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スーパーちんどん・さとう

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彩星の朗読劇にやられた。すばらしかった。


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彩星学舎の朗読劇に行ってきた。
というか、まあ、これは彩星学舎というフリースクールの年度末学習発表会、という位置づけになっているようです。

正直、最初の朗読劇のインパクトが薄れ、しかも昨年はウチのミツとノブが参加したこともあって、なんか客観的に見れず。
そんな感じで今年の朗読劇に臨んだわけですが、いや、やられた。
完全に打ちのめされた。
これは今までみた朗読劇の中でも、大傑作だったと思う。

ベースにしているのは宮沢賢治。
俺は宮沢賢治のことはよく知らないけど、なんだかんだいまだにいろいろと取り上げられる作家さんだよね。
まあ「雨ニモ負ケズ」なんて、確かに誰だって知ってる。
俺もその詩は好きだ、というか、それくらいしかわからないけど。

その詩から感じられる世界観は確かに「土」を感じさせてくれるし、本当の意味での「人とのつながり」みたいなモノを鮮やかに描き出しているようにも思ったりする。

それは、とても彩星学舎の教育方針みたいなものにあっているのかもしれない。
って、その教育方針もちゃんとは知らないけど。
なんとなく、この年度末学習発表会を数年見てそう思った、という話です。

その宮沢賢治の世界観に、彼らが続けているという東北への朗読劇?のツアー?においての報告みたいなものが乗ってくる。

これがまあ圧巻だった。
特に希望の牧場においての物語は、俺の心に突き刺さってきた。


希望の牧場は、放射線の汚染によって、本来は放棄しなければならないとされた牧場、ということでいいのかな。
確かに、汚染された牛はもう売り物にはならない。
だから、牛を処分せよ、と。
つまりもうその場所で牧場としてはやれない、ということだ。

これは人間の都合だ。
というか、そもそも牛を殺して食べる、というのも人間の都合ではある。
でもまあ、そこは人間が生きるためにもしょうがない、と、なんとかアタマの中で折り合いはつけられる。
そうした牛を「生産」する場所が、結局人間の作った原発によって汚染され、牛はその命を人間の都合で処分されることになる、という図式だ。

そこで働く人は、結局「牛を育てている」けれど、それは「殺すために」育てているとも言える。
「出荷」するにおいては、断腸の思いもあるんだと思う。
でも、それはさっき書いたように、アタマで折り合いをつけるしかないし、そういう折り合いの中で、牧場という「仕事」は成り立つとも言える。

それはまあだから、きっと「アタマの中の出来事」であって、気持ちがそこについて行けなければ、やっぱり続けられないんだろうな、と思う。
今回、そこで原発事故があって、「売れないから殺せ」となってしまった時、もう「アタマの中で折り合いをつける」ってのが、やっぱもうできなかった。
「そんな理由で殺せない」、というのは、わかる気がする。

幾度となく語られる「オレ、牛飼いだからさ」というセリフは、胸に突き刺さってきた。

「売れない牛を生かしつづける。意味がないかな。バカみたいかな。いっぱい考えたよ。」
その結論が、「オレ、牛飼いだからさ」という言葉。
この強烈な「アタマを越えた矛盾」、「人という存在のあまりの身勝手な尊大さ」、そして、「汚染がゼロになることは数百年先かもしれないという科学的見地」…、そこに翻弄された一人の「牛飼い」の人の混沌が、結果として「オレ、牛飼いだからさ」というね。

この言葉は重い。

同時にそこに、彼ら自身、つまり不登校の子たちに降りかかる矛盾、サポートしようとする人たちへの「俺の気持ちをそんなに簡単にわかったとか言うな。わかってたまるか」という拒絶感が重なっていく。

この「わかってたまるか!」という言葉、「オレ、牛飼いだからさ」という言葉と、確かに温度に差はあるけれど、なんか同じように俺に突き刺さってきた。
それはきっと彩星の朗読劇の構成の素晴らしさなんだろうし、彼らのまっすぐに飛んでくる言葉、朗読のすごさによるものだったと思う。


世の中の矛盾はシンクロして、つまり、いろいろ問題が拡散して各々の問題かのように見えてしまうけど、根は一緒なのかもしれない。
彼らが被災地へのツアーを続ける理由はそこにあるのかもしれない。

なんか、一度、一緒に行ってみたい気もした。


彩星の朗読劇。
今回と同じメンバーで、今回と同じシャクで再演するのはとても難しいことなのかもしれないけど、どこかでやってもらって、なんか、もっとたくさんの人に見て欲しい。






(BGM:矢野顕子「てぃんさぐぬ花」from「エレファント・ホテル」)
→ひじょうにわかりやすい沖縄音階の曲として、これはまあ中学校の時にずいぶん分解しました。
そういう子でしたね。
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