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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

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海の向こうにアメリカが見えるねえ。いやあ、広いわ。自由の女神つうんすか?あれも見えますわ。なんかアラレちゃんみたいなの持って。いや、いいじゃないですか。全国津々浦々、すべからくアラレちゃんでありたいっすよね。なんといっても強いですから。いや、つおいですからね。あれだけ強かったら、もう無敵でしょ。無敵宿敵恋敵、ってね。昔からお袋が言ってたんですよ、「つおい男になれ」って。まあなれませんでしたけどね。今やもう、ほら、この通り。腕も細っこくなっちゃって。え?何?あそこの石?いやあ、あんな大きい石は持ち上げられませんよ。それにね、石を勝手に動かしたりすると、ほら、こういう河原のね、(小声で)いいことないんすよ。霊が取り憑いてるなんてね、石には。石だけに意思があるんすから。ほら、あそこにデカい石があるでしょう?あれなんかね、どっかの造園業者が何度も運び出すんだけど、すぐに戻ってきちゃう。なんでかはわからないけどね。きっと持って行った先で何かが悪さするんじゃないすか?夜中に「うらめしや~」なんて。「おもてレストラン~」なんて洒落てくれればいいですけど、死人ですからね。そこまでは気が回らないんじゃないすか?結局はもう浮世のそういう洒落とかは捨てちゃってるんじゃないですかね。まあ、死んだことないんでね、わからないすけど。でもホラ、あいつらたいがい顔色悪いでしょ。真っ白な顔してね。「うらめしや~」なんて言うでしょ。「おもてラーメン屋」とか言ってくれればいいすけどね。そういう洒落とかは捨てちゃってるんじゃないすかね。まあ、死んだことないんでわからないすけど。そもそも具合悪そうでしょ、奴ら。なんだか足がなかったりして。そもそも足がないんだから追っかけても来ないような気がするんですけどね。でもなんか気味悪いっていうか。そんで「うらめしや~」でしょ。「ウラカンラナ~」とか言ってくれればまだ友達になれそうすけどね。あ、知りませんか、プロレス技なんですよ。まあ、奴らそういう洒落とかは捨てちゃってるんじゃないすかね。まあ、死んだことないんでわからないすけど。だって、それだけじゃなくてさ、ヘンな音立てて出てきたりするもんね。ヒュードロドロとかさ。盛り上げるって言うの?なんだろうね。洒落っ気はないのに、怖さだけは盛り上げてくるって言うかさ。いやね、俺も一度幽霊にあったことあんだよ。あれはまだ子どもの頃だったけどね。寝てたらさ、急に目が覚めて。なんだろうなあ、と思ったら、立ってんだよ。なにも言わずに立ってる。「うらめしや~」も言わないの。でも真っ白な顔してさ。誰だかもわかんない。女の人なんだけどね。知ってる顔じゃなかったな。もう怖くなっちゃってさ。なにせ子どもだからさ。「あっち行け!」って言って布団かぶっちゃってね。布団から顔出したらまだいるような気がしてさ。ずっと出せなくて。そしたらおしっこしたくなっちゃってさ。もう限界よ。寝小便するか、ここで布団から出るか、って二択。まあ、寝小便したらお袋に怒られるわけよ。そうなるとさ、どっちが怖いか?って話でね。まあ小さいながら考えたわけ。「あ、コレはお袋の方が怖いな」と。で、まあ布団から出たらもういなかったけどね。だから、よくよく考えたらさ、あいつもお袋に比べたら怖くないってことなんだよね。その後さ、受験に失敗してね。もうやる気もなくなっちゃって。繁華街ふらふらしてたらガラの悪いのに絡まれてね。まあ、もうあいつらって言ったらその幽霊より怖いからね。