この前は、ミツから「この間カイが暴れたのは、周りが悪かったのじゃないか」という話が出まして。
その時はたまたま篠さんが一緒だったので、「篠さんのあの時の感じはよくなかった」みたいなことを言って。
それはまあ篠さんもかなり反省をしていて、それは我々はメールでやりとりをしていたわけなんだけど、まあミツはそれを聞いていない。
もちろん、それは篠さんだけの話じゃないだろう、ということも話していて。

もちろん、解決策などあるワケではないのだが(あったらやってる)、こうやってみんなで話をするのはいいことだと思っていて。

ミツは、「カイは喋れないんだから、もっとわかってやんなきゃしょうがないじゃないか」みたいなことを言っていて。
それはたぶん、まあミツも一緒で、その時にその瞬間にそれを言えてない、ということは、つまり「違和感を感じていながらも、その時は言う形になっていなかった」ということなんだよね。
カイのように喋れないわけじゃないが、実際の気持ちと「実際に話して人に伝える」ということの間には時間がかかる。
ミツだってつまりはカイの延長線上にあるじゃないか、ということなんだよね。
その辺はちょっと補足してやったりして。

まあ、実は前もってミツから俺に個人的に「こういう話をしたい」というメールは来ていて、だいたい何を話すかは知っていたんです。
なので、まあみんなにもっと伝わるように、深まるように、ということでちょっとあらかじめ考える余裕があったのです。

みんなが感じていることを表現できて、それをお互いに、障害者も健体者もなく考えながら、尊重しながら一緒にやっていければいいんだよな、って思うんですけど。
カイは喋れないから、そこはもっと考えてやらなきゃいけない、というような、ミツの言うことは至極まっとうだな、と思ったんですけど。

ただ同時に、「思ってることが伝わらないから」といって暴れていいか、というとそれはちょっと違うんじゃないの?というような話もして。
そしたら、いつもは聞いてるんだか聞いてないんだかよくわからないカブキが「あら、そうよね」みたいな相づち打ったりして、なかなかみんなともこういう話ってできるんだよ、ということを俺は皆さんにお伝えしたくてコレを書いたんですけど。

もちろん、逆にこうした確信を突いた話ってのは避けちゃうヤツもいます。
ツノとかもミツに「どうしてなの?」とか聞かれていたんだけど、とにかく避けたいからテキトウにやり過ごそうとしていたりしてたり、そういうのはあります。
でも、たとえまあ半数くらいしか話に乗ってなかったとして、そうやってこの「輪の中にいる」というのは、とても大事なことじゃないかと思っていて。
つまり、「お互いにお互いのことをもっと知ろう」とか、「もっと色々話そう」みたいな形だけでもみんなに伝わればいいな、と思って。


彼らにどう指導するか、どう声をかけるか、みたいなことって、けっこうこっちサイドだけで集まって、例えば「個別指導計画」だとかなんとか、そうやって作ったりするじゃないですか。
それが一般的なやり方だと思うんだけど、そうじゃなくて、彼らの面前でそれをやる、そして彼らもその中に入れていく、ということも、俺はやろうとすればできるんじゃないか、って思ってます、という話でした。
もちろん、まだまだウチにも伸びしろはありまして、確立した何かがあるわけじゃないんだけど。







(BGM:GARGOYLE「Certain Feel」from「禊」)
→名前は聞いたことあった。
聞いてみたら、メタルというか、パワーロックというか、そういう感じなのか。
スラッシュメタル、ということになってるみたいだけど。
なかなか王道スタイルなんだけど、この曲は途中女性の声とかが入っててなかなかこういうのいいなあ、と思いまして。
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大したことなど結局できない


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ちょっと前に、ハヤテの云々を書いたけど(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5269.htmlの他いくつか)、こういうことを書くのは勇気がいる。

というのも、まあ実際の出来事とこれが載るのには時差が生じるし、未来にもこれは残っていく。
まあ、この時思ったことだから、別にそれはかまわないんだけど、結局アクムが云々やらかしてしまえば、なにやら結局は「全部チャラ」って気持ちにはなる。

その落胆は自分でも怖い。
が、それはけっこうな頻度で起こる。
実際、先日はちょっと彼はやらかした。

だから結局、ハヤテや市丸たちの毎日を記したところで、それはなんの正解でもなければ、もちろん成果でもない。
その時、確かに嬉しかった、ハヤテもちょっと成長してくれたのかと思った、という気持ちを書いてはいるけど、それが未来へ一直線に上向きにいくとは思えない、という感じだ。


ま、世の中いろいろな仕事があるけど、やった分だけその日に成果が上がる仕事もあるだろう。
掃除だったり、料理を作るというのも、うまくいった、いかなかった、はあろうけど、それなりの成果や反省点は毎日出てくるモノだと思う。

けれども、市丸たちと暮らしていて思うのは、結局「答え合わせ」ができないのである。
「これがよかったのか」「悪かったのか」というのがよくわからない。
その日のうちにその結果は全く出ない。

いやもちろん、わかりやすい例で言えば、その日の中で「暴れるのを抑えた」というのは一つの成果かもしれないが、それを抑えたことがその後にどういう影響を与えるかはわからない。
モノを壊さずにすんだ、ということはいいことだと思うけれど、その分の爆発はどこで暴発するのか、もしくはしないのか、そういうのはわからない。
爆発の衝動そのものを抑えられればいいんだろうけど、それは長い人生の中で培われたものなわけで、そうそう簡単にどうこうできるのだったら、おそらく子ども時代、学校時代になんとかなっていたと思われる。

同時に、それでも長い期間で考えれば、なんとかはなってきてるわけだけれど、個々で見ていくとそうとも言えない、ということもあったりもする。


今の自分たちには、大きく信じる方向、というのはないわけじゃない。
だから、それを信じて進む。
もちろん、間違いだと思うことが起これば、それは修正しながら進むことになる。

例えばそれは「親を入れない運営」とか、「彼らの大人としてのメンツを潰さない」「外に広がっていくイメージ」といった感じのことである。
感じ、でしかないんだけど、そういうことをしていきたいと思っているが、そもそもがそれがどうなのかもよくわからないと言えばわからない。

が、これまでの毎日の中で、ある程度はその道を進むがよかろう、とは思ってはいる。
実際に、彼らがそれで変わっていくのが手に取るようにわかるからだ。

とはいえ、それはたまたまかもしれない。
とも言える。

実際、ハヤテがそう変わってきたかと言えば、そうでもない。
その変わる早さはあまりにも遅い。
でもまあ、それはそういうもんなのだと思う。

確かに、ハヤテと市丸は違うし、オグラと市丸も違うから、同じことをしてもうまくはいかない。
といって、まあなにか体系だった何かをしたわけでもないんだけど。


それでも毎日、なんやかんややらねばならないことがある。
めんどくさいこともあるし、そもそも体調的に辛い日もある。
でもまあ、昨日までやって来たことを無にしたくないから、なんとかする。
とはいえ、その結果がその日に出るわけじゃない。
むしろ、うまくスイングしなかったりもする。

なんだかもう踏んだり蹴ったりである。

でも、仕方ない。
結果がその日にわかるわけじゃない。
今、何か新しいことをしたとして、それがすぐに答えとして出るわけじゃない。

それでも、「なんか上向くんじゃねえかな」と信じて毎日を頑張り続けるしかない。
結果は出ない。
結果は出ないけれど、毎日を闘うしかないのである。


というとかっこいいけど、まあそうさのお。
毎日とりあえず笑って帰れるようにしたいものだと思っているよ。
そのくらいしか、まあ、う~ん、考えられんし、できることはその程度なのかもしれんと思う。

というか、まあ結果を急いで求めても、ろくなことにならんから。






(BGM:渡辺真知子「かもめが翔んだ日」from「渡辺真知子BEST of BEST12曲」)
→まあ、この曲、当時聞いてましたけど、どっかそれまでの歌謡曲とは違って聞こえましたね。
新しい時代の歌謡曲って感じで。
今聞くと、まあ昭和歌謡のメソッドそのままなんだけど、なんでしょう、かっこよかった。
とにかく歌がうまいしな。

