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スーパーちんどん・さとう

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Yのお母さんの葬式の夜の話


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長々と続いてしまってアレだが、Hの話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6595.html)で思い出した話ということで、Aの話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6600.html)を書きました。
そして、Aの話をYとした話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6601.html)という後日談っぽいモノを書きました。

で、中学はYと一緒だったんですが、高校では別れました。
そうなったもんで、一時交流が途絶えていたんですが。
けど、高校の二年の時にYのお母さんが亡くなったんです。
ずいぶん早く、とても信じられない感じだったんですが。

そのことをお袋が聞いてきて。
というか、中学の連絡網でも回ってきたらしいんですね。
で、まあ仲良かった人は行った、という感じで。
お袋も行きましたが、俺も行ったんです。
中学の頃はずいぶんYの家にも行ってましたから。

まあ、自称でも「お母さん子」だった彼はとても落ち込んでいました。
で、なんか「泊まっていって欲しい」ということになりまして。
ああ、わかった、ってことで、お袋は葬儀が終わって帰ったんだけど、俺はYと一緒に家に戻ったんだよね。

それでまあなんとなく重たい雰囲気だったんだけど、それでもいろいろお菓子とか飲めもしないお酒とかを買ってきてみたりして。
二階のYの部屋で飯代わりにしてたんです。
Yのお父さんは一階で意気消沈としていた感じでしたね。
そもそもYはお父さんと折り合いが悪かったというのもあって、お父さんも干渉してこないことをいいことに、まあいろいろそういう感じで過ごしてた、と。
まあある意味「特別な日」ですからね。

二年くらい会ってなかったから、まあどうなってるかな、と思ったけど、YはYのままで。
でもまあ、そんな俺に泊まりに来てくれ、というくらいだから、あまり高校ではそういう友だちができなかったのかな、とか思ったりはした。
でもまあ、こういう時に昔の友だちを頼る気持ちもわかる気がして。
だから俺はなるべく今の高校生活についてはあまり触れずに、昔の話をずっとしていたんだけど。

そしたら、急にYが、「A、覚えてる?」と。
俺は正直ちょっと忘れかけていたのだが、その言葉を聞いて、急にいろいろ思い出した。
あの一輪挿しのこと。
急な引っ越し。
そして、本当はお父さんはいなかったという話。
まあ、いろいろ一気にアタマの中に押し寄せてきたんだけれど。

Yが昨晩、お母さんの遺品をざっと見ていたら、手紙が出てきたと。
その束を見るともなく見ていると、Aのお母さんらしき人からの手紙があったという。
それはハガキで、中身はどうも例の引っ越したすぐ後に新住所を知らせると共に、挨拶もなしに引っ越したことを謝罪するないようだったと。
まあそれだけ聞けば、普通の手紙である。

「たださ、その中で、私たち夫婦の仕事が失敗したので引っ越す、みたいな一文があったんだよ」とY。
「え?母子家庭って言ってたじゃん」
「そうなんだよな。母ちゃんもそう言ってた」
「で、主人が北がいい、というので、北に決めました、みたいなことも書いてあってさ」
「なにそれ」
「なんか不気味だな、と思ってさ。お前もなんかちょっとおかしいとか不気味とか言ってたの、思い出してさ。確かに、なんか今考えるといろいろおかしいよな…」
新住所は東北の比較的大きな都市だったという。

つまり、Yの母親は全てを知っていた可能性があった。
その上で、お父さんはいない、母子家庭だ、とYに言っていた、ということだ。
ポイントは、その「夫婦の仕事」である。
それがまったくわからない。

その手紙がYのお母さんの遺品から出てきたというのも、なんだか…。
だって、Yのお母さんに聞けば、ある程度大人になった我々にも話してくれたかも知れないのに、そのお母さんはもういない。

おそらく、もうAのお母さんは年齢から言って亡くなっていると思う。
先にも書いたように、お母さんというよりおばあちゃん、といった感じだったから、正確な年齢はわからないが、恐らくはAは遅くにできた子だったのだと思われるからだ。
というか、Yの母親とはそれで意気投合したのである。

いや、もしかして養子?ということも考えられなくもないのだが…。

これがまあAの話の全てだ。
これ以降もYとは交流があって、お互いに仕事をするようになってからも会ったりしてはいた。
Yの勧める保険に入ってやったりもした。
が、今はYも何かあったのか、音信不通である。
なので、Aのことが俺の前で話題に上がることはもうないだろう。

