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スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
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パニックとどうつきあうか・前置き その2

スーパー猛毒ちんどん02
10/9(SAT)、18時30分開場、19時スタートで、さいたま芸術劇場でスーパー猛毒ちんどん単独公演を軸としたイベント「殴りあい~せめてオレたちもリングに上げろ」開催決定。
今回は、歌モノだけではなく、構成劇的なものなども含んだ2部構成で行います。
テレビ取材等、諸般の事情もあって、今回は入場無料で行う形となります。
チケットに関しては、8月上旬より配布。本ブログでもチケット受付をします。本ブログのコメントか虹の会本体HPから電話・メールで問い合わせて下さい。

スーパー猛毒ちんどんでは、出演・演奏できるステージ等をさがしています。情報等よろしくお願いします。
昨年の公演のDVDを配布しています。詳しくは虹の会本体のHP内のブログを捜してもらうと、配布方法等書かれています。また、コメント等で返してもらえばお知らせします。
また、参加したいという人、特に管楽器ができる人を募集しています。詳しくはコメント等下さい。





ということで、本編に入る前に、もう一つ前置きをすいません。


うちでの取り組みについて書きます。

よくオレらは、親御さんと電話なんかで話、いわゆる相談とか、そういうことをする時に、「近くに本人がいないところで」とか、こっちから電話をした時に「本人に気づかれないで」ということを親御さんに言います。
「ちょうどお風呂入っているんで」なんていうとベストタイミングですね。
まあ、今は携帯がありますから、ちょっとした気遣いでこれらは可能なことであります。
そんなに無理なことではありません。
しかも今はメールですか、そういうのもあるので、もっと簡単にできますね。


これですね、いくつか理由があります。

まず、本人のことを親と我々が電話で話しているということ自体が、ひじょうに彼らのプライドをつぶすと言うこと。
これがまあ単純にして最大の理由ですね。
これまでの作業所なんかでは連絡帳なんて言うのがあったり、親と「指導員」が、本人以上に本人のことを話しているというのが当然だったりすると、なかなか切り替わらない親御さんがいるんですが、ここはしっかりやってもらわなければなりません。

まあ、じゃあ話しなければいいじゃん、ということもありますが、しかし、それだと現実的にうまくはいきません。
例えば家で暴れて困る、というのは、なにか原因があるはずで、それがこっちでのイジメかもしれないので、対応は広く構えておく必要があります。

連絡帳がないので、体調についてもわからないことがあります。
足の指の先をケガしているというような場合、本人がしゃべれればいいですが、そうじゃない場合は、教えてもらわないと、なんで足をひきづっているのかがわかりません。
こんな場合は、とにかく本人に何らかの意思表示をさせます。
こっちは足の指の先のケガのことは知らないんですから、どうして足をひきづっているのかたずねます。
本人は恐らく本人なりに伝えようとするでしょう。
こちらは実際は結果を知っていますから、その方法が「あう」と足を指さすだけだったとしても、最終的にいろいろ聞きながら靴を脱がせ、靴下を脱がせ、指を見る行為に及び、「足の指をケガしてたのか。わかったよ」と言ってやることができます。
このことで、本人も「何らかの意思表示をすれば伝わる」という、とても重要なことを学んでいきます。

これが、「言わなくても親から連絡がいってる」ということがオープンであったとしたら、例えば連絡帳とかでもそうですが、そうなってしまっている場合は、もう本人は「意思表示をしよう」という意志を持つことが難しくなります。
こうなってしまうと、ただのあやつり人形です。
なので、あくまでも本人には「こちらへ連絡をした」ということが伝わってはならないのです。
これは、親もこちら側も十分に配慮しなければならない部分です。

これは実はこのパニックの問題と重要につながっていることなのですが、それはまた本編で触れていきます。

結論として、必要な連絡をとることは大切ですが、それが本人にわかるような形で行われることはなりません。
当然、家での暴れる、という状況を知ってはいても、作業所等の側は知らないということで話を進めなければなりません。