チューを迫る


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カイが俺にチューを迫る、という場面は前からありまして。
自分のほっぺたを俺の口に押しつける、という。
それも両頬をやるから、欧州式かな?と思うんですが。

で、けっこうカイは20代ということもあるのか油っぽい。
夏場とかは特に気持ちが悪い。
ぬる、っとする。
それでも、振り切れて満面の笑みで迫ってくる彼のチューを受け続けてきた。

これ、まあそれでも拒否するポーズは取りつつ、というのは、まあその方が周りのウケがいいというのもあるんだけど、わっと盛り上がるというか。
悪い感じのアレじゃないですから、やっぱりみんなも笑顔になる。
でも、彼に対しては拒否しないでずっと続けさせてきた。

そもそも彼がチューしてくる感じが、あまりにも嬉しそうで、満面の笑みではしゃいで迫ってくる感じで、それも悪い感じがしないからやらせたいようにやらせてた、というところもある。

幸いにして、これが女性に行くことはなく、とはいえ、どうも秘密裏に聞けば母親には昔やっていたという。
それがまあ俺に移ったと言うことだろう、と思っていた。
なんていうか、つまり性的な云々じゃなかろう、というか。
しかも、これを彼は女性にはやらないし、やろうとしない。
そこがまあ、許してきた大きな点ではあるんだけど。
女性にいっちゃうとなると話がまた違ってくる。

それで、それがまあ広がってきたんですよね。
俺以外の人にも「振り切れて満面の笑みで迫ってチューをする」という。
ノブにいくこともあるし、泊まりの人だったり。
男に限っているので、まあそれも一安心なんですけど。

なんかいいなあ、と思って。


先日、ちょいと大問題を起こした井上がウチに夕飯を食いに来たことがあって。
まあその件について詰めることになったんですが、おそらく井上も「詰められたい」という思いはあったんだと思います。
「君が考えなさい」と放置していたので、まあ逆にこういう機会はどっかで作らなきゃな、とも思っていたので、ちょうどよかった。
ま、その中身はカッツアイ(古き良きLIFE!のコントより)しまして、今回はその話じゃなくて。

その話をしている最中、思ったことなんですけど。
思ったというか、こんなこと基本中の基本なんですけど、ちょっと忘れがちというか、改めて心した、って感じなんですけど。

カイはまあ喋らない、言葉で何かを伝えられる人ではない。
だけど、「行動で喋ってるじゃないか」という。
例えば、自分のそばに寄ってこなかったら、それは「お前とはいたくない」って言葉なんだよね。

で、そのちょっと前にミツがアキに「相談に乗って欲しい」ということがあって、俺も一緒にメシを食いにいったんだけど、それは「一緒にいたくないヤツがいる」という話で。
ま、その中身はカッツアイ(古き良きLIFE!のコントより)しますけど、つまり、ミツはそれを言葉にできるけど、カイは行動でそれを言っている、と。

言葉が出ないと、「こいつはわかってないんだ」と思いがちというか、ともすると「何も感じてないのではないか」と思いがちなんだよ。
時間もある。
だから後回しにしちゃうとか。
でも、そうじゃないんだよな。
彼は行動で喋っている。

この当たり前のことを再認識した、という。
素人か!くらいの再認識。


そう考えてチューについて改めて俯瞰して思うのは、チューを受け続けてきたのは、彼の「喜び的なこと」を「受け止めてやらなきゃいけないな」とずっと思ってきたからだな、と。
この人に会えてうれしい、というのを、彼は俺に言ってくれていたんじゃないかと思って俺は拒否しなかったんだな。
もちろん、女性に少しでも行っていたらまた違ったんだろうけど、その芽はなかったんで。

彼の言葉、だと思ったから。
朝行くと、チューを迫ってくるわけだから、まあ悪い気もしない。
彼としては「おはよう」なのかもしれない。

そして、そうやって人に「おはよう!」「会えてうれしい」を、「これで伝えられる」と彼はもしかして思ったのかもしれない。
対象が母親だけだったことから考えると、そう思える相手が増えるというのは、確実にカイの人生を豊かにしているような気がする。


