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スーパーちんどん・さとう

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闘うことを拒否!


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プロレスというのはまあ不思議なスポーツであります。
たいがい、スポーツには勝ち負けがあって、そこに明確な光と影が生まれます。
というか、勝ち負けが最重要課題、ということになりますね。
世界水泳なんてのをやっていて、たまたまテレビをつけていたらやっていたので見てましたけど、アレも結局「決勝に進出できた」みたいなことが重要なんであります。

が、プロレスの場合はなぜか「負けて光る」ということがあって。
負けが勝ち、というか。
負けたけれども強さが光った試合、とか。
試合に勝って勝負に負ける、みたいなこともあったり。

そこにまあ我々は自分の人生を投影して「明日も頑張ろう」と思うわけです。
たいがいが世の中、試合には負けているわけですから。
一部の特権階級的な人たちを除いては。
だけれど、勝負には勝てるかもしれない、という。
負けてこそ光ろう、みたいな。

だからまあ、プロレスには単純に勝ち負けではない物語が生まれていくわけです。

とはいえ、まず前提として、プロレスラー誰しもが「試合に勝ちたい」と思っている。
…はず、である。
じゃなければ、そもそもあんな痛い思いをして闘う必要はない。
どんなにデカい相手にでも果敢に向かっていく姿こそが我々の心を打つのである。

が、時に「やりたくない」という選手もいる。
ここがもうプロレスの懐の深いところなんですけど。
強い相手に対峙して、一撃でやられちゃって、「ごめん」「かんべんして」みたいな。
というか、そもそも「相手が強すぎるからリングに上がりたくない」という。
ま、強い弱いを決める闘いで、誰しもが強くあろうとする中、それじゃもう前提が成り立たないじゃないか、という気もするかと思いますが、いや、この手の選手もやっぱすばらしくプロレスをしているんである。

先日見に行ったスターダム(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6325.html)の地方大会で、俺がピカイチだと思ったのが鹿島選手なんですが。
先日の新日の大会ですばらしかったのは田口選手と書いた俺なんだが(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6311.html)、ちょっと同じにおいはたしかにありますが、鹿島選手、とにかく細い。
そしてこの日、大きな外国人選手に6人タックで対峙することになりまして。
最初にその大きな外国人選手VS鹿島選手、となったんですが、まあ彼女、「やだやだ!」「やりたくない」を連発。
仲間の選手もタッチしてくれない状況の中、彼女はロープにつかまって必死に闘うことを拒否する。
しぶしぶ組み合うも一瞬で吹っ飛ばされてしまい、再びロープに。
というね。
確かに相手がデカすぎるんですよ。
そして表情一つ変えない。
怖いんですよ、ホント。

いや、これね、サイコウに面白かったですね。

思い出しました。
ずいぶん昔に見たんですが。
ランブル形式(数人がリングに上がり、最期に残った選手が勝利的な)の試合で、真琴選手が新人だった頃に、怖くてリングからそっと降りて客席で見てて、最後の二人がオーバーザトップロープ(トップロープから落ちたら失格)だったかで落ちた瞬間にリングに上がって勝利!というのがあったな、と。
弱い、というのが彼女の最初のウリだったんだよね。
引きこもりからレスラーになるという衝撃のデビューの彼女にはとてもそれがリアルに感じられてとても笑ったし、そして感動もした。
そうなんだよ。
最後にリングに立ってればいいんだから。
が、たいがいの選手は強さを競って最後に立とうとする。
けれども、彼女は闘わずして最後に立つ、というルールを逆手に取った勝利をもぎ取ったわけ。
しかも、そっと抜け出していても誰も気づかない、というのも面白かった。
それはそもそも他の選手にとって真琴選手は眼中になかった、ということでもあって。

これもまたプロレスだなあ、と。
プロレスの奥深さを当時感じたわけですが。

で、鹿島選手。
弱いが、どっか憎めない。
確かに美しい容姿ではあるが、かといってそんなに容姿がずば抜けているというわけでもない(失礼か?)。
でも、その「逃げ回る感」がとても似合う選手でもあって。

が、彼女、実はベルトを持っている。
そこもまた一つの魅力である。
なんなら、逃げ回った後にちょっとした丸め込みで勝っちゃう、みたいなね。
そういうのも彼女はできちゃうから。
まさにこれ、試合には勝ったが相手の強さが光る試合、だったり。