けど、やっぱり何か引っかかるのだ。
というのは、珍客が登場して、一輪挿しの花が腕のように揺れた。
あの腕。
なにか、オレに何か伝えようとしていたのではないか?と思えてならないのだ。
そして、Aのお母さんは一瞥してそれを止めたようにも思えて。

もちろん、全て想像だし、全てが偶然なのかもしれない。
でも、なにか気にかかるのだ。






(BGM:いぬいなおみ「私は私の知らない女になったの」from「歌謡曲番外地:東宝レコード女優編モア~あなたって凄いのね」)
→他のコンピでこの人の「ナオミの夢」を聞いたときはなかなか衝撃で。
凄く歌がうまい人なんだろうけど、これはどっかシャンソン風というか、リズムに敢えて乗せない感じの部分が好き嫌いがあるかな。
というか、まあやり過ぎくらいにリズムから外してくる。
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Aの話をYとした話


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で、Hの話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6595.html)で思い出した話ということで、Aの話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6600.html)を書きました。
で、そのAの話を自分で読み直して思い出したことがまたありまして。

それは中学で同じクラスになったYの話から始まります。
俺はYとは中学で初めて同じクラスになったので、よく知りませんでしたが、なんだか変にウマが合ってしまい。
部活も違かったんですが、なんだかちょっと仲良くなりまして。
ウチの中学は三年間同じクラスなので、ずっと一緒でしたね。
部活を引退してからも、残りの夏休み、合唱の大会にヘルプででてくれと言われて、Yと一緒に参加したこともありました。

で、Yなんですが、小学校の1,2年の時、Aと同じクラスだったと。
Yの家もお母さんがお年だったということもあったのか、Yのお母さんとAのお母さんは同年代で、とても仲良かった、と。
だからAの家にも行ったことがあるよ、と。

なんでAの話が出たのか覚えていないのだけれど、YとAの話をしたことがありました。
Yはお母さんを通じて、Aのお母さんのことや家のこともなんとなく知っているようでした。

あの家凄かったよね、と俺がふると、でも古かったでしょ?とY。
確かにそりゃ古かった。
でも、広かったし、今思えば、中はリフォームされていた感じだった。
Aの部屋の向かいのトイレも家の雰囲気なら和式っぽいが、そうじゃなく新しかった。

「あそこさ、あの林、よく首つりがあったんだよね」とY。
なんとなくそれは俺も噂では知っていたが、気味が悪いからあまり考えたことはなかった。
「で、たいがいAのお母さんが見つけるのよ」

その話を聞いて思いだした。
そういえば、Aの家に警察が来ていたことが少なくとも二度はあったのだ。
そんなに深刻な感じでもなく、お母さんはいつものように警察に優しく対していたから、あまり気にしたことがなかったが、確かにそんなに警察が来る家はない。
最初はギョッとしたが、別にAの親が取り調べられてる感じはなかったし、警官も優しい感じだったので、二度目からはそんなに気にならず、Aと一緒に部屋に入った。

前からあそこに住んでいたのかね?と聞けば、そうじゃないという。
実は、ウチらが通っていた小学校に入れるために、あそこに引っ越してきたのだという。
Aの話の最初の時に書いたが、ウチの小学校は一応、進学校というか、いい学校だったのである。
そんなに勉強にガツガツする感じの親には見えなかったけどね、というと、「そうなんだけどね」とY。
Yの親はもうどっちかというとガツガツする感じの親だったので、Yはその辺はあまり触れたくないようだった。

でも、あの家に住むくらいだからお金持ちだったんだろうね、というと、「確かにそうなんだよね、お父さんもいなかったのに」と。
そこで、え?となりまして。
お父さんは医者で、遠くで働いていたんじゃないの?というと、「違うよ、あそこは母子家庭だから」と。

でも、お父さんの机もあったし、本もあったじゃない…と言うんだけど、Yは「う~ん、そうだったっけ?」とおぼろげである。
それに、お客さんが「先生にもよろしく」と言っていた。
先生とはお父さんのことではないのか?

…Yのいうことが事実だとすると、なんだか全てがひっくり返るような気がした。

「じゃあ、お母さんが仕事してたってこと?」
「う~ん、なんか家で仕事はしてたらしいよ」
「家でって…。何してたんだよ」
「その辺ね、なんかよくわかんないんだけど、母ちゃんが、まあ世の中には色々仕事があるから、とかって誤魔化す感じで教えてくれなかったんだよな。だから、それ以上聞けなかった」とY。

というか、そもそもAはお父さんのことを「遠くで仕事をしている」と言っていた。
母子家庭であったとしたら、例えば離婚したことを子どもに言えなくて黙ってた、ってこと?
…それならありそうだが、だとしたら、それを子どもの友だちの親に言うだろうか。
そこからバレる可能性を考えたら、その親にも嘘をつき通すんではないか?

