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スーパーちんどん・さとう

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最高のエンタメ ★ 映画 「薬の神じゃない!」


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「薬の神じゃない!」という映画を見てきましたけどね。
中国の映画。

中国の映画というのはあまり見たことがありませんでしたが、いや、面白かった。
エンタメとしても完成度が高く、中身も社会派でガツンとしている。
ここまで体制批判をしっかりしてる作品が中国にもあるんだなあ。

いや、今の日本の映画に、ここまで「エンタメ&社会問題を真っ正面から切り込む」を両立できている作品っての、なかなか見ないな。
単館ものだとあるんだろうけど、ちょっと今は東京まで見に行ける感じじゃないしな…。
少なくとも、この映画は日本にまで渡ってきて、埼玉のシネコンで見れるわけだから、ちょっとそもそも最初のベクトルが違うって感じがするな。


抗がん剤が高価すぎる中国。
どうも「スイスの製薬会社」がその薬を独占し、値をつり上げている。
インドのジェネリック薬なら安く済むのだけれど、中国はその輸入を禁止してる。
で、まあ、その薬を必要としている患者さんたちは、高い薬を飲まざるを得ない。
で、破産したり、一家離散したり、自殺したり…。

「値を下げろ!」って抗議行動とかも起こってるんだけど、スイスの製薬会社に取り込まれている政府、警察。
だから、まあもうどうにもならない。

そこで、患者の一人が、強精剤を売ってる主人公に密輸を持ちかける。
その薬を八分の一とかで売っていく。
そりゃドンドン売れる。
そもそもこの主人公、店の家賃を払うにも困っていて、密輸は大罪だとわかっていながら、金が入るモンだから続けることになる。
まあ、天性の詐欺師っぽいところもあるんだよね。
調子がいいというか。

つまりはまあ、その薬を必要としてる人がどうこう関係なく、始めたきっかけは、自分の金のためだったわけ。
続けていくウチに仲間も増えていく。
が、警察にマークされていることが発覚し、一度は密輸から手を引く。
まず、この「手を引く」と仲間に話した場面がなかなかこれ、いい。

で、そうなると、まあ薬が行き渡らないから。
最初にこの話を持ちかけてきた患者が病状が悪化して自殺。
まあ、みんなこの薬をほしがっているし、主人公をまあ、恨むわけ。
というか、この人を恨んでもしょうがない、ってわかってるんだけど、なんだろう、「これまでありがとう、でも…」というか。

で、その無言の圧力もあって、再度密輸に手を染める。
けど、もう「金のため」ではなかった。
売値もそれまでの密輸の薬の十分の一。
それを彼は「恩返し」みたいなことを言うんだよね。

しかし、警察の手は確実に迫っていて、ここで一つ大きな見せ場があるんだけど。
いや、ここでまず泣いた。

で、追っていたのは彼の義弟の刑事。
彼は、それでも「そもそもこのスイスの製薬会社が値をつり上げているんじゃないか」と反発。
しかも、警察上層部と製薬会社が組んでいる。
義憤に駆られて、義弟は彼を逮捕寸前で刑事を辞める。

そしてまあ、情状酌量もあって、普通の密輸に比べ刑期は短かったが実刑をくらう。
最大の見せ場がここで、移送される彼の車を患者たちが見送るんだけどさ。
いやあ、エンタメとして完成されているな、と思うのはこの辺ですね。

三年経って、刑期を終えて出てきた主人公に、義弟が言うんだよ。
「もう、密輸の薬を使う人は誰もいませんよ」と。
「そうか…」と主人公。
まあ、徹底した取り締まりがあったんだな、と多分主人公は思った。
でもそうじゃないんだ。
義弟が続ける。
「もう、正式な薬が安くなったからね」と。

いやあ、なんだこれ。
なんだこのかっこよさは。
ま、この事件(実際にあった事件らしい)を契機に薬価が見直され、彼が収監されている間に、みんなが薬を買えるようになったという。


法は法。
悪法も法。
だけれど、その法が人のためになってなかったら、この場合は、まあもう治療を受けられなくて死んでるわけでしょ。
その法を変えたのは、いわゆる中国で言うところの偽薬、密輸薬だった、というのがこの物語。

世の中を変えるのは、法を越えたこうした人たちの動きなんだよな、と改めて思った。
「法の範囲内でデモしましょう」とか、バカじゃねえか、って思うのはこの辺ですね。


いや、機会があったらぜひ見てください。






retoroi.jpg

(BGM:ビートきよし「おまえだけだよ」from「おまえだけだよ」)
→ちょっと歌がうまくなった感じだろうか。
この人の生き残り方って、どっかすごくあこがれるんだよな。
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