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「赤坂のマジックバー」
「ノーヴ・ハッセル・アベ」こと、鉄丸さんが、ついにマジック一本でやっていく、ということになって、見に行きたいとずっと思っていたのが「赤坂のマジックバー」だった。
これまでも、鉄丸さんはほかのお仕事もしながら、恵比寿や丸の内、秋葉原などでビアレストランや個室の居酒屋さんなどでお客さんのテーブルを回る「テーブルホッピング」というマジックをやっていたので、それも大好きで、何度か鉄丸さんが出演する日に見に行っていた。
しかし鉄丸さんにとって、本拠地のようになった赤坂に「ぜひ来て!」と声をかけてもらっていたのだ。
行きたい…。
でも「赤坂」であり、「バー」である。
やっぱりそうなると薄暗い店内で、お客さんもマジックに精通した常連さんばかりで、マジシャンの声しか聞こえないようなシーンとした、緊張感あふれる場所なんじゃないか?お客の感想も「あぁ、なるほど。それで来きましたか」みたいなつぶやき、からの、マジシャンも「静かにうなずく」みたいな。
「わー!なんでなんで?!」といつものように騒ぐような素人のお客はいなくて、「なんでなんで?」は心の中に納めて帰ることになるのではないか。
つまり「赤坂」の「バー」というだけで、完全にアウェイな場面を想像していたのだった。
しかし鉄丸さんの「そんなことないですから」「最初私一人で店におりますので気軽に来て下さい」「オーナーのマジックが素晴らしいのでぜひ見てもらいたいです」という言葉を信じて、それだけを信じて。「そんなことない赤坂のバー」は想像つかないままではあったけど、お盆明けの月曜、コウヘイ、オグラ、みずえちゃんと赤坂に向かった。
ビルの八階にあるという「マジックバーサプライズ」。
お上りさんのように、上ばかりキョロキョロしながら、その看板を探し、たどりついたビル、「会員制」というドアを横目に「サプライズ」のドアを恐る恐る開けた。
その瞬間に鉄丸さんと、若い女性の笑い声が聞こえてきて、だいぶホッとした。
カウンターとソファのお店には、その若い女性の2人組のお客さんが来ていて、鉄丸さんがお酒をつくりながらお話ししていた。
お酒は飲み放題、「何にしますか」と聞かれてもすぐには選べず迷っていると、鉄丸さんが本当はそのメニューにないビールをごちそうしてくれて、なじみのあるビールで乾杯させてもらった(下戸のみずえちゃん以外)。
そのお客さんたちがとてもすてきな感じの人たちで、私たちは、お店にある色紙やポスターを、へぇ!とか言って楽しみながら、そのおしゃべりのおかげで、通常運転に戻った。
鉄丸さんと、オーナーさんのマジックは、予期はしていたものの、本当にすばらしかった。これまで、鉄丸さんのマジックは、にじ屋のベンチの上とか、料理がたくさん並んだテーブルでしか見たことなかったのだな。鉄丸さんには、そんな場所を選ばないマジックの強さを見せてもらってきたけど、今回はマットと自分たちのグラスしかないバーのテーブルで繰り広げられるマジックを、贅沢にもわたしたちとそのお客さんだけで堪能させてもらった。
オーナーさんは、だじゃれを含め、よどみないおしゃべりに気をとられていると、目の前の今飲んでいたはずの自分のグラスの下から、何度もコインが出てきてしまうので、隣のお客さんと一緒に「キャーキャー」言ってしまった。
そう。
つまり結局、キャーキャー楽しんでしまったというわけ。
「赤坂」の「バー」はたどり着くまでも楽しかったけど、とてもリラックスしてマジックを満喫できるところだったのだ。鉄丸さんが言ってた「アットホームな感じなんですよ」という言葉の意味がやっとわかった気がした。
鉄丸さんを信じて、行ってよかった。
帰りにそのお客さん2人から「どういうお仲間なんですか?なんかヒーローショーの人たちみたい」という声をかけられたのも、私たちにとってはまた結構なサプライズだったけど、あまり正体を明かさないままお店を出た。
あのあと、鉄丸さんがお話ししたのかはわからないけど、少しは私たちも「サプライズ返し」できたかしら。(了)
マジックバーはぜひみなさんにも行ってもらいたいし、ハッセルアベさんのマジックもぜひどこかで見て欲しいのですが、今回触れたいのは、この最後に書いてある部分ですね。
「どういうお仲間なんですか?」という。
これが、まあなかなかよくあるアレで。
なんでしょうかね。
市丸とかコウヘイなんかは髪の色が普通じゃないし、なんだかんだ堂々としてたりするので、始めて出会った人に「何かちょっとあれだけど、なんの人なんだろう?」という疑問符が浮かんでいるのが見える時がある。
このマジックバーに一緒に行ったのは、アキ、コウヘイ、みずえ、オグラ、そして俺、というメンツ。
このメンツでまあ「ヒーローショーの人たち」というんだから、まあそのお客さんにもマジックがかかっていたのかもしれないけど、確かになんか「カタギじゃない感」はあるのかもしれない。
こういう時、でも「こいつらは知的障害者ですけど」ということを言う必要はないわけで。
「障害者の団体とかのアレで」というのもなあ、とか。
別にそういう紹介である必要はない。
なんか他のコトを言う前に、「障害者である」ことを紹介するのもおかしな話じゃないですか。
なるべく言いたくない、というか、う~ん、なんだろう、そういう感じがあります。
まあだから、「職場の云々」という言い方になるわけだけど、それもある意味不案内で、「なんの仕事?」ということが相手は聞きたい。
だって、「職場の云々」だと、「ヒーローショーの人たち」でも成り立ってしまう。
そうなると、「虹の会って障害者の団体で云々」と説明しなきゃならなくなる。
この感じで、毎回逡巡していて、なにかうまい答え方はないモノかな、と思っています。
(BGM:Magnificent Bastards「How Do You Sleep ?」from「Working Class Hero A Tribute to John Lennon」)
→ジョンのソロの中では、この曲はものすごい俺が好きな曲リストの上位に来ます。
ポールを揶揄した曲とも言われてますけど、とにかく、ボーカルの入りがカッコイイ。
このトラックはまあ、元曲をなぞってますけど、まあしょうがないというか、この曲は壊せる感じじゃない。
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