しかし、Aの達観した表情を思い出すに、お父さんはいない、というのはわかっていたのかもしれない。
でも、それを俺には言えなかった事情があったのではないか?
…って、事情ってなんだ??
子ども同士の話に事情もへったくれもなかろう…。
お父さんがいない家庭、当時は少なかったけれど、ないわけではなかったし…。

「家庭教師きてたでしょ?」とY。
「え?知らない。俺、会ったことないよ」
「俺会ったことあるよ。女の人。若い女の人」
「まさか着物?」と、俺はお母さんがいつも着物だったことを思い出して聞いた。
「違うよ、普通のかっこだった。どっちかというと美人だったかな」
…なんとなくAの家とは不釣り合いな気がして、ちょっと違和感があった。

「そういえばさ、奥の部屋に行ったことある?」と俺。
「ないね。あの家は、奥でお母さん仕事してたみたいだよ」とY。
「泊まったこともない?」
「泊まらないよ、だってなんかあの家暗いじゃん。林が前だし、夜とかコワいじゃん」とYは笑いながらいう。
ま、そりゃそうだな。
首つりが多い林の入り口なんてゾッとしない。

「あ、でさ、そもそもどこに引っ越したわけ?」と俺が聞くと、Yも「それがわからないんだよね」と。
Yのお母さんも急にいなくなってしまった、ということだけしか知らないらしい。
俺らを越える情報はないようだった。
しかし、あの学校に入れたかったから引っ越してきたのだとしたら、別に学区内に引っ越せばいいではないか。
転校するというのは、そもそもなんか理屈が通らない。

「火事だったんだろ?」と聞くと、「そうそう」とY。
どうも、火事の原因はYも知らないらしい。

続けてYはこう言った。
「そういえばさ、時々さ、Aの家でトイレに行く時に、玄関のガラス戸あるじゃない。あそこに立ってる人がいたんだよ。で、Aに誰か来てるみたいだよ、っていうんだけど、お母さんの客だからほっといていいよ、って言うんだよ。お母さんに言わなくていいの?って聞くんだけど、いいんだ、って」
どうも、お母さんは自分の客が来ている時はピンポンがならなくてもわかるらしい。
でも、逆に言うとお母さんがわからない時は、ピンポンがなってもほっておく、と。
だから、いるだけの場合は、そもそも誰の客でもない、ってことだ、というようなことらしい。
「なんかちょっとおかしな理屈だな、と思ったけど、まあ子どもの頃なんかすぐそういうの忘れるじゃん。俺も今まで忘れてた」とY。

「今思えばさ、なんとなくあの火事、放火だったんじゃないかな…。なんとなく、あの時のガラス戸にうつった人が犯人だった気がする」
…なんとなくそれは俺も話を聞きながらそう思った。
もちろん、なんの理由もない。

YとAの話をしたのは、ただの懐かしい会話のハズだった。
だが、結局Aの家の話はより一層謎が増えてしまっただけになった。






(BGM:PIGBIT5「Burgerlover」from「大韓不法集会」)
→聞き込むに名盤だなこれは。
これはパンクというよりNWか。
途中入る男性の「アナウンス」?もいい。
なに言ってるかわからないけど。
間奏のドラマチックさもいいし、NWとして完成してる。
といいたいが、どっか荒々しさも残っていて、いわゆる韓流ポップではまったくない。
エンディングに向かって男性がボーカルで主導権を取ってからのスピード感もいい。
ラストが尻切れとんぼな感じもいい。

「Hの話」で思い出したAの話


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この前、Hのことを書いたんですが(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6595.html)。
それで、ちょっと思いだしたことがあります。
まあ、あれはエイプリルフールバージョンなので、一部はエイプリルフールですが、全く全てがエイプリルフールというわけではありません。

ウソというわけではなく、もちろん書いていなかったこともあるんですが、書いた方がわかりやすかったな、と思うのが、俺が通っていた小学校は、いわゆる「いい学校」であった、ということ。
団地に住んでいたのだから、団地の中の学校に行くのが通例だが、その学校に通っていた、ということになる。

それと、HとSとは同じ団地で、仲がよかったのも事実でしたが、小学校時代ずっと仲がよかったわけではないんです。
というか、仲が悪くなったわけではなくて、もっと仲がいい友だちがいた時期があって。
小学3年でクラス替えがあって、その時に同じクラスになって仲良くなったAです。
そのあたりはAとばかり一緒に帰っていました。

