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スーパーちんどん・さとう

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最高の疾走感 ★ 映画 「初恋」


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「初恋」を見て来たんですけど。
ツルゲーネフじゃなくて、三池監督の。

どうですかね。
初恋って、俺はいつだったんだろう。
小学校の時とかに好きだったあの子のことだろうか。
とはいえ、なんの思い出もないわけだよね。
やっぱ小学生だから。
ま、小学生だしうまくいかないのは当然で、多少、悲しい思いはしたとして、パンチの効いた物語などはまったくありませんね。

中学くらいになると、まあいろいろあるか。
キスとかセックスとかがからんできたりもするからな。
ま、小学校でからまないとは言えないけど、う~ん、性欲が追いつかないでしょそこは。
よくわからんけど。
性欲が生まれる前にセックスなんかするもんじゃないし、その後の人生間違うのでよくないと思いますけど、昨今はまあそういう小学生が巻き込まれる事件とかもあって痛ましいわけですが。

ま、その辺はいいとして、どっちにしても初恋が映画になるほどの物語、って人はそんなにいないような気もするし、そもそもツルゲーネフも読んでない。

正確に言うと、この映画は「初恋」というよりも、「人を始めて愛した」「人のことを始めて愛おしいと思った」というか、そういう感じの。
逆に言うと、そこまでの人生の中で「愛を知らなかった」二人が出会う、という物語。

一人は、お父さんに性的虐待を受け続けてきて、その借金のために「持って行かれた」という女の子。
そしてシャブ漬けにされて売春をしている。
もう一人は、小さい頃に親に捨てられて、親の顔も知らない男のボクサー。
ボクシングもなんでやってるのかよくわからない、とにかく人生を主体的に生きている感じが全くない。

ま、つまりは二人とも「自分のことも愛してない」んですね。
というか、自分の明日を信じてない、というか。

この二人がある晩にひょんなことで出会って、その一晩の物語。
というと、なんかロマンチックだけれど、ヤクザに追われ、中国マフィアに追われ、警察にも追われ、とんでもない一晩を過ごすワケなんだけど。

その辺は三池ワールド全開。
コメディでもあり、でも人はバンバン死んでいくし、笑っちゃいられないほどに登場人物が追い詰められていく。

主役じゃないんだけど、染谷将太さんがヤクザ役なんだけど、彼がスゴイ。
ヤクザってこういうのだよな、という。
なんだろう、仁義もへったくれもなく、とにかく目先、という感じのバカを怪演。
しかもドジ。
彼は「シライさん」にもちょっとだけ出ててすごいインパクトを残したわけだけれど(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5064.html)、改めてなんかすごく好きになった。
だいたい、まあよくよく考えたら、彼が引き起こしたんだわこの騒動。
しかも、うまくシャブを奪うはずが失敗、追い詰められて仲間を殺しちゃうところから全て計画の歯車が崩れてしまう、という。

ある程度話が通じる感じなのは、このヤクザの親分くらいで、あとはもうみんななんだろう、どうにもならない感じ。
話が通じない。
だから怖いよこの手の人たちは。
そのリアルがすげえあって、この映画はとてもなんかいい感じである。

ま、そもそも主役のボクサーの子がこの騒動に巻き込まれる発端はまた別で、ってそりゃそうなんですけど、ただのカタギだからね彼は。
脳腫瘍が発見されて、余命幾ばくもない、と。
で、まあそこまでの人生もなんだかよくわからないけど、ボクシングができない、となってやっぱ「なんなんだよ!」という鬱憤というか、絶望の中歌舞伎町をフラフラしている、と。
そこにその売春している彼女が幻覚から逃げて走ってくる。
それを追う警察、といっても、実はそのシャブを狙ってるダメ刑事、をぶっ飛ばしちゃう。
で、その彼女と逃げるハメになる、という感じなんだけど。

しかし、その脳腫瘍が…。
という、驚愕の、映画ではやってはいけない感じの結末をみせるんですが、これは見てもらわなきゃならんな。

俺はなんだかところどころ涙が出てしまったし、彼女の「諦念」と「自分がない感じ」と「まわりに合わせてしまう感じ」と「自己肯定感の低さ」があまりにリアルで、胸に刺さった。
同時に、産まれてきたというより、捨てられてきた彼の「ぶつけようのない絶望」もまたリアルで。
ま、でもたぶん染谷さん演ずるヤクザも似たり寄ったりなんだろうな。
その辺の生いたちとかは出てこないけど、まあそういう感じ。

歌舞伎町のリアルを描き出したという意味で、これはすごくイイ映画だと思うし、スピード感もある。
鬱憤がスッキリする感じの映画で、ベッキーさん扮するチンピラ情婦の憤怒からの簡単に人を殺しちゃうところも見所である。

でも、全編にわたって流れる、「生きるとは何か」という問いがぶれない。
鬱憤を晴らすだけだったら、その夜明けで終わっても良かったんだけど、そこからちょっとあります。
そのラストは、見ている時は「う~ん、いらないかな」と思ったけど、ここを描かなかったら、これはただのヤクザ映画になってしまったかもしれない。

シャブを抜く地獄の中でよだれを垂らしながら叫ぶ彼女と、ボクシングで勝利の雄叫びを上げる彼。

彼らのこれからの人生に幸あれ、と思わずにはいられなかった。








(BGM:HALCALI「HALCALI TOKYO GROOVE TWO TURNTABLE MIX」from「TOKYO GROOVE」)
→どうですかね、まあいわゆる曲をいじってくるタイプですよね。
元ある曲がある分、それはラクなんじゃないかと思ってる人がいたら逆で、これこそセンスが問われちゃうと思うんですよね。
彼女たちのカバーにはものすごいセンスを感じるので好きです。
この曲もなんか途中のどっかで聞いたフレーズがたまらない。
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