金巻き上げられてさ、で、なんやかんやその仲間にもなっちゃって。でもほら、俺、頭悪いでしょう。だからね、そんなにいい仕事はさせて貰えないわけ。小間使いだよね。でもさ、抜けるの怖いしさ。町を歩けばみんな怖がってくれるじゃん。だからまあいいかな、なんてね。高校出た頃かな。好きになった女がいてさ。かわいくてね。ま、普通の女子高生。事務所に通う道でたいがいすれ違ったりしてさ。でも、あの娘は俺をまるで幽霊を見るような目で避けるわけ。そりゃそうだよな、どっからどう見てもヤクザモノだったもん。でもなあ、俺さあ、まともに高校も出てないじゃん。受験に失敗して、望んでない高校だったし、文化祭とかさ、体育祭とかさ、いや、もう事務所に出入りしてたし、バカバカしい!って顔して出なかったけどさ、ホントはちょっとね、出たかったんだ。だから、あの娘と仲良くなってね、そういう青春もしたいなあ、なんてね。夢見てた。話しかけられないままいたんだけどさ、ある時に俺、持ってたバックを落としたんだ。で、彼女が怖々とね、「落ちましたよ」ってさ、言ってくれて。もう俺さ、天にも昇るような気持ちで。「ありがとう」なんて言えないのよ。「ああああああああ」なんてなっちゃってさ。そしたらクスリって彼女が笑ったんだよ。それがもうかわいくてさ。「よくここで会いますね」って言ったんだ。そしたら「そうですね」って。なんかもうその晩は嬉しくてさ。あんなに嬉しかったこと、子どもの頃以来、なかったかもしれないな。で、次の日よ。出入りだって。俺はもうブルブル震えちゃって。兄貴たちは「なんだおめえ、ションベンちびるなよ」とか言ってきたけど、だって敵対する事務所に突っ込むわけだからさ。しかも俺は下っ端。たぶん鉄砲玉になるだろうな、って思ったモン。案の定、俺は相手に撃たれたんです。痛かったなあ。…あれ?俺死んだのかな…。ところで、あんた、なんて人?閻魔?誰だそれ?賽の河原?あれ?俺死んだんすか?え~!マジか…。あー死にたくなかったなあ。もう一度、彼女と話がしたかったわー。後悔っすね。後悔しかない。なんで組抜けなかったんだろうな俺。いや、なんであんなに受験に一回失敗したくらいで自暴自棄になったんだろう。あー幽霊にでもなって彼女に会いに…。…いや、ちょっとまてよ、あの子どもの時に出てきた幽霊。もしかして、誰かに仲間に入れてもらいたかったのか?にしたってな、俺のところに出てこなくたって…。いや、でもだよ、幽霊になって足がないんだから、そんなに好きなところに出て行けないんだとしたら…。もしかして、あの幽霊は俺になにか言付けを頼みたかったのか?あ~聞いてやればよかったか。怖い怖いなんて「どっか行け」なんて言ってやるんじゃなかった。そうだよなあ。幽霊ったって、元は人間だもんなあ。言いたいことだってあらあなあ。未練だってあるだろうよ。ああ、なんてことしたんだろう。バカは死ななきゃ治らないなんていうけど、ホントだね。今気づいたよ。幽霊だとか、奴らだって、気持ちはきっとあったんだよな…。毎回毎回、出て行くところ出て行くところで嫌われて、邪険にされて、怖そうに見られてたらさ、そりゃ卑屈にもなるし、わけわかんなくなっちゃうよな。いやあ、そうだよなあ。無碍に「怖い怖い」なんて言ってやるんじゃなかった。元は同じ人間じゃねか…。幽霊になって始めて気がついたよ閻魔様とやら…。

「判決! どっちにしろ地獄行き」






本リターンズ

(BGM:今井美樹「Bluebird」from「Ivory II」)
→なんすかね、この透明感。
声質ってのもあるけれど、曲がそれを際立たせてるよな。
彼女が歌う、って前提で作ってるんだなたぶんだけど。
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