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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
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予算の関係というのはあるよな…


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kaijosha.jpg



録りためてあった映画を見たシリーズ。
ネタバレするっす。


「あばしり一家 THE MOVIE」

永井豪大先生の作品の醍醐味とは、コメディ、エッチ(エロではない)、バイオレンス、の三拍子がとてつもなくでかく調和していることが大事であります。
この一つでも欠けたらもう永井豪大先生の作品とは言えない。
一つが弱くてもダメ。
1拍目、2拍目、3拍目が、それぞれ大音量で心臓をえぐってくるようでなければダメなのである。
そういう意味で、まあこの作品はどれも弱い。
心臓をえぐるどころか、そよ風である。
まあ、予算が少なかったのはまずもってわかるよ。
いや、つまり、だとしたら、永井豪大先生作品は撮らないことである。
3拍子を強くビートした実写化には、それなりの金が必要だよ。

国家ととてつもない反社会暴力一家の闘いを描いた、あばしり一家は、単なる勧善懲悪の物語というわけでもない。
そこには、ヒューマニズムという中心点を持たない、人の持つ「暴力衝動」と「社会の秩序、管理」といった大きく相反するアクションを同時に描いた(描こうとした)漫画だと思う。
この映画では、最後に国会議事堂に殴り込むあばしり一家が描かれるけど、まあ話はそう単純でもないけども、まあう~ん、この予算ではこれが限界か。

というか、なんで菊の助がサラシまいてないのか。
もうそこだけで全然ダメ。


「哭声/コクソン」

韓国のホラー映画ということになりますか。
國村隼さんが重要な役で出ています。
これ、結局、なんか村が呪われるような話なんだけど、その発端がよくわかりません。
なぜ呪うのか?という部分ね。
國村隼さんをキリストにたとえ、呪う女性を悪魔にし、呪いとそれを祓う呪術師みたいなモノの闘い、という意味では迫力があるし、わかるんだけど。
中盤まで、國村隼さんが悪魔だと信じてる村人たち。
その村人たちが集団でその悪魔を殺そうとする場面とか見ると、つまりは「人間の中に悪魔がいる」というようなことなのか。

う~ん、そうなるとかなり難しい話だぞこれは。


「ミスミソウ」

これ、公開時に気になっていたんだけど見れなかった一作。
いじめを発端にして、もう出てくる中学生たち全部がたいへんな事態に陥っていきます。
とまあ、それだけならいじめの復讐ものとしてすっきりとする映画、で終われたんですけど…。

雪深い田舎の町での物語。
この雪深い、というのがミソなのね。
いじめられていた主人公が、いじめていた連中(といっても度が過ぎている)に次々復讐していく。
雪に紛れて、復讐された子たちは発見されない、というね。
ここまではまあいいんだけど。
ってか、よくないけど。

けっこう中盤で復讐に転じていくので、果たしてどうなるんだろうと思っていたら、そこからいじめっ子たちの元の人間関係があらわになっていく。
ちょっとビアン的雰囲気もこじれる原因だったという感じで話が進んでいく。
で、まあどんどんみんなおかしくなっていっちゃう。
担任も含めて過去が暴かれて壊れていく。

あら、これは人が壊れる映画なのか、と思っていたら、そこにラスボスみたいな感じでとんでもないのが登場する。
というのも、彼女の唯一の理解者だと思っていた同級生の彼が、まさかのサイコパスだった…。
で、なんだかんだ最後はほぼ全滅…。

…いや、もうめちゃくちゃな映画…。
後味も悪い。
けども、けっこうちゃんと物語はスジとしてちゃんと回収されている感じではあって、よくできてはいると思う。
けども、後味が悪すぎるよ…。

そんな中でのラスト、いじめの首謀者が生きてる、って設定はいかがなもんか、と思ったけど、ちょっとでも希望を見せようとしたのか。
全滅ではあまりに…、ってことだったとしたら、確かに彼女以外に生き残ってはいけない感じではあるのだが…。
う~ん、確かに右手が使えなくなって夢は絶たれたかもしれないが、しかしそれではある意味では納得はいかないよな…。

いじめに端を発したヒューマンなサスペンスを期待すると肩透かしを食らいます。
どっちかというとキル・ビル方面かな、これは。
でも、そこまでスカッとしていないのよね、なんか日本の土着的な感じが。

