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というわけで。
最近、市丸達と毎日過ごしていて、思ったことがあります。
まあ、彼らにはいろいろな障害名がつけられているわけですが、そういうこととはあまり関係なく、彼らの生きにくさとは、「入り口と出口の問題」なのではないか?と。
つまり、「自分に入ってくる情報」と、それを「消化して表に出す力」のアンバランスなんじゃないか、と。
いや、これは彼ら知的障害者だけのことではないんだけど、そのことが極端に大きく出ちゃうのが彼らなんじゃないかな、と思いまして。
意味なく音響的にたとえるとすれば、インプットとアウトプットのレベルが違いすぎるというか。
そりゃ、音も割れますよ、と。
アウトプットに雑音が入るかもしれないし、ハウリングも起こりますよ、と。
ちょっと、説明に入る前に前提をお話しします。
社会で生きていくというのは、他者との共存です。
自分だけの意見が通るわけじゃない。
自分のしたいことだけをすればいい、というわけでもない。
そもそも、社会にはルールがあり、そのルールの上に秩序が保たれているわけで、それを守らずに、「俺は裸で過ごしたい」という意見は通らないのです。
というか、それでは、他者と共存できない。
つまり、自分が折れることも必要だ、ということですね。
折れてばっかりいる必要はありませんが、社会や集団のルールや慣習の中で、折れることが必要な時はあります。
そこが、まあなかなか彼らの場合難しいわけですが。
で、インプットとアウトプットの話に戻しまして。
例えば、何か自分に不利な状況が起こっているとします。
なんでもいいんだけど、例えば「怒られている」とか。
「自分のしたくないことをさせられそう」とか。
これは、なにも直接そういう「○○しなさい」と、したくないことを指示された、とかだけじゃなくて、なんとなく毎日の動きを推察して、「この状況は俺の嫌いな方向に行く」というようなことも含まれるわけですが。
というか、まあ指示というよりはそっちの方がおそらく毎日の中では多いような気がする。
生きてれば、まあイヤなこともしなければならない場面はあります。
そういうことはしょうがないと言えばしょうがない。
だから、たいていの場合は、「まあしょうがないな」ということで自分を「納得させる」わけです。
寝不足でどうしようもなく起きたくない朝も、たいがいのみなさんは「しょうがない」と起きるわけです。
けど、その「やりたくないことが起きそうである」「おきている」というインプットに対して、それを「しょうがない」というアウトプットにつなげられればいいわけですが、そういうことが彼らの場合はちょっと難しかったりする。
もちろん、イヤなことを「イヤだ」と主張する、というアウトプットもあるでしょう。
そうなれば、そこで周りの人たちとの話し合いというか、まあ説得というか、そういうのが始まるわけです。
で、まあ、経験上、その説得は100%達成されてしまいます。
つまり、今度はその「説得」というインプットが、「しょうがない」というアウトプットに接続されてる、と。
説得には対案があったり、ご褒美?という対価があったり、なにかしらの「手加減」が発生したりします。
その「手加減」の中で、「しょうがない」というアウトプットにつなげることができるというか。
しかし、彼らの中には、その「アウトプット」がなかなかうまく接続できない、接続できたとしても、反社会的な行為に接続されてしまう、ということがあるわけです。
もしくは、「あるキーワード」や、「ある状況」に陥ると、そもそも「接続しよう」ということもできず「フリーズする」というようなことも出てきます。
その状況やキーワードは人によってだったり、状況によって変わるわけですが、もう「ストップさせちゃう」と。
インプットは入ってきてるのