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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

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そうだったのか (創作)


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kaijosha.jpg



(創作です念為)


女房が死んだ。
葬式が終わって、亡骸はこんなに小さな骨壺に収まってしまった。

彼女とは仕事場で知り合って、1年くらい付き合って結婚した。
子どもはもう成人して、家を出ている。
数年前から彼女はパートに出ていて、遅れた共稼ぎ夫婦になった。

子どもがいないということで、パートの交代や夜遅くの時もあって、すれ違いは多くなったが、私は台所に入らないタイプじゃないし、そんなに不便はなかった。

そんな折、パート先からの帰り道、自転車の彼女は大型のダンプに巻き込まれた。
病院に担ぎ込まれたときにはもう死んでいた。

大型ダンプの運転手はそれはもうこっちが恐縮するほど小さくなって、何度も何度も床に額を擦り付けた。
最初のウチは腹も立ったが、毎日そんなことをされているウチに、許してやろうという気にもなった。

私は仕事を辞めた。
もう働く必要もない気がした。
この家のローンも払い終わっている。
どのみち、あと5年で定年だ。
早期退職者を募っている会社の方針もあり、私は手を上げた。

近くの墓所に墓を買おうと思っているのだが、まだ動き出せていない。
大きな穴が自分の中にできてしまったようで、何をするにももうちょっと時間が必要な気がする。
彼女が骨壺に収まって半年が経つ。
早く決めてやらねば、と思いながら、毎日骨壺の前に座っている。

思えば、専業主婦にしてしまったことも彼女にとってどうだったんだろう。
仕事を続けたかったのじゃないだろうか。
息子が出て行って、パートを始めたのも、続けたかったからじゃないだろうか。

いつだって、疲れて帰ってきても、彼女はいつも笑顔で食事を用意して待っていてくれた。
子どもPTA、近所の自治会のことも積極的に参加してくれていた。
よくできた女房だったと思う。

けれど、彼女にとって、オレはいい夫だったのだろうか。

子どもが大学に行って時間ができると、よく夫婦で旅行にも行ったっけ。
あれはどこだったか、見晴らしのいい海岸を望む高台で年甲斐もなくキスをしたっけ。

よかった想い出だけが次々に蘇ってくる。
そして、彼女の骨壺に語り続ける。
「オレはいい夫だったか?」と。

そして、ふと思い出したんだ。
パートに出るようになって半年くらいしてからだったか。
彼女が遅くなる日が続くようになったことがあった。
思えば、家にいるときもいつも携帯をいじっていた気がする。

そうだ、彼女の携帯…。
警察から戻ってきたけれど、そのまま手つかずだった遺品の中にあったはずだ。

彼女の携帯には、一緒に行った観光地のストラップがついていた記憶があるが、事故の衝撃かなくなっていた。
充電コードを差し込んで携帯を起動する。

写真を開けてみたら、そこには知らない男が写っていた。
食事に行ったと思われるシーン、自撮りをしたのだろうか、彼女の顔はアップだ。
数枚先には、どうみても男と一緒にはだけた肩を出して布団に入っている彼女がいた。

どういうことだ…。
言葉もない。
年甲斐もなく、彼女は不倫をしていたのか…。

メールを開けてみたら、濃厚な恋人のような会話が綴られている。
「あなたと今会いたい」
「離婚してあなたと再婚したいわ」
「若いときにあなたと出会いたかった」

最後のメールには「さっきはありがとう、楽しかったね」という文字とともにハートが踊っていた。
それは、警察に知らされた事故発生時刻の数分前だった。

そうか。
そうか…。

不思議と私は冷静だった。
怒りがわいてくることもない。
心には凪。
感情がどこにも吹いていかない。

その相手は彼女のパート先の同年代の男だった。
そういえば、私も一度くらい会った気がする。

そうか。
そうだったのか。

翌朝、私は、女房がパートをしていた小さな設計事務所をたずねた。
数人の社員と、その男がいた。
ざわめく事務所内。
私が亡くなった女房の旦那だと言うことは、葬式にみんな来てくれたから知っている。

「どうしたんですか?」という声をよそに、私は、無言で骨壺を抱いたまま、彼と相対した。

「女房はあなたと一緒になりたかったそうです」
「ぜひ、最後は、一緒になってやってください」
「ここに彼女、置いていきます」

事務所は静まりかえった。
彼のデスクに骨壺を置いて、私は背を向けた。

ごめんな。
いい夫じゃなくて。

でもこれで、おまえの最後の願いは叶えてやれたか。
最後くらいは、おまえの望みを叶えたい。

帰り道、真っ黒な闇の中に、自分はいた。
心には凪。
何の感情もなくなっていた。

これですべて終わった。
私のこれからの人生は、彼女と生きてきた30年分の自分の後悔を、真っ黒な闇に放り込むことに費やそうと思う。








書店員

車募集


(BGM:Jennifer Lopez「I'm Real」from「J.Lo」)
→YMOのファイヤクラッカーを大胆にもってきたなあ、これ。
マーティンデニーが原曲となるわけですが、これはYMOバージョンを持ってきてますな。
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「内緒です」


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kaijosha.jpg



先日、誕生日だったわけだけれど。
まあ、PC作業が立て込んでいて、そもそもそいうことを「感じる」というか、「思い出す」ような余裕もなく、自分自身はけっこう忘れていました。
アキに誕生日になった0時過ぎに言われて思い出した感じで。

そもそも、長い間、誕生日については放置で、あまり祝ってもらった覚えもないし、もちろんだから他人の誕生日にも触れないで過ごしてきた。
ここのところ、そうですね、ここ10年くらい?もうちょっと短いかな、5年くらい?誕生日を「祝ってあげたい」と思うようになってきている自分に気づきます。

これはまあ、みんなの雰囲気が変わってきたんだと思う。
同時に、自分の感じも変わってきた。
誕生日なんか関係ない!って働くのがかっこいい、と思う人もいるだろうけど、今のオレはそうは思ってなくて。
今は、まあどんなに忙しくても、ちょっと遅れちゃったとしても、誕生日だったね、おめでとう、と言ってあげたい気持ちになっている。

まあ、とはいえ長い「誕生日なんか関係ない」という感じは抜けないもので、なかなか人の誕生日が覚えられない、というところもあるんだけど。


ま、とにかく、祝ってもらったことに、素直に嬉しい、と思えるのは、とてもまあ幸せなことなんだろうな、と思います。
祝ってくれる人たちを信頼していないと成り立たないというか、お互いに愛し合ってないと成り立たないというか。
祝う人も幸せだし、祝われる人も照れるけど、まあ幸せなわけで。
つまりはまあ、普段どういう関係か、ってのが重要になってくるのかな、と思ったり。


先日の誕生日については、特に何も感じてなかったし、後になって思えば不自然なところはあったけど、でもまあみんなが用意してくれているとはつゆほども思ってなかった。
そう考えると、ウチのパソコンを見てもらってるアオテツがその日来てパソコンを見ていたのもちょっと不自然だったような気がする。
普段だったら、オレを通じてアオテツに連絡を取るところ、オレが知らないところでアオテツが来たので、「どうした?」となったんだった。
でも、その時も何も気づかず。

というのも、次の日が機関紙原稿の印刷の日だったので、その朝までに原稿を上げなければならない状況で。
でもまあ、通常なら夜中までかかるところ、奇跡的に夕方には終わって。
じゃあ、このままアオテツと、俺のデスクのあるほんびい(本部事務所)で夕食かねて飲もうかと思っていたんだ。
だから、みんながにじ屋から戻ってくるネット事務所の方には行かなくていいかな、と思っていた。
そもそも、その時点では誕生日忘れていたし。

でもまあ、ネット事務所のパソコンの調子が悪いということが判明し、ネット事務所に行くことになった。
これもなんか、サーバーの方からいじればいい、それはほんびいのPCからもできる、というような話しだったんだけど、結局行くことになって。
まあ、その後飲むなら早いほうがいい、という風に俺は思って、みんながにじ屋から戻ってくる前に済ましちゃえばいいかな、と思ったりもしてて。

