スーパー猛毒ちんどんでは、出演依頼を待っています!
映像ディレクターの中村氏による我々のドキュメンタリー映画「凸凹にふくらんだ風船」無事完成!
映画の予告編はこちら 各地で上映会も可能かとも思いますので、詳細は監督の中村さん(オフィスラムカーナ:連絡先090-8726-4722)までたずねてみて下さい。
お知らせ&募集などはこちらをクリック! ツイッターは「@SMChingDongSATO」
というわけで、昨日まで山梨の方に行っていました。
専従も井上達も同時に休みを取っての旅行。
よく勘違いされるけど、これは専従にとっても仕事ではなく、遊びです。遊び。
まあ、それはいいとして。
なぜこの暑い時に盆地の山梨になったのかというのは、まあみんなで決めたことでしょうからいいんですが、大きな理由の一つは、相馬に行けなくなったということです。
原発事故の一年前まで、毎年相馬に行っていました。
埼玉は海ナシ県ですから、やっぱ海に行くというのが旅行の定番である、という信念?の元、佐藤先生の教え子の兄弟の方がやってらっしゃる民宿に毎年お世話になっておりました。
もちろん、もう今はその民宿も跡形もありません。
そして、復旧のめどは立っていません。
おそらく、少なくとも自分が生きているウチには、復旧されることはないでしょうし、あの海で泳ぐことはできないでしょう。
ちょうど、ちょっと空いている、穴場的な遊泳スポットが目の前。
遠浅で、海とはいえ安全に遊べる場所で、しかも夜になれば「肝試しスポット」が山のようにある、我々の旅行としては最高の立地条件でありました。
今年もバスをチャーターしていったのですが、そのバス会社の運ちゃんは毎年運転してくれる方で、なかなか気さくな方。
井上達にもよくつきあってくれる。
その人と、山梨の風呂で一緒になりました。
そしたら、その運ちゃん、こんなことを言っていました。
俺もさ~、いろんなところに行くじゃない。
でも、やっぱあの相馬のメシはとにかくうまかったよな~。
飾りっ気はないけど、うまいんだよね。
泊まるなら、あそこが一番だったよな~。
旅館のオヤジさんもいい人だったよな~、丸っこい顔してさ。
俺も、同感でした。
山梨でもいただきましたが、ホテルの御膳も、そりゃおいしいです。
いつも食べられないし、とても満足できます。
でも、あのオヤジさんの民宿のメシは、またそれとは違った「うまさ」がありました。
海の幸をお盆の休みでも何とか手に入れてくれて、外で団扇を仰ぎながら塩焼きにしてくれた魚のうまかったこと。
無骨で、飾りっ気はないが、「東北のメシ」を堪能できる絶品だったと思うのです。
そして、その運ちゃんは、こう続けました。
津波だけだったらさ。
がんばれよって、行ったりできるじゃない。
でもな~。原発がアレじゃ、もうダメだよ…。
まったくさ…。
その運ちゃんは、普段は別に原発のことを考えたりしてないし、よもや再稼働反対のデモに行くような人ではもちろんまったくない。
でも、そうだ。
単純に、これなのだ。
我々は、たまたま相馬の民宿に毎年毎年お世話になっていたということで、身近に今回の事故が感じられる。
けど、多くの人はそうじゃない。
でも、人間なんだから、ちょっと想像力を働かせてみよう。
いまだに、何万人もが避難している。
帰れるアテもない。
長年やってきた民宿も、畑も、田んぼにも、もう戻れない。
津波だけだったら、すぐに戻って、復興だってもっともっと進んだはずだ。
我々だって、毎年また、必ず行っていただろう。
いや、夏だけじゃなくたって、もっと行ったはずだ。
でも、原発事故があって、もう、我々はそこに足を踏み入れることができない。
なぜか。
なぜこんなことになったのか。
単純な話だ。
原発があったからだ。
申し訳ないことに、事故が起こるまで、原発がこんなに危険なモノとは知らなかった。
それが証拠に、その相馬の帰り道に福島の原発を見学して帰ったこともある。
その民宿のオヤジも、「いろいろ遊べるところもあるし、いいんじゃない」と言っていた。
オヤジの真意はわからないが、少なくとも俺は「安全神話」にころっと騙されていた。
だから、もう騙されたくないのだ。
原発はNOだ。
にじ屋ブログが最近なかなか面白いぞ!みんながんばって書いておるようだ。虹の会本体HP「NIJIROCK.COM」からどうぞ!
(BGM:TOKYO No.1 SOUL SET「先人達の夢」from「9 9/9」)
→これはTOKYO No1らしいチューン。
なんだろう、ちょっと不安定な感じのフレーズを繰り返すだけのバックトラックに、悪く言えば「調子っぱずれ」、俺にしてみたら、とても心地いいボーカルラインが乗る。
そして特にサビもなにもなく、強弱もほとんどなく、一定の早さで駆け抜ける。
俺はTOKYO No1の、このパターンが大好き。
スポンサーサイト
コメントの投稿