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スーパーちんどん・さとう

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稲川さんの怪談を聞きに行って来ました。
ま、とにかく毎年なるべく行こうと思っています。

怪談は怖いだけのもの、と思ってる人もいるかもしれない。
そして怖いことは苦手、と思ってる人にはぜひ稲川さんの怪談を聞いてもらいたい。
YOUTUBEとかじゃなくて、できればこの毎年やってるツアーを見に行ってもらいたい。
登場からはけるところまで、彼のサービス精神が大爆発!。
何度か見に行ってますが(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-32.htmlhttp://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-4940.html)、怪談というよりもこれは稲川さんの話芸を見に行ってるんだな、と改めて思いました。

そもそも「怖がらせる」とはまったく思ってない感じ、といったらいいか。
最後に心霊写真のコーナーがあるんですけど、これ俺が行った時には毎回やってます。
それも怖がらせる、というよりも「心霊写真がたたるなんてコトは無いんですよ」と言い切る。
そしてエンタメにそれらの「不思議な写真」を紹介していく。

つまりですね、稲川さんが伝えようとしているのは「霊は怖い」ではないんじゃないかな、きっと。
「霊に振り回されるような生活じゃなくて、楽しくやろうよ」というようなことを伝えたいような気がした。
そして、そうやって生きていくことが霊をも、つまり亡くなった方をも受け入れられるんだ、と。
他人を妬んだり、恨んだり、そんなことじゃなくて、自分の生活をまず楽しくしようよ、と。
そしたらきっと、霊もあなたに微笑みかけてくれるはずだ、というような。

霊がいる、いない。
幽霊がいる、いない。
そんなことはどうでもよくて、いたとしても今の自分がラッキーであれば、それはどっちでもいいのだ、というような感じというか。
そしてそういう人生は他人にも優しくなれるのではないか、と。
そうしたら、何も霊を怖がる必要もないじゃないか、と。
そう、他人を尊重し、自分も尊重し生きていければ、別に怖いことなどないのだ。

自分はアンラッキーだ。
他人はウマくいってるのに、という鬱々とした気持ちを抱えていれば、やはり他人に敵意を抱くしかなくなってしまう。
そうなると、他人だって自分に敵意を抱いているのではないかと思ってしまう。
それがもし霊になったら、そりゃ怖い。

でも、そもそも敵意じゃなかったら。
霊がいてもいいじゃないか、と。
つまり霊も含めたダイバシティというね。

だから、稲川さんの怪談はどこか暖かい。
聞いていてホッとする。
むしろ生きている私たちの思いの方が怖い、と。
だからこそ、マイナスの思いを他人に向けてはいけないんだ、と。

たいがい、自分の今の生活が上手くいっていないからそれを霊のせいにする。
ウマくいってることを霊のせいにするのであればまだいいのだけれど、霊を悪者にして自分は悪くない、全部霊のせいだ、と思い込むことは、やはり霊にも失礼である。
霊がどういう気持ちなのかは我々にはわからない。

霊はそもそも人間だったのだ。
…というか、そういう設定だ。
だからこそ、霊を悪者にするのはちょっとどうなのか、という気はする。

だからむしろもう霊はいるのだ、と思った方がいいのかもしれない。
そしてその霊も人間だったのだ、と。
自死を選んだとして、そういう悲しいことがあったのだな、とその霊に思いをはせることも大事なのかもしれない。

そういえば、稲川さんが「霊能者」について言及もしていた。
インチキだ、あんなのは、と。
とある「霊能者」とよばれるテレビにも出ていた人について、「あんなのはインチキだからね、皆さん引っかからないで下さいよ」と。
人の弱みにつけ込んで金を儲けようなんていうのは、やっぱそれも霊を悪者にして馬鹿にしてるような気がする。

他人をいつまでも憎んでいると、事実がどんどん歪んでいく。
実際に自分とその憎い相手との間にあった出来事が、どんどん歪む。
事実から遠ざかっていくことがある。
つまり、どんどん憎い相手はヒドいことをした、と自分で物語を作っていってしまう。
まるで憎むためにそうしている、といってもいい。
事実がどうかなど関係なくなっちゃうんだもん。
そんな風に、「憎むために」生きていたら、そりゃ鬼にもなる。
もう人間じゃない。
そうなる前に、憎むのをやめよう。
いや、憎んだっていいよ。
相手も悪い、けれども自分にもちょっとだけ非があったかもしれない、と考えることも必要じゃないかな。
そうしないで、事実を歪めるほど憎んでしまったら、鬼になるよ。

ま、稲川さんの怪談はそういうことを我々に伝えたいモノだったのではないか、と思った。









(BGM:AKIMA&NEOS「Atomic Love」from「Slime」)
→マルコシアス・バンプのメンバーの方のバンドなんですね。
好きだったのよね、彼ら。
なんかイカ天で他のバンドがよすぎて勝てなかった記憶があるんだけど、テクニックとか世界観ではピカイチだった。
そして、そのまんまなのよね。
CDを見つけて嬉しかったよ、また会えた、この音に。

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