朝行くと、俺が座ってるとなりに彼が座ってくることがある。
それは時に、俺が持ってる水筒の水が欲しい、ということなんだけど、それもまあ、いつも欲しがればあげてきた。
このコロナ下、それはどうなんだと思いながら、まあもう仕方ない、というか。
つまりは、「この人は言いたいことが伝わっている」と思っていたのかもしれない。

彼の行動を、やはり我々は言葉として受け止めなきゃいけないな、と。
まあそんな素人のようなことを思ったという話でお恥ずかしい。


で、ミツや井上もね、喋れる方に分類して話を進めてきちゃったけど、でもやっぱ言葉は明らかに貧しいんですよ。
自分の思いを構築してくれる語彙が少ない、というか。
だから、ミツも同じなんだよね。
喋らないカイとミツは同じ線上にいて。

でも、よくよく考えたら我々だって、言葉にできない時もあるじゃないですか。
だから同じなんですよね。
同じ線上にいる。
だから、行動や言葉を「わかってくれる人」をやっぱり頼りにするよな、と。

ま、そんな当たり前の話でした。









(BGM:AJICO「すてきなあたしの夢」from「深緑」)
→よく知らないんだけど、UAさんっぽいのか、どうなのか。
ギターとドラムのけっこう強烈なビート&ボーカルだけで始まる冒頭はとてもドラマチック。
そこにベースが絡み…、という。
シンプルなんだけど、編曲がすげえかっこいい。

スイッチが傾いていない


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ハヤテはまだ馴染まない。
いや、まあ彼はもしかしたらこれまでどこでも馴染めなかったのかもしれない。

学校に行きたくないと行くこともせず、家では大暴れしていたこともあったという。
どこかに行けば非常ベルを鳴らし、家でも隙を見てはブレーカーを落とす。

まあ、それでもよかった時期もあったようだけれど、家でどうして暮らしていたか、という親御さんの話は、まあちょっと想像するに地獄だ。
彼がどこにも出たがらないから、どこにも行けない。
彼中心に全てが回り、それでも彼はテレビを壊し、ひどい時には警察の世話にもなったという。

まあ、それがなんやかんやでここに来ることになった。
話を聞けば、そもそも集団生活を送ったこともない感じだ。
こりゃダメだなあ…、こっちにしてみたら、どうしたらいいかわかんない、という感じである。
親御さん自身がもう限界だ、という気持ちもわかる。
なんで、なんやかんやとにかくやってみようということで始まったんだけれど。

で、親と離れて暮らすようになって1年経ったか。
でもまったく慣れない。

まあ、そりゃそうなんだけど。
こんなんで慣れてれば別に彼は学校にも行けていただろう。

ま、手強い。

というわけで、まあこれまでも、市丸にしても、オグラにしても、カイにしても、来たばかりの頃はやっぱり手強かった。
もちろん、ハヤテの足下にも及ばないが、その時は必死だった。

それが変わった瞬間というのはよくわからないし、思い出しても何がうまくいって、何が上手くいかなかったのか、よくわからない。
上手くいかなかったことすら、本来は上手くいくことの布石だったかもしれないし、単純に二つに分けることができるわけじゃない。
それに、セオリーがあるわけじゃない。
人によって、状況によって、まったく全てが違う。

そして、毎日が矢のように過ぎても行くから、何がどうだったのかがよくわからない。
けれども、まあカイもオグラも、市丸も、まあなんやかんや反社会的な行動はゼロではないが、減ってきた。
みんなと一緒に過ごすこともそんなには苦になっていなくなっているように見える。

一回こっち側にスイッチが降りれば、あとはけっこうこっちのものである、という感じがある。
そもそも、市丸にしても、「帰るか?」といえば、「帰らないよ!」「一緒にやる!」と必死になる。
まあそれは殺し文句だからそうそう言わないが、なんか問題があったときに、「そんなことしてたらみんなと一緒にいられなくなるぞ」と言えば、たいがい、まあ丸く収まる。

これはまあ、言葉が難しいカイには通用しないが、それでもまあカイは俺を見つければチューしに来る。
こうなると、まあ、「それはやっちゃいけない」ということが通じるようになっていく。

