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ちょっと前に、工藤さんが救急車で運ばれて、緊急に手術と言うことで、深夜に病院に駆けつけた。
前日の夜中まで一緒に映画を見ていたりしたので、ちょっと急なことにびっくりした。
よくよく考えれば、筋ジスの工藤さんとは25年以上のつきあいになった。
彼は、オレより一つ上だから、もう筋ジスとしてはもうかなりの実年齢と言っていい。
つきあい始めたときから、年齢的なことも考えると、工藤さんはオレより先に死ぬ、とはわかっていたモノの、いざとなると、どうにも、座りが悪かった。
それでも、悪運の強い彼のことだから、なんとかなるだろうと思っていたけれど、でも、彼は筋ジスだから、こんな急なこともあるのだ、ということを改めて思った。
会長の彼と、副会長のオレは、恐らく虹の会の中の古株になる。
初代会長の福嶋さんの死で、虹の会は一回終わったと言っていい。その後、俺ら二人の生活から、今の虹の会の歩みが始まった。
すなわち、24時間介助の時代が25年前にあった。
だから、まあ人には話していないいろんなことがあったけれど、今は映画を一緒に見に行くことと、役員会で顔を合わせることくらいしかない。
昨年手術をしたときは、オレは立ち会わなかった。
お見舞いも一回、何かの用事でいったくらいだったかと思う。
なんか、俺が行くと、オオゴトになるというか、なんかよくない気がしたから。
でも、今回は、延命措置やその他のことで、親御さんの同意が必要だが、動揺しているようだ、という藤井の電話で、駆けつけた。
とりあえず、一刻を争う感じの中、オレが説得しなきゃダメだと思ったから。
最初の頃は、よくお母さんにもお姉さんにも会っていたから、工藤さん同様、長いつきあいだし、まあ浅からぬ仲である。
まあ、それはでも無事に済んで、でも、緊急手術が始まるというところになって、なんだか病院サイドが、「たくさん人がいても…」みたいな感じの遠回しに「帰って欲しい」感を出してきたので、オレは先に戻って、早朝の事務所でみんなに事の次第をメールしたりしていた。
とりあえず、やっぱりオレはいない方がいいような気がした。
そのおかげなのか、まあ一つ難関はクリアーした。
今は、その後の安定を祈るばかりである。
虹の会を二人で再スタートさせたとき、彼は子どもの頃から長期入院していた病院から退院、しかも、その頃、「筋ジスは地域などで暮らせない。病院を出たら一年で死ぬ」、とまで言われた(その道の御大のような人たちに)時代だった。
そして、オレは大卒で給料もない虹の会で働くという状況の中、その時、二人は、「一般の人たちの人生」から滑り落ちたのだ。
彼は、一般の筋ジスの人たちの人生から。
オレは、大卒のみなさんの人生から。
だから、「絶対に勝ってやる」という意地だけはすごくあった。
けれども、まあ意地だけでは食っていけない。
うまくもいかない。
だから、かなりぶつかりもした。
でも、いつだって、「もう俺たちは堅気じゃないんだ」って二人とも思っていた。
「畳の上じゃ死ねない」って。
だから、彼の死に目にオレが立ち会うなんてことは、きっとない。
オレは、オレで忙しく、彼の最後の最後まで何か他のことで動いていなければならないような気がしている。
まあ、別に仕事じゃなくてもいいんだけどさ。
なんか逆に、そうなったら最後のような気もするし、なんだか、それはちょっと違うというか、そんなこと言ってる場合じゃないけど「照れくさい」というのもある。
二人で面と向かって「手術がんばって」なんてまじめな話をするとこを想像すると、ちょっとなんか、おかしな気持ちになる。
まあ、今は工藤さんと同じ病院で兄弟のように過ごしたという藤井が間にいて、彼をオレはとても頼りにしているから、まあそんなことも言ってられるんだけど。
これは不思議な感情だ。
ま、とにかく、「互いの死に目になど会えるはずがない」、それをお互い了承した上で、俺たちは、「一般人じゃなくなった」のだ。
オレには障害者の気持ちなどわからない。
筋ジスの工藤さんの気持ちなど、想像も出来ない。
だが、あのときの「一般人じゃなくなった」という感覚だけは、一緒だったと思っている。
まあ、そんなこんなだけれど、でも、今は術後の経過を祈るしかない。
そして、「まったく、急になんてことしてくれるんだよ。ビックリするじゃないか」なんて今回のことを話しながら、早く、一緒にまた映画を見に行きたい。
(追記)今のところ、藤井からの報告によれば状況は安定していて、救急でいった総合病院から転院し、様子を見る感じになっています。
「声も出てるし(医師にはあんま出しちゃいけないって言われてるけど ※そもそも気切しているので、普通は声はあまり出ない)、カッカッカって笑ってるし。もうやだ。」との藤井報告。
にじ屋ブログが最近なかなか面白いぞ!みんながんばって書いておるようだ。虹の会本体HP「NIJIROCK.COM」からどうぞ!
親から独立した生活をしたいと思っている障害者の方、親の元気なウチになんとか障害を持つ子どもと離れて暮らす方向に持って行きたいという親御さん、親亡き後の不安、などなど、その辺の相談にのっています。お気軽にどうぞ。
まずはコメントください。非公開で対応します。
(BGM:大高ジャッキー「There is no tommorrow」from「MOTHER」)
→ジャケ買いしたような気がする。
聞いてみるとですね、これかっこいいですよ。
この曲は、情念のアコギに英語の歌詞がのっているんだけれど、英語わかりませんが、まあタイトル通り「明日なんかないぜ」みたいな感じなんだろう。
こういう「情念のアコギ」ってかっこいいなあ。
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