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スーパーちんどん・さとう

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俺もその一員かもしれない


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先日、アキにミツが「靴と鞄を買いたいから付き合ってくれ」と言ってきたらしく。
まあ、このコロナの外に出れない間、靴もボロボロになってきたし、ミツの場合は財布も破れてきたらしい。
これまでだったら、まあすぐに買いに行っていたところなんだろうけど、「不要不急の外出は避けよう」という話もしていて、彼らとしてもいろいろ考えて、「まだ履けるし」みたいなこともあったようだ。

井上はとにかく「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」が大好きになったらしいが、録画する機械がないので、休みの日一日しか見れないらしい。
それも、まあブルーレイとか言うのを買いたい、という話もあったり。

今、まあ近所の店はいいかな、あとは、各々相談してもらって、それぞれ考えて行こう、という話をしてるんだけど。
で、こういう相談みたいなことが出てきている、という。

ミツのには俺も付き合って一緒に行ってきたんだけど、まあ「いつ行っても空いている店」ってのが近所にありまして、コロナ関係なく。
近所言うても車で行く範囲ではあるんだが。
で、そこに行ったらば、まあ予想通り人はいないし、いいモノも買えてよかったよかった、という感じで。

その後、近所まで戻ってきて夕飯を食ったんだけど。

というか、行きの車の中でミツが言っていたことがあって。
それについていろいろ話をしながらの飯になったんだけども。

その話の内容ってのは、けっこう「一件落着した」みたいなことになっていたんです。
いい形で。
でも、まあミツは、「本当はそもそも発端はあったんだけど、それは言わなかった」と。
その発端を行きの車からスッと話していた。

話を聞けば、話さなかった彼の理由もなんかよくわかった。
しかも、そのことは彼の中でしっかりと整理もされていた。
問題は、「その発端をどうするか?」ということなんだけど、俺もアキも「それは解決した方がいいんじゃないか?」とミツに話した。

確かにミツの話もよくわかるが、そのことはとても大事なことだよ、というような話をしたわけです。
なかったことにしてしまうには、やっぱりちょっと悔しい。
そしてまあ、彼ら知的障害者を取り巻く様々な問題にとても示唆的な、そこから話が始められる要素が多いというか。
そういうこともあって、「このままなかったことにするんじゃなくて、ちょっと考えてみたらいいと思う」というようなことに相成った。

そしたらば、昨晩アキにメールがあったらしく解決の道を選んだもようだった。
翌朝、「昨日はありがと!」とものすごいいい顔をして言ってきた。
何かが吹っ切れたような。
やっぱり、彼としても引っかかってはいたのかもしれない。

アキはよく「(知的障害者である)井上君たちはわからない人なんじゃなくて、いろいろ考えているけれど、それがうまく表現できなかったり、解決への道が見えなかったりするだけ。それをこっちがわからない人、に押し込めちゃダメ」というようなことを言う。
まあ、当たり前と言えば当たり前だけど、どうしても日常の中でそれを忘れてしまうことがあって。
イヤな方向から、ってことじゃなくても、「こういう結末にしたら彼らのためになるんじゃないか」というような判断も、こっちが勝手にそっちに持って行ってしまう、というようなこと。
よくある。
そうなると、まあ彼らの思いは「本当はこうだったんだけどな」という風にわだかまっていく。
本来は、たとえ「いい結末」じゃなかったとしても、彼らの思いをまずきっちりと彼ら自身が言葉にできるように応援していくべきなんだけど、それはなかなか時間がかかる作業で、次から次へといろいろなことが起こる中で、どうしても「いい結末」を「作ってしまいがち」なんだ。
俺の見方に対しても、きちんとアキはそれを伝えてくれるので、そうだったそうだった、とその都度考え直していく、ということが多い。

なんでまあ、時間がかかる作業、という部分がこういう三人、少数で飲みに行く、とかの場面で発揮されるわけで、とても大事だな、と思うんだけど。

井上やヨウコなんかもウチに来るといろいろなことを「愚痴る」感じがあったりするけれど、それは本来、愚痴なんかじゃなくて、彼らの思いの「なにか」が芯にある。
それを「なだめる」「納めさせる」のではなく、「その思いをどうやって発散させたらいいか、解決していったらいいか」をそれとなく話していくことになるんだけど。
こういう作業をアキは淡々とやっていくからすごいと思う。
俺はどうしても結論を急ぎすぎる嫌いがあって、よくないな、とつくづく思わされる。

前にも書いたけど、世の中は彼ら知的障害者を「わからない人」に分類する。
まあ、わからないはわからないんだけど、代数はわからないわけで。
でも、生きている上でのいろいろな「感情」は、しっかりあって、その感情は時に彼らを「おとしめる世の中の慣習」の上に、押しつぶされていることが多い。

それは、外の世界から押しつぶされてるだけじゃなくて、俺たちもそうかもしれない。
もちろん、「いい結末」を考えた上だったとしても、彼らの「思い」を押しつぶしていることには変わりはない。
俺もその一員かもしれない。

こうして時に彼らの話をゆっくり聞く機会があると、改めて、「彼らの思いを押しつぶさない」ということを、しっかりと普段からアタマに留めておかなきゃいけないな、と思い知らされる。





車募集

(BGM:栗コーダーカルテット & 湯川潮音「溜め息の橋」from「遠くの友達」)
→湯川潮音さんの声というのはいい。
澄んでいるというか、きれい。
そしてそれは栗コーダーにばっちりなのであった。
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