Aの名前は、とある日本の県名が苗字(Aは関係ないです)、下の名前が日本のとある島の名前でした。
といって、その島がその県にある、ということでもないですね。

彼はとても穏やかで、どこか「おじさんくさい」子でした。
溌剌とした感じというより、大人しくにこやかにみんなを見ている、みたいな。
頭も坊主刈りで、見た目も中学とかになったら「おじさん」というあだ名になったんじゃないかと思うくらいの達観した感じがありました。
そして、成績もよかった。

なんとなく彼と仲良くなり、彼がその例の林の入り口(前リンクで書いた入り口とは逆側)にある家に住んでいることが判明。
一緒に帰るようになりました。
つまり、Aの家は学校から見てウチの団地の手前にあり、帰り際によく寄ったんです。
前に書いたように、俺は鍵っ子だったし、塾にも習い事にも行ってなかったから、そんなに早く帰る必要もなかったんですね。

HやSはどこかアウトドア系だったのに対し、Aはインドア系。
Aはいつも玄関を入ってすぐのところにある「自分の部屋」というところに通してくれました。
その部屋は、10畳なんてもんじゃない。
おそらく20畳くらいったと思うんだけど、凄く憧れましてね。
それから俺は自分の家の見取り図を書く、という趣味を持つようになるんだけど(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6591.html)、それはAの部屋に出会ったコトが大きい。

部屋の一面が長い作り付けの机になっていて。
そこは「お父さんと兼用」とAは言っていて、左半分は確かに難しそうな書類とかが重なっていて、「そこは触らないで」と言われていた。
その奥に窓。
もう一面に大きな窓があり、その下に多少の物入れ。
あとの二面はドアの他は本棚、という。
お父さんの本もあったのだと思うが、彼が読むような図鑑のような本もたくさんあり、本を読むのが好き、というのはこういうところに現れているな、と思った。

今思い出してみると、彼の家は一軒家の平屋。
簡単に言うと天井の高い日本家屋、大邸宅と言っていいと思う。
門はなかったが、恐らく昔は入り口だったであろうところに小さな小屋があって、それは使われてないようだったが、その奥に玄関、そして廊下、廊下の左側に彼の部屋があった。
奥にも部屋はたくさんあるようだったが、俺は彼の部屋以外には通されていないのでよくわからない。

まあ、大邸宅でいい家なんだが、ただ、先に書いたように林の入り口にあるから、基本、暗かった。
もちろん、明るい時は明るいけれど、明るい時間が短い、という感じ。

お母さんはいつも和服を着ていて、授業参観の時も和服。
キリッとしているが、怖い感じではなく、いつもジュースなんかを運んできてくれた。
年はかなりとっていて、和服のイメージも相まっておばあちゃん?という感じでも通用するようなところがあった。
そして、お父さんは彼によれば「仕事で遠くにいる」とのこと。
当時、単身赴任、なんてのはあまりなかった時代だったので、珍しいな、と思ったことを覚えている。
お父さんの仕事は?と聞いた記憶もあるが、彼がなんて答えたかは覚えていない。

ま、俺とAはその部屋で本を読んだり、昆虫の標本を見たり、本棚にあったお父さんの本、といってもエロいとかじゃなくて難しい人体の図解、いわゆる医学のような本、その中には湿疹が出た足の写真とかもあって、気持ち悪い~とかいってた記憶がある。
俺もインドア派だったから、それで十分だった。
で、夕方暗くなったら帰る、みたいな。
そんな毎日をおくっていた。

時々、Aの家にはお客さんが来ていた。
とてもお客さんはAのお母さんに感謝しているようで、「本当にありがとうございました」とかなんとか言っていた。
そして、そのお客さんが持ってきたという高級そうなお菓子を持ってきてくれたりした。
Aの部屋は玄関の脇にあるので、その時の会話は嫌でも耳に入ってくるのだが、「先生にもよろしくお伝え下さい」とお客さんがよく言っていて、Aが父親の職業についてなんて言ったかは覚えてないが、Aの部屋にあるお父さんの本のこともあって、お父さんは医者なんだな、と思ったことを覚えている。
今思い出すと、「でも、遠くにいるのに、なんで?」とも同時に思ったが、まあそんなことはすぐに忘れて遊んでいたと思う。