世の中ね、色々な勝ち方がありますよ、と。
なんなら勝たなくてもいいんだよ、と。
なんかそんなことをプロレスを見ていて思ったりして。

さて、そんなわけでスターダムの鴻巣大会だったんですが、ちょっとどうですかね。
二回目のスターダム観戦。
ちょっと疲れましたね。
一直線の闘いが続きすぎて。
熱い試合は見たいですが、7試合もそれが続くとやっぱ疲れちゃうところも…。
緩急がないというか…。
せっかくの地方大会なのだから、もうちょっと楽しい試合や笑える試合やそんなのを織り交ぜてもらいたかったな。

そんなに熱心なファンでもないし、そんなに大好きな選手がいるわけでもなく(鹿島選手は好きですが、大好きというわけでも…)、という単なるプロレスファン、特に地方興行大好きファンとしては、やっぱ疲れちゃう大会だったかな、という。
ま、一生懸命なのは伝わるんだけど…。
それだけだと、4試合目くらいでお腹いっぱいになっちゃうんだよね…。







(BGM:The Specials「I Can't Stand It」from「More Specials」)
→あまりちゃんと聞いたことのなかったスペシャルズ。
けっこうポップなのね。
一発で口づさめちゃう。
中盤のオルガンのアドリブがかっこいい。

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タムちゃ~ん!


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というわけで、ずっとテレビでは見てたんですよ。
スターダム(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6158.html)。
女子プロレスですね。
全女からプロレスを見始め(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-1293.html)、男子は冬木さん体制のFMWが初めて。
ま、そっから女子、インディープロレスを中心に見てきた。

スターダムというのは、新日本プロレスの親会社が経営?していて、女子トップの団体と言っていいでしょう。
いわゆる女子プロレスの「メジャー」という。
けっこう大きな会場の大会も成功させている。
俺が見始めた倒産時の全女の貧乏っぷりはそこにはない。
そういうド貧乏ド根性の女子プロレスから見始めた俺としては、スターダムのビジョンを使った照明ド派手な演出はどっか違和感があった。

が、まあコロナで会場には足を運べないという状況でテレビしか見れないので、やっぱスターダムの選手について詳しくなっていってしまった。
アキがけっこうハマっていたので、それを追いかける形ですね。
アキも数年とはいえ元女子プロレスラーだったわけで、その彼女が「これはすごい」というような、いわゆる「こういうことをキチンとやりたかった」というような気持ちはなんかよくわかる気がした。

勝てないレスラーがいて、もう徹底的に勝てないが、それが売りになって「○月までに勝たなければユニット追放」とか、そういう売りになって彼女はブレイクしていったり。
こうなると、勝てないこともキャラになる。
勝つということに意味が出てくるというか。
彼女はその後、俺が見ていた全女にも出ていた大物からフォールを取るんだけど。
勝ちの意味としては最大級の相手だったし、なんか勝てない彼女を大事にしているというのも感じた。
正直、きっと彼女はそもそも運動神経が鈍いんだろうな、と思うような感じもあって。
だからこそ、なんかそれも売りになるというのがね、やっぱプロレスなんだよな、と。

やっぱ、プロレスってキャラクターのリアルと肉体芸術としての試合がうまくミックスしていくことに面白さがあって。
それはどっか俺がよく見ているオカルトのモキュメンタリーにも似ていて。
上っ面のストーリーでは全く面白くもないし、リアルだけでも「次を見たい」とはなかなかならない。

試合中に歯を折ってしまったレスラーがいるんだけど、まあ正直、彼女はプロレスが上手とは言い難い感じであった。
正直、弱い、というか下手、というか。
でも、そういういわゆる「あってはならないトラブル」、まあかなり大きな怪我ですね、そういうことになってしまって、そこから彼女をメインとした物語が始まったんだけど。
でも、メインになるにはプロレスがなあ…、と思っていたら、もうなんかすげえよくなってて。
テレビで見ても全然動きが違うというか。
彼女なりになんか大きなモノを背負ったんだろう、というか、アクシデントを物語に昇華させるというあたり、すげえプロレス的だよな、と。

