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スーパーちんどん・さとう

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映画らしい映画 ★ 映画 「ゴールド・ボーイ」


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小説にしても、漫画にしても、映画も、我々客は「あり得ない日常」をそこに求めたりすることがある。
いわゆるそれらに殺人事件なんかが絡むのは、それが日常じゃないからだ。
時に人は殺意を抱くほど人を憎んだり、愛したりすることもある。
けど、決して殺したりはしない。
しかし、小説や映画の中では主人公がその心のままに人を殺したりする。
そうした創造物の中で、我々は心の中の敵を殺し、平静を保っていると言えるかもしれない。

で、その創造物はエスカレートし、愛も憎しみもなく殺す、いわゆるサイコパスまでを描き、それを我々は読む。
その時の気持ちは、「こんなことあり得ない」のだが、どっか「気になる」という感じか。
少なくとも俺はそうだ。
俺の中にも、どこかサイコパスの要素があるのかもしれない。
その部分を創造物は埋めてくれるというか…。

てなことで、「ゴールド・ボーイ」を見てきました。
これね、もうサイコウに映画らしい創造物、でしたね。
面白い。
二転三転するサスペンスストーリー、どうなるのか?次はどうすんの?と食い入るように見ている自分がいた。
同時に、中学生三人の青春群像劇としても中々よくできていたし、そこから表現される格差など、社会の問題をも内包してもいて。
かなり突飛な内容にもかかわらず、それらが脇を固めている感じで、あまり突飛さを感じさせない。
例えば、この話は夏休み期間の物語で、どっか中学生が冒険するには最適であること、それがどっか白日夢のようにも思えるというところ。
それが逆にリアリティを増している気がした。

スジはちょっと複雑で、サイコパスの男を岡田将生さんが演じてまして。
その殺人現場をたまたま撮影してしまう三人の中学生。

あ、まあこっからネタバレするので、見る予定の人は読まないで見に行った方がいいかもしれません。
というか、見ることをオススメします。
この映画は、「え?なになに?」という船に乗って揺さぶられるのが楽しい映画なので。

ま、この三人複雑な背景を抱えていまして。
その動画を岡田さんに売ろう、という話になる。
ここでまずまあちょっとおかしいんだけど、子どもたちの複雑な背景と夏休みという開放感がさせているのかな、ともこの時点では思ったり。
すると、岡田さんの奧さんも亡くなり…。
ラストはとんでもない形で彼らの夏休みは終わります。
というのは、この三人の中の一人、まあとても頭がいい男の子、家庭的にはキツいけれど、二人よりも「マシ」な彼が実は岡田さんを超えるサイコパスだったという…。
岡田さんはそれに踊らされていたのであった…。

いや、もう恐ろしいですよ。
というのは、殺しをやる人を粗暴な人、と思っちゃってるじゃないですか。
確かに殺しだから粗暴なんだけれど、でも、粗暴な人から受ける印象ってのは、話が下手っぽい、というか。
でも、サイコパスは逆に話がウマいんだな、というのがこの映画からわかります。
とにかく人を欺す。
この映画の主人公もじゃんじゃん人を欺す。
ってか、見ているコッチまで欺されましたわ。
なんか説得力があるんですよね。

つまり、相手に対して、肉体的にじゃなくて精神的に入り込んでいく、って感じかな。
入り込まれたことに相手も気づかない、くらいに自然に。
中学生の男の子が主人公なんだけれど、優秀な子、いい子、という印象なだけに彼の発言内容はまず説得力がある。
その上、他人をカテゴライズする術に長けている。
彼の話を聞いていると、「確かにあの子はそういう子だからね」という気になってくる。
同時に、「その人を殺す動機がない」という相手を殺していたりする。
つまりは、彼らには「殺すべき動機がないのに殺してしまう」のである。
映画中では、最後、愛してくれている母親にも包丁を向ける。

そういう意味では、岡田さんの殺人には理由がありすぎなんです。
まず彼は大企業グループの婿養子。
だから、義親を殺し、奧さんを殺す理由があった。
その殺し方は頭脳的である意味スマートですが、どう考えても彼に疑惑の目が向く。
だからこそ、殺し方には熟慮が必要、ということではあるんですが、どっかサイコパスと呼ぶには何かが足らない感じですね。
中学生の男の子の方が、理由は確かにあるんだけど、その理由があまりに身勝手で、直情的で、その後のことを全く考えていない、という感じ。
こんな子が中学生でものすごく頭がいい、というのがまずコワい。
岡田さんと違って、そもそも疑われないんだ…。

てなサイコパスを楽しむ?映画でもあるんですが、一方で、この中学生三人の間にも格差があって。
一人いる女の子は主人公のことを好きになっちゃうんだけど、その主人公のために最後殺人をしちゃうんだよな…。
これ、もうそもそも貧しい家に生まれ、虐待され、その後ダメンズにハマる…という流れそのままなんだよ…。
むなしい…。
そして哀しい。
特に、全て主人公の男の子の筋書き通りだとわかっていながらやっちゃうあたりがもう…。

てなことで、エンドロール後に2があるのか?みたいなのが流れるんですが。
そもそも原作は中国発らしい。
原作が続いているのかどうかわからないが、あるのなら見てみたい。
が、どうやって続くの?と。
このエンディングだと主人公が逃げ切るのは無理っぽくない?ってことなんだけども。

一つ考えられるのが、以下。

エンディングで母親に悪事を語る主人公。
その直前に母親は気づいて電話しようとする。
そこに彼が登場、という流れで、実は母さんの持ってたスマホは通話中だったんだよね。
つまり、彼の悪事は母親だけじゃなくて、通話先にも聞こえていた、という。
てっきりね、見てる側は、その通話は江口洋介さん演じる刑事さんにつながってる、と思い込んでる。
というか、オレも思ってた。
でも、あれが違う通話先だったら?
というか、冷静になれば、あの瞬間に母親が刑事さんにダイヤルできたか?というとちょっと現実的ではないんだよな。
といって、誰につながっていたのかはまた心当たりがないのだが。

というわけで、そうなると主人公は捕まらず、逃げおおせてまた犯罪に手を染める、ということもまあ可能かな、とか思ったり。

以上、推測でした。






(BGM:犬神サーカス団「ほんとにほんとに御苦労さん」from「都合のいい女・ほんとにほんとに御苦労さん」)
→名曲のカバーですね。
犬神サウンドでねっとりしたバックに、OL視点っぽい感じで、オヤジ社会を断罪していきます。
これ、やっぱ替え歌にしやすいし(ってか、元軍歌だしね)、ホントいい曲。
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