でも、どうも、オレがネット事務所に来ることを前提に準備は進んでいたらしく、オレが思いのほか早く行ったことで混乱をしたらしく。
それでも、まあ気づかなかったんだな。
誕生日を忘れてたから。

ネットで値段ツケを終えた市丸が、外口さんに言われて「佐藤さんの車が来たらすぐに教えて!」と言われたらしく、そしたら、その瞬間にオレがもう着いちゃったもんだから、パニックだったらしい。

で、まあオレは着いたわけだけど、そしたら、休みだったはずのコバがいたんですよ。
で、コバに「休みじゃなかったっけ?どうした?」と聞いたんだ。
そしたら、コバが人差し指を口に当ててこう言ったの。

「内緒です」

ま、この時点で気づいても良さそうなもんだけど、その時は、「あ、今日は誰かと飲みに行くとかそういう約束でもあるのかな、しかも、オレには内緒にしておきたいのかな」くらいに思っていたんだ。
だからまあ、ほっといて、アオテツがパソコンを見てる間、同じく値付け隊でネットにいたオグラとかと(値付け作業は終わっていた)プラスチックバットと小さなぬいぐるみで野球したりしてた。

でもまあ、やってる間に、あ、そうか、誕生日関係かな、と気づいたんですけど、そこでは言わず。
よく状況を見たら、どうも台所でなんかやってる人たちもいる。
この時間に台所ってのも、そもそもなんか動きとしてはおかしい。

で、まあにじ屋組が三々五々帰ってきて、反省会があって、ミツとアキが、そしてコバが前の晩に作ってくれたというスイカゼリーが運ばれてきた。
ろうそくを立てて、みんながハッピーバースデイを歌ってくれた。


ミツが発起人で、アキがゼリーを作るのをいっしょにやったらしい。
そういえば、この前の晩、アキが「ちょっと出てくる」と言って、夜に出て行ったことを思い出した。
ミツの家で作ったらしい。
コバはミツと一緒に住んでいるので、コバ曰く「見てました」ってことなんだけど、アキに聞いたら、「いろいろ運んでくれたりしてたんだよ」と。

つまり、コバはもう仕掛け人の一人だったのだ。
というか、そういう「気持ち」だったらしく。

翌日朝に「昨日はみんなありがとう」と伝えると、コバは「いやいや、もう、そんな」みたいな、ちょっと得意げな顔をしていた。
コバも、この「祝う幸せ」を享受した感じなんだな、と思った。、

なんか、それがとてもよかったと思ったし、オレも祝ってくれたことプラスで嬉しい気持ちになった。


アキが、「もう(オレに)隠しておくの、大変だったよー!」と言っていた。
ちょうど前々日にアキの携帯の写真をサーバーに落とす、って作業もしていて、その時にはもうスイカを買って、それを持ってホクホクとしているミツの写真は別のところに送って削除していたらしい。
落としているときにオレが気づいたら困る、ということだったらしい。

まあ、アキとオレは一緒に住んでるわけだけれど、別に何だろう、けっこう携帯とか調子が悪かったりすると、交換して使ったりってのが普通なんで、まあそりゃ気を遣うわな。
そういえば、昨年のオレがそうだった。
アキのサプライズのために、まあそりゃ苦労したっけ(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-4831.html)。


ま、ありがたいな、という話でした。
本当に、オレは幸せだと思うよ。







書店員

車募集


(BGM:Dionne Warwick「Do You Know The Way To San Jose」from「Greatest Hits」)
→サンホセへの道、スキですね。
これは名曲だと思う。
鍵盤習ってたときに、弾いた覚えがある。
バートバカラックって、すごいソングメイカーだと思う。

