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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
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「メニュー」などない


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とある月曜日。
まあ、にじ屋はお休みの日なんだけど、この日に会議をやったりしてにじ屋の方向性とかを決めたりとかするんですね。
あわせて、一週間分の提供品を値付けしやすいように仕分けしたりの作業もあったりする。

たいがい、仕分けを午前中にやって、午後会議、という流れが多い。
でも、そうじゃない時もある。
何かの事情があって午後は人がいない、とかになると、会議を午前中に、仕分けを午後に、ってこともあるし、そもそも「早く終わらせて飲みに行こう」というような場合、仕分けをその前の土日なんかにやっちゃって、その日は朝から会議、午後から飲むぞ!なんて日もある。

ま、その辺は前の週の会議で皆で確認していく、ということになります。
時に急遽そうなる、ということもないわけではないが、それでも朝集まった時点で皆でそのスケジュールを確認して始めることになる。

にじ屋があると、にじ屋の時間はどうあがいても開店していなきゃいけないので、動きが小さくなってしまうが、月曜はそういうこともなく。
大きく動かすことが可能。

なんで、新人の歓迎会なんかは月曜の夜に企画したり。
その準備なんかがあるから、午前中会議やって、午後は準備ね、とか。
そういえば、俺とアキの結婚式も月曜夜にやったな。
そこはだから自由にできるというか。
にじ屋が空いているときはやっぱ自由な発想にはなかなかならない。

てなことで。
そんなある日、ま、午前中会議やって、午後にじ屋の作業に行く、という流れがあったんです。
月曜ににじ屋の作業をやるというのはなかなか珍しいことではあるんですが、お客さんがいないときだからこそやっちゃえるコトってのもあります。
通路塞ごうがなんだろうがいいわけだから。
で、その後夜には佐藤先生の奥さんの米寿のお祝いをにじ屋近くの店でやることになってまして。

で、会議をやって、昼はまあ軽く食べよう、なんて市丸が言い出して。
「夜、お祝いでたくさん食べるから!」とかなんとか。
いいアイディアですね。
特にイチマルは健診で太りすぎを指摘されてまして。
なかなか医者の言うことが効いてるな、って感心したりしたんですけど。

まあ昼軽い人もいるし、そうじゃない人もいたり、イノウエやノブはその週末に行くとある全国大会のことを打ち合わせしていたり。
で、時間で集合、となりますね。
にじ屋に行こう、と。
午前中のウチに、にじ屋で今日何をしなければならないか、ってのはハッキリしてまして。
ヨシがんばろう!なんてことでそれぞれ車に乗り込んでいく。
ま、この日雨だったんですね。

が、カブキが微動だにしない。
いつもなら「私も乗っけてって~」とうるさいくらいなのだが、なんかなにも言わずそのまんま。
ほっといてネット事務所の電気も消したのだが、それでも微動だにしない。
まあ、このまま置いていってもいいのだけれど、正直ちょっとめんどくさい。
夜のお祝いがなければ時間的に余裕もあるが、ちょっとその日は余裕がなかった。

で、もうしょうがないので、皆がいなくなった後、カブキに言ったワケです。
「お前はどうするわけ?」と。
「別ににじ屋の作業に行きたくないのなら行かなくてもいいけど」と。
そしたら「行きたい!」といつもの調子になる。

ん?と思い、「なんでそれをいつものように言わなかったわけ?」と問うと、それでも「行きたいから(車に)乗っけてって」と繰り返す。
なんで、「それはわかったけど、なんでさっき言わなかったかを聞いてるんだけど?」と。
「なんでかを知りたいんだ」と。

カブキは能力としてはすごく高いモノを持っていながら、車いすと言うこともあって、なかなか井上たちと同じ調子、というわけにはいかない。
そしてなにやら数ヶ月に一度とか、時にブラックになる周期というのもあって、ここのところ確かにブラックではあった。

そしたら、「今日、いつもとメニューが違うから」とカブキは言った。
確かに、午後にじ屋というのは珍しい。
けど、だからといってどうということはない。
毎月曜、決まり切ったことばかりやってるわけでもない。

ってか、俺がカチンときたのは、「メニュー」という言葉なんだよね。
つまり彼女は、会議、にじ屋での作業、そういったことを「メニュー」と言ったんだ。

メニューって、一般には食い物屋に行った時のお品書きを指す。
翻って、例えばこういう福祉施設みたいなところで、「利用者様」にやってもらうことを「メニュー」と呼んだりする。
しかしそれはあくまで、運営者が利用者に提示するからメニューなんであって、にじ屋をどうしようか、ってノブやカイなんかも一緒になって会議をしていて決まったことを「メニュー」というのはやっぱりどっか違う。
にじ屋でやること、にじ屋で必要なことを会議で話し合って決めて行動することを「メニュー」と言ってしまったら、それは自らを「対象」に貶めることになる。

つまり彼女はまだにじ屋が自分のモノになっていないのだな、と思った。

というか、そもそも彼女がココに来るまでにいた作業所なんかでは、こういうことを彼らに向かって「メニュー」と言っていたのだろうか?
メニューというのは、お客さんに提示するものである。
それはもう、「何をするかを自分で決める」のではなく、「提示されたモノをやる」ということにしかならないではないか。

福祉業界の中で、メニューという言葉を使うのは仕方ないのかもしれない。
けれども、それを彼らの前で言う、ってのはまた意味が違うんじゃなかろうか?

自分でしたいことをする。
なんなら、皆が飲んでいても、「私は帰る」ってこともあると思う。
今日は見たいテレビがあるから、とかってのもあるだろう。
どのみち、「自分がどうしたいか」である。

特にカブキはそれが出せない傾向にある。
そうじゃなくて、「メニュー」に慣れきってしまったのがカブキなのかもしれない。
自分で考えるチカラもあるのに、俺はとても残念に思う。

「メニューなんかない」
「さっきの会議で皆で確認したじゃないか?」
「それをやりに行くだけだ」
「ここには君が選ぶメニューなんかない」
「君がどうしたいかを考えて、そしてやりたいことがあるなら会議で出せばいい」

一通りカブキには話したけれど、これまでの十余年の他での生活は重い。
彼女の中にものすごい「君は障害者だから考える必要なんかない」「メニューは用意してあげますからね」になれ切っちゃってる。

とても俺は腹が立った。
カブキにではない。
カブキのまわりにいた「専門家」などという人達に、である。

もちろん、これは言葉尻を捕まえているかもしれない。
けれども、言葉には魂が宿る。
間違った使い方をしていたら、人を傷つける使い方をしていたら、いつかそれは凶器になる。






(BGM:Doc Scott「Drumz 95」from「Metalheadz: Full Metal Jacket CD.01」)
→ドラムボックス的な感じですね。
それをいろいろビートの赴くままに遊んでみた感じ。
そんなに複雑なことはやってないんですけど、その分なんか遊び心があって面白い。

chinnpinn.jpg

kabukiboshuuu.jpg

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