やっぱね、そういうリアルストーリーとフェイクが混じり合う交差点の部分が試合で、だからこそなんか惹かれるんだな。
というわけで、パチンコ屋の駐車場ではない、そもそもの大きな会場、照明、ビジョン、といったプロレスに違和感を持ちつつも、中身はしっかりしてるじゃないか、と。
中身はしっかりプロレスじゃないか、と。
当時の全女にこれだけの金があったら、そしてもちろん松永兄弟じゃない人が仕切っていたら、恐らくこれ以上のモノが作れた可能性もあるよな、と。
あ、松永兄弟は嫌いじゃないです。
でも、やっぱ女子プロレスの作り方としてはあまりにもずさんな感じだったのかな、とは思ってはいまして。

というわけで、とはいえ、やっぱプロレスは現地で見なきゃ意味がないというかわからないところもたくさんあるワケで(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6311.html)。
テレビだと結局メインの試合しかやらないし。
でも、今はコロナ的なコトで井上たちとの約束で東京には行かないことになっていて。
そしたらにじ屋から数十分でつく県内で大会をやると言うじゃないか。
これは行こう、と。

普段からリオの娘さんがけっこうアキとプロレスごっこをやっていたりするんだけど、これは連れて行かねばなるまい、と。
リオも含めて初プロレス観戦ですね。
というか、子どもの頃から英才教育をするのは大事。
ウチの娘は子どもの頃から一緒に見に行ったりしていたけれど、上の二人はそうでもなかったが、一番下の子は小学校に入る前から「プロレスは反則が4までいいところがいいよね」という、もうプロレスの確信を突くことを言ってましたよ。
そこ重要ですからね。
スポーツと違うところはそこだからね。
レフリーが見てないうちに凶器攻撃したりもありなワケで。

てなことでね。
ま、中野タム選手という人気のある選手がいまして。
あまり俺の琴線には触れなかったんです。
かわいいキャラ、というか、まあキャラですよあくまで。
実際はかなり思い込みってこともありますけど、それをやり続けるのも大事ですから。
でも人気がある。

で、彼女がメインだったんですが、そしたらね、もう子どもたちまで「タムちゃんがんばれー!」って言っちゃうのね。
ってか、俺も思わず言っていた。
受けに受けていたスタイルの試合だったから余計だったのかもしれないけど、でも、彼女のすごさがね、もう子どもにまで届くという。
プロレスをけっこう見てきた俺にも届くという。
このすごさ。
いやあ、人気があるのもうなづけました。

そしてプロレスってやっぱすごい。

リオの娘は、「悪いやつをやっつけたい!」と言っていたので、中学くらいになったら入門したらいいと思います。
運動神経良さそうだし。







(BGM:伊平たけ「婚礼松坂」from「越後瞽女口説き しかたなしの極楽 [Disc 1]」)
→ネットを引くと、「三味線(しゃみせん)を携えて農山村を遊歴し、語り物や俗曲、はやり唄、民謡などを歌い歩いた盲目の女性旅芸人、"瞽女"」というようなことで、瞽女については説明されています。
当時は娯楽も少なく、農村なんかでずいぶん歓待されたのだとかいうけど、ふむふむ。
しかし、盲目と言うことでその練習というか、修行は大変だったようで、つまりは口伝になりますから。
彼女たちは誇りを持って芸の道を歩んでいた、というような記事を見ると、そうした修行あってこそなのかな、と思ったり。
気になってCDを買ってみました。

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最もカッコよかった選手


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やっぱねえ、プロレスはいい。
そして、プロレスは会場で見るに越したことはない。
テレビでもやってるし、動画もたくさん配信されているけれど、いや、やっぱ現場。

先日、新日本プロレスの久喜大会に行ってきましてね。
いわゆる「地方大会」ということになりますね。
埼玉県内ではあるけれど、我々が住んでいるさいたま市からはやっぱちょっと遠い。
大宮や浦和に比べたら、なんならいわゆる田舎、といっていいかもしれない。
そういう場所で新日が興行をやるというので見に行ってきました。

まあ、コロナのこともあるので、みんなとは東京のイベントに行くのはもうちょっと待とう、という話をしていて、県内のイベントに行きたいという場合は相談しながら、ということにしていまして。
プロレスというとやっぱ聖地は後楽園。
東京の水道橋駅ですね。
新日に限らずいろいろな団体がやっているから、まあ見に行きたいですよ聖地後楽園。
ウチからは電車に乗ったら一時間もあれば十分着いちゃいますし。
でもまあ今はちょっとガマン、と。

