FC2ブログ

プロフィール

スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

@SMChingDongSATO twitter

Calendar 1.1

<
>
- - - - - - -
- - - - - 12
3 4 5 6 7 89
10 11 12 13 14 1516
17 18 19 20 21 2223
24 25 26 27 28 29 -

全記事

Designed by 石津 花

カテゴリ

最新記事

最新コメント

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

最新トラックバック

QRコード

QR

うすらとんかち


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら


kaijosha.jpg

















(BGM:Devo「Sloppy (I Saw My Baby Gettin')」from「Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!」)
→テクノというか、そういうアレにカテゴライズされるんだろうけど、肉体的だよな今聞くと。
プラスチックスもそうだけど。
ってか、プラスチックスはホント、当時ライブ聞きたかったなあ。
スポンサーサイト



避けないで見てみて ★ 映画 「37seconds」


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら


kaijosha.jpg


「37seconds」という映画を見てきたわけですが。
アレですね、俺は50代なので、夫婦50割ですよ。
なもんで、アキ坊と「映画に行こうか」という場合に、夫婦50割は背中を押してくれます。
1800円と言われると高いけど、まあ夫婦で2400円だったら、まあいいか、みたいな。
これね、高校生とかも割り引いてるのかな。
若い人を割り引いたら、その人の人生にとって映画が重要なモノになると思うので、まあ若い人をもっと割り引いた方がいいような気がしますね長い目で見ると。

とまあ、そんなわけで、これは障害者の話で。
障害者自身が主役を演じているということで、まあその辺はとても好感が持てます。

なんでしょうね、俳優が障害者を演じる、というのは確かにあるし、それは確かに素晴らしい演技力だな、と思える時もあるんです。
でも、それはやっぱ解釈が「健体者寄り」なんであって、健体者にわかりやすく障害者を演じる、ってことでしかない、と言う面があります。
つまり、まあこうした映画の場合、健体者に障害者の世界?をわかってもらいたい、ということなんだろうから、それでもいいのかな、とは思うんだけど、演技力さえあれば。

でも、どっか演技しきれないところもあるわけです。

コバが立ってる。
立ってるんだけど、なんだろう、立ってるだけで、「こいつちょっとおかしいな」と思わせる何かがコバの立ち方にはある。
それって、いわゆる我々の想像を超えていて、例えば「おどおどしている」とかだったら想像の範囲内だけれど、そうではない。
おどおど、ではない。
かといって、「まわりが目に入ってない」というだけでもない。

この辺の某ってのは、まあ俺らにはよくわかるわけだけれど、浅い監督とかだとこれを単純にわかりやすく「おどおど」とかの表現にしちゃうでしょ。
そういう映画を見ると、ちょっとまあ残念なわけですよ。
リアルじゃない。

ま、映画ですからリアルである必要はないんだけど、でも、「障害者のことをわかってほしい」という現実につながる表現であるのなら、そこはやっぱちゃんとやってほしい。
やってほしいが、それが監督やスタッフの「想像の範囲外」だった場合、それって表現されないんですよね。

この主人公が時折見せる、「困惑でもない」「笑ってもいない」かといって、「諦念が支配もしていない」という表情。
これね、すごくなんか普段見る気がするんですよ。
浅い表現だったら、ここは「諦念だな」という場面で、「諦念が支配していない表情」というのが来る。
といって、諦念がないわけじゃない。
このあたりの感じが、まあ彼女は障害者本人、ってことだから意識とかじゃないのかもしれないけど、すごく伝わってくるし、なんだろう、「ここは泣くところだろう」という場面の、泣きはしないけど彼女の鼻の動き、みたいのがね、ものすごくこっち側に刺さってくる。

この映画は、過去に触れない。
主人公の彼女の生いたちにも触れない。
いや、生まれたときに37秒間呼吸が止まった、と言うことだけが描かれる。
そして両親が離婚。
その真意も親からは語られない。
全てが主人公の、こちら側の、「想像」にゆだねられる。