けれども、ハヤテの場合はそれが通用しない。
こっちにスイッチが傾いていない。

市丸たちは、実家に帰ることをそんなに楽しみにしているわけでもない。
まあ、盆暮れには帰るけれど(こっちも休みたい)、それもなんか、結局帰らない決断とかをすることもあったりする。

だけれど、ハヤテはすぐに「お母さんのところに帰る」と騒いだりする。
つまり、「それはやっちゃいけない」「にじ屋のお客さんを叩いてはいけない」「コンビニで裸になってはいけない」ということを伝えようとするとき、つまり彼は「だったら猛実家に帰りたい」ということになるわけだ。

先に書いたように、家で安定した生活を送っていたかといえば、そういう風には思えない。
しかし、「やっちゃいけない」を言われることよりも、そこから「逃げたい」が先に立つ。
まあ、逃げること自体はそれで悪いことじゃないとは思うが、それにしても、これだと「なにも伝えられない」のである。

それに、やっぱり「お母さんのところに帰りたい」といわれると、心も折れる。
だって、まあそれを回避するために彼はここにいて、努力はしてるわけだ。
それを無にされたような気になる。
テンションも下がる。

とはいえ、まあ冷静に考えれば、やむを得ないことではある。
だからまあ、冷静に彼に対していかなきゃいけないな、と思って毎日を過ごしているわけですが。

盆に実家に戻り、こっちに戻ってきて、まあハヤテも調子がいいかな(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5278.html)、と思っていた矢先、井上との間にトラブルが発生。
まあ、井上にもかなりの非があるとはいえ、ハヤテは現在振り出しに戻っている。

ま、こういうことの繰り返しなんだろう。
順調にまっすぐ上を向いていくなんてことは、まあ、期待しない方がいいわけで。







(BGM:James Brown「Brother Rap (Part I & II)」from「Sex Machine」)
→もうこの人がリズムで、この人がソウルミュージックってことでよくない?
なんだこのワンコード押し。
それがまったく退屈じゃない。

井上たちは怖がっている


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井上たちは、健体者のことを怖がってるところがある。
怖がっている、というのとはちょっと違うか。
健体者の言うことには「間違ってない」と思い込んでいるフシがある。
なにかトラブルがあったとして、そのことをまくし立てられてもすぐに理解できない、ということもある。
「まくし立てられている」という状況だけが残って、その中身が伝わっていないのだから、とにかく、弁解をしようにもそもそもの話が理解ができず、その勢いだけで押し切られてしまう、ということになる。

まあ、これはまくし立てられてる、という場面になった時に、という話だけれど、一事が万事そういう感じになってしまう。
つまり、例えばにじ屋で何かを聞かれたとする。
聞かれたとして、その内容がよくわからなかったとする。
そうなると、まあ井上なんかはアタマが真っ白になってしまう。
それはそもそも「聞かれた内容がわからない」から真っ白になるというより、聞かれた瞬間に真っ白になってしまう感じである。

それでも毎日の中で、その傾向は薄まってきた。
けれども、本質的な部分は払拭できているわけではない、という感じ。

つまり、彼らは「ビクビクしている」のである。
時にそれがどうしようもなく「まくし立てられている」→「追い詰められる」になった場合、逆ギレを起こしたりするが、これはつまり「ビクビクしている」がベースにある。
追い詰められて手を振り回す、というイメージだ。

これは言い方を変えると「劣等感」である。
「知的障害者も同じ人間だ」などといくらお題目を唱えようと、彼らは社会に対して劣等感を抱いている。
それは、「看板の字が読めない」「ニュースが何を言ってるかわからない」「人が喋ってることを理解するのに時間がかかる」「メニューがわからない」というような事実から紡ぎ出された結果である。
一方で、たいがいの人は「看板の字が読める」のだから、それは劣等感になってしまう。

本来、「何を言ってるかわからない」のだったら、聞けばいい。
「メニューがわからなかったら」、聞けばいい。
だけれど、びくびくとした劣等感は、それを聞くことを妨げる。


