FC2ブログ

プロフィール

スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

@SMChingDongSATO twitter

Calendar 1.1

<
>
- - - - - - -
- - - - 1 23
4 5 6 7 8 910
11 12 13 14 15 1617
18 19 20 21 22 2324
25 26 27 28 29 3031
- - - - - - -

全記事

Designed by 石津 花

カテゴリ

最新記事

最新コメント

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

最新トラックバック

QRコード

QR

生産性から逃げられない


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら


kaijosha.jpg


ある朝、ミツに、「今日、オグラと一緒にビラ配りいける?」と聞いたことがありました。
まあ、オグラは前に書いたけど、ちょっと調子が上向き(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5178.html)。
ここに来た時は歩けなかったんだから、まあそもそもビラ配り自体が無理。
でもまあ、例えばオレと一緒とか、しのさんと一緒、だったらできるかもなあ、みたいな感じ。
その上、責任感もなかったから(この辺は今も怪しい)、例えばいくらノブがオグラとよく遊んでいる、そして面倒見がいい、といっても、「ノブとオグラ」という組み合わせはあまりこれまでしたことがありませんでした。
何か起こるかもしれない、しかもそれがノブに対処できないことかもしれない、という不安がそうさせたと言うことです。

でもまあ、今のオグラなら行けるんじゃないか、と思って、ミツに聞いたんですよ。
ミツがもしも「イヤだ」とか、「うまくいかないよ」とか「自信のない感じのこと」を言うなら、別の機会にすればいいか、とも思っていました。

ただ、オグラにとっては一人で家にいることとか、ある程度、「できるチーム」に入ることが一つの自信にもなってる感じがある。
だから、できるだけそこの方に持って行ってやりたい、という気持ちがありました。

ミツとノブ、とか、ミツとコバ、とかはよくある組み合わせで、これは長い間一緒にやってきて、最初はそりゃ専従とかと一緒にしか配れなかったけど、だんだん慣れてきてそういう組み合わせが可能になっていったわけで。
最初からそういうことではない。
だから、オグラもそういうことになっていけばいいなあ、と。
少なくとも、活躍の場は飛躍的に増えるんですから。
活躍できてるんだかできてないんだか、という場にいるよりは、活躍できる場が少なくとも用意されている方がいい。

で、そしたら、ミツが、「でも、ちゃんと配らなかったらおいていくからな」と言ったんです。
まあ、励ましの言葉、とすれば口は悪いがわからなくはない。
けれども、なにか引っかかる言い方ではあったんです。
「できなかったらおいていく」という言い方に聞こえたというか。
オグラはその言葉を聞いてもやる気は満々でしたが。

先に、「できるチームになって云々」というのを書きましたが、なにも「できるチーム」になるのがすべてではないんですよ。
わかりやすくするために「できるチーム」と書きましたが、一方の「できないチーム」は、それはそれでいいんです。
できるできない、というのは、あくまで「ラインの引き方」の問題なんですから。

ただ、「自分の中で全力でやる」ことは大事かとは思います。
でも、その「全力でやる」ことについてだって、方向性はあります。
もし、値段ツケの仕事ができないのなら、オレは花に水をやるんでもいいと思うし、散歩でもいいと思うんです。
そうやって、「全力」の枠が広がっていけば、いろいろなことに人は手を出すはずだから。
同じことを毎日繰り返さない、ということをしっかりやっていけば、オグラのように必ずなにか新しい「やりたい」が出てくるはずだから。
それが新しい自分を作ることになって、未来への希望になる。
変わらない毎日、例えば「あなたは散歩が好きだから」って一年もずっと散歩だけしか選べなかったら、そりゃ腐ります。
新しい自分が見つからないからです。

そういうことの上に立った時、ちょっとミツの言い方が気になったので、こう言いました。
オレは計算ができる。
おまえはできない。
けど、計算ができないからおまえのことはおいていく、と言われたらどう思う?
佐藤先生は、漢字がわからないというおまえに一生懸命教えてくれているじゃないか。
オグラにとって、おまえはビラ配りでの佐藤先生になってくれないか?と。

これにはまあ、ちょっとした論のごまかしもありますが、まあミツはちょっとわかったようで、「わかった」といってくれました。

ミツや、ミツたち、つまりウチの連中の中にも、この「できるできない」の呪縛は横たわっています。
養護学校で、「このくらいできなきゃ就職できない」と言われてきたんだからしょうがないのかもしれない。
でも、この「できるできない」は、あくまで「生産性の物差し」なんですね。
ま、世の中そうなってますよ。
その生産性の物差し、は彼らの中にもあるんです。

知的障害者の人たちはそういうこととは別世界にいるはずだ、と思ってる人がいるとしたら大間違いで、彼らの中にも「やつはできる」「やつはできない」という区別はあります。
そういうヒエラルキーが彼らの仲間関係の中で厳然とあるんです。
ま、我々としてはそれを利用したりしていろいろチャレンジさせたりはしますけど、そもそもそういう考え方もどうか、ということは頭には置いておきたいんです。

生産性の物差しから解放されることって、難しいんですよね。
おそらくまあ、世の中、世界がそうなっているからだとは思いますが、それにしても自分が解放されるのが難しい。

けれども、この「生産性からの解放」、つまりは「できるできない」ということからの解放を我々は念頭に置かないとならないよな、と最近思っています。







(BGM:YOUR SONG IS GOOD「後に跡」from「ハスキング・ビー トリビュート アルバム」)
→ゴキゲンなココナツサウンドに仕上がっております。
こういう自分のテリトリーに引き込むカバー大好き。
スポンサーサイト



| ホーム |


 BLOG TOP