このあたりの描き方、なんかすごく斬新だと思った。
障害者モノだと、どうしても人は過去に触れたがる。

この映画は、今から未来しか描かれてなくて、新しい扉を開け続けることが人生である、と我々に訴えてくる。
生まれたから、とりあえず毎日をルーチンできるから、ということじゃなく、生きてきたという意味は、常に新しい扉を開けることなのである、と。

そういう意味で、施設にいたらできないし、この主人公の冒頭のように「過保護で子ども扱い」だったらできない。
親は心配のあまり、どうしても子が新しい扉を開けることを拒否する。
この映画では、親が主人公の服を見て「なんで!こんなチャラチャラした服を着て!」と叫ぶ場面がある。
酒を飲んだと言えば、誰と飲んだ!誰と一緒にいた!と責め立てる。

ま、よくある話です。
そして、この映画を見ても、恐らくそういう親は、この映画に感動しながらも、「ウチの子とは違うから」と、子どもに絶望的な一言を吐くだろう。
よくある話だ。

この映画に足らないモノがあるとしたら、主人公を取り巻く人たちが、彼女によって成長していないことだ。
というか、もうそれを越えちゃってル人たちが彼女が新しい扉を開ける手助けをしてくれるわけだけれど。
いや、それはそれでいい。
これは健体者の為の物語ではないから。
共に成長する、なんてのは実際にはまやかしだし、耳触りのいい「ボランティア精神」に溢れた、ある意味「本人を疎外する言葉」だから。

いや、とにかく見てほしい一作です。
障害者モノはちょっと…、という人も、いや、俺もそうなんだけど、これは受け入れざるを得ない一作だと思う。







(BGM:D-DAY「おやすみ」from「MICO’S KITCHEN」)
→埼大のオールナイトで、ハードコアパンクスにいろいろ騒がれたりして、それをはね除けてという感じもなく、どっか淡々とやってたのを思い出す。
音が鳴り始めたのに、バックステージで手袋がはめられない、とかって焦ってたのもなんか印象的でした。

地獄は続く


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら


kaijosha.jpg


(創作です念為)

ごめんなさい。
睡眠薬を入れました。
あなたの身体に触ってみたかったから。

眠れないと言っていつも行くお医者さんに処方してもらいました。

あなたがボランティアとして来る予定の木曜日。
いつか、あなたが飲むジュースに入れようと思ってました。
でも、他の人がいたらできません。
他の人が来る予定があったらできません。
あなたが急に倒れでもしたら、それはオオゴトになってしまうし、いや、僕のゆっくりな動きではジュースに薬を入れる時にバレてしまう。

ウチには多くのボランティアの人が出入りするから、その機会を掴むのは大変だった。
半年以上、その機会を狙ってました。

そしてついさっき、僕はあなたの湯飲みに入れたんです。
睡眠薬。

あともうちょっとで、あなたは眠ってしまうと思います。
僕に話しかけている声も途切れ途切れになってきました。


あなたに恋人がいるのは知ってる。
仕事場の人で、時に彼の愚痴も話してるよね。
「尊敬できる人」なんかじゃなくて、あなたに愚痴を言われる人になりたかった。

尊敬されたり、車いすで一人暮らしなんて立派ね、とか言われるの、もう疲れたよ。
そんなんじゃない。
普通に、あなたみたいに、どこかで誰かと出会えて、誰かと恋におちて、ケンカしたかったんだ。

でも、よく考えたら、僕の行動範囲はそんなに広くはないんだ。
あちこちに出かけはするけれど、僕はいつだって弱者で、みんなに優しい目を向けられるだけ。
でも違う。
僕はね、尊敬されたかったわけでも、優しくして欲しかったんでもない。

時に狼になって、君に襲いかかりたかった。
でも、僕にはそんなことはできないから。
それに、人付き合いもよくわからない。
ケンカって、実際親とは口げんかになったことはあったけど、一人暮らしを始めて、ボランティアを頼んでなんとか生活をつないできたからさ。
彼らとはケンカなんかしたことないよ。
だって、頼まなきゃならないし。