県内の興行があれば、と思ったけど、県内の興行なんていうのはなかなかない。
まあ、「東京に来てください」ってコトなんだと思います。
けど、そしたらちょうど、新日がやるというので、二時間弱ほどかけて車で出かけてきましたよ。
聖地に行くよりずっと遠いんだけれど。
でももう、嬉しかったですね。
チケットを買うところからワクワクしてました。

いや、なんだろう。
会場に入った時の興奮。
売店やってて。
お客さんがわさわさ集まっていて。
新人がなんかリングを拭いていたりして。

お祭り感?
サーカス感か。
これから巨大な筋肉を持った男たちがここで闘う。
それは我々の想像を超えて激しく、とても痛そうである。
鍛えてもいない我々がそんな技を受けたら一発で死ぬと思われる。
あまつさえ、リングからリングの外に飛び込んだりもするのである。
悪役は我々と花道を隔てる柵を壊して来るし、そこで驚いて立ち上がった客のパイプ椅子を奪っていいモノの選手を攻撃するのである。
いわゆるこれを場外乱闘という。
それが目の前で展開される。
ジェットコースターも怖いのだろうが、この場外乱闘のスリルはまた格段に我々を異世界に飛ばしてくれる。
普段の生活では全く遭遇し得ないコトがここで展開されるのである。

しかも闘うのは選手という名のスターたち。
新日ですからね。
テレビでもよく見ます。
いやね、今回たまたま花道の脇の席だったんですが、もう選手見るだけで興奮しました。
テレビや配信だと、こういう「入場シーン」とかって見れなかったりするけど、現場だと見放題。
なんならセコンドの第一試合に出ていた新人の働きまでよく見える。
やっぱプロレスは現場。
そして、こういう全てのパッケージがやっぱプロレス興行の醍醐味なんだよなあ。
あの試合がよかった、とかってのは確かにあるけれど、そうじゃなくて、客は第一試合、いや、会場に入るところから出るところまでを楽しみにしてるのよね。
売店から、最初のリングアナウンス、団体のテーマ曲が流れ、そして第一試合、第二と進んで、そしてセミ、メイン、最後のマイク、そして退場、というここまで全部余すところなく見たい。

というわけで、いや、やっぱカッコよかったですね。
あ、ここからはプロレスを知らない人は置いていく内容になってます。

誰がカッコよかったって、田口選手!。

…え?
棚橋選手じゃないのか?
新人の海野翔太じゃないのか?
いや、オカダではないのか?
デスペではないのか?、ヒロムでは??…というご意見ごもっとも。

彼らも確かにカッコイイ。
なんなら入場間近で見れましたから、しびれましたね。
やっぱ棚橋選手はカッコイイ。
一目で惚れそうになります。
映像で見るより何倍もカッコよかった。
デスペラード選手もカッコよかったですね。
彼はなんかすごく好きなんだよなあ。
マスクマンで顔わからないけど、たぶん素顔もカッコイイと思っている。

けどね、今回の俺の中での「一番カッコイイ」は田口選手ですね。
田口隆祐選手。

まあ、もうベテランですよ。
ジュニアヘビー級。
いわゆる100キロ以下の選手ということになります。

彼、もうね、今やもう名人芸というか。
ヒップアタック的な技とか、どっかコミカルもやってくれるんだけど、それに付き合ってくれる選手もいれば、付き合ってくれない選手もいる。
今回はセミで、それなりの次の大会場での対決に向けての前哨戦みたいな部分もあるわけですが、まあ、彼はあまりそこには今回は関係ない。
関係ないと言ったら失礼だが、でも、あまり今はメインで絡むことはなくて。
そういう緊張感あふれる試合の中で、彼のコミカルがね、もうプロレスそのものでしてね。

あ、いや、強い弱いだけを競うのがプロレスじゃないんですよね。
だって、地方の大会。
プロレスを見たことのない人もいるかもしれない。
その人たちに楽しんでもらって帰ってもらわなきゃならないわけでしょ。
その人たちにとっては、誰が強いか、次の挑戦者か、ってのはあまり関係ないわけじゃん。

そしてその上「わかりやすい」コトが大事になってくる。
それが彼のコミカルな技?の攻防なんだなあ。
いや、もう最強に面白かった。
それがこの緊張感あふれる試合の中で展開されるという。
それは強いんですよ。
どんな次の挑戦者よりも強い。
それだけ印象に残る試合をやったのだから。