ある日、玄関を乱暴に叩く人がいて、その女性は玄関先でお母さんとなにやら口論をしていた。
なんとなく居心地が悪くなったが、むしろ部屋を出ることもできない。
しばらくするとその珍客は帰ったようで、お母さんがAの部屋に入ってきた。
特に取り乱すこともなく、Aもなんか落ち着いていて、「さっきの口論はなんだったんだろう」と思ったが、まるで二人はそんなことはなかったようにいつもの会話をしていた。
「佐藤君は、今度の運動会で…」とお母さんが話した時、ドアを開けたままお母さんが話していたんだけど、そのドア越しに廊下が見えていて、その廊下にある一輪挿しに挿してあった花が揺れた。
まるで、文字を書くように揺れた。
風があったわけじゃない。
そういう動きとは違う、人の腕のような動きをしたのである。
ビックリした俺は、お母さんの話が入ってこなくなり、「今、花が…」と言った。
そしたら、お母さんが振り返ってその一輪挿しを見た瞬間である。
一輪挿しが割れたのだ。
お母さんは、「あらあら」と、「留めてあったのが緩んだかしら」といつもの通り優しくいい、ドアを閉めて片付けを始めたようだった。

これは不思議だったが、特にAも気にすることもなかったようで、自分もなんだかその雰囲気に飲まれてその後その話題をAとしなかった。

その翌日、学校で、例の林で変質者が出たという話があり、そこを通る人は誰かと一緒に帰るように、と言われた。
で、そこを通るHとSと帰り、その日はAの家には寄らなかった。
実際、あの一輪挿しを見てちょっと怖かったのもあった。
ちょっとむしろホッとしたのを覚えている。

で、たぶんその一輪挿し事件から二三日たった頃だったか、Aが転校する、という話が先生からあった。
Aはもう先にお父さんの方に行っているので、みんなにあいさつできないが、と。
さよならも言えないまま俺は、俺たちはAと別れ別れになった。

そしてそれからまた一週間くらい経った頃だったと思う。
なんとなくまだAがいるような気がして、Aの家の方を通って帰ろうと思ったんですね。
一人だったんですが、その時。

そしたら、Aの家、火事の後のようになってたんですよ。
半焼っていうか。
かろうじて家の体裁は整えているけど、崩れ落ちているところもある、という。
びっくりしちゃって。

急いで家に帰って、母親が帰ってくるのを待って、母親に言ったんですよ。
Aの家、火事みたいになってた、と。
そしたら、母親は知ってたようで、どうもその一輪挿し事件の夜中に火事が出たらしく、Aもお母さんも助かったが、とりあえずそこには住めないので実家の方に行くことになったみたいよ、と。
俺にはショックかもしれないと思って言わなかった、と。
どうも、先生や親の間でそういうことになってたらしい。
時期を見て話そう、と。

けど、どうも俺にはあの珍客のこと、一輪挿しが壊れたこと、がなんか火事につながっていたような気がしていて。
それと、珍客に全く怯えるどころか気にもしないAの態度は、どっか今思えばゴルゴくらいに全てを知っている、という感じもして。
珍客のことも、珍客が何に怒っていたのか、ということも。

当時は、何かわからないがどっかなにか林と共に禍々しい思いもあって、あまりこのことは思い出したりしなかったのだが、今思い出すとやはり不自然な点は多かった。

まず、Aは決して友だちを家に泊めることをしなかった。
当時、けっこう仲がいい友だち同士の間で、家に泊まる、ってのが流行っていた。
俺とAはその資格があると思うくらい仲良かったが、俺だけでなく、Aは誰も家には泊められない、と言っていたこと。

そして、奥の部屋には決して入れてくれなかったこと。
でもまあ、Aは寝るのは奥の部屋、と言っていたので、Aが入れない、ということはないのだろうけど、他人は入れない、という感じがあった。
でも、客が来ると奥の部屋には通していたから、多分俺に入られちゃいけない理由が何かあったのではないか?ということ。
あ、ちなみに、トイレはAの部屋の向かいにあり、そこを使っていた。

そして最後に、やはりあの一輪挿しの動きである。
あれは花の動きではなかった。
そして、小さな一輪挿しの花瓶は、落ちて割れたのではなく、その提げられていた場所で弾けたように割れたのだ。

今思えば、AやAの母親の「静かな」「何も起こっていない」というような達観した雰囲気に、俺も全ての疑問を飲み込んでいた。

最終的にAとはその後会っていないので、どうなったかもわからないし、全ては謎のママである。
というか、全てがたまたまで、謎も何もないのかもしれないが。






(BGM:Yamagata Tweakster「You Zeozil, Don man aneun Zeozil」from「大韓不法集会」)
→山形を冠した韓国のバンドなワケだが。
どっか人を食ったような感じがある。
冒頭韓国歌謡風に始まり、ポンチャックっぽく?なっていく感じ。
この言いっぱなしのボーカルがカッコいい。
これはやりたい。
敢えて言うと、陰猟腐厭っぽいか。

