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スーパーちんどん・さとう

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人生を闘え ★ 映画 「春に散る」


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格闘技には人を熱狂させる何かがある、と思っています。

もちろん、人が殴り合ったりするわけだから「苦手」という人もいると思う。
とはいえ、そんな「野蛮」なものに熱狂する人も一定数いるというのは、そこに「何かがある」という気がしている。
それは何か、と問われると、恐らく格闘技は単なる殴り合い、痛めつけあいじゃなくて、そこに人生を見るからなのではないか。
プロレスしかり、ボクシングしかり、その選手のバックボーン、なぜボクサーになったか、とか、あの試合にはどういう思いで臨んだのか、とかっていう本、いわゆる「文字による格闘技」も盛んである。
そういうモノを読んで、人は改めて試合に価値を見いだす。
試合前にそうしたモノが流れれば試合を見に行こうと思うし、試合を見た後に「そういう試合だったのか」と改めてその試合の価値を自分の中で上げることもある。

職業として選ぶのだったら、たいがい格闘家にはならない。
痛い思いをして、いや、死ぬこともあるかもしれない、後遺症が残るかもしれない、という職業をあえて選ぶというのは、よっぽどそこに選手の意思がある。
その意思を読み解くのもこちら、客側の楽しみでもある。
だから、どんなに強くても客に届かない選手というのもいる。
一方で、不器用で勝てないが、客に届く試合をする選手もいる。
よく「ピープルズチャンプ」なんて言われたりする。

試合にはやはり人生があって、物語がある。
それに自分を重ねて客は熱狂するのだ。

どうしたって勝てそうにない機械のように正確でイイパンチを繰り出す選手に、どうしたって勝ちたいと闘いを挑む不器用な選手、という闘いだったら、やはり俺は挑戦者に肩入れをするだろう。
その不器用な選手は必死にトレーニングを重ね、多くの孤児にも応援され、試合に挑む。
しかしたいがい、その選手は多くのパンチを受け続けてきた結果、これ以上パンチを受けたら目が見えなくなるとか、そういったリスクを抱えている。
もうこうなると勝っても負けてもとにかく彼を応援してしまう。
そこに厳しい人生を泳ぎ続けている自分を重ねるのである。
頑張れと選手に声援を送っているようで、明日の自分に声援を送っている。

これが恐らく格闘技の醍醐味なのではないか、と思っている。
ま、間合いとかそういうのを技術的に楽しむ人もいるかもしれないが、俺は剣道とかをやっていたわけでもないし、格闘技もやったことがないからそういうのはわからない。
とにかく自分の人生に選手の人生を重ね、人生と人生のぶつかり合いに俺は声援を上げているのだと思う。

というわけで、ボクシング映画。
もう二段前に書いたけど、たいがいそういう内容になっています。
強い相手に挑む挑戦者が主人公。
主人公にはいろいろな過去があるが、とにかく勝ちたい。
自分を見失う手前でボクシングに出会い、それこそが自分が賭ける世界だと信じている。
選手生活に挫折した過去の選手にトレーニングを受け、やっとのことで選手権試合までたどり着き、それが映画のラストシーンになる。
しかし、そこに来るまで、主人公も身体的なリスクを抱えている。
これ以上パンチを受けるとヤバいのである。

これはロッキーでもジョーでもなんでも基本は同じである。
が、ロッキーは何作も作られるほど人気だし、ジョーを今でも崇拝する人は多い。

というわけで、「春に散る」を見てきました。
過去の名レスラーでボクシング界の「大きなジムが勝つ」的なイヤな感じに辟易として選手を辞めたトレーナーに佐藤浩市さん。
主役の「これ以上パンチを受けると目が見えなくなる」選手に横浜流星さん。
最後の相手、強いチャンピオンに窪田正孝さん。
ジョー言うところの葉子さん役に山口智子さん。
マンモス西には片岡鶴太郎さん、哀川翔さん。
といってもこの二人は佐藤浩市さんがジョーだった時代のマンモス西である。
しかし、この二人がいい味を出している。
いや、この二人がいないと話が全く進まなかったといっていい。

というわけで、最初の時点でスジはもうわかっている。
あとはキャラクターの問題というか、設定というか、役者さんがどれだけすごいかにかかっているわけだ。
ロッキーもスタローンだから成り立つ。
そういう意味では、この映画は窪田正孝さんがバツグンである。
ものすごく強いチャンピオン、という設定でありながら、どこかやっぱり「リングに上がるのは怖い」という人間的な部分をすごくうまく表現していたと思う。
この演技が、ボクサーという人生を深く表現していた。
主役だけではない、このチャンピオンも自分の人生と闘っているのである。
ここに深みが出たなあ、と。

そして一方、過去の栄光の中で一歩が出せない役に哀川翔さん、それでも立ち直って子どもたちにボクシングを教えることに生きる道を選んだのが片岡鶴太郎さん。
流星さんは、この試合後に手術、ボクサーを辞めて普通の仕事に、という。

いわゆる「わかりきった筋書き」であるとして、しかしやっぱり見てしまう。
そして最後の試合では主役を応援している自分がいる。
ボクシング映画はやっぱりいいな。

ただ残念なのは、ラストの試合の最後の最後、スローモーションが入るんですけど。
その臨場感が今ひとつ…。
打たれた瞬間の筋肉がハネる様子とかの衝撃が伝わってこなかった…。
フェザー級ということで、そもそも余分な肉もないというのもあるけど、ちょっとそこが惜しい。
むしろそこまでの普通のスピードでのパンチの攻防がよかっただけに、スローモーションはいらなかったのでは…。

調べると窪田正孝さんボクサーのライセンスも持っているとか。
さすがいい試合だった。

客席はけっこう埋まっていた。
平日午前中だったからか、俺と同じ佐藤浩市さん世代の皆さんが見に来ていて、いや、だよねえ、と。
俺たちも頑張ろう。







(BGM:The Prodigy「Omen」from「Invaders Must Die」)
→ま、このシンセサウンドにハマったらハマるんだろうな。
基本、エレキギターを前面に押し出したハードロックをエレクトリックでやったらこうなる、という。
なかなか肉体的でいいと思いましたね、俺は。

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