そしてそれがベテラン。
いや、ベテランにしか出せない味がそこにあって。

サイコウだった。

一緒に行ったイチマルは、鷹木選手に入場時に「お前いい髪の色してるな」みたいなことを言われて舞い上がっていました。
「もう大好き!鷹木選手!」と言ってました。
これも現場ならでは。
というか、地方大会ならではかもしれません。
だから俺、地方大会好きなんだよな。

ぜひまた気楽に会場に行ける日が来るのを心待ちにしているところです。








(BGM:橋本一子「IZABEL IN FUTURE」from「VIVANT」)
→YMOのツアーに矢野顕子さんが帯同していたけれど、その後釜だったかが橋本一子さんだったのような記憶があります。
ヨーロピアンであり、どっか自由奔放でもあり、どっかクラシックでもあり的な。
その時から気になっていた中学時代。
正直、ちょっと顔が好みだったのもある。

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人気投票の結果にもやもや


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というようなことで、年始休みの間にコロナにかかったかもしれない、という疑惑がありまして自宅待機をしておりました、というのは書いたばかりなんですが(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6157.html)、まあ症状がなく、まあヒマです。
という日数的にあと一日待機しなければならない日に書いております。
さっきまで昼寝をしておりました。
夜寝れるのか?こんなに昼寝をして!と思うわけですが、まあしゃあないな。

こうなってくると、もう動いてないのでご飯を食べなくていいじゃないか、と思うところもあるけれど、ご飯しかないんだわ。
アキはここぞとばかりに友人への小包の発送準備やお手紙書いたり、裁縫の道具を開いたりしていますが、俺にはあまりやることがないんだなあ…。
ので、ご飯が勢い重要視される毎日になるわけです。
「さて、この材料で何を作ろうか」みたいな。
なにせ、買いに行く、というのもはばかられますし、かといって何もないわけでもない。
途中、ミズエがネットでやりきれない野菜とかを持ってきてくれたし、つい年末感染しちゃった加納さんも養命酒とお菓子とか持ってきてくれたりありがたい。

てなことで、まあご飯が楽しみ、というか。
ま、作るわけですが、何を作ろうか?的な。
大体俺は「余り物で何かを作らせたら選手権があったら関東で五本の指に入るのではないか」といわれておりまして。
って、アキが言ってるだけですが。
なんで、まあいろいろ思いつくんだけど、昼のことを考えていたとして、もうその時点で「よし、夜は○○を使って○○的なものにしよう」とかもう考えている。

つまり、頭の中がけっこうご飯のことになっているというね。

オグラが時にご飯に対して飢餓感を感じてる感じでもう目がおかしくなっちゃうことがあります。
なんか、ご飯に対する執着がすげえというか。
別に自分で買ってきた弁当についてそんなに目で取り組むなよ、というか。
怖いんすよ。
こういうこと言うと怒られるのかもしれないけど、何日も食べてない日本兵、みたいな映画とかありますよね。
あの時の俳優さんの演技と同じなんだよな。
目がギラギラしているというか、怖い、とにかく。

オグラはまあ入所施設時代が長かったからなのか、まあそういう感じがありまして。
でも、わかるなあ、と。
だって、毎日何もなければご飯以外に興味がなくなっちゃうもの。
しかも、私物が持ち込めるわけでもなく、というようなことになると、そりゃご飯だけになるよね。
「ご飯ご飯!」とご飯ゾンビになってしまうのも当然と言えば当然のような気がしましたわ。

てなことですが、まあ俺は施設で待機生活をしているわけではなく自宅。
なんで、ご飯以外にもやることがないわけではない。
その一つが「撮りためてあったテレビ番組を見る」という。

ま、いい機会なんですよね。
みましょうか、と。

で、まず正月に12時間連続でやってた、女子プロレス団体の「スターダム」の番組を見まして。
ちょっとした「運動会」とか「ゲーム大会」、そして「悪役が美容院に行く」とかのバラエティ企画を挟みながら、総選挙と称した人気投票の結果ベスト10を発表するという。
そして、その10人のベストバウトを試合丸ごと流す、という仕組みの番組。

スターダムは最初そんなにわからなかったんだけど、アキが東京MXでやってる毎週の番組を録画して見てて、一緒に見ててだんだんわかるようになってきました。
やっぱ、選手の名前を覚えるとなおさらプロレスは面白いわけで、アキに一歩遅れてやっと追いついてきました。
ま、コロナじゃなければ見に行きたいところであります。