それに、たいがい僕にケンカを売ってくる人がいないよ。
ドラマの中で見るくらいで。
アレは僕には関係がない世界の話のような気がしてた。


こんな方法しか思いつかなかった。
女性の身体を触りたかった。
いや、あなたの身体を触りたかった。

ああ、もう薬を入れちゃったから、あなたはもう尊敬もしてくれなくなるだろう。
来てもくれないかもしれないし、この話が伝われば、そもそも僕の生活も終わりかもしれない。

でも、それと引き替えても僕にはこうするしかなかったんだ。
もう、全てを終わらせてもいい、とさえ僕は思ってる。


あとは、君が机につっぷして、こっち側に倒れてくれることを祈ろう。
じゃなかったら、全てに意味がないもんね。


(記録)
被告は、床に倒れた女性の上に、車いすから落下。
打ち所が悪く、その勢いで女性は骨折。
被告は、「突然倒れた彼女を助けようとしておちた」と供述したが、被害者が飲んでいた残されたジュースから睡眠薬が検出され、故意に被害者を昏睡させようとしたことがわかった。
非常に悪質な手口であるが、初犯であること、被告には同情すべき点があるとして、被害者との示談が成立していることから、執行猶予付きの判決が成された。
なお、被害者はその後も被告のボランティアとして活躍する意思もあり、その姿は多くの人の賞賛をうけることになった。



彼の闇は、まだまだ地獄のように続くのであった。







(BGM:David Sylvian「I Surrender」from「Everything and Nothing」)
→この人のこのねちっこい声がすごい好きで、こんな声を出したいと思うのだけれど、ぜんぜん遠いですね。
これは9分を超える曲なんだけど、なんだか特にあまり展開もなく終わるので、彼の声を堪能できます。
というか、それだけに集中できます。

暗中模索


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら


kaijosha.jpg


先日のライブの朝。
うわっついた雰囲気に耐えられなかったのか、アクムが騒ぎを起こした。
というのも、市丸たち数人の携帯が下がっている場所に行って、その携帯を三台ほど割ったのである。

アクムが携帯を割るのは始めてではない。
蝶番のものを割りたくなる性格のようだ。
そういう意味では止められなかったまわり、我々も含めて、アクムはもちろん大失敗だったと言える。

前にイチマルの携帯が割られたときは、イチマルは平静を保っていられた。
これは奇跡のような出来事で、イチマルはハムラビ法典を地でいく感じだから、何か不都合をされればやり返す。
それも怒鳴り散らし、あちこちを蹴飛ばし、やりたい放題。
ま、とはいえ、最近はそういうこともなく、どっちかと言えば大騒ぎになることはなかった。

でもまあ、前回、というかアクムが始めて携帯を割ったときは、まわりがたまたま冷静に対応したこともあって、しかもまあ「携帯を割る」という初めての出来事、非日常が起こったことでイチマルも何が何だかわからなかったのかもしれない。
その時は、その対応をものすごくまわりにほめられた(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-4908.html)。

が、今回はその時の感じが活かされなかった。
携帯を割られて、イチマルは例の如く怒り狂ったらしい。
何せ朝のことで、俺は現場にいなかったので、どういう感じでそれが起こったかについては詳らかにはわからないが、事務所についてその惨状に出くわすことになる。
朝飯の汁はぶちまけられ、入り口のガラスはイチマルが蹴破ったという。

とりあえず、イチマルとハヤテはその時点で奥に離れて座っていた。
他のメンバーが、黙々とその片付けをしていた。

俺が奥に話に行くと、それでも収まりがつかないイチマルは、「アクムが、アクムが!」と言い続ける。
わかった、待て、と言ってアクムの方に行くと、「もうダメだ」「もうやめたい」とずっと言っている。
アクムは、まだここの生活に慣れない。
なにせ、中学時代から引きこもっていたと言うから、そりゃ慣れろと言ってもこの一年もたってない状況では無理だ。

とはいえ、アクムはそもそも親がもう限界だ、ということでここに来た。
帰るところもない。
なにも、俺らも進んでアクムを仲間にしたかったわけじゃない。
イチマルにしたらなおさらだ。