ホラーでもサスペンスでもない ★ 映画 「アングスト/不安」


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「アングスト/不安」という映画を見てきたわけですけど。

ジェラルド・カーグルさんという人が監督した映画で、1983年にオーストリアで制作された映画。
なぜ、40年も前の作品を今?ということなんだが、当時はこの映画、本国でも一週間で上映中止になったという。
ヨーロッパでは上映禁止。
当然、日本でも公開されてなかった。
「あまりの嫌悪的内容」というのがその理由らしい。

それがまあ時を経て日本でも公開されるという。
まあ、見なきゃいけない一作だな、とは思っていた。

ただまあ、このコロナ下。
いろいろ検討した結果、駅前の映画館は避け、ちょっとわざわざ遠くまで行って見てきた。
といっても、まあ県内でも数軒でしか上映していないので、あまり選択の余地がなかった。
再上映されると言っても、まあ「コナン」とか「ドラえもん」とかやってるシネコンでかけるには勇気がいる感じなのだろう。


で、まあ映画の内容なんだけど。

ま、どうですか。
確かにもう「嫌悪的内容」というのはその通り。

とにかく、きつい。
そしてこれが実際の事件をモチーフにしている、というのがこれまた映画を重くしている。

殺人の欲求が止められない主人公。
初盤でいきなり知らない人の家をノックし、出てきた老女を撃つ。
で、つかまる。
そして、その懲役が終わって出てくると、その足で殺人をする。

まあ、それが克明に描かれていく。

同時に、殺人鬼本人の独白がかぶさっていくんだけど、まあとにかくひどい生い立ちで。
そりゃちょっとひねくれるわな、と思うけど、それがサディズム欲求につながって、もう殺人!という感じになってて。

もう「殺さなきゃいられない」、という。

これね、もう全然楽しそうじゃないんですよ。
いや、殺人を楽しそう、ってのはおかしいですけど、そもそも殺人鬼なんだから、殺しを楽しむのかと思いきや、もう「殺す」に囚われて、もう焦っちゃってるというか、やることなすこと裏目、というか。

独白の中では「完璧な計画がある」とか言いながら、もうぜんぜんないの。
行き当たりばったり。
で、起きてしまった不測の事態に右往左往。

ちょっと落ち着け!と、思わず言いたくなる。

フィクションの世界だと、こういう殺人鬼が人を超えた人間、みたいに描かれることがよくあります。
けれど、この殺人鬼はとにかく普通の人。
普通の人なんだけど、殺人の欲求に駆り立てられ、その欲求に囚われ、もう右往左往しているだけ。
殺された人もなんだか浮かばれない。

殺される側の人も、なんだかキャー!もなく、静か。
確かに、実際にこういう場面になったら、映画のように「キャー」「やめて」とか言えないモンなのかもしれない。
そういう意味では、リアルを知らないけどリアルっぽい。
そして逆に、それによって殺人鬼の右往左往が強調される。

命は簡単に失われるし、そこに大きな理由など必要ないし、ただこの殺人鬼の欲求のために殺される、という理不尽。
しかも、その「欲求」に振り回されているだけの殺人鬼。
誰もトクしていない。
トクっていうか、まあ誰も幸せじゃない当たり前だけど。


ラスト、その死体をトランクに詰めてカフェに行くんだけど。
そこで、死体の詰まったトランクを見せて、客とか、警察も来ちゃうんだけど、それらが恐怖におびえるのを心待ちにする主人公。
けど、トランクを開けてみたら、呆然とするみなさん。
恐怖って感じじゃなくて、ぽかん。

最後の最後まで、何の計画性もなく、そして彼の欲求は殺した、という事象以外に何一つなく、人が恐怖におびえる姿を見たいのに見れもせず。

結局まあ、そこに警官もいたんでまた捕まる。
今度は終身刑。


なんでしょう、終始苦しく、出口がない。
おそらく、この映画は、この主人公の「苦しい」、言い換えると「不安」を見る側が追体験する映画になってるのだな。

今で言う「自撮り棒」を使ったような映像。
常に見る側を主人公に引き寄せてしまうカメラワーク含め、確かにこれは見る人を不安にさせる。
突き放しているようで、どうしても主人公と同化させてくるんだよ、この映画。

