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スーパーちんどん・さとう

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機関紙先号に掲載したハトミの原稿を転載


 先月私は、大分で開催されるスホーツオブハートというイベントに「テンボ」というブランドのモデルとしてファッションショーに出演する為に、生まれて初めて自分で飛行機のチケットを取るところから、人口呼吸器をつけて飛行機で行ってきました。初めてだったもので、まずは基本からと、ANAのホームページに記載の通りに進めました。不手際が起きては困ると、それは慎重に・・・
 まずチケットの予約。これはスムーズに終わり、次に「おからだの不自由な方の相談デスク」に電話し必要な手続きをチェック。(性格柄その前にホームページで予習)

1、車椅子のメーカー・車種・サイズ(飛行機のサイズにより搭載可能なサイズが異なるため)「縦・横・高さ・重量」折りたたみの可否・バッテリーの種類。を申告。
2、呼吸器のメーカー・機種・バッテリーの種類。医師の診断書の提出。
3、飛行機の座席に座る際、貸し出しのベルトやタオルの要否の確認。
4、車椅子を預けた後に乗る空港が用意した車椅子について。(私は頭を支えるものがないと座っていられないので、そのタイプは羽田にはあるが大分には無いということで、搭乗口のギリギリまで電動車椅子で行かせてもらえるようお願いしました。)
 以上のことを抜かりなく申告し、準備万端いざゆかんとばかりにフライトの日を迎えた私でしたが・・・。


《前編》

 当日、告げられた通り出発時刻60分前に身障者用の受付カウンターに行くと、あろうことか、全て事前に伝えてある筈の、車椅子や呼吸器のことなどが窓口のお姉様方には何一つ伝わっていなかったのです。
 話をするにも向こうは車椅子と呼吸器のバッテリーの区別さえ付かぬ全くの素人だし、しかも説明しようとする私などに目も耳もくれず、分からない介助者にしか話しかけないものだからもう、ただの出来の悪いコントである。

 全て伝えてある筈の車椅子のメーカーはどこですか?「だからー!」車種は?バッテリーの種類は?「だ・か・ら!伝えてありますよ!!」途方に暮れながらも教えるとそれを聞いて、いま初めて聞きましたとばかりに、デスクのパソコンで調べている模様だったがそのページすら見つけられず・・・ラチがあかないので、私がそのパソコンを借りてページを表示して教えてあげた始末。どちらが障害者かしら?劇団かしらもびっくりよ。

 次に取り出したのは、メジャー!である。伝えてある車椅子の縦・横・高さを測ろうというのだ、話疲れてしまった私は休んでいる間のことで様子を見ていました。
 すると高さがどうとか横はどこから測ろうか「ここでいっか」なんてやっている。「え?ソコからなの・・・」もう怒る気すら・・・少しあやふやなのだけれど、その後車椅子の大きさなんですがと、なので「そりゃあ今の状態だと飛行機に乗りませんよ。乗せる形に(車椅子の高さがあるので、搭載する際はリクライニングして背もたれを倒し更にヘッドレスト頭の支える台を外す)今なっていないもの。と」
 私はその日に乗る機体貨物の開閉口の高さを頭に入れてあったので、リクライニングしなければ〇〇センチの入口には入りませんよと、勿論把握していないので向こうは慌ててパソコンへ。
 「あのぉ・・・私お客様ですよね?」

 その後、名前は忘れてしまったけれど、車椅子をチェックする係が確認しますと言われ、その方が来たと思ったら1分も経たずに終わり、その数秒で一体何ができようと思った。
 事前に伝えたことやしたことなんて、意味があったのは医師の診断書くらいで他はなんの意味もないのね。と思いながら最後の手荷物検査へ。ここからこの日最大の災難が始まるのです。

 スタッフに「お客様、この六角レンチは機内にお持ち込み出来ません。規定の長さを0.8ミリオーバーしています。」といわれ、そんなことを全く聞かされていない私は「どういうことですか?これがないと車椅子を使える元の状態に戻せないのだけれど?」何とかならないかと再度確認を取ってもらうも状況は変わらず、スタッフから「出発のお時間が迫っておりますので、レンチを置いていくか、1便遅らせて預け荷物として手続きしなおしていただくしか・・・」

 説明すると、そもそもレンチが必要なのは航空会社都合で機体の貨物に入れる高さにする為に必要で用意した物。向こうも車椅子への対応が初めてではないだろうし、十分使うことは予測できるはずで、事前連絡のやり取りの中で一言も教えてもくれずに、いきなりダメですなんてちょっとあんまりではないだろうか。
 この、呼吸器をつけ車椅子でやっと動いているような私がテロ紛いを起こすとでも言うのだろうか。こういった所でこそ合理的配慮なのではないか?
 私は一時レンチを此処に捨て、向こうで手に入れることも考えたが1便遅らせることにしました。

 そして今か今かと、大分で予約しているタクシー会社へ連絡などしていると「お客様の車椅子をもう一度検査します。」と言われ「今さっきしたばかりの検査をですか?」と聞くと「便が違いますので。」

 阿呆なの?