Hの話


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小学生の時、徒歩で通ってたんだけど。
団地の外の学校に行っていたのだけれど、同じ団地から三人くらいその学校に行っていて、まあ仲良く帰ったりしてた。
それをSくん、Hくん、としておく。

学校から駅を越えたところに駄菓子屋があって。
時々お金がある時には寄ったりもして。
その先に、住宅地にわざわざ作った感じの人工的な公園、というか空き地というか。
そういうのがあって。
なんか簡単な滑り台があって。
そこでちょっとランドセルを置いて遊んだりもした。

Hくんはちょっと家の事情が複雑そうで、あまり早く帰りたくなさそうだったこともあり、俺たちは時間を潰すことばかりを考えていた。
Sくんのお母さんは低学年の頃だったと思うけどお腹が大きかったりして、あまり早く帰ってこいとも言われてなく。
俺のウチもおふくろが働いていたので同じですね。
帰っても家に誰かいるわけじゃないから。
当時はまだ塾に行くという子どもは多くなく、俺たちはもちろん行ってなかった。
だから、たいがいいつも一緒であった。
クラスが変わっても、まあ一緒に帰っていたから、そこそこ仲もよかったのだと思う。

Hの家は、お兄さんとお母さんがいた。
時々遊びに行ったけれど、お母さんはいつもタバコを吸っていて、缶ジュースとかを出してくれた。
とても若く見えた。
部屋はとても雑然としていて、どこまでがHの部屋でどこまでが居間なのかというのがわからなくてちょっと居場所がない感じでわさわさとした気持ちになったが、でもまあそれがいつものHの生活のようだった。
お兄さんというのはいつもいなくて、顔も見たことがない。
でも、お兄さんとHは仲良かったらしく、お兄さんのレコード、とかいって洋楽のレコードとかをちょっと自慢げに聴かせてくれたりした。

ある日、恐らく5年生か6年生だったと思うのだけれど、Sが同じクラスの友だちから「幽霊が出る林がある」というのを聞いてきた。
その場所は、駅から団地に向かう、駄菓子屋のちょっと先。
団地は埋め立て地なのだけれど、その埋め立て地と元の土地の間にある林。
そこは緩やかな斜面になっていることもあって、「入ってはいけない」ということになっていた。
そして、そもそも暗く、斜面でもあったので、俺たちは特に入りたいとも思ったことがなかった。

でも、その話を聞いて、Hは行ってみようよ、と言いだした。
俺は怖がりだったから、イヤだと主張したのだが、ちょっとだけだから、というHとSに押される形でその林に入った。

今考えれば、林というよりは、ただ放置された場所だったのだな。
傾斜地だし、売れるわけではない土地。
でもまあ、そもそも防風林だったらしき林は残っている、というような。
だから、足下にも雑草が多く生えていた。
俺は雑草とかが足に触るのが苦手なのだが、その時は足下くらいまでしかなかったし、足に不快感がなかったので、長ズボンの時、そして秋とか冬だったのだと思う。

本来の通学路は舗装されているが、そこから一歩外れると林になる。
が、通学路の方が一段低く作られているので、林の部分は上、ということになる。
なので、そもそもその傾斜に入る前の道路に面して建っている家の裏に回り、そこから林に入った。

思ったよりも暗かった。
夕方だったこともあるのかもしれない。

先に進むH。
それを追ってS。
そして、置いていかれたらむしろ大変だと必死に怖いのを堪えてその後ろに俺。

するとSが言った。
「おい、あそこに小屋があるぞ」
確かに小屋がある。
うち捨てられた感じの小屋。
どう考えても、数年の間、人が出入りしている感じはしない。
Sはこの時点でビビっていて、「もう帰ろう」と俺と同じ意見に傾き始めていた。

「入ってみようぜ」とH。
「やめようよ。もう戻ろうよ」という俺とSの声を無視してHは進む。
置いていかれたら大変だと、俺たちはそれに従うしかない。
むしろ、Hがいてくれた方が心強い。
俺とSだけだったら、この状況、怖くて先にもあとにも進めなくなってしまいそうだった。

小屋に着くと、小屋というより物置だった。
何かしらの道具が入っていたのではないだろうか。
例えば、この林の雑草を管理する人たちのための、みたいな。
でも、にしては、出入りした形跡がない。
そもそも木でできていて、古そうに見える。

