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スーパーちんどん・さとう

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因習の怖さ ★ 映画 「リゾートバイト」


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ま、あまり聞かないので、俺だけなのかとも思うのだけれど、人を不安にさせる顔とか表情ってのがあると思います。
俺は、テレビによく出てくる「今でしょ!」とかなんとか言う人を見るたびにちょっと不安な気持ちになります。
いや、とてもいい人なんでしょうし、マジメな方だと思うのですが、どうしても不安になってしまう…。
なぜなのかはわからない。
恐らく、その人がどうこう、ってことじゃなく、受け取る側の問題なのでしょう。
俺がちょっとおかしいのだと思います。

というわけで、「リゾートバイト」を見てきましたけど。
とある島の旅館に「リゾートバイト」に来た若者3人が怪異に巻き込まれるというホラー映画ですね。
ま、2チャンネル都市伝説、と言われるネタを元にしている。

この映画、俺がまず怖かったというか不安になったのが、この旅館の女将さんの笑顔なんですよ。
佐伯日菜子さんですね。
もう、すごい演技だと思います。
ここまで不安を駆り立てる笑顔を俺はあまり見たことがありません。
ま、そして彼女が深夜2:04に、毎晩「不穏な動き」をするんですね。
バイトの三人が泊まってる部屋の前を通って隠し扉に隠された階段を上っていく、と。
どうも大きな皿を持っていて、そこには食べ物が…。

てなことで、その階上にある部屋に入ったバイトの男の子がちょっとづつおかしくなっていく。
その男の子とカップルになりそうなのにまだなってない女の子の主人公がその部屋の謎を解くために、翌晩その部屋に一人で行くのだが、彼女にも怪異が…。

というのも、子どもが見える。
他の人には見えない子どもが迫ってくるのである。

この表現がなかなか良くて。
というのは、「あそこに女の子がいるじゃないか!」と言うのだけれど、まったく見えないの。
ってか、いないの。
つまり、映像としての視点が「怪異に襲われてない人」なんです。
だから、見えてる彼が一生懸命「いるじゃないか!」と言うんだけどまったく映像には映ってない、という。
これね、ホラーだとけっこうすぐ「怪異に襲われてる人の視点」になっちゃって、霊を出しちゃいがち。
で、そこに女の子がいるにもかかわらず「見えないよ」という登場人物がいる、という構図が多い。
それが逆転してるの、なかなか演出としてよかったのではなかろうか。
霊が見えちゃうより、逆に怖かった、これ…。

で、まあ、この島はどうも子どもが海にさらわれちゃいがちな島のようで。
さらわれちゃいがち、て言ってる場合じゃないんだけど、旅館の女将さんの子どももいなくなってるし、住職の子どもも行方不明になっている。

ネタバレしないように書くのは難しいのでするけど、女将さんは子どもが蘇るように、という呪術を階上の部屋でやってたのね、毎晩。
ま、これは最終的に叶うことになるんですが。

で、子どもに捕まって魂を抜かれたバイトの男の子を救うため、住職の元に。
というかですね、ホントは子どもに捕まったのではなく、八尺様に魂を抜かれていたのであった。
ここで「リゾートバイト」に「八尺様」という2チャンネル都市伝説が組み合わせれる。
というか、この監督の映画、「きさらぎ駅」(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5947.html)もよくよく考えれば、「きさらぎ駅」と「異世界エレベーター」の二つの合わせ技だったんだよな。
ま、そちらはすんなりと入っちゃうくらい自然に合わせ技になっていたのだが、今回はまあもう全く別々の話をつなぎ合わせた、という感じで。
前半がリゾートバイト、後半が八尺様、という。

で、この八尺様の造形がまあちょっとコミカルに傾いてるんですよね。
八尺様と軽ワゴンのカーチェイスがあったりもして…。
それと、どうも急に青春ドラマになっちゃったり、男女が向かい合って胸キュンBGMが入ってきたり、コミカル要素がなかなか多い。
ってか、そもそもこの島、そんなに観光感もなく、観光客がわんさかいるワケでもなく、旅館もちょっとさびれっぽいし、「ここに三人もリゾートバイトが必要かよ…」という、まあ最初の設定自体がちょっとコントっぽいところもありまして…。
てなことで、まあコミカル、コミカル風が多い。
それによって怖さが一回止まっちゃうくらいにコミカルが強い。

それもこれも、旅館の従業員役の松浦祐也さん(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-4783.html)によるところが大きい。
メガネ君からコメディ担当、物語を回す狂言回しまでを彼が担っていると言ってもいい映画。
やらせすぎだよ…くらいの。
一応主人公はバイトの女の子なんだけど、むしろこれ、松浦祐也さん主役じゃん…と。
これ、エグザイルが主役だと思ったらマキタスポーツさんが主役だった「みんなのうた」(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6361.html)と同じ構造ですね。

てなことで、まあ最終的にはバッドエンドになっていますが、「これはいらなかったんじゃないか?」という伏線まで回収されるし、映画としてはすごくキチンとできています。
怖いかどうか、と言われるとコメディ要素が多いかな、という印象だけれど、話はよくできている。
こういう島の不可思議な因習にだけは触っちゃいけない、と思わせるだけの説得力は合ったように思います。
ま、都市伝説ってそういうことだから。







(BGM:Maiia303「Sky in Diamonds」from「Sky in Diamonds」)
→テクノでいいんですかね。
肉体的なビート、フロアで踊るにはサイコウであろう。
こういうのはベースのリズムとブレイク命だと思うんだけど、まあカッコよくできてる。
ま、曲名、これルーシーじゃん、とか思って聞いてみた。

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