スーパー猛毒ちんどんでは、出演依頼を待っています!
映像ディレクターの中村氏による我々のドキュメンタリー映画★「凸凹にふくらんだ風船」
映画の予告編はこちら 詳細はオフィスラムカーナまで。
お知らせ&募集などはこちらをクリック!
ツイッターは「@SMChingDongSATO」 まとめは→
http://twilog.org/SMChingDongSATO
もう随分前になります。
数年前、ウチの中の一人の親が辞めさせる、という話を出してきたことがあって、まあ、それについては本人は全くその気がなく、結局元に戻ったわけですが、その際にみんな色々と意見をメールで出していました。
その多くは、それをどうやって阻止するか、という話(そもそも本人にその気がないのだから)だったのですが、俺はまあ、それは(辞めるのは)それでいいんじゃないかと思ったところもあって、それらの意見に、こんなメールを返していました。
ちょっと冷静になってみると、今自分たちはどういう姿勢でいなければならないのか。
それは、粛々と毎日をやっていくことだと思うんですよ。
そして、それを何らかの形で伝えていくこと。
機関紙でもネットでも、講演でも、何でもいいんですが。
この前、どっかに講演に行ったという加納の話をネットの会議で聞いて、なんか違和感があったんです。
「うちの子には無理だ」ということに対して、「つきあいすぎなんじゃないか」って思ったんです。
つまり、「無理だ」と言われれば、別にムキになることなく、「いや、無理じゃないですよ」と笑顔で答えちゃえばいいわけなんじゃないかと。
確かに、親の「うちの子には無理だ」には知的障害者をバカにしているようで腹が立つんですけど、次元も違うんですよね。
なのに、親の次元にこっちから踏み込んだって、伝わるもんも伝わらないな、と。
ずいぶん前にやめていった人たちのことを考えると、なんだか、逆に親にあわせていたように思うんです。
その場その場の親の対応に対して、こっちが対応する、というか。
つまり、本当に自分たちが伝えたいことじゃなくて、親の軸のズレに沿ってこっちも対応していたように思う。
その中では、本質はやっぱり伝わらないし、売り言葉に買い言葉にもなる。
数ヶ月に一度、一部の親と俺が話をする機会があります。
おそらく、親はこっちに言いたいことはあるんだろうけど、あの場では出ない。
それは、俺が相手にしてないからだと思ったんです。
まったく、こっちの次元で俺は話をしてる。
だから、きっと親御さんはなんか納得した気になって帰るけど、家に帰ってよく考えてみたら、やっぱ言いたいこともあるような気もする。
でも、それはまたその場で話をすれば、「出すべき話じゃないな」と彼らは思うんだろうとも思う。
その逡巡の中で、親御さんには自分の中で消化してもらわなければならないモノもある。
その繰り返しで、どっか折り合いをつけてもらうしかないし、次元が違うことを理解するにはやっぱり時間は掛かると思う。
次元が違うのは、もうしょうがない。
そもそも、親とこっちの意見が違うのは当然なんですよ。
大切なのは、何かって言うと、親の次元にあわせて対応することじゃないと思うんです。
少なくとも、自分たちが普通だと思っている「親を入れない運営」ですら、一般にはあり得ない。
つまり、我々はかなり先に行っています。
だから、批判や反論があるのは当然だと思います。
逆に言えば、反論のない実践なんか運動たり得ないとも言えますけど。
表だってそれが出てこないのは残念ですが、きっと我々のやっていることがまっとうであることは皆さんわかっているから、という気もします。
どっか、「みんなが納得してくれる」ことを望んでいるでしょ。
もちろん、それを目指していくんだけれど、次元の違う批判は、やっぱあるんですよ。
そこを気に病んだりするのは、やっぱり我々の精神衛生上もよくない。
それに、少なくとも、市内で親を入れない作業所はウチだけなんですから、他のみんなは批判すると考えた方がいい。
その中で、我々は市丸たちのためにもがんばらなきゃならない。
批判を怖がっていたら、やっぱり何にもできないです。
いや、恐れることもないと思います。
自分たちが、しっかりとやっていけるような芯を持っていれば、恐るるに足らず、だと思う。
批判の中で、受け入れるところは受け入れればいいし、(次元が違うのだから逆に受け入れられるところもあるはずだし)対する場面は対すればいいし、次元が違って話にならなければ、ほっておくしかない。
我々は、悩みながらでも、毎日の実践をしっかりと充実させていくことが大切なんだと思う。
批判を怖がるべきじゃない。
そして、目先ばかり見て、無理に親に話を合わせない方がいいと思うのです。
自分達は自分達で毎日をやっていけばいいし、それはいつか道は一つになるような気がします。
にじ屋ブログが最近なかなか面白いぞ!みんながんばって書いておるようだ。虹の会本体HP「NIJIROCK.COM」からどうぞ!
親から独立した生活をしたいと思っている障害者の方、親の元気なウチになんとか障害を持つ子どもと離れて暮らす方向に持って行きたいという親御さん、親亡き後の不安、などなど、その辺の相談にのっています。お気軽にどうぞ。
まずはコメントください。非公開で対応します。
(BGM:ANGEL'IN HEAVY SYRUP「春爛漫」from「dANCE 2 nOISE 005」)
→森田童子さんのカバーですね。
元曲の感じをより一層引き出しているような気がします。
これは名カバー。
スポンサーサイト
コメントの投稿