まったく勧められない映画。
だけどまあ、嫌いじゃないかな。





車募集


(BGM:Aerosmith「Eat The Rich」from「Get A Grip」)
→あまりちゃんと聞いたことないんですよねエアロスミス。
コンビニの店員がぞんざいに言う「ありがとうございました~」が、「エアロスミス~」に聞こえる、というネタを覚えているくらいで。
なんでしょう、まあ王道ロックど真ん中、って感じなのかな。
この曲はタイトルがいいな、と思って。

一番恐ろしい病


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貧乏だったときというのがありました。
最初の結婚の時ですね。
家を借りる金にも事欠くような感じだった。

で、当時持っていたレコードを売ったんですね。
AAレコード、ADKレコード、テレグラフ、それだけじゃない、まあいろいろな、いわゆる「自主制作盤」。
ソノシートからLPまで。
ディスチャージなんかもあったな。

オレのまあ「宝物」だったんですよ。
金には換えられないような、大事なモノだった。

けどもまあ、仕方なかったんだな。
そんないくらにもならないだろうと思っていたら、やっぱりほら、だいたいが限定盤だから。
なんと28万の値がついた。

ま、それが敷金礼金になったわけだ。
けど、宝物はすべて一枚も手元にはなくなった。

最近になって、もう一度手に入れたいと思うけれど、まあそれはもうかなうまい。
と思っていたら、CDで復刻されたりしているので、それを買ったりしている。

当時、まあインターネットもありませんし、音楽を聴くのはライブに行くしかない。
そして、あとはもちろんメジャー流通なんかしてない音楽ばかりだから、いわゆる彼ら自身が作って通販とかしてる自主制作盤を買うしかない。
新宿のエジソンだとか、下北だったか、五番街だとか、中野にもそういう店があったから、千葉からわざわざエレコードを買いに行った。
新宿ロフトが西口にあった頃、ライブに行く前に寄ったりしたっけ。

音楽にわくわくした、音楽に可能性を見つけた時の、輝く戦利品、みたいな感じ。
オレにとっては、本当に宝物だった。
ジャケットを見るだけで十分に楽しめたし、ライナーがあるモノは隅から隅まで何度も読んだ。
それだけで一日が過ごせたほどだ。

けども、それを売ったんだよね。

あの時の気持ちを思い出すと、それを失う、というそのものことも重大だったけど、それよりも「このまま貧乏なら、もうこれを見て過ごす時間もあるまい」と思っていたと思う。
子どももできていたし、給料は安いし、かといってまあ仕事を辞めるという選択ができるような感じではなかった。
ま、つまりはこの虹の会の仕事、ということだけれど。

どこか自分は「もう楽しいことなどない」と思っていたし、ライブに行くこともないだろう、とも思っていた。
なにせ、そんな金がない。
時間もない。
その時は、今のようにオレと同じ立場の人が増えて一緒に過ごせるようになるとは思ってなかったし、遊び仲間がこんなに増えるとも思ってなかった。

だから、オレはその「証」みたいな感じであのレコードを金にしたんだ。
罪人の入れ墨を入れるような気持ちで、あの宝物を金にした。


ま、何が言いたいかというと、貧乏って、希望が持てなくなることなんだな、って話。
貧乏は金がないってだけの話なんじゃなくて、希望がなくなっちゃう。

その後、まあなんやかんやあって、普通の給料をもらえるようになって、改めてあのレコードたちを愛おしく、取り戻したいと思って復刻版を買っている今は、やっぱりあの頃に比べて希望はある。
飲み仲間も増えて、コロナじゃなければ、まあなんやかんや毎週、いやもっとの頻度で飲みにも行けるようになった。
今はコロナで行けないけど、それでも仲間がいるというのはありがたいことだと思う。

なんか、こう、ある意味ハングリーではないしストイックでもないが、希望はある、感じはする。
希望というか、まあ楽しい。
怠惰な気もするが、まあオレには怠惰くらいがちょうどいい。
それに、仲のいい仲間がいるというのはとりあえず「なんとかなるな」と思わせてくれる。


よく考えたら、当時、宝物を捨てた証、ある意味で「ハングリーでストイック」だと思っていたのは、貧乏故の「希望がない」からだけのことだったと思う。

思えば、人は安易に「貧乏故のストイック」を自分の糧にしてしまったりする。
辛いことを乗り越えることがストイックだとして、それはいいんだけど、今になって思えば、貧乏という辛さを乗り越えることは、ちょっとストイックとは違う気がする。

