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井上たちって、ホントにいい子なんですよ。
子、なんていうのはよくないかもしれないが、まあホントにいい子なんです。
自分がすべきことをしっかりやるし、それが猛暑の元であってもなんとかやっちゃう。
なんなら、数年前、コバなんかは普通に仕事してたんだけど、「ちょっと何か目がおかしいな」と思って熱を測ると38度あったとか。
熱なんかに負けないというか。
まあ、「にじ屋は自分たちの店だ」という自負も彼らにはある。
だから「がんばりたい」という気持ちは大いに評価したいのだが…。
でも熱があるのに仕事を続けちゃうってよくない。
気づいたら死んじゃう、ということもあり得る。
いくらなんでも暑いよ、この作業は中止しよう、という判断も大事。
熱中症になってしまう。
だからまあ、こっちも気をつけてやらなければならないのだが、何にしても自分の身体のことは自分で守る、という基本的なコトは彼らにもわかってもらいたいし、会得してもらいたい。
が、そういうことがなかなかできないので、彼らはそのまま仕事を続けてしまう。
ハンバーガー屋さんでは知的障害者の雇用が進んでいるという話があって、それはどうもハンバーグ部分を45秒で正確にひっくり返してくれるから、という。
ま、適材適所と言えなくもないが、知的障害者じゃなかったら、他の店員とバカ話して45秒を忘れちゃう、ということであるならば、なんだか他の店員とバカ話をする方が豊かな人生のような気もする。
とにかくマジメなのだ。
それはいいことである。
悪いことではない。
が、時にそれは自分の身体が二の次になってしまったり、他人とのつながりも二の次になってしまったりもする。
俺は、マジメが悪いとは思わないが、どっかやっぱり「それだけじゃダメだ」とは思っていて。
暑かったらその作業を放棄する、とか。
時に馬鹿話で仕事を忘れる、とか。
今日は気分が乗らない、とか。
そもそも、彼らは仕事をしたい。
なんなら「帰りたくない」と頑なに主張する。
なんだか調子に乗ってるから、それにかぶせて、ふざけて「もう帰ればいいじゃん」とかって言うと、「帰らないよ~!」と笑って返してくる。
よく他の作業所の話で、朝作業所に行きたくないと親の手を煩わす、みたいな話が正直信じられない。
仕事をしたいっていうか、皆の中にいたい、という感じか。
それがかなり強いので、やっぱ仕事もがんばってしまう。
いや、仕事を頑張るのはいいじゃないか、というのはわかるのだが、それってどうにも彼らの「がんばりたい」に、こっちが甘えてるだけのような気がするのだ。
45秒でひっくり返せるから、というのは確かに勤勉ではあるが、勤勉であるだけならタダの働き蟻と同じではないか。
何のために仕事をするか。
確かに金のためだけれど、家庭の中に閉じこもるのではなく仕事に出ることで社会とのつながりだったり、仲間を作ることだったり、いろいろなことが付随してあるように思っていて。
そこを豊かに考えたいし、そうなると、やっぱ勤勉だけじゃダメなんじゃないか、と。
むしろ、45秒でひっくり返すという仕事は、俺には切ない。
それで会社は安泰なのかもしれないが、それでいいんだろうか。
会社はその「勤勉さ」に甘えて、彼らの他のチカラを、他の楽しみを奪ってしまっているのではないかとすら思う。
俺たちは幸せになるために生きている。
楽しい毎日のために生きている。
苦しいことを乗り越えることも含め、楽しい毎日。
そう考えると、彼らの勤勉さに我々サイドがあぐらをかいてはいけないのではないか、と思うわけです。
勤勉だから○○を黙々とやってくれるだろう、というのは、まあ確かに適材適所だからそういうこともあるとは思う。
もちろんやれることを一生懸命やりきる、というのも彼らの自信になろう。
「得意なこと」をしっかりやらせる、というのは間違ってはいない。
が、一方で、「彼らは勤勉すぎるほど勤勉である」ということを理解していないとやっぱダメだと思うのだ。
バランスといったら、確かにバランスの話かもしれない。
具体的にどうこう、ということを示すことも難しい。
けれども、我々サイドは、いつも彼らは勤勉である、って思ってないといけないと思っている、という話でした。
(BGM:神奈かずえ「ひとりぽっちの村祭り」from「歌う昭和の名女優たち」)
→姉さんはお嫁に行ったからひとりぼっちになりました、さみしい日暮れです。
という。
笛の音、祭り囃子に誘われるのは日本人のサガ。
これまではお姉ちゃんと行ってたのに。
ちょっと状況がわかりませんが、親はいない感じなのかな。
切ない。
時代を感じさせる一作です。

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