 規則だと言い張られ仕方なく待っていると「申し訳ありませんが、車椅子の検査をする者がもう次の便に間に合わないので、もう1便遅らせていただけないでしょうか。」
 初めての飛行機というのもあり、もう絶望的な思いでしたがなんとか心を落ち着かせ、「お願いというか決定事項ですよね?」と、「申し訳ございません。」そして時が流れ、更にトドメと言わんばかりに「お客様、本日お乗りできるよう最善を尽くしておりますが、最悪本日お乗せできない場合もございます。」
 もう悪い夢でも見ているのではないかと思いながら、怒りと不安に潰されながら佐藤さんの言っていた「飛行機は鬼門」という言葉を思い出し、「コレか・・・」と打ち拉がれていた。
 結末としてはその後に乗れた訳だけれど、今思えば余裕をもって現地入りを前日にしていなければ、まずもってショーに出れなかった訳で「どうしてくれるんだ」ともっと怒れば良かったと思います。


《後編》

 窓枠に切り取られた都心の夜景を眺めつつ、機体は着陸態勢に入っていった。大分のファッションショーは大成功に終わり、その残響に僅かな寂しさを感じながら。

 行きの空港では、散々な洗礼を受けたのだけれど、帰りは何も問題なくスムーズに乗ることができ、何はともあれ無事に帰って来ることが出来た。

 かに思われたのだが・・・

 着陸後、行きと同じように機体の扉の前まで車椅子を持って来てもらい移乗する為に介助者に様子を見て来てもらうと、介助者が蒼白した様子で戻って来たので
 「どうしたの?」
 「車椅子が壊されていて動きません」
 「は。はぁぁ!?」「どんな状態なの?」
 「コントローラーが折れて外れてしまっています。」

 その瞬間、私は車椅子がなおるまでの数日、数週間のベッド上の生活を覚悟した。
 私の車椅子のコントローラーはマイクロジョイスティックという特殊なもので、他にも体の状態に合わせ事細かにセッティングしてあって、代車を用意すれば良いというそんな単純な物ではないからだ。怒りよりも、この先の生活をどうしよう・・・という不安が私を支配した。

 兎にも角にも動かねばと、車椅子は座れる状態だったのでひとまず移乗して状況を確認するとまず、ジョイスティックを操作する為に手を保持するアームが調整してあった部分がグチャグチャになっていて手を乗せられない。
 次に、ジョイスティックがこちらで用意した破損防止キャップをしてあったにもかかわらず、根元から外れ基盤が見えてしまっている。生命線のジョイスティックはというと貨物内に落ちていたのです。
 どういう扱いをしたらこうなるのかなどと考える余裕すらなく、車椅子は操作=走行できない状態なので手押しに切り替え、二人掛かりで荷物受け取り場まで移動しました。
 そこでなんとかジョイスティックを接続させようと30分ぐらいやっていただろうか、介助者に指示を出し何度も試み運良く動くようにはなったがミリ単位で調整してある手の保持アームがうまく機能せず辛うじて動けている状態。
 例えるなら「松葉杖を使っている人からそれを取ってしまう様なもの」だ。
 文句の一つでも言いたかったのだけれど、迎えの車も待たせているし疲れと多少の安堵で気が抜けてしまい。スタッフを睨みつけ修理代は?と名刺をもらうのが精一杯でした。

 車椅子を使う者にとって飛行機は「最大の鬼門」である。

 後日、信頼するメカニックに診てもらった所やはり外れてはいけない部分が外れてしまったらしく、早めに交換したほうが良いとの事で早々にも部品を発注していだきました。なにぶん海外からの取り寄せになるので時間が掛かるのです。

 当初は、修理代だけ貰えればそれで良いと思っていたのですが、考えるほどにこのままで良いのだろうかと修理代を請求する前に、虹の評議員会で報告したり無料の弁護士相談所に行ったり。
 修理代は当然払っていただくとして、結局、手もあまり自由が利く訳ではなくミリ単位で上手く操縦できるように、車椅子を使いながらメカニックと作り上げて来たものまで無きものにされてしまい・・・とても動かしづらくて、その賠償的なものを取れないかという相談と、賠償よりもこちらが本命なのだけれど、ANAが車椅子という普通の荷物とは違う、なくなてはならない体の一部の物に対して荷物として運ぶ際どのような点に留意して対応しているのかという質問を公開質問状として出すことと、問題があるなら問題を提議するとして、どのような流れで行くのが効果的か、という相談をして来ました。
 やっばり、こんな思いをするのは一人でも少なくしたいし、障害者だろうが社会のイチ歯車として生きているんだと訴え、いや教えてあげなければならい。

 来月号では、質問状の返答を掲載し皆さんにお伝えできると思います。(漆黒。)


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虹の会機関紙はにじ屋で配布中。
そのほか欲しい人がいたら連絡下さい。郵送で送ります。
ちなみに、今回の目次になってない目次はこちら↓

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(BGM:ウイッシュ「御案内」fromYOUTUBE)
→「今日、お葬式をします」という、衝撃の冒頭なんですけど、これ、「失恋しました」なんだな。
私の愛のお葬式。
ホントに相手が死んだのかと思った。
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