だって、貧乏はオレのせいじゃない。
オレはそもそも介助者で始まったワケだけれど(形式上は今もそう)、そもそも介護職が、保育士がなぜ給料が低いのか。
このコロナの中でもリモートなんかできない、密を避けることもできない、そんな仕事を必死にやってる人たちの給料がなぜ低いのか。
いや、医療機関で最後の最後を守ってくれた人たちの賞与まで削られてるというじゃないか。
それで貧乏になるなんて、そんな社会、馬鹿げてる。


逆に言えば、貧乏ほど恐ろしい病はないと思う。





車募集

(BGM:The Emotions「Best Of My Love」from「Rejoice」)
→モーリスホワイトさんがプロデュースしてるのかこの曲は。
なんか、そう思って聞くと、うん、EW&Fっぽく聞こえてきてしまうが、どっちにしろ、こういう女の子三人組、みたいなグループ、オレはなんかスキ。

もはや戦後ではない。戦前だ。


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この夏、75年目の終戦の日を迎えるということでなのか、テレビではいろいろと戦争のことに関する番組をやってました。
暑かったこともあり、そしてコロナと言うこともあり、外に出ることもなかったので、いろいろとそれら番組を見てました。

もう、どの番組を見ても泣いてました。
憤りも感じるけれど、その時代に、生きたかったけど生きることができなかった人たちのことを思うと、なんか単純にまず涙が止められませんでした。

死とは美談ではない。
そのことを思い知った気がしたし、いや、思い知らせていただいた、というか。


美大の画学生も徴兵され、多くが死んでいったと言いますよ。
将来にはもしかしたら偉大な画家さんになった人も、あの戦争で死にました。
赤紙が来て、一週間後には出征しなければならない。
そうなったとき、彼らは最後に何を描いたか。
そうした絵を集めた美術館があるそうで。
そんな番組もやっていました。

その中で、一枚の裸婦像があって。
そのモデルとなった人は、戦後50年だったか、70年だったか、まあかなりの時間が空いてからその絵を見に来たと言います。

そのモデルになったときはまだ若かった。
二十歳とか、そういう。
その絵が飾られているのは知っていたが、来れなかった、と。
でも、やっと来ました、と「来館ノート」にあったそうです。

モデルになった日、恥ずかしくて座り込んでしまった。
それでも、「今描かなきゃ、今、君がモデルになってくれなかったらダメなんだ」という強い描き手の声で、彼女は彼の前で裸を見せたと言います。

そして、その後、彼は戦死します。

でね、そのモデルの人。
「私は、この時のように、みずみずしい身体ではなくなってしまいました。」と独白を続けるんだけど。
こんなにお婆ちゃんになっちゃいましたよ、と。
そして、この数十年、結婚もせず、女一人で、必死になって生きてきました、と。

…もう、ここで涙が止まらなかった。
いや、なんなら書いている今も涙でモニターが見えません。

モデルになった日、その一週間だかそのくらいの間、彼らに何があったのかはつまびらかにはされていないけど、彼らは、一生のちぎりを結んだんだろうな。

なんなんだろう。
このものすごい、圧倒的な人生の重さ。
死の重さ。

引き裂いたのは、戦争だ。
人が起こしたものだ。
これが天災だというのなら、まあ仕方ないとも思えるけど、そうじゃない。
戦争は人災だ。

いや、まあなんだろう、このモデルの人の人生の重さをね、圧倒的な力でもって受け止めなきゃダメだと思うよ。
じゃなかったら、この戦死した描き手もモデルの人も浮かばれない。
彼女はどんな思いで、この数十年を生きてきたのだろう。
老婆になって、やっと見に来れたという彼女の思いは、果たして想像もできない彼方にあるような気もする。


ま、そんな番組もありましたけど、現代の女子高生に、戦争体験を語ってくれる人のフィルムを見せて感想を言わせる、みたいな番組もありまして。

その女子高生たちの感想というのが、まあいい感想ではあったんです。
「当時、死ねと言われて違和感がなかったという時代が怖い」とか。
「そういうのも政治だと思うから、政治にもっと関心を持ちたい」とか。
ま、そう思ってくれればうれしいな、という感想で、それはそれでよかったんですけど。

ただね、気になったのが、「今の私たちは、職業も選べるし、自由にものが言えるし云々」と言っていたんです。
対して戦争中はそういうことが言えなかったんだな、という文脈で。

いや、でもね、今の女子高生たち。
いや、若者たち。
君たちはもう言えなくなってるよ。
オレの時代、オレの前の時代の学生運動だったり、そういうの考えると、どんどんみんな何も言えなくなってない?と。

同調圧力、いじめられないようにみんなに合わせる、云々。
そういうの、オレの高校時代よりずっときつくなってるよ。

今や、首相にすら「安倍さんだって大変なんだ」とか、反体制の声を封じようとしてる風潮がある。
反論ばっかりじゃ進まない、安倍さんは提案してくれているのだ、とか。
もう異常だよ。
いや、異常事態になってるよ。
首相は王様じゃないし、偉い人でもないし、そもそもこのコロナ危機の中、ほとんど私邸で過ごしてるじゃないか。
それを指摘できないテレビ、新聞。
もう、正直、かなりやばいところまで来てるでしょう。

それでも、「私たちは自由だ」と言ってしまえる彼女たちこそが、もう「何も言えない時代」に取り込まれているな、とちょっと暗澹たる思いになった。


確かに、今の高校生なんかは、そもそも物心ついてこっち、「安倍政権前」を知らないとも言う。
だから、キュウキュウとした就活も当たり前だと思ってるし、このどん底不況がそもそもデフォルトだと思ってる、という。

違うよ、その前、日本は世界一だったんだ。
それを体感できてない子たちは、そもそももう「自由を剥奪されている」のだけれど、それをもっと彼らに教えなきゃいけないな。

就活に失敗すれば人生終わり。
クビになれば終わりだから、上司に媚びる。
そんな状況が「自由だ」なんて言えてしまう彼女たちに、大人である俺たちはどう声をかけたらいいのか、行動したらいいのか。

それをしっかり考えなければ、戦前に逆戻りだ。
あのモデルさんと書き手の思いを、人生の重さを、死の重さを、我々は今の時代に投影して、しっかり若い子に伝えなきゃいけない。





車募集

(BGM:James Brown「It's A Mans World」from「James Brown」)
→曲の中身としては、いわゆるまあ、男は車も作るしすごいけど、それを見せる女がいなきゃ意味がない、みたいな歌詞か。
もっと突っ込むと、まあ「女がいなきゃ男も生まれない」とも読めなくもない。
この辺、時代だなあ、という感じの歌詞かな。
どっかさださんの関白宣言を思わせなくもないような気もしなくもない。

「受けてやらなきゃかな…」の続きもう一つ


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佐藤先生、御年89歳。
まあ、みんなの訓練、そして勉強を週に一度来てくれて見てくれています。
もう、なんか「漢字を覚えたい」とか、そういう「勉強したい気満々」にミツたちが変身したのは佐藤先生のおかげなんですけど。
なんでしょう、教育の原点を見るような感じですよ。
そのミツなんかも、学校の時は「勉強がこんなに楽しいとは知らなかった」というんだから、まあすごいことだなあ、と思うわけですが。

で、その佐藤先生。
血圧が高いので、血液がさらさらになる薬を飲んでいる、と。
ま、お年ですから。
そういうこともあるわけです。

で、前に書いたような気がするんだけど、ちょっと自分で検索できなかったんだが、その佐藤先生、カイが時に噛んじゃうんだけど、噛ませといちゃうんだ。
近くに我々がついているようにしてるんだけど、何せ高齢だから、カイが噛んだら致命傷になりかねない。
それにそもそも血が出るのは先に書いたように薬の問題もあって避けたい。

なんだけども、まあこっちも多少離れている時もあるわけですよ。
でも、噛まれたら普通、「噛んじゃダメ!」「やめろ!」とか言うじゃないですか。
で、その声にこっちが気づければ引き離す、とかのことができますけど(噛んでるときのカイは力が強いので、高齢の佐藤先生にはちょっと厳しい)、佐藤先生は、そういう時に「語りかけちゃう」んだよね。
だから、気づかないんですよ。
で、ずっと噛まれっぱなしになっちゃう。
傷は深くなります。
血も出ます。

このあたり、障害児教育を若い頃からずっとやってきた「佐藤先生あるある」、というか、とにかく「どうしたんだい、カイくん」と。
なんだろう、もうムツゴロウさんですよ。

