
まだ川越の写真があがってきてませんので、「殴りあい」の写真から。
我々を呼んでくれるというステージを募っています。
ぜひお声を掛けて下さい。
また、楽隊のメンバー、特にホーン隊を募集しています。
これからイチからやってみたいという方も、昔やっていたという方でも、もう一度、音楽やってみたいと実は思っているという方も、お待ちしています。
ということで、無事に川越ちんどんの方終了でございます。
「今まで素人チンドンとかで、見ていた人たちと一緒に出てるってのが、楽しかった」と井上が言っていましたが、まあやっぱり素人とはいえ有名どころのみなさんが集まっていましたので、なんだかちょっといい気分であります。
びっくりしたのは、店の宣伝をしたマツユキさん。
すげえ芸達者でありました。
猛毒ではギターですが、消毒では三線に持ち替えて練りあるいていました。
で、店の宣伝ということで、我々が担当させていただいたのは2店ありまして、ただ、人数が多いので、5人だけメンバーを選んで店の前で宣伝をする、他のメンバーは道の対岸からかけ声をかけたり、音を出したりしよう、ということにしていました。
店の前に20人もいてもかえって邪魔ですし。
で、選ばれたのが、チャビと千田、マツユキさん、井上、コバ、の5人。
前に練習した時には、通り一遍の口上って感じでしたが、なんとマツユキさんがちょっとネタを作ってきたらしく、ミニコントまで始まっていました。
急に井上を「大五郎!」と呼び始めるマツユキさんの声の良さと流れるような口上がなかなかすてきでした。
浮かんだ言葉が「安定感」。
マツユキさんに任せておけば、口上は平気なんじゃないかという、根拠のない安定感を感じたのでありました。
まあ、そんなわけで、練り歩きは陽子が良かったなあ。
左右に身体を振って歩くさまはすてきでした。
あとは、カイですけど、ヤツは本当にメイクをされたがっている、女装をしたがっているといった感じで、だま~ってメイクされてやんだよな~、しれ~っと。
普段は結構顔とか触られたくないタイプのくせに、なんだかおとなしくメイクされ、髪をいじられ、そしてメイクされたら顔を触らない。
この「変身感」が好きなんだろうか。
なかなかステキなことであります。
その他のメンバーもけっこう楽しかったようで、やっぱり注目が集まるというのはステキなことなんですよね。
そして、こっちが道の真ん中を歩いて、向こうが「見てくれる」っていう、その感じっていうのが、そもそも彼らの日常にはなかったことで、おそらく彼らは誰からも注目されることなく道の端っこを歩いてきたんだと思うし。
そう考えると、今回の練り歩きというのは、それはそれで、彼らにとっては「スーパースター」になれる瞬間だ、っていうことなのかもしれない。
誰に臆することなく、怖がることもなく、わからないことだらけで不安な中じゃなく、商店街のなかを大手を振って闊歩できるというのは、ステキなことですよね。
俺だって、中学生や高校生のころは、新宿に行っても原宿に行っても小さくなって、おどおど歩いていたと思うんだ。
洋服屋に入りにくかった、という話も前に書いたけど、そのなにかよくわからないけど「おびえ感」というのは、歳をとるにつれ、なくなってきます。
もちろんなくならない人もいるだろうけど、俺は今はけっこう平気だな、そんなに臆することがない。
でも、井上たちにしてみると、やっぱり知らない街に行けば入れるのはマクドナルドやユニクロなんだよね。
もっと自信を持てばいい、というだけではない、なにかもっと「自分が主人公の人生だ」っていう思いというか、そういうものをぜひつかんでほしいと思う。
前に一宮の素人ちんどんに行った時に沿道をぞろぞろ歩いていた施設の人らしき集団を見た話を書きましたけど、なんか彼らは堂々とはしてなかったな。
すみっこをこそこそ邪魔にならないように歩いていた感じというか。
そこに違和感もあったんだな、今考えると。
てなことで、まあ、こんな経験もしながら、今後またステージや普段の生活にそれがつながっていったらいいな、と思います。
と書いていたら、今陽子からメールがあって、NHKのニュースで今日の様子が流れていたとか。
ふむふむ、なかなかステキですね。見たかったな。
(BGM:長渕剛「二人歩記」from「Bye Bye」)
→ギターで完コピしてました。
サウンド的にロック色が強まる中で、この曲は初期のころに戻っていっているというか、そんな感じであります。
この後、ちんぴら風の感じが強くなっていくわけですけど、この曲はターニングポイントというか、デビュー時のフォーク的な意味合いでの集大成というかそんな感じがします。
「住み~なれた部屋を、今日限り引き払い、また次の場所へ~行こうと思うんだ」
あ、今でもけっこう忘れてないな。