毎日彼らと暮らしていると、「ビクビクするなよ」と思う。
そういう彼らを見ているのは辛い。
一方で、彼らを無意識にビクビクに追い込んでいる社会に対してとても憤慨する。
そして、もっと彼らがビクビクしないで暮らしやすい社会にならないもんかと思う。


まあ、今はどっか「知的障害者は生産性がない」とか、「知的障害者を外に出すな」とか、いやいや、殺しちゃった人もいたわけだけれど。
そういう世の中の雰囲気になってきて。
誰もが余裕がないんだろう、とは思うんですよ。
その中で、「お前らも頑張って生きればいい」というのはまあ簡単だけれど、といってもそれしかないんだけど、同時に、その中で、そういう視線にさらされ続けている彼らのきもちを考えると、それもお題目だよな、とも思う。

よけいに彼らがビクビクする要因が今の世の中にはあるというか。
数十年前から比べて、おそらく不景気になるのと連動して、彼らへの視線は厳しくなってきてて。
ま、確かに昔からそういうヘイトとかってのはあったけど、どっか「そんなバカなこといいなさんな」とたくさんの人がいさめてくれるところがあったと思うけど、それが少なくなって、「そうだそうだ!」と、ヘイトを応援しちゃう「大多数の人」が増えているという感じがする。

で、その「ヘイトを仕掛けてくる人」ってのが、彼らにとっては健体者で、それも彼らにとっては恐怖になっている。


で、先日、いいぞう師匠がにじ屋に来てくれて。
みんな喜んで。
ちょっと飲みに行きましょうか、となり。
いいぞう師匠、お時間ありますか?と。

で最近あったこととか話してたんですけど、「盆踊りを一生懸命やってる人たちがいて」とか、「野宿大好きな人がいて」とか、まあそういう人たちの集まりに参加してね、という話を師匠がしてくれたんですよ。
「ゆるくてねえ、なんかいい感じですよ」と。

師匠の周りには、そういう人たちがたくさんいるようで、いいなあ、という話なんですけど。

でね、たぶんだけど、井上たちがそういう人たちと一緒に毎日を過ごせたら、この「健体者が怖い」は変わってくるのかな、と思ったんです。
いや、「そういう人たちもいるんだよ」というのは井上たちに伝えたいな、と思いまして。

「健体者」って君たちはひとくくりにしているけど、そうじゃないんだよ、と。
イヤな人もいるだろうし、君らに恐怖を与える人もいるだろうけど、そういう人たちばかりじゃなくて、同じようなスピードで、いい感じで生きてる人もいるんだよ、と。


今のセルフレジ化も、彼らを追い詰める要因にしかならなくて。
アレをやらされるたびに、「これわかんない」と言えたとして、でもそれを聞くという劣等感を彼らは毎回感じなければならない。

でも、セルフレジなんかくそ食らえ、って健体者もいるんだよ、と。
あれは、健体者が仕掛けた君たちに劣等感を与える機械、ではないんだ、と。
一部の、アレで儲ける連中のためのもので、イヤだな、と思ってる人も多いんだ、ってことは伝えたい。


ま、この辺、彼らを馬鹿にしてるかどうか、とか、劣等感を植え付けようとしてるかどうか、とか、そういう気持ちの問題になりがちだけれど、結局は世の中の状況が悪くなっていけばなっていくほど、どんどん彼らはその底に、底に沈んで行かざるを得なくなる。

彼らが周りを怖くならない状況というのは、逆に言えば全体が上がっていく状況なのだろうな、と思う。
余裕がある社会というか。
セルフレジとかじゃなくて、ゆっくり彼らのペースに合わせてくれる世の中、というか。


そんな世の中にしていきたいものだ。
けれど、まず、「井上たちは健体者を怖がっている」ということを我々はしっかり受け止める必要があるな、と思っている。








(BGM:柳葉敏郎「われ幻の魚を見たり」from「You-Go(融合)」)
→サウンドとしてはまあ、普通なんですけどね。
けども、もう柳葉さんで、「われ幻の魚を見たり」というタイトルでもうおなかいっぱいになりますね。

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