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スーパーちんどん・さとう

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独り言にはこたえない、という鉄則があります。
鉄則というか、まあ基本、我々はそうしています。
ということに、ここのところ気づきました。

というのは、アクムが来て、アクムというのはそもそも集団生活をしてこなかった人なので、話を受け入れないし、聞かない方向。
ま、それでも「にじ屋行くよ」とか「朝の運動だよ」と言えば動くんだけど、それは話をしているというより、行動の指示というか、そういう感じですね。

このアクム、まあ「家に帰りたい」、ということを言います。
とにかく一人でいたいのでしょう。
ま、それもそうだな、と思います。
ウチでは珍しいけど、二十数年間、ずっとそうしてきたんだからそうもなるでしょう。

で、その「帰りたいよ!」とか言うのがデカい。
声がデカイ。
かんしゃくを起こしながら言う、というか。
つまりどういうことかというと、「聞いて欲しい」わけです。

でも、独り言なんだよね、これ。
「もうガマンできない」とかも言う。
心の声を口に出しちゃってるパターン。

これね、まあウチでは全無視なんですね。
でも、たぶんですけど、この声に親はこたえていたんでしょうね。
じゃなきゃ、こういう風にはならない。

つまり、独り言が他人に伝わると思っている。
それは、自分の思いは親がわかっていて当たり前、と思っている。
もっというと、他人もわかるはずだ、と思っている。
全知全能かよ、と思うわけですが。

でも、それは伝わりませんよ、と。
いや、受け取りませんよ、と、今はとりあえず全無視です。

「佐藤さん、●○教えて」と言ってくれば、それはこたえます。
「佐藤さん、帰りたい」といってくれれば、「もうちょっとで終わるよ」とこたえます。
しかし、「帰りたい!」と半ばかんしゃく気味に放った言葉は拾いません。
俺と君は違う人間で、伝えたいのなら、きちんと伝えてください、じゃなきゃ、君の考えてることなどわかりません、というのをまずわかって欲しいんです。

で、まあどうなるかというと、彼はかんしゃくを起こしながら「もう逃げる」とか言って事務所の隅に行ったりします。
それも無視。
勝手にどうぞ、あんたがそうしたいんだから、そうしたらいいし。


ま、つまり、ちょっとちゃんと言うと、「独り言で状況を変えてやることはしない」ということですね。
状況を変えたいから、彼らは何をか表現する。
カイだったら、噛んだりするかもしれない。
でも、それで状況を変えてしまったら、彼は噛むことが成功体験になってしまう。

それはちょっとまずい。

そうじゃなくて、ちゃんと伝えれば伝わるんだよ、ということを成功体験にしなければならない。
だから、カイも、俺の手を取って(カイは喋らないから)、冷蔵庫まで引っぱっていって、「これを食わせろ」みたいなことを言ったり(行動したり)もするようになりました。
そうすれば、別に食わせたくないわけじゃないから、食わせます。
前だったら、噛んで終わりだったものが、そうすれば「やってくれる」という風に、まあ「状況を変えることができる」ということをカイにはわかって欲しい。

同じようなことで、アクムはそれでも言葉が出るし、アタマも悪くはなさそう。
だから、まず「他人が存在する」ことを、理解して欲しいんですね。
自分とは違う人なんだから、その人にはちゃんと言葉で伝えなきゃわからないんだ、という当たり前のコトをまず理解してもらわなきゃならない。
かんしゃくで「帰りたい帰りたい!」を言って、それがまわりに認められるのなら、彼はかんしゃくを起こし続けるでしょう。

それは困るんだよね。
その延長でもの壊されても困るし。


よく、俺らのような仕事をしている人は、「彼らの要求にこたえてあげましょう」みたいな「優しさ」を前面に出しちゃったりするんだけど、いやいやいや、それは「きちんとした手続きを踏んだ場合な」ということを抜け落としちゃってはまずいでしょ、と思う。
独り言にいちいち「あら、そうなの?」なんて答えていたら、彼は他人を認識できない。
それを続けていたら、独り言、自分が思っていること、が、その通りにならなくなったら、暴れるかもしれない。
というか、カイなんかは自宅に住んでいた時、それをやってまずい事態になったし、アクムの家庭内暴力ってのもその手かもしれない。
後者は様子がよくわかんないけど、彼を見ているとそれもあったように思う。

だからといって、言葉が出ない人はどうするんだ?みたいなことを言う人がいるんだけど、それは前述のカイの例もあるけれど、方法はいくらでもあるし、いや、正直言えば、「今カイが何をしたいか」くらいはわかってるんですよ、コッチもプロですから。
ま、それが一人で出来ることならイイですよ。
やりゃいいんです。
でも、助けが必要なコトだった場合、それをきちんとした手続きでやらない限り、手助けはしない。

じゃないと、彼らは自分のことを全知全能の神だと思いかねないんですよね。


簡単なことなんですよ。
「帰りたい!」ってかんしゃくを起こすんじゃなく、普通に「佐藤さん、帰りたいよ」と「俺に」話しかけてくれればいいんです。
そうしたら、俺もそれにきちんと答える。

そして、それをアクムはなんかそこまではわかってきた感じがちょっとだけします。
「独り言をどんなに大きな声でかんしゃくを起こして言おうが、ここでは通用しない」ってことが。
とはいえ、二十数年間やってきたことがそうそう変わることはなく、かんしゃくは続いていますが、それでも、時に「佐藤さん、今日は何時に終わるの?」とか聞くようになってきました。

これは、とても大きな一歩だな、と思っています。






表中

(BGM:CHEE「恋におちて」from「PREMIER LOVERS 2」)
→この曲をレゲにのせるのはどうか?と誰もが思うと思いますが、思ったよりあってるのよね。
ひとえにこのボーカルの不安定な寝起きで歌ってるような感じがいいのか、どうか。
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