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昨日、ミツのことを書いて(
http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5266.html)、ちょっと事前に読んだアキから、「ミツはわからない人、になりがちだけど、それは悔しい」というような感想を言われた。
その通りだと思った。
オレも悔しい。
ちょっとそういう書き方をしてしまったな、と反省した。
ミツはそもそもとても自分の中に規律があって、行動を律すことができる人だと思う。
ただまあ、発作のこともあって、前後のつながりがわからなくなってしまったり、反応が1テンポ遅れることはある。
けれども、わからない人ではない。
いろいろ深く物事を考えているし、「わからない人」と断じてしまって、彼を社会から疎外してしまうことは、社会にとっても損失じゃないかと思う。
彼の思いや考えは、けっこう的を得ていると思うし、あとはまあ、すっと言葉になればいいのだけれど、そこは難しいところがある。
まあ、そもそもカイとかはまったく言葉を操らないし、どう見ても「わからない人」という風に見える。
おそらく、一般の人にとってはそういうカテゴリーになるのだと思う。
でも、カイはよくわかってる、いや、この「わかってる」という言葉が違うんだな。
そうじゃなくて、カイはカイなんだわ。
彼は、自分がしたいことがよくわかってるし、それをどうやったらできるか、と言うことも知っていて、それを行動に移す。
それが時に、一般の社会のルールには当てはまらないこともある。
けれども、彼はそれができるわけだ。
わかってるか、わかってないか、ということについて、これがいわゆる人間としての質の上下、みたいな感じで語られてしまうと、それはそもそもちょっと違うように思う。
世の中には、計算ができて漢字も書けるけれど、カイのようにやりたいことをどう実現したらいいかわからない人もいる。
わかったとして、それにまっすぐに突き進むことができない人もいる。
そこにはいろいろな事情もあるかとは思う。
でも、事情もへったくれもなくまっすぐに突き進むカイを見ていると、オレは「人間力」という言葉が浮かぶ。
そういう彼は、とても魅力的である。
人間としてどこか惹かれるところがある。
できるできないか、が重要になって、それが生産性に結びつくのが世の中だ。
中卒よりも大卒の方がいろいろなことができる、という風に思っているから、学歴社会というのがあって、それが今の社会の軸になっている。
けれども、彼らを見ていると、「それが社会の軸でいいのだろうか」という気がしてくる。
今回のミツのことについても、彼は深くモノを考え、自分を整理している。
他人とどう付き合うか、彼はしっかり考えている。
そして、他人と付き合おうともしている。
できるできない、という生産性の物差しで言えば、それは彼はできないかもしれないが、それ以上の「人間力」が彼にはある。
ように見える。
世の中には、人をうらやみ、自分の境遇を呪い、恨みの中で生きている人もたくさんいる。
不況の中、横のつながりが失われ、仲間もできずに孤立する人もたくさんいる。
格差が広がるとはそういうことだ。
そんな中で苦しんでいる人もたくさんいるだろう。
だから、今こそ、ミツやカイらの活躍に期待すべきなんじゃないかとも思っている。
こうしたことは、なかなか表現が難しい。
オレが普段感じていることを言葉にしようとするとき、どうしても彼らを理解してほしいが故に、どうしてもその「生産性」という物差しの上で彼らを語りがちである。
そういうことで表現することで、想像を働かせてほしいと思ってしまう。
でも、彼らにはそれを超えた力がある。
このことは、日常的に自分が感じていることだけれど、それをなかなかうまく表現することができない。
筆力がないのかもしれない。
語彙がないのかもしれない。
そこはオレも努力しなければならない。
ごく簡単に言えば、カイやミツはわからない人ではない。
ただ、そういえば、この生産性の物差ししかない世の中で、彼らを弁護しているようにしか見えないのではないか、という不安もある。
彼らを弁護するのはオレの仕事ではない。
彼らのすごさを、みなさんに伝えることがオレの仕事だ。
だから、オレはもっと努力しなければいけないと思う。

(BGM:Linda Ronstadt「Lies」from「Get Closer」)
→オレがたぶん小学校の頃に隣の兄ちゃんが聞いてたと思う。
今改めて聞くと、この曲はロックテイストだけれど、まあいろいろなタイプの曲があって、なんだろう、シンガーとしてこれ、って感じではなかった人なのか、どうなのか。
もうちょっとね、しっとりした感じをイメージしていたので、ちょっと違った。
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