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スーパーちんどん・さとう

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Sが見たAの家庭教師の話(シリーズ6)


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①Hの話 http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6595.html
②「Hの話」で思い出したAの話 http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6600.html
③Aの話をYとした話 http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6601.html
④Yのお母さんの葬式の夜の話 http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6607.html
⑤林の立地について http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6616.html
 

…と、ここまで実は書いてこなかったことがある。
最初のHの話で、Sにその後会ったと書いた。
直接Hの話ではないのでその時は書かなかった。
その時に聞いた話である。

このシリーズの最初の話で出てきたSだけれど、彼は1,2年の時にAと同じクラスで、彼の家にも行ったことがあったのだった。
なので、俺がAの家に煩雑に出入りするより前にSはAの家に行っていたということになる。

Sと再会した時の会話を再現してみるとこんな話になる。
俺「Aって覚えてる?」
S「覚えてるよ、結局、あいつどうなったの?」
俺「俺もよくわからないんだけど、ほら、焼けちゃったじゃない、家」
S「それで引っ越したんだよな?それは俺はお袋から聞いた」
俺「俺も。ねえ、Yから聞いたんだけど、Aの家ってお父さんいたの?」
S「え?いたでしょ?いつも着物着てたよな」
俺「見たことないんだよ、俺」
S「俺、普通に挨拶してたよ」
俺「そうなんだ。その後単身赴任したとかってことない?」
S「え?違うでしょ。だって学者さんだよ。単身赴任とかないでしょ」
俺「そうなの?確かに難しそうな本があったけど…」
S「本とかも出してるんじゃないかな…お袋が立派な人だとかなんとか言ってたような…」
俺「そうなんだ…」

S「あ、そうそう、火事になったじゃない。その頃って、林に入るなって先生から言われてたじゃん。でもまあ、あの歩道橋の手前の林の脇の道は通らなきゃならないじゃん、俺たち」
俺「そうそう」
S「不審者が出るとかなんとか。変態が~とかって、ずいぶん俺らも意味わからないで笑ってたけどさ。
あの時、火事があった次の日くらいだったか、その次の日くらいだったか、林の脇の通学路のちょっと下がったところを通る時にさ、前の方のカーブのところの林の中から手が出てきてさ…」
俺「手?手って何だよ?」
S「女の人の手でさ。白くて。それがこう、なんていうの、おいでおいでってしてて」
俺「何それ。怖いじゃん」
S「いや、でも、女の人が立ってるのもすぐにわかってさ。最初手だけ見えてたからびっくりしたけど」
俺「でも、んな、林の中になんで?」
S「いや、その前にな、その手、小指と薬指がなかったんだわ」
俺「え?」
S「だからさ、なんか困ってるのかもしれないとか思ったりしてさ」
俺「にしたって…」
S「それがさ、顔がね、髪の毛に隠れてよく見えなかったんだけど、あれ、Aのウチの家庭教師だと思うんだよな」
俺「どういうことよ?」
S「いや、Aの家で彼女を見た時は指あったと思うんだよね。だから違うかもしれないけど、でもやっぱどう見ても家庭教師だったと思うんだわ」
俺「…」
S「結局さ、俺はその場から動けなくなっちゃって。だからかその人は降りてこようとしたのよ。それで怖くなっちゃって、逃げた」
俺「じゃあまあ、家庭教師かどうかは確認は出来てないんだな?」
S「まあな。でも、その話は親にはしたんだよ。家庭教師がいた、って。でも、指がなかったことは言えなかったんだよな、っていうか、なんか指がなかった、という方がなんか見間違いだったんじゃないか、って気がしてきちゃってさ…」
俺「でも、当時そんな話しなかったジャンかよ」
S「親にさ、あんまり言うな、って言われたんだよ。今考えるとさ、火事が起こっただろ?それで家庭教師がいたからさ、やっぱちょっとな…邪推はしちゃうじゃない」
俺「そりゃそうだけど…」
S「それにさ、確かにちょっと薄暗かったからさ、家庭教師だったのかどうかもなんか親と話してるウチにあやふやになってきちゃって…」
俺「そりゃまあそうかもしれないけど…」

S「でもさ、俺ね、火事の前に一回、その家庭教師とK町(となり駅の繁華街というか風俗街として知られていた)で会ってるのよ」
俺「K町で?」
S「そう。Aのおかあさんと一緒だった。なんか、すごい派手なカッコでさ。お母さんも着物じゃなかったんだよ、あの時。俺は親と一緒で、何の用事だったかその近くを通っててな。どう見てもAの母親と家庭教師なんだけど、いつもと雰囲気違うからジロジロ見ちゃったわけ。そしたら向こうから声をかけてきてさ。S君よね?って」
俺「…」
S「親はAの親を知ってるからさ。そこで挨拶してて。家庭教師のことも紹介しててさ。なんかまあ、そういうこともあったからさ。俺、やっぱ見間違えではないと思うんだよな。あれは家庭教師だった。でもな…指がな…」


時系列を整理すると、YとSが家庭教師と言っているのは、恐らく小学校1.2年の時の話で、俺が行くようになった3年以降には俺は見ていないので、その時にはもういなかったのだと考えられる。
お父さんがいたというのも、1.2年の時の話だとすると、俺が行くようになってからはお父さんは少なくとも俺は「見ていない」。
そして、A自身が「家にいない、遠くで働いている」と言っていた。

単純に、俺が行く頃には家庭教師は辞めた、お父さんもその時期に某かの理由で遠くに働きに行っていた、というのであれば、まあ理屈はあう。
俺が見てないのもただのタイミングの問題である。
が、Sが火災のすぐ後に彼女を見ているのだとするとちょっとなんか理解が難しくなる。
難しくはなるが、火災が起きたと聞いて駆けつけた、ということも考えられないわけじゃない。
が、まあ林の中に立っている理由にはならないが。

それに、指がなかったというのはどういうことなのか。
Sの見間違いなのか?いや、でもそんな強烈なこと見間違うだろうか?
そして、Sによれば家庭教師に指はあったはずだという。
というか、Yも家庭教師を見ているが、指がなかった、というような話はしてなかった。
少なくとも、指がなかったらまずそれを特徴として言うのではなかろうか?と思うと、やっぱりAの家で家庭教師をしていたときには指はあったのだと思われる。

細かいので省いたが、家庭教師と思われる女性が立っていたのは、Aの家と林を挟んで逆側の通学路側、ということになる。
そもそも、Aの家を見に来たのなら、そこに立ってる意味はない。
むしろ、通学路の方にいたというのは、もしかしてAを探していたのではないか?とも考えられる。
A家族が東北の小都市に引っ越した、ということを知らなかった場合、確かに通学路にいる、というのは理にかなってるとは言えなくもないのだが…。






(BGM:横道坊主「New World」from「SAVE THE VOICE 3」)
→横道坊主、すごく好きだったんだよね。
この盤はほとんどがハードコアなわけだけれど、その中にありながら、まったく鋭さでも強さでも怖さでも負けてない、あたりまえか。
それでいてきちんと横道のサウンド、あたりまえか。
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