というようなことで、こっからはスターダムを知らない人はおいていく内容となっております。

俺が好きなのは、やっぱ渡辺桃選手とか。
葉月選手とか。
コグマ選手とか。
AZM選手とか。
どっちかというと、恐らくは「二番手」の選手といったらいいか。
もうね、彼女たちが出ていればタッグ戦線が面白くなるの当然だよね、みたいな。
きっちりとした技術があり、スター選手を支える方というか。

そして、ヒールも好きなわけです。
全女で言えば、飛翔天女・豊田真奈美選手も大好きだが、ZAPが好き、みたいな(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-1293.html)。
そういう感じなんだよな。

だって、やっぱヒールあってのベビーだから。
ベビーの選手はやっぱそりゃ可愛かったりして人気もある。
どっかアイドル然とした感じもある。
けれども、それを引き立てているのはZAPでしょうが!というような。
つまりは、スター選手、アイドル選手を引き立てているのはヒールでしょ!という。

そういう意味で、今シングルのベルトを巻いているジュリア選手というのもいい。
どう見ても「男受けしない」という。
けど、女性人気はあるでしょう、みたいな選手ね。
こういう人好きなのよね。
でも、言ってもジュリア選手はもうシングルトップだからね。
その影には、彼女を支え続けている技巧派の選手がいるわけですよ。
昔の選手でいうと、椎名由香選手というか。
そっちが好きなのよね~やっぱ。

というわけで、もう総選挙というネーミングもどうかと思うが、人気投票の結果は気になっていたのだが、ピーチサンライズ入ってないじゃん…。
AZM寿司も入ってないじゃん…。
ハヅキストラルも入ってないし…。
という結果で。
ま、もう技の名前で言っちゃいましたけど。

で、結局、スター選手、かわいい選手、若い選手が名前連ねてて…。
いやいやいやいや、これじゃいかんだろ!という。
まあね、プロレスの見方なんていうのは人それぞれでいいし何かを強制すべきことでもないんだが、しかしねえ、これでいいのか!という。

「なつぽいことなつぽい」(なつぽいが名前です)もいいと思うし、頑張ってると思いますよ。
よくやってると思うし、もちろん嫌いではない。
確かに電撃移籍というか、そういうチーム移動のドラマもあった。
でも、もうそこ応援しなくてよくない?
むしろ、二番手をどうして君たちは応援しないのか?
注目しないのか?という。
そこのところね、ちょっと考えていただきたい。

とか偉そうに言えたもんでもないですけどね、やっと顔と名前が一致したくらいなんで。
しかし、ジュリア選手が入ってないのはやっぱ納得いかない!
かなりプロレス的ストーリーの中心にいたような気もするんだけど…。

というようなわけで、やっぱ女子プロレスは女子人気を上げていかないとだめだな、と改めて。
きっとやってる方もそう思ってるだろうな、という気もするのよね、ま、身近な元女子レスラーも言っておりましたその辺。

大日本プロレスさんにはお世話になってきたし、ホント、ウチの連中、イチマルやコウヘイも「コロナ終わったら大日に行きたい」といっているが、俺は大日ももちろん行きたいが、スターダムも見に行ってみたい。
一度も見てないもんで。

さて、しかしコロナで自宅待機している今の状況を考えると、いつ行けるやら、という気がしてまいります。
まあ、なんか本気で今の政権は無策だもんなー(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6121.html)。
言うに事欠いて旅行支援再開とかバカなんだろうか、この死者が一日400人とか言ってるさなかに。






(BGM:Wire「Go Ahead」from「154」)
→このドラムすごいな…。
どっか躓いたような、でも、これでいいのよね。
こういうのすごく憧れるなあ。
バックのシンセ音?とか、ニュースの語りみたいなのとか、すごくカッコイイ。

男性介助者

プロレスサイコウ!