「開けてみよう」とH。
「やめようよ」という俺たちの声を無視してHは扉に手をかける。

その時だった。
ドンドンドン!
それは、ものすごい強さで中から扉を叩く音だった。
俺とSは悲鳴を上げながら来た道を戻る。
何度か雑草や木の根に足を取られ転ぶこともあったが、それでも林の入り口までたどり着く。
その時に、Hを置いてきたことを思い出す。
Hは、ドンドンドンという音に腰を抜かしてしまったのか、座り込んでしまっていたのだ。
それを置いたまま逃げてきてしまったことを思い出したのだ。

どうする?戻るか?…と、相談するが、戻りたくない正直な気持ちと、Hを置いていくわけにはいかない、という気持ちが入り交じる。
しかし、ここで置いてきてHに何かあったら俺たちが怒られる…という気持ちが最終的に俺たちをもう一度小屋に向かわせた。

が、何度探してもHは見つからない。
どころか、小屋そのものが見つからないのだ。
ハッキリと小屋もあり、ドンドンドンという音も聞いた。
なんなら音と共に振動した扉も見た。

が、ない。
いくら林とはいえ、そんなに広いワケではないし、林の中は知らずとも、まわりの家々、道路などはよ~く知っている。
あのくらいの小屋であれば、この場所になければおかしい、という場所に、そもそも小屋がないのである。

途方に暮れたSと俺。
交わす言葉も出ない。
「小屋がないね」と話せば、小屋がなくなってしまったというのが現実になるような気がして、その言葉が出なかった。

そこでSが、「きっと、Hは先に帰ったんだよ」と言った。
俺はどっかその言葉に救われた気がして「そうだね」「きっとそうだよ」とそれに同意した。
その日はそこから団地までSと二人で帰った。
もう辺りは薄暗くなっていた。

翌日、朝、まず急いでHのクラスに行った。
Hは来てるかどうか、そのクラスの子にたずねた。
「H?」
その子は他の子に「Hなんてこのクラスにいたっけ?」と聞いている。

え?

Hがいたはずのクラスには、Hなんて子はいないというのだ。
そんな…。
俺はSを探しだし、Sに「Hがいない!」と言ったが、Sも「Hって誰?」とぽかんとしている。
「ねえ、昨日、林に行ったじゃない?」「ほら、小屋があって…」とSに話をするも、Sは「小屋?小屋なんかなかったじゃん」「結局、幽霊なんか出なかったから二人で帰ったじゃん」と言う。
「Hも一緒だっただろ?」と言うのだが、SはHなんか知らない、という。

授業が始まってからも、俺は混乱していた。
家に帰り、親にも聞いてみた。
同じ団地だから、親同士も仲がよかったはずだ。
「Hくん?Sくんじゃなくて?」と、Hのことを母親も全く覚えていなかった。

俺はそのあとHの家にも行ってみた。
行ってみたが、そこに住んでいたのはおじいちゃんとおばあちゃんだった。

その後、結局俺はHに会っていない。
同窓会に行っても誰もHのコトを覚えていない。
Hがどこに行ったのか?
いや、そもそもHなんかは始めからいなかったのか?
いや、でも俺はHの家にも行っている。
お母さんにも会っている。

Sともその後数度会ったが、あの時に小屋なんかなかった、ということは変わらなかった。
「なにしつこく言ってんだよ」というSの態度にだんだん二人の仲も悪くなっていった。
中学も一緒だったが、中学では部活が始まったこともあったが一緒に帰ることはなかった。

そんなSと、先日、都内に出かけた時に偶然再会した。
とあるイベントで俺の前に座っていたのである。
お互い年を取ったが、Sは髪こそ白髪になっていたが顔はあまり変わってなかった。
久々の再会を喜びながら、Sは言った。
「おまえ、Hって子のことしつこく言ってたよな」
「俺は全然覚えてなかったし、俺はいつもお前と二人で帰ってたと思ってたけどさ」
「あの後、時々夢に見るんだよ」
「もう一人いて、三人で下校してるところ」
「それで、そのもう一人が、夢の最後に必ず言うんだよね」
「林なんかに行くんじゃなかった」って…。

俺とSは二人でまたあの林に行く約束をした。
もしかして、そこには小屋があって、まだその前に腰を抜かしたHがいるような気がして…。

以上、エイプリルフールのお話でした。







(BGM:坂本龍一「Tong Poo」from「BTTB」)
→元々ポップな文脈で聞いていた曲がこうやってピアノソロ、クラシックっぽく生まれ変わるという感じになるわけですが。
どっかね、まあいいんだと思うし、曲の良さというのは光るのかもしれないが、俺はちょっとどっかポップのママでよかったのに…という気がしてしまうのだが、それは好き嫌いの話。