以前にこういうことがありました。
親御さんからの電話で、市役所へ手帳なんかの手続きに来て下さいという手紙が来た。
で、本人は一人で行く気満々になっているが、ちょっと心配があるので、それとなく、誰か一緒に行ってくれる方向に話を持って行ってくれないか。というものでした。
これは、本人が朝家を出てからすぐにオレに電話があり、本人はどちらにも当然不在の状態で電話の行為がありますから、ひじょうにいい具合であります。
で、わかりました、ということで、まあ、オレの見立てだと、その子なら一人でも行けるだろうが、親御さんの心配もあるから、まず親とじゃなくオレたちと、っていう風に段階的にやっていくことで、親御さんの心配も解消して、最終的にはみんなが安心して彼を送り出してやれるだろう、と考えました。
しかし、困ったのは、その手紙が来たことをオレは知らないんです。
知らないのに、「一緒に行こう」ってのはおかしな話ですね。
かなりいろいろ考えた末、具体的なことはちょっと遠い昔なんで忘れましたが、彼のプライドをつぶさないように、ちょっと周りの人にも協力してもらって、その方向に持って行けたと記憶しています。

もちろんこうしたことは機関紙などには載らないことですが、現実的にはこういうことはかなりの数あることです。
まあ、こういうことは、数人でチームを組むのがうまくいきます。
知っている人間は少ない方がいいのは秘密を守る鉄則ですから、全員に通知する必要なんかないですが、何人かにこの状況を話し、うまく立ち回ってもらうことで、「知らないことを、本人に言わせるなどして知っている状況に持って行き、一緒に解決策を練る」ことはそんなに難しいことではありません。

オレは、この電話をしてくれた親御さんは、とてもわかってらっしゃるというか、親が「誰かに一緒に行ってもらいなさい!」と命令するより、自然とそうなるようにしてくれないか、というのは、とてもこちらを信頼していただいて、嬉しく思ったんです。
そして、そのことが親御さんの役割でもある、という風に思ってくれているようで、嬉しかったですね。
まあ、反抗期のような感じで「親のいうことは聞かないんで」という時期もありますから、そんな時は、こういう方法も手かと思います。


ようは、本人が自信をつけられればいいんですよね。
親のエゴとか、親の都合とか、そういうことではなくて、一つ一つ親から離れてもできることを増やしていくことなんですよね。
そして、それをやってきたら、親は、ただ見守って、なんにも知らない顔で「なんか大人になったね」と言ってやればいいんだと思います。
それがそのうち本当になっていくというか、そういう感じだと思います。

こういう風にうまく親とタッグが組めている場合、子どもは安定して親から離れていけるというか、成長していけると思います。
というか、現実的にそうなっていますね。


次に、もう一つの理由ですが、内容的にはこっちの方が深刻かと思います。

上記の親のように子と自分を分離し、自分と職員が相談する、ということと子と職員や仲間との関係、というものをきちんと分けられてる場合は、いいんです。
が、一方で、親が子の目の前で電話して何かを言いつけようとして、なんていうような形でこちらとの連絡を取ろうとする場合、なにも解決しないどころか、その電話を言いつけられたくないから子が取り上げて勝手に電話を切ったり、ということをさせることになってしまいます。
実際にこういう親子の場合、なにも問題が解決しません。

つまり、子の前でそういう家で起こった問題を電話で言うのはやめてくださいね、といってるにもかかわらず、それを平気でできてしまう親が少なからずいるんです。

これですね、問題として二つあって、一つは、こういうことができるという事実は、母子分離、父子分離ができていない、ということを表しています。
もちろん、学校時代から他の作業所に行っていた時代まで、それまでの人生がずっと親がかりで、親の責任と言うことをずっと言われてきたわけですから、いきなりこれ、ゼロにしろ、ってのは難しいとは思うんです。
だから、こちら側としては、親とは密に連絡を取るなど、親をまず安心させて、その上で、だんだんですね、こういうことを親との約束事にしていく、というような流れも当然必要になってきます。
親が不安定になると、こういう親子関係の場合、直接子に影響が出るんです。
そうなると、結局困るのはここでも何度も書いてきましたが、子の方ですから、それはなんとか避けなければなりません。
親がきちんと理解してくれればいいですが、アタマでの理解とそれを実行することの間には、深い溝があります。
そのことは、対するこちらの方も理解すべきことだと思います。