ホラーでもなければサスペンスでもない。
ただの殺人鬼の記録、といった感じか。

この後、この監督は映画を撮ってないともいい、そういう意味でも興味深い一作。
もし、この監督に次作があったら、何を撮っていたのだろう、とか思うと、なんか怖くなる。
けど、見てみたかったな。





書店員

車募集


(BGM:華原朋美「I BELIEVE [album earth mix]」from「LOVE BRACE」)
→これら90年代のヒットとされる曲たちは、オレの中ではもう「暗黒の90年代」ことで、ほとんどリアルタイムでは知らず、でもまあここまでヒットした曲だと聞いたことはあるんですよね。
テレビやラジオとかから流れてくるから。
ま、改めて聞いてみて、まあどうでもいいかな、という気がしましたオレにとって、です。

出がけにキスをする


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先日、ネットのニュースで、「毎朝出がけにキスをする夫婦は、しない夫婦より寿命が長い」というのがありました。

ま、キスそのものに寿命を延ばす効果はないんでしょうが、つまりはそこに象徴される、みたいなことなんでしょう。
ぎすぎすクラしている夫婦より、まあ気楽に過ごしている夫婦の方が精神衛生上よろしい、というのはわかる気がする。

なんだかんだストレスなんでしょ。
なんでもストレスだから。
ってか、何でもストレスのせいにしちゃってないかい?という気もしなくもないが、いらいらしてるとやっぱよくない。

アキ坊とは再婚なわけですが、前の結婚の時の最後の方は、同じ洗濯物を干すのでも、なんかね、もうハンガーが外れて落ちるだけで世界中が敵に回ったような気持ちになってましたからね。
あのまま行ってたら、まあどうなっていたことやら。
恐ろしい限りですけれど。

だからまあ、出がけにキスをするかどうかは別として、まあ今の方が平穏。
身体にもよかろう、という気がします。


で、まあ他にもこの手のアレはよくあって。
「風呂につかる人の方が寿命が長い」とか。

ま、コレも同じですね。
風呂につかれるという状況そのものが、安定した生活を想像させます。
ネットカフェでやむなく毎日を過ごしている人は、シャワーは浴びれるだろうけど、そりゃなかなか風呂にはつかれまい、とか。
つまりは、風呂がある、ということですから。
家がある、ということですから。
そりゃ、ストレスという面からいってそりゃそうだろうと思うし、同時に、金がある、ということでもあって。
金があると、そりゃ医者にかかるのにも躊躇なく行けるとか、そういうこともありますよね。

風呂に入ること自体も身体にいいのかもしれないけど、実際、温泉は身体にいいとか言うしよく知らんけど。
でもまあ、それが象徴してる、ってことなんでしょうね。


この前テレビを何となくつけたらテレビショッピングですか、プラセンタだかなんだか、そういうのをやってまして。
錠剤みたいなやつでしょうか。
そういうのを毎日飲んでいると、こんなに若く!、膝とかが痛くならない!みたいな。
効能の部分はちょっとうろ覚えですけど、そういうね。

ま、これもねえ、そこそこのお値段するわけですよ。
初回限定でやすいけれど、その後は通常価格で倍くらいになりますからね。
それを毎日飲める、というのは、やっぱ生活環境の問題なんじゃないの?ホントにその錠剤のおかげとキミは言い切れるのか?という気がしてきます。


どうなんすかね。
結局、環境なんじゃねえかな、という。
どういう家庭に今いるか、とか。
仕事場がどういう雰囲気か、とか。
それが寿命を左右するんではないか、というね。

ま、そもそもなにも長生きがいい、というわけでもないのかもしれないし、そりゃ人それぞれだとは思いますよ。
まあ、「長生きしたい!」と思える環境というのは、そもそも幸せなのかもしれない、とかね。
そういうこともあります。
逆に言えば、「長生きしたい」と思える環境にいたいものだ、という風にも思ったりしますね。


