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スーパーちんどん・さとう

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日本は52番目の州なのか?


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つかこうへいさんという人のことはよく知らない。
けどまあ、よく聞くし、亡くなったというのもなんかニュースとかで見た気がする。
そんなに演劇フリーク、というわけでもない俺が知ってるくらいだから、すごい人なのであろう。

ちょっとネットで見てみたら、「いつかこうへいな世の中に」みたいなことでこの名前にしたとか、在日の方だったとか、最後まで帰化しなかったとか、まあいろいろ信念を持った方だったのだろうコトがうかがわれる。

そんな方の「広島に原爆を落とす日」という脚本を、非シス人、という劇団がやるというので、つながりもあって見てきたわけですけど。

これがまあ、超フィクション。
史実もあったもんじゃないですが、演劇ですから。
戦争の悲惨さを描きながら、滑稽さ、お偉いさんの責任逃れ、押し付け合い、そんなのも描きながら、なんだかんだ「愛が一番!」という。
ラストはチカラ技で一気に畳みかけてくるので、感極まるかと思った。

そこまでが超フィクションなのに、チカラ技でやられちゃう、というのは、演劇の作り方というか、そういうのがしっかりしてるからなんだろうな。
ラストに向かっての畳みかけがすごいんだわ。

つかさんは、稽古しながらセリフも作って行く、なんなら中身も作って行く、というスタイルだったらしいから、つかさんの演出の最後がいつだったのかはわからないけど、演劇用の、演劇のための台本、ということなんでしょう。
よくできてるというか、まあこの劇団がまた作り直したのかもしれないけど、それにしてもラストの主役2人のやり、主役と少年兵?のやりとりにすげえ身がしまった。


ただ、まあひっかかるところはあって。

まあ、この劇の根底にあるのは、悲劇のヒロイズム、というか、そういう感じなんだよな。
愛に殉ずる主人公、みたいな。
日本もドイツも、「このまま行ってもどのみちこの国はダメになる」ということで戦争に突っ込んでいく感じ、これはまあ、史実でもそうか。
それによって多くの人が死んでいくということが、どれだけ馬鹿馬鹿しいのか、というような。

なんで、まあそれを愛に相対化してしまうと、ちょっとズレるはズレる気はするんですよね。
愛になら死んでもいい、愛と誠の岩清水弘ではないが、「君のためなら死ねる」みたいなヒロイズムは、愛の場面ではよく語られるし、肯定されちゃうけど、それと国家のヒロイズムはちょっと趣は違うわね。
その辺、どうなんだろう。

愛のためなら死ねる、ということと、国家のために戦争で死ぬ、というのはあまりに差がありすぎる。
だからまあ、そこを同一視させて始めて戦争は始まる、と考えれば、その「ヒロイズムの正体」みたいなモノに敏感にならなきゃならない、というメッセージとしては受け止められるけどね。
お国のため、が、「国に残した恋人のため」「家族のため」とすり替えられていく構造、というか。

つまり、評すればきっと「この時代の中、差別とも闘う主人公と、愛の殉教者であろうとする恋人と、そのヒロイズムと戦争に潜むヒロイズムの危うさを描いた作品」とかってことになるんだろうかしら。


まあ、そういう難しい話をしたところで、この「超フィクション」の力の前にはけっこう無力ではあるんですけど。
メチャクチャな設定ですから。

いやまあ、日本人、しかも在日の人がエノラゲイに乗って原爆のボタンを押した、という設定、どうやったら思いつくんだろうか。
いくら演劇を作る人といっても、この発想はすげえよな。
ってか、すごいから後世にも名が残ってるんだよな、つかさんってのは。

この舞台では、世界は「だまされていた」、だまされて戦争をしていた、当時開発中だった原爆投下実験のための戦争だった、という設定ではあるので、そもそも国家同士の戦争でもないんだけど。
「どこに原爆を落とすか」という「ゲーム」だった、みたいな感じか。


ラスト、日米安保の真相に迫る、みたいな話になっていくんだけど、その密約文書が「白紙」。
つまり、「日本は永遠の米国の統治を認めた。なぜなら、日本はどこの国にも勝てないちっぽけな資源もない島国だ。だからアメリカに国を守ってもらう。それと引き替えに日本の統治を永遠に米国に認める、としたのだ」という結末。
アメリカにとっても、本当に欲しいのは中国。
基地が日本におけるなら悪い話ではない、とそれを認めたのだ、という。
日米安保なんかなく、ただの属国。
いや、日本という言葉すら、本来は米国の州の名前と同じなのだ、という。

これはまあ、今の政権の動きを見ていると「ほんとにそうなんじゃないの?」という感じがしますね。
そう考えれば、全てが納得いく、という。

日本の国民よりも米国の大統領の顔色をうかがう総理。
そんな政治がずっと続いていますから。


んなわけで、なかなかいろいろ考えさせられる舞台だったな。
おもしろかった。










sennkyoshou.jpg

tanndokuchuu.jpg

baka.jpg

(BGM:FOE「ウルトラセブンの歌」from「ROCK THE ULTRAMAN」)
→こういうのって、素人の我々にはできないんだよね。
ずらす、はずす、リズムの始まりがわかんない、みたいな。
こういうのが作れるってすごいよな。
かっこいい。
まあ、普通なのかもしれないけど。
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