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(創作です念為)
私を好きだと言ってくれる人と付き合ったりもした。
とは言っても、そこそこ浮気もしたりしていた。
きっとセックスが好きだと思うし、セックスに至る「ドキドキ」がとても私は好きなんだと思う。
自分で言うのもなんだけど、そこそこモテたし、浮気を承知で近づいてくる人もいた。
お互いに後腐れがない分、私はその「ドキドキ」に身を任せて寝た。
とはいえ、そんなことばかり繰り返しているのは自分がみじめになったり、後になって「しなきゃよかった」となることもある。
やっぱり、品行方正な女の子の方がイイ。
男にとってじゃなくて、自分もそういう女の子ではありたいとは思っていた。
でもまあ、「ドキドキ」にはかなわなかった。
なんとなく適齢期になって結婚して、なんとなく「ドキドキ」からも遠ざかって、最近、思うことがあって。
私、「ドキドキ」を愛してはいたけれど、その相手を愛していたんだろうか?。
いや、浮気だけじゃなくて、そもそも付き合っていた人のことを愛していたんだろうか。
今の彼も。
人を好きになるって、どんな気持ちなんだろう。
狂おしいほど、眠れない夜のことだろうか。
その人のことを思って、自分が犠牲になることだろうか。
私には、そんな夜があっただろうか。
犠牲になっても彼には生きていてほしい、と思ったことがあっただろうか。
今も、あるだろうか。
楽しいセックスはあった。
身体が合う、とか言うけど、そういう人はいたし、付き合ってもいた。
耳元でささやかれるだけで準備が出来ちゃうほどのセックスだった。
でも、その人のこと、愛していたんだろうか。
愛ってなんだろう。
恋ってなんだろう。
そうね、彼が浮気をしていて、怒り狂ったことはあった。
でも、そんな時、私は他の人と浮気をして憂さを晴らしていたような気がしてきた。
あのまま、まっすぐ彼に怒りをぶつけていたら、どうなっていたんだろう。
よくわからない。
でも、そうしたらよかったと、なんとなく今は思う。
なんでまっすぐ彼を思い続けられなかったんだろう。
彼に挑めなかったんだろう。
私を安定させてくれて、私を自由にさせてくれて、時々一緒にいて笑えればいい。
それはそうなんだけど、別に、それはこの人じゃなくてもいいんじゃない?
アノ人じゃなくてもよかったんじゃない?
その人を、私は愛しているんだろうか?
いや、あの時、違う選択をしていたら、今どうなっていたんだろう。
なんであの時、私は首を縦に振らなかったんだろう。
あの時は、なんで首を縦に振っちゃったんだろう。
恋だった?
いや、恋になりそうだったから?
失恋がイヤだったのかな。
恋をするのが怖かったんだろうか。
まっすぐ立ち向かって、ボロボロになるのがいやだったのかな。
かっこよくやり過ごしたかったのかな。
ボロボロを人に見せたくなかったのかな。
この人といたら幸せになれる、というのは、愛じゃないのかな。
打算なのかな。
平坦な人生が私の願いだったんだろうか。
それは愛なんだろうか。
今になって、波風が立ってもいいから、二人を結ぶ赤い糸だけを信じられるような恋をしてみたかったな、って思う。
明日になって、もし、彼が違う人になっていても、私はそれに合わせられちゃう気がする。
昔のアノ人になっていても、なんとなく波風立てないように暮らしちゃうかもしれない。
まあ、今になってそんなことを言ったって、もう遅いわね。
もっと早くに気づけばよかったな。
一生の相手だと思っても、それってうまくはいかないんだよね。
星の数ほど相手はいて、私もたくさんいて、そんなに簡単にマッチングしない。
それを最初からなんかわかった気になって、あきらめていたのかもしれない。
別に、あの時の彼のことずっと思っててもよかったのに。
そういう人生もステキだったかもしれない。
下手に浮気できる相手がたくさんいて、きっと恋多き女、なんて言われてるのかもしれないけど、でも、それは恋じゃなかったな。
あの時の彼の幸せだけをずっと祈ってる人生でもよかったのかもしれない。
たとえ、彼の人生に私がからまなかったとしても。
でも、そんなことってあり得るの?
やっぱりドキドキが欲しいし、思ってるだけじゃ生きていけないな、私は。
打算でも、妥協でも、私は今の彼と生きていくしかないんだな。
この思いは、ずっと隠したまま、誰にも言わないまま、きっと私は死んでいくんだと思う。
生まれかわったら、心が焦げるような恋をする女になりたい。
それが人生で一度きりでも。

(BGM:Gazebo「I Like Chopin」from「the Piano Songs 1」)
→「雨音はショパンの調べ」ですね。
こういう邦題ってのは誰がつけるのか、なかなか素晴らしいですよね。
「私はショパンが好き」ではもうどうしようもないですから。
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