いや、これはなにもアクムの親がヒドイとか、そういうことじゃない。
今でもしっかりと彼のことを思っているし、いろいろと過去のことで気になることを報告してくれるし、それに、「彼にも人生がある、私たちにも人生がある」という決断は、なかなかできるもんじゃない。
それに、ここまでタイヘンな思いを親御さんはしてきたことも、断片的には聞いている。
ちょっと離れたことで、正月に実家に帰ったら、ものすごく落ち着いていて、本当に離れてよかった、とも親御さんは言っていた。
彼を捨てたわけじゃない。
彼の人生を考えて、親御さんはこうしたわけで、まあそれを引き受けざるを得なかったのが我々だ、ということである。

そんな状況でどうしようか、イチマルは今はあらぶっているが、まあ話は簡単だ。
「俺と離れたいか?ノブたちと離れたいのか?」と聞けば、「ごめんなさい」を言ってくるはずだ。
それはもう想定内で100%それでいけるし、そもそも彼を怒っちゃうのもかわいそうだし、それは違うだろう。

だけれど、アクムはどうしよう。
瞬時に、今考えなきゃいけない、俺のアタマの中はフル回転してもその答えは出なかった。
出ないまま、アクムに向き合った。
「携帯割って、何かいいことある?」
そんなことしても、何もかわらないし、もっと状況は悪くなる、モノに当たっちゃいけない、そんな話をしたと思う。
とはいえ、この状況を正しく判断できるとは思えない。
今判断できるのなら、きっと携帯は割らない。
と思っていたら、アクムが泣き出した。
泣き真似はしても、本気でしゃくり上げて泣くとは思ってなかったので、俺はびっくりした。
なにがどうしたのか、なにが正解だったのか、どうしたかったのか、俺はナニモノなのか、そんなことが彼の中には整理されてない、整理されてないが、でも、感情が高ぶるモノがあるんだ…、と俺は思った。
昨年の初夏にここに来て、生活は180度変わった。
その中で、彼だって、なにがなんだか、俺は何をしたらイイか、混乱の最中にいるのだ。
エイリアンのように、アクムのことを「わからない人」「どう対していいかわからない」と思っていたことをちょっとだけ恥じた。
わからないなりに、彼にはこの件を通して何かがある。

「もし、何か言いたいことがあったら、携帯を割りたくなったら俺に言え。必ず助けてやるから」と俺の口から、俺が思ってもない言葉が出た。
その言葉に、アクムはまた涙を流した。

イチマルは、思った通りに納まった。
その後、二人にはみんなに謝らせ、同時にみんなにも、「なにをされても、モノを壊しちゃったら、君も悪くなる」「下手すれば捕まることになる」という流れで、こんな感じの話をした。
とはいえ、アメリカなんかの報復のやまない世界を見ていると、彼らが報復をするのも仕方がない気がする。
聖人にはなれないよね。
なれないけれども、とりあえず、やり返す前に考えろ。
考えるには座ることだ。
やり返そう、と思ったとき、座ってみて、一度考えてみろ。
やり返して携帯は帰ってくるか?カイに噛まれたところが治るか?
治りもしないことをして、君は逮捕されるか?
それよりは、俺に、誰かに、そのことを話して、どうしたらいいか考えた方が良くないか?

確かに難しい。
難しいことを言っている。
世界警察の大統領ができないようなことを俺は市丸たちに話している、とは思った。

けど、どうしたらいいのか、俺にだって、他の専従もそうだけれど、誰にもわからない。
わからないけど、でも、俺たちはそんなイチマルやアクムと生きていくしかない。
手探りだ。
全くの暗中模索だ。
正しいことを押しつけるのならそりゃ簡単だ。
でもここは学校じゃない。
生活だ。
しかも、大人の生活だ。
正しいことばかりじゃ成り立たない、そんな「グレーな生活」を、俺たちは彼らと過ごしていかねばならないのだな、と俺は改めて思った。








(BGM:Deodato「Spirit of Summer」from「Prelude」)
→ビックバンドを従えたデオダートさんですけど、ボブジェームスさんとかね、いました当時。
でもなんか俺はクラシック的展開を見せる彼が好きで、アルバムを買ってもらってよく聞いてました小学生の頃。
ませた子どもでした。

ヒロイン願望


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら


kaijosha.jpg


ちょっと前になりますけど、クリスマスはワケあって、アキ坊が「All I want for Christmas is You」を覚えるということになって、カラオケに行ったりして過ごしました。

これ、まあ誰もが知ってるクリスマスソングの定番ですけどね。
冷静に歌詞の和訳を読んでみると、そんなに嬉しい嬉しい、って曲じゃないのね。

クリスマスには多くを望んでいないの
私だけのあなたが欲しい

みたいな。

どうなんでしょうね、その願いが叶えられたのかどうなのか、そこまではこの歌は歌ってないんだけど、叶って欲しい、みたいな気持ちになります。
何度も何度も繰り返し聞いていたので、なんだかずいぶん俺まで覚えちゃったし、どこか人ごとじゃない気もしてきます。

ま、彼女自身が人種差別に苦しんで育ってきたとか、双極性障害で苦しんでいたとか、後になって知ったんですけど。
まあ、スーパースターとはいえ、いろいろとありますよね、そりゃ。
人間だもの。


どうなんでしょうね。
クリスマス。
誰もが欲しいモノをもらえる、みたいな感じがあります。

けれども、そもそもサンタはいないから、手に入らないモノを「欲しい」と言って泣く、みたいな感じもありますよね。
「私が欲しいモノは手に入らない」みたいな。

ま、人ってどこかヒロイン願望みたいのがあって、そうやって「自分って哀しい」みたいに思うときがあります。
毎日そうだと困りますけど、時々そういう思いが首をもたげたりしますね。
特に若い頃。

この曲もそういう感じなんでしょうかね。

あなたは誰かと一緒にいるクリスマス。
私もあなたと一緒にいたいのに。

みたいな。


ま、この「ヒロイン願望」みたいなのって、誰しもにあると思うんだけど、たいがいはそういうのはだんだん小さくなっていって50代になる、みたいなことなんですけど。
でも、こじらせちゃう人もいて。

「私なんかどうせ」みたいな。

先日は、まあとある人と久しぶりに飲みに行って、その人をAとしますけど、Aのことを知ってるBも誘ったんです。
Bにとっても、Aと会うのは久しぶり、という関係性ですね。
でもまあ、Bは都合が悪くていけない、と。

それはまあいいんです。

で、それが「Aは私のこと覚えてないかもしれないけど、Aによろしく言っておいて」ってBからメールが来ましてね。

おいおいおい、と。

その昔、もう数十年前、学生時代だったかに、Aから付き合って欲しいってプレゼントもらったんだけどどうしよう…、って俺に相談したのはB、お前じゃないか。

という。

つまりまあ、AがBを忘れてるわけないんですよ。
たとえAが順風満帆な人生を送っていたとしても、Aはその時勇気を振り絞ってそういう行動をしたんだから。
そういう青春の苦い思い出があるわけなんだから。

でも、「覚えてないかもしれないけど」と言ってしまう、このなんだろう、う~ん、「もういいかげんにしろ!」的な感じ。

ま、わからなくはないですよ。
「あの時の告白されたBですよ~」って言うのは確かにそれはそれでオカシイから。

でもなあ、おいおい、と思いましたね。
もうちょっと自分に自信を持って下さい、と。

俺だって君を覚えていて誘ったワケだし、当時の仲間だったわけだから。
君の人生、きちんと他人にだって関係してるモノなんだよ、というか。


確かにね、クリスマスはそういう「ヒロイン」に陥ってしまう時期ではあります。
そういう気持ちでこの歌を歌うもイイでしょう。
バレンタインとかもそうかもしれない。
でも、ま、50になったら、その時期だけにしましょう。
うん。








(BGM:ASYLUM「ホエン・ザ・リヴァー・ノウズ・パート1」from「ザ・ピース・オブ・ザ・フールズ」)
→アサイラムというのは、つまりは単純にビジュアルとか、ポジパンとか、そういう枠じゃなかったってことなのよね。
メジャー展開してから、特にこのアルバムはポップではないけど、ツウ好みというか、すごく惹かれるものがある。

| ホーム |


 BLOG TOP  » NEXT PAGE