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我々とプロレスは親和性が高い。
まあ、そもそもよく見にっていたし、大日本プロレスさんにはにじ屋でリングを持ち込んでの興行もやってもらったりした。
そういえば、プロレスラーだった人まで働いている。
というか、彼女たちも、「どっかジムにでも行って運動したい」という話の延長線上に、たまたま近所で女子プロレスの団体でプロレスサークルというのがあって、それに行ったらプロレスラーにも教えてもらって一石二鳥じゃん、というところから始まってて。
なにせ、その時点でプロレスファンだったわけで。
で、なんやかんやあってデビューすることになってしまったという。
先にプロレスファン+運動したい、という三十代女子だっただけで。

ま、だから多くの人がファンである、という。
連れて行ったらイチマルたちもプロレスが大好きになって。

やっぱね、プロレスって面白いんですよ。
単純だし、応援の仕方が自由、というか。
というか、わかりやすい。
いいモノと悪者がキチンと別れてたりして。
ブーイングもしやすいし、いいモノが勝てば喜べばいいし、悪者が反則したらブーイングすればいいんだから。

女子プロレスなら、単純に「かわいい女子」が、ちょっとブサイクな(見た目ですよ)選手にやられたらブーイングすればいいし。
で、それを見続けていますと、そのブサイクな人こそすごいプロレスラーであることに気づいていったりして。
年配の選手が新人の前に立ちはだかる感じとか、そういうのもまた見方が変わってきて。

見ていけば見ていくほど、また新しい見方ができる。
感動するポイントが変わってくるというか。
奥深い。

しかし、コロナになって、見に行くことができなくなって。

できるだけの防御をして行く、という方法もあったかもしれないが、イチマルたちに「できるだけの防御」というのができるかどうか、という問題もあって。
そもそも、マスクがなぜかクルッと裏返しになってしまうイチマルとかと行くには躊躇があった。
しかも、イノウエとかには心臓の疾患とかあって、コロナに罹患してしまえばどうなるものか、と。
クラスターになってしまえば、死が目前に、という。

というわけで、ずっとまあプロレスを見に行ってなかった。
それまでは、下手すれば二週に一度くらいは見に行っていたと思う。

で、先日ついにコロナ後始めてプロレスを見に行って。
というのも、埼玉障害者まつりというイベントで、みちのくプロレスを呼ぶという。
埼玉障害者まつりについては、けっこう昔からお世話になってる國松さんらが中心になっていて(ならざるを得なくなっていて)、まあそういう流れもあったんだけど。
一つの決め手としては野外。
これまでの経験則で、飲食を伴う閉鎖された場所以外ではマスクをしていれば感染は防げるのではないか?というのがありまして。
逆を言えば、家族感染はするだろうけど、それよりも野外のプロレスでマスクをして行った方が安全、みたいな感覚か。
で、車で数人で行って参りました。

車で向かってる途中で、すでにワクワクしている自分がいる。
ついにプロレスが見れる。
いや、やっぱ「生」なんですよ。
プロレスは生じゃなきゃダメなんです。
テレビの中でのプロレスは、どっか痛みが伝わってこない。
目の前でチョップされる人を見るからやっぱ痛い。
けれども、テレビの中ではなんか「作り物」のように見えてしまう。

なんか、マスクをしていれば声出しOKとのことで、思いっきりブーイングもできました。

そしてね、プロレスを恐らく始めてみるんだと思うんだけど、子どもたちの歓声がいい。
きちんと「いいモノ」のレスラーを応援し、悪者を徹底的にやっつけろ!と声を上げる。
この感じね。
誰にでもわかりやすいプロレス。
地方の駐車場でやるような感じのプロレス。
これこそがオレはプロレスの原点だと思うんだけど。
いいモノがやられた時の「きゃー!」という悲鳴。
やっぱプロレスサイコウ!と思いましたわ。

見終わって、アキが選手に花束を渡すみたいなことがあって、売店のそばにいたんだけど。
いや、もうね、売店に黒山の人だかりなんですよ。
座っていた椅子はガランガラン。
つまりね、もう初めて見た人たちが一斉に感動しちゃったんだと思うんです。
で、Tシャツを買わずにはおれない、という気持ちになったのではなかろうか。
その中のおじさんが、イチマルを見つけ、「君の応援よかったね!」と言ってきたんだけど、「今日初めてプロレス見たんだけど、もうTシャツ買っちゃったよ!わっはっは」と楽しげにTシャツを抱きしめて帰って行きました。

プロレスサイコウ!
早く屋内の大会も見に行ける状況にならないかな、と思っている昨今であります。






(BGM:佐野有美「チアリーダー」from「あきらめないで」)
→この人は車椅子の人なんですね。
「もうためらわない、フレーフレー、私は何度も大きな声を出した」というリフレインがいい。
そう、ためらわない。

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