もう一つは、何か問題があった時に、結局親がなんとかしてくれる、という風に本人が理解してしまうことなんです。
親が何か連絡をしている、ということが、問題を起こした子にとって、もう解決の糸口を作ってやってることになるんです。
例えば盗んだ金で家に帰って何か買ったとしましょう。
そのことを親が例えばオレに電話で言っていることを本人がわかってしまった場合、本人はそのことを打ち明けるチャンスを失ってしまいます。
「金を盗み、○○を買いました」ということを認めることは、盗みについて反省するための第一歩なのですが、そこの部分が実は難しいんですね。
でも、そういう電話を本人の前でしてしまえば、その本人はそれを越えるチャンスを失います。

「○○にいじめられるから行きたくないといている」と本人の前で電話してしまえば、○○と対決するチャンスを失います。
だいたいにおいてこの場合は、前から親がそうやって子どもの関係をコントロールしている場合が多いので、こうやって親に解決してもらう形で、前回書いたAとBの話同様、親が入ることで問題を消去するという方法でしか、人と関係を作れないことが多いです。
こうなると、相手が同じ程度の場合、つまり前の話のようにAとBが同じように子どもである、というようなことでない限り、この本人はつまはじきにされることになるんです。
いわゆる「親」という「異物」を間に入れないと問題が解決できないわけですから、いわゆる「子どものケンカに親が出る」という状態になるということですから、どうしても、その子は他の子とうまくいかないんですね。
みなさんもそういう経験はないでしょうか。


要は、人間は絶対にストレスに対していかなければならない、ということなんです。
その上で、どうやってストレスとつきあうか、ということだと思います。
そのためには、対決しなければならないことっていうのがあります。
自分がしてしまったことにも、人とのトラブルにしても、逃げていたんでは、いつまでも解決はしないんです。
謝らなければならないときもあるでしょうし、取り返さなければならないときもあるでしょう。
でも、その繰り返しなんですよね、人生って。
失敗しない人なんかいないんだから。

そこを親が成り代わってしまっている状況だと、パニックをどうしようこうしようという以前に、何も話がはじまりません。
不安はあるでしょうが、しかし、なんとかなるもんです。
会いにくくても、実際会って謝っちゃえば、前よりもっと仲良くなれるようなこともたくさんあると思うんですよ。
案ずるより産むが易し、です。


これは何も知的障害者だけの問題じゃないですよね。
ウチの専従でも逃げちゃったヤツがいますけど、こういうのってのは、もうどうしようもない。
自分がまずいことをしたのは事実なんだから、逃げるにしてもきちんと謝罪をすべきなんだとオレは思います。
そんな風に逃げていたら、どんどん世の中に会えない人が増えていきます。
そんな人生を、自分の子どもに見せられますか?。
自分が時間を共にした仲間に謝罪ができないというのは、自分のその時間を否定することでもあるんですよね。
悲しい話ですよ。

そして、誰だってそんなのやなんです。
やだけれど、しなければならないんです。
だからするんです。
だから、あなたもすべきなんです。
こういうことをしないことを自分の中で正当化し続けていると、心が病んでいきます。
正当化すべきじゃないからですね。
単純なことなんです。
最初の一歩を、きちんと踏み出せていれば、できると思います。


というようなことで、後半ちょっと脱線しましたが、本編の方を以降に書いていこうと思います。




(BGM:SPARTA LOCALS「Every Breath You Take」from「Fine Time 2 A Tribute to NEW WAVE」)
→このアルバムは前にもちょっと取りあげましたが、このカバーもすごくいいです。
この曲だけでもこのアルバムを買う価値があると思います。
歌詞は日本語です。
唄としてはかなり頼れない感じの歌い方で、いや、なんか原曲よりいいのではないかと思ってしまう。
いや、原曲がいいからこそなんですが。
原曲をかなり大胆にアレンジしているので、違う曲ともとれますが、ギターのリフでかなり原曲のイメージを保っているという感じで、よくできていると思います。
このバンドのことはよく知りませんが、すごいセンスのある人たちなのではないかと思います。
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