FC2ブログ

プロフィール

スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

@SMChingDongSATO twitter

Calendar 1.1

<
>
- - - - - - -
- - - 1 2 34
5 6 7 8 9 1011
12 13 14 15 16 1718
19 20 21 22 23 2425
26 27 28 29 30 31 -

全記事

Designed by 石津 花

カテゴリ

最新記事

最新コメント

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

最新トラックバック

QRコード

QR

これは見てください ★ 映画 「82年生まれ、キム・ジヨン」


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら





「82年生まれ、キム・ジヨン」という映画を見てきましたけど。

今のところ、駅前の映画館は避けておりますが、基本、韓国映画を近所でやっていた場合は見ることにしております。

まあ、韓国で売れてる映画が日本にきているの法則、ということで考えると、確かに面白い映画がそろっているのは当然ではあるんです。
だから、日本映画と比べるもんではないと思いますが、それにしても韓国映画は面白い。勢いがある。
…ような気がする。
映画華やかし頃の映画というか。
ま、この辺は好き嫌いもあるんでしょうが、徹底的に底辺も描くし、人のイヤなところも描くし。
後味悪く終わるモノも少なくない。
それでも、韓国映画は好きですね。
ま、時に外れもないわけじゃないけど、それはまあ、どこの国の映画だろうと同じで。


てなことで。
この映画、とにかく特に事件が起こるわけではない。
静かに、静かに主人公が、自分の生きてきた道で、「追い詰められてきて」壊れていく、という映画。
とはいえ、ラストで再生の道は示されて終わるので、後味は悪くない。

で、まあこの「追い詰められる」だけれど、特に主人公の彼女に特別な何かがあったわけではなくて。
「女に生まれて」ということだけで、これだけ社会から追い詰められるということを静かに見せてくれる映画。

痴漢に遭えば、「スカートの丈が短いからだ」と言われ、「就職なんかしなくていい」「家にいて嫁のもらい手を探せ」と言われ、昇進もかなわず、「どうせ結婚して辞めるんだろう」と、プロジェクトに参加させてもくれない。
育児は「できて当たり前」、ちょっと保育園にでも預ければ「お母さんが面倒見ないなんて子どもがかわいそうだ」と言われる。
姑と結婚したわけでもないのに小うるさく、機嫌も取らなきゃならない。

たまたまこの旦那さんはいい人だけれど、それでも「家事と育児はお前の仕事」とばかりに言われるだろうし、理解してくれる夫、と言いながら「家事をきちんとできるなら仕事をやってもいい」などと言われてる人は多かろう。

ま、この旦那さんがいい人なのはいいんだけど、それでも彼の言葉を素直に受け入れられなくなっていく主人公もいて。
そのくらい、彼女は「女であるから」ということだけで、世の中に「追い詰められている」。
「私は私じゃなくて、妻であり、母親であり、嫁である」という。

確かに韓国は日本に比べて家族の絆というか、親子の絆が深いと言われます。
だから、まあ余計なんだろうけど、この姑さんもまあ、ひどい。
ひどいっていうか、まあこれがスタンダートなんだろうけど。
スタンダートであるからこそ、まあ追い詰められていくわけだけど。


女性の社会進出とか言うけど、そもそも「社会進出」という言葉を冠しなければならない現実というのは、とても貧しいわけですよ。
実際は、男社会、「おじさん社会」なんだよね。
人が創り出す社会になってない。
人類の半分のチカラを社会に発揮させてないんだから、そりゃどうしようもない。

妻は子どもができたらパートが当然。
保育園で何かあったら母親が会社を早退して迎えに行くのは当然。
それが社会のスタンダートだから。
それってつまり、子どもを産むことで人生が大きく変わってしまう。
だって、現実的にきちんと子育て後に会社に復帰できるめどもないんだから。

じゃあ、父親は何が変わるかというと、「早く帰ってこなきゃな」「早く帰って育児を手助けするよ」「家事をちょっとやるよ」くらいのことで、出張も普通にこなし、そのまま会社に居続けられる。
大きく変わることなんか一つもありゃしない。
そもそも、無駄な残業なんか子どもがいたっていなくたってしなくていいわけで。

そういう社会で、男の方が「何一つ変わらない」を堅持したまま、女性の社会進出なんてのは絵空事であって、こういうことをやってるから少子化に歯止めがかからない。
女性の社会進出というのなら、男が「人生が大きく変わる」ことを選択しない限り、子どもなんか育てられるわけがない。


で、映画ですけど。
主人公のお母さんが、いや、しっかりしてる人で。
とてもいい。
当たり前なんだよ、このお母さんが言うことは。
けれど、彼女もまた、若い頃は「女だから」と追い詰められて生きてきた。
だからこそ、娘にはそういう道を歩ませたくない。

そして、当然、主人公の姉弟もいい子たちで。
もうね、とにかく涙出るよ。
こんな普通のことに涙が出るほど、世の中おかしい、って話で。


確かに、この映画は、旦那さんがいい人だから、「こんなもんじゃないよ」という女性も多かろうと思う。
でも、よくよく見てると、旦那さんもダメな人「だった」のよね。
もう、それだけで取り返しがつかないところに主人公は追い詰められちゃってるんだよね。
この旦那さんが、主人公が壊れていく中で、自分を変えてきたからこそ、まあ最後出口が見えてくる映画になってるわけで。
そう考えると、旦那さん、もっと早く目覚めてくれていたら、とは思いますけど。

具合の悪い主人公に気を遣った旦那さんが、「正月は、(自分の)実家に帰るの止めようか」と主人公に言う場面があるんだけど、「そんなことしたら、文句言われるのは私、嫁なのよ」と言って強硬に実家に帰る場面とか、まあ、ここまで来ちゃうと、旦那の気遣いも逆効果というか…。
こうやって、出口がなくなっていくというか、追い詰められていくというか…。

救いは、主人公が勤めていた会社の同僚の女の人とか、女性の上司とかが、とにかくかっこいいところで。
そして、まあいい距離感で彼女を気遣ってくれるというか。


もうなんかね、涙が止まりませんよ、これ。
一緒に行ったアキなんかは、終わっても涙が止まらなかった。

いや、なんかすごく俺もいろいろ反省したりしなきゃな、と思ったり。
男で生まれてきて、そして俺なんかは大学まで出てるわけですから。
気を抜いて、この社会の流れの中にいたら、単純に「追い詰める側」なんです。

だから、流れに身を任せず、常に疑問を持って、空気も読まず、一つ一つのことに、しっかりと自分の考えを持って生きていかなきゃいけないな、と思いました。

本当に、これはみなさんに見て欲しい映画です。










(BGM:Yellow Magic Orchestra「以心電信」from「BEST HITS Yellow Magic Orchestra」)
→ヨーロッパ感がすごいなあ、と思うんだけど。
幸宏さんの声がそう感じさせるのだろうか。
YMO結成前の「サラヴァ」なんかは、すごいヨーロッパ志向だった感じだと思うんだけど。
けっこう、YMOは曲によってそれぞれなんで、まあもう、ソロの集まり、みたいな感じもあったよなあよく考えると。
スポンサーサイト



| ホーム |


 BLOG TOP