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お悩み)

私には恋人がいました。
一緒に暮らしてもいました。
いや、別にハッキリと別れたわけではないので、今もいます、が正しいのかもしれません。
今も彼は私の隣で寝ています。
でも、私は気づいてしまったんです。
いや、最初からわかっていたんです。
彼には思いを寄せている人がいる。
ずっとずっと昔から、彼は幼なじみの彼女のことが好きなんだ、って。
でもその彼女は天然というか、彼の気持ちには気づいていません。
そして、二人は今でもとても幼なじみとしていい関係を保っています。
みんなで集まれば、彼と彼女が話の中心になります。
そもそも二人はみんなにも好かれています。
彼女は影の部分がない。
いつでもまっすぐ。
日が当たる人生を歩んでいて。
私が彼女にヤキモチを焼いているなんてことすら彼女は気づかない。
そもそも彼女にはヤキモチ、という感情がないのかもしれない。
だから私がそういう気持ちでいることに気づかないのかもしれない。

そんなある日、彼女は起業しました。
仲間と一緒に。
彼女の企業にはみんなが協力しました。
その様子はハタで見ていてとても楽しそうに見えました。

彼はそもそも銀行員だったから、いろいろと資金面でのアドバイスなんかもしていました。
正直、それもイヤでした。
そして、ヤキモチを焼いてしまう自分もイヤでした。

彼女は私の会社とも取引をしたいと言ってきました。
悪くはない話だったけれど、私は決済する立場でもあったからやんわりと断りました。
彼女は「そっか、じゃあまたお願いね!」と明るく返してきました。
私はその言葉に打ちのめされました。

正直、彼女の起業は失敗して欲しかったんです。
それでみんな彼女から離れればいい。
そして彼も彼女から離れてもらいたい…。
でも、そう思ってしまう自分が本当にイヤで。
…そういう自分が許せなくて、でも失敗を願ってしまう気持ちは去りませんでした。

彼女の会社は、それでもダメになりそうな事態もあったモノの、仲間の協力で、そう、彼の協力もあって、なんとか軌道に乗り始めました。
彼女はラッキーなのだ。
強運の持ち主なのだ。
いつだって人を惹きつける何かを持っている。

かなわない。
彼女にはかなわない。
わかっているのだけれど、どうしても彼女が不幸になることを願ってしまう。

私と彼が一緒に彼女のところをたずねると、彼女は「どう?最近も仲良し?いいなあ、羨ましいよ」と明るく笑ってる。
その明るさが私は憎い。

そうじゃない、彼はあなたのことが好きなのに。
だから私はこんなに苦しんでいるのに。
なんであなたはそんなに明るくいられるの?

確かに彼は優しくしてくれる。
でも、彼の心に私がいないのはわかる。
だって、彼のことを愛しているから。

私はどうしたらいいのでしょうか。


お答え)

日が当たる場所があれば、日が当たらない場所があります。
日が当たらない方からは日が当たった方が幸せに見えますが、実際はそうでもないこともあるのかもしれません。
日が当たり続ければ焼けてしまうし、熱中症にもなるかもしれない。
そう考えると、日陰の方が心地いい、とは思いませんか?

それでも日なたをあなたが羨ましいと思うのは、正直欲張りすぎでしょう。
あなたは会社でも成功しているようですし、それでいいんじゃないですか?
これ以上、日なたを羨んでいると、どんどん自分が悲しくなっていきますよ。
自分が苦しくなっていきますよ。

だから、このままでいいんじゃないですか?
あなたが何をしようと彼の気持ちは変わらないでしょうし、彼女に人が集まってくるのも変わりませんよ。
そして、彼女を恨めば恨むほど、彼女の失敗を願えば願うほど、あなたは自分を嫌いになっていくでしょう。
そのままじゃあなたは鬼になりますよ。

もうあきらめることです。
まず、彼を捨てることです。
そして、テキトウでもいいから、口先だけでもいいから、笑うことです。
笑っていれば、そのままだって、いつか心は平穏になっていくと思います。

それともう一つ。
あなたは彼を愛してるわけじゃないと思います。
彼女を恨んでるだけです。






(BGM:Peggy Lee「Chinese Love Poems: The Fisherman / Autumn Evening」from「Sea Shells」)
→ポエトリーリーディングですね。
ま、英語?なのかな、なんでなに言ってるかよくわかりませんが、こういうのは好きです。

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