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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

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中学生日記

08ピープルファーストスーパー猛毒ちんどん5
スーパー猛毒ちんどんでは、出演・演奏できるステージ等をさがしています。情報等よろしくお願いします。
昨年の公演のDVDを配布しています。詳しくは虹の会本体のHP内のブログを捜してもらうと、配布方法等書かれています。また、コメント等で返してもらえばお知らせします。
また、参加したいという人、特に管楽器ができる人を募集しています。詳しくはコメント等下さい。





中学校3年、受験を目前にして、文化祭で何をやろうかという話になって。
劇をやるか否か、みたいなことで学級会をやりまして。

ま、何度も書いているように、俺はいい中学に行っていたので、この受験前、というのは結構キーワードなわけです。
ラサール高校とかいく連中もいるわけで、どうしてこうして、もめるわけですよ。
やるとなれば放課後とか時間もとられるわけだし。
かといって、簡単な劇なんていうのは3年でやるという意味でかっこ悪いし。


で、なんかシェークスピアの劇、題名は忘れたけど、裁判所で演説するような、最後、かなり長いセリフがあって、暴動を扇動するような、そんな感じの劇だったんだけど、それをやるかどうするか、というところまで話は決まっていたというか、そこでもめていたというか。
ま、そもそもなんでその劇になったのかとかそういうのは全くもって忘れましたけど、とにかくそこまで話は進んでいたと。
で、どうしてもやるには受験があるから…、という人たちもいたり、思い出になるからやろうという人もいたり、なかなかどうして決着がつかなかったんです。

かなり夕日がさすくらいになって。
もう6時とかそんな感じまでやっていたんです。


うちのクラスには副担任として新任の女の先生がいました。
その先生は、国語の先生で、なんとうちの担任の教え子だったそうで、おっとりした、ちょっと天然ボケっぽい、それでいてとてもかわいい感じの先生でした。
服装や髪型は地味なんで、ちょっと印象が薄いというか、あまり前に前に!というタイプでもなかったし、いつも笑顔で担任の後ろにいるというか、そういう印象しかありませんでした。


このとき、担任はぜひ劇をやらせたかったんだと思うんです。
担任も国語の教師でした。
劇はすばらしいからやったほうがいいというようなことをこの学級会の中で言ったようにも記憶しています。

が、いい学校の生徒にありがちなやな感じの部分なんですが、それでもやっぱり自分の受験が大事だ、みたいなやつもいるわけで、なかなかもろ手を挙げてやるぞ!って感じになかなかなんない。

もちろん劇は主役だけのものじゃないから、裏方とか、小道具大道具とか、いろいろあるんだけど、やっぱり最後の長ゼリフも問題になりました。
誰がやるのかってのもあるんだけど、まーなんだか、決まんないんですよ。


と、さっきまで教室にいた副担任の先生が、教室に入ってきたんです。
あ、いつの間にかどっかに行ってたんだ、というのを、ここで私たちは気づきます。存在感薄いから。
すると、いつも目立たないその先生が、いきなり教壇に登り、こう言ったんです。
「私、30分前にこの教室を出て、今まで職員室にいました。その間に、この最後の長セリフを覚えてきました。みんなだったら、がんばれば、すぐに覚えられると思うんです。私、全力で応援しますから。やりましょうよ。」

そう言って、とうとうとそのセリフをやり始めたんです。

ページにして正直4,5ページだったかな。
何箇所か抜けたり、言い回しが変わったりしているところはあったけど、その先生は最後までセリフを言い切りました。

夕日に照らされたその先生の姿は、いつもの存在感の薄い天然ボケの感じではなく、なんかすごく大きく見えたというか、このとき初めて僕らはこの先生を先生として認識したというか。


結局、文化祭ではその劇をやることになりました。
毎放課後、練習をしたり、衣装を作ったり、その先生も毎日付き合ってくれたことを覚えています。

おかげで、この劇は好評で、劇なんかざわつくはずの中学生in体育館が、最後の長ゼリフ、シーンと聞き入っていたことを覚えています。


この先生のあの30分間がなかったら、俺たちはきっと、やると決まっても中途半端な気持ちのままやっていた気がするし、やらないとなっても後悔していたと思う。


今、スーパー猛毒ちんどんのドラマーのヤスユキはこのときの同級生だ。
中学の話といえば、まあ誰が好きだったとか修学旅行がどうしたとか、そんな話もあるんだけど、結構この話も上位に来る。
「なんか、あれ、学校ドラマのワンシーンだったよな」と今でも会えばその話になるのであった。





(BGM:坂本龍一「The End of Europe」from「B2-UNIT」)
→この曲は、このときの演劇の最後の最後にBGMとして流した。
暴動を扇動する、不安な感じを掻き立てるにふさわしいと思って、俺がみんなに推薦したのである。
このアルバムはオレの中の大傑作で、あぶらだこのメジャー1stと並んでオレの中でのメジャー作品ベストテンの1位に今だに輝いています。
こういうダブ・ノイズ・コラージュみたいなの、中学くらいで好きだったんだからちょっと嫌みな感じの子どもですけど、まあ、好きだったんだなあ。
とにかくヘッドホンで大音量で一枚全部聞いてしまったりすると、なかなか頭がとぶ感じというか。ま、これはあぶらだこの木盤にも共通していますけども。
近代エレクトロニクス音楽というのが宗教的な意味合いというか、呪詛的なものというか、そういう原始的なものと結びついたという感じにも感じたりして。大げさか。
とにかく、かなり好き嫌いは分かれると思うけど、ピアノの教授とか、YMOの教授しか知らない人は、ちょっと聞いてみて欲しいなあ、と思います。
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