とはいえ、人はどこか破滅的な人生を歩んだ人に憧れるところもあるでしょう。
と断ずると違うかな。
そうじゃない人もいますかね。
オレは、まあそういうところがあります。
ピストルズのシドヴィシャスとかね。

でもまあ、ああはなれないよな、ということではあるんですけど。
だからこその「憧れ」であって。
ゴルゴとかね。
破滅じゃないけど、自己制御の極北みたいな人にも憧れたりする。
でもまあ、あんな人にはなれないわけで。


ま、何を書きたかったのかよくわからなくなってきましたけど、それもまた人生。
風呂に入ってくるわ。






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(BGM:SHERBETS「リディアとデイビッド」from「FREE」)
→浅井健一さんの声ってのは、もの悲しさが漂っていてひかれる。
それと、こういうタイトルの付け方に無国籍感を感じるというか。
その辺もカッコイイ。
最初、シャーベッツはアコースティックを前面に出していた気がするけど、だんだんそういうアレもなくなっているのかしら。

覚醒と付き合う


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カイが覚醒している時、ってのがあって。
覚醒してるというのは、うまく言葉では言えないけれど、「なんかクスリやってますか?」みたいな感じというか。
まあ、クスリもやったことがないのでよくわからないんですけど。
いわゆる、そういう。

瞳孔が開いちゃってるというか、見開いているというか。
でもまあ、彼の場合、それといわゆるダウンになる発作がセットになっていて。
つまり、アップダウンがすごいことになってしまう。

そもそもてんかんの発作は、井上に言わせれば「ものすごく不安になる」感じなのだそうで。
ミツも発作が起きると前後の記憶がわからなくなるし、「意思で制御できない感じ」があるのだろう。

つまり、カイが覚醒している時、というのは不安と同時にアップな覚醒が混じってる感じという感じなのだろうか。
まあ、我を忘れている、という感じは見て取れる。

人を噛んでしまう、ということもあるんだけれど、これは確かに「追い詰める」ということをしてみると噛もうとすることがある。
これはつまり意思による攻撃なので、わからなくはない。
けれども、彼の場合はまったく追い詰められていない状況で急に人を噛んだりする。
理由がまったくわからない、という。

ま、もちろんこれも推測で、喋らないカイに聞けるわけでもないので。
彼の中では追い詰まった何か、があるのかもしれないし、それはわからない。
もしかしたら、その場で起こったことではなく、発作で前後の記憶が曖昧になって、昔の追い詰まったことを脳が認識している可能性もある。

どっちにしろ、普段通り、まあニコニコやっていたのが急に噛むんだから、まあ世話ない。
というか、防ぎようがない。

とはいえ、この「噛む」はかなり減ってきているし、粗暴な振る舞いもずいぶん収まってはきている。

で、まあこの覚醒の時、カイはなんかしないと気が済まない。
動いてないと気が済まない。
ねえねえ、どっか行こうよ!みたいな圧を彼から感じたりする。
足を踏みならし、オレに寄ってきたりする。

ま、一般の人だったら、まあ怖いだろうな、と思う。
彼に悪気はないのだけれど、目を剥いて足を踏みならして走り寄ってこられたら、やっぱり逃げるでしょう。
それに、まあ男だし、体格はがっちりしていないこともない。
華奢だったら、また違うかもしれないけど。

俺らはまあ慣れているわけだけれど。

ま、そういう時期というのがあるのかどうか、たぶん、季節の変わり目に多い気がしている。
気圧の変動にも弱い感じがする。
これはミツも同じで、気圧が急に変動するときに発作が頻発したりしているという。

だからか、この長く続く梅雨の時期、カイは覚醒してしまった。
そうじゃなければ、まあ普段通りオレにチューをして普通に飯を食い、仕事は基本怠け、でも時には仕事をする、みたいなまあ、普段通りだな、って感じなんだけど。

こうなると、まあ彼はそもそも朝が早いから、日の出とともに起きちゃうところがあって。
それで暇になるけれど、なにかしたい、なにかしなければ、という感じに囚われてしまい、まあ地団駄踏んでいてもしょうがない、で、まあ家を飛び出して行っちゃう。
これがまずこの覚醒時のあるあるになる。

ただ、安心なのは、今のところ出て向かう先は近所にある実家。
彼が行く場所、行ける場所、というのはそのくらいしかない、ということもあるのかもしれない。
実家から連絡があって、迎えに行けばスッと出てきて何もなかったかのように車に乗り込んでくるし、まあ手間はかかるけどしょうがない感じもある。
お盆とかで実家に帰ったら帰ったで、まあ、お盆だから休みなのに事務所に来ちゃったりして親を手こずらせたりしているから、つまりはとにかく「動きたい」んだろうな、という感じなのである。

厳重な鍵を付けちゃえばいいじゃないか、という意見もあろうが、自由に家を出れない、というのも違う気がする。

まあもちろん、彼の家には泊まりの人もいるから、出ようとしているところをキャッチすれば止める。
実家に行くのはわかっていても、その道々に事故に遭わないとも限らない。
それでなくても覚醒しているから、走り出したりして、車の方に迷惑をかけるかもしれない。

けれども、それはたいがい早朝で、なかなか泊まりの人も寝ていたら一番起きれない時間帯ということになる。
なので、まあ朝起きたら「いない」ということになる。

まあ、事故にさえ遭わなければ、実家に行く分には問題はないかな、とは思うのだけれど、やっぱり事故は怖い。

そんな毎日をここのところ送っていたのだけれど、ついにやらかして。

というのは、カイの家は2階建て一軒家なのだけれど、その2階から飛び降りたらしい。
いても立ってもいられない感じがよく出ている。
落ちた音に気づいて泊まりだった森さん(一階にいた)が外に行くと、カイが落ちていた、という。

下手すれば大けがなので、たいへんな事故なんだけれど、幸いなことに病院で調べてもらったら骨折もなし、しかも確かに多少痛そうに足を引きずっているが歩けてもいる。

無理に閉じ込めようとしても、むしろ大事故につながるな、という風に思ったりしたわけですけど。

こうしたいわゆる「問題行動」を抑えるために、薬を飲ませて落ち着かせる、という方法はあるらしく。
カイが通う病院の先生も、「抑える薬はある」と。
じゃあなんでそれを飲ませないかというと、「廃人みたいになる」と。
カイの場合は、幸いいい環境(なのかな)にいるので、みなさんの力で、なんとかここで堪えてやってみてほしい、というのが先生の意見。

確かに、オグラが施設からここに来たときには大げさじゃなく「歩けなかった」し、そもそも「笑顔」どころか、会話が成立しなかった。
でも、こちらで新たに医者にかかり、薬を減らしていって、今はマラソンにも出るし、みんなと楽しそうに会話もしているし、連れ立ってのみに行ったりもしている。

つまり、先生の言う「廃人」というのは、ああいう状況をいうのか、というのがわかるので、まあ我々も先生の言うことには賛成する。
もちろん、自信はない。

けれども、精一杯はやろう。

安心ですからと閉じ込めて、薬を飲ませれば、そりゃ、何の問題もないだろう。
飯を食ってうんこするだけの人生になるけど、まあ施設を運営する人は楽だろう。

でも、それ、もう福祉じゃないし。

いや、こんなこと言ってるけど、どこかでくじけるかもしれないけど、でもまあ精一杯なところまではいこう。
カイと一緒に。

まあ、よく取ればだけど、カイが一番辛いような気がする。


あ、ちなみに、そのオグラのいた施設ですが、評判はとてもよいところです。
そのことが、また俺たちを暗澹たる思いにさせるわけですが。





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車募集


(BGM:The Beatles「Wait」from「Rubber Soul」)
→この頃のビートルズって、どっかけっこう間違ってる感じがあったりしませんか。
ま、それを見越したアレンジだ!とか言われるかもしれないけど、どう聞いても、ここのところちょっと弾き損なってるよな…、みたいなのがオレは逆にスキです。

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