オレとしては、「そういうのはやっぱ古いよ」と思ってました。
やっぱ、噛むのはダメだから、きっちり「やらせない」ということも大事だと思うし、つまりはまあ「さっと(噛もうとしてる)腕を引く」とか(まあ、それは佐藤先生なりにやっている)、噛んでもすぐに止めさせないとダメなんじゃないか、と。

その辺、佐藤先生には話したこともあります。
でもまあ、それでも「噛ませたままにしちゃう」。
もちろん、噛ませないようにはしてるんだけど、それでも噛まれちゃったら「しょうがない」と。

で、結局その後通院になります。
やっぱ、89歳になると、自力で治らないんですねなかなか。
その送り迎えは息子娘であるオレかアキがやることになるわけですが。

そういうこともあって、「噛ませたままにしておく」というのはどうなんだ?と思っていました。
でも、佐藤先生は、「違うよ、カイには言いたいことがあるんだ」「それを言葉にできないんだから、噛むしかないんだから」と言う。
「それを受け止めてやらなきゃダメなんだから」と。

まあ、わかるような気はするし、わかったような気になる言葉ではある。
でも、なんかどっか、そういう「老師」の「きれい事にだまされちゃいかん」という気持ちがあった。
「わかるよ、わかるけどさ」という、その「けどさ」の部分を強調したい気持ちというか。
それがずっとありました。


けど、アクムのお盆明け初日の話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5269.htmlhttp://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5271.html)にまた戻っちゃうんですけどね。

あのときね、オレ、佐藤先生の気持ちがちょっとわかった気がしたんですよ。
そりゃね、気持ちはわかったといっても、オレは血圧の薬を飲んでいないし、まだ佐藤先生に比べれば若いし、傷の治りも早い(と思われる)。
確かに、これを書いているのはお盆明けから3日目であるが、まあ足はまだつくと痛いが、だんだん歩行速度は上がっている。
腕の爪の傷は深かったらしく、きれいに親指と他の4本分の傷がきれいに並んでいる。
が、血が出るとか、傷が癒えてない、ということはない。

そうなのよね。
あのときね、「受けてやらなきゃダメだな」と、瞬時に「感覚で思った」こと、にオレは従ったわけだけれど、それってまあ、佐藤先生の「噛ませておく」と同じだな、と後になって思った。

そりゃね、痛いんだよ。
痛いんだけどね。
でも、まあ、「とりあえず、殴らせとくか」というか、なんというか、そういう感じ。


いや、それがいいのだ、とは思わない。
噛ませておくのがいいわけがない、とも一方で思う。
その冷静な気持ちも大事にしたい。

けれども、どっか、佐藤先生の「受け止めてやらなきゃダメなんだから」「もうしょうがないんだそういうのは」という気持ちが、ちょっとだけわかったような気がした、という話でした。






車募集

(BGM:H2O「Talk To Much」from「Thicker Than Water」)
→いわゆるパンク進行なんだH2O。
日本のH2Oは「僕らのダイアリー」で決まりだが、こっちはまったく違う水。
けっこうなんかラフで好きかも。

「受けてやらなきゃかな…」で書かなかったこと、思い出した


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アクムのお盆明け初日のことを書いたんだけど(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5269.html)。
これは内部に向けて報告がてらメールで同じ文面を流していました。

それに対して、外口さんからこんな返信がありました。

佐藤さん、足は大丈夫ですか。

昨日のハヤテは、朝家を出る時と車のなかでも何もなく、意外でした。
ネットに着いてからは、パソコンをせず服置き場で横になっていたので、気持ち的には何かあるんだなと。
帰ってきた初日は、殴ったりにじ屋の火災報知器を押したりなにかしらやっていたので、このまま気持ちの切り替えができたらいいなというのと、何かやってしまうかなという気持ちでいました。

ハヤテが佐藤さんを殴り、その後も手だったり頭だったりを出し続けていたのですが、途中からハヤテの感じがかわったように思いました。
最初は、気持ちが抑えられず手を出していた感じなのですが、途中からは、ハヤテ自身が「わかっているんだけれど」という感じで自分の感情を整理するために手を出している感じがしました。
ハヤテの葛藤というか。
佐藤さんがそういうハヤテを受けていて。
ハヤテもちょっとずつ進んでいると思えて、まだまだ先はあるけれど、自分たちが考えて悩んでいることがつながってきているのかなと、そんなことを思いました。

外口


そして、アキからはその外口さんの返信も受けた上で、こんな返信がありました。

わたしも、もはや、はやてなりにどうしようもできないものとの戦いになってきているように感じました。
いままでは、実家に帰りたいっていう単純な願望だと本人も認識していたんだろうけど、そうじゃなくて、虹の会にもいたくないけど、実家にもいたくないという感じがわかってしまったというか、それが虹の会がイヤだからということでもないという、認識しづらい感じになってしまったような。敵がぼやけてきてしまったというか。

変わるということへの恐怖みたいな感じになっている、そしてそれを認識しかけているような気がしました。

で、それを佐藤さんにぶつけた、ような。

だから実家でも、迎えの車でも、敵じゃないから結果的に乗り越えてしまって、それはすごいことなんだけど、でも本人としてはその乗り越えてしまった自分に追い付けずモヤモヤしていたのかなと思いました。

あき



まあ、そもそもオレがちょっとかっこよく書きすぎたので、あれですけど、現場にいたアキや外口さんの感想ということで、つまりはまあ、もう俺たち悩んでるわけよ。
でもまあ、それでも毎日は進む。
結論が出ないままでも、毎日は進むのである。
もしや、考え続けること、悩み続けることが俺たちの仕事なのかもしれないな、と思ったりもしている今日この頃。
そして、自信もないからもう、どうしようもないけど、でもどうしようもない状態でも毎日は進む。
それには向き合っていかなきゃいけない。
ほおり出すほどの勇気も、オレたち、いや、少なくともオレにはない。
それだけの話っていうか、まあそういう感じだな。


で、アキから「あのとき、最後の方でアクムは「殴っていいよ」と言っていたよね」と言われて、そうだった、と思い出したんだけども。
それを忘れていたので、その時の文章には書かなかったんだけど、そういえばそうだった。

まあ、彼は主語があやふやになってしまう時があるから、「殴っていいよ」というのが、つまり、「誰が誰を殴っていいのか」が、「アクムが佐藤さんを殴っていいよ」ということを、誰か外の人が言ってる感じで言ってるのかと最初は思ったんだった。
自分を許す感じで言ってるのかと最初は思った。
だから、あまりそのことは相手にせず、まあほっといたんだけど、何度も「殴っていいよ」と言ってきて、いろいろなやりとりや彼の感じで、それが「佐藤さん、オレのこと殴っていいよ」「佐藤さん、殴ってくれ」という意味だとわかった。

う~む。
こういう場合、どうしたらいいのか。
彼が殴っていいよ、いや、むしろ殴ってほしい、と言ってきたわけだから、彼を救うためには殴った方がいいのか、どうなのか。
それもどのくらいで殴ろうか。
本気でやったら歯も折れるだろうな、とか、でも、手加減するのはなんか違うんじゃないか、とか思っていて、いやいや、それはないよなあ、どうしようか、う~む、と思って。

あ、けっこうこういう時、ものすごい冷静なタイプですオレ。

で、まあ、「殴るったって、オレが強いの知ってるよね?(彼はオレが強いと思い込んでいる)。ここで君を殴ったら、あっちの壁まで吹っ飛ぶぞ」と言ったら、「やっぱやめる」と言ってくれたんで、ホッとしたんだった。
「そうしとこう」「やめとこう」と。
お互いに。

ちょっと笑いましたけどね。
やっぱ吹っ飛ぶのはイヤなんだ、と。


ま、それはそうと、もうそもそもこういうやりとりって密ですし、こっちにずっといた時なら行動範囲が読めているから感染してないと思えるけど、5日くらい帰っていた実家で彼は感染してるかもしれない、とかも思っちゃうでしょ。
もうね、余計な心配も出るわけですよコロナのおかげで。

しかも、そこに心も砕かなきゃならんでしょ。

だから、もう早くコロナが終わって、アクムに集中させてほしいと思う今日この頃であります。





車募集

(BGM:The Notorious B.I.G.「Party And Bullshit」from「Who's The Man」)
→これ、ヘッドフォンで聴いてると、後ろから急に話しかけられたような気がしてドキッとする。
バックトラックがなんだか地味でいい。
レトロで地味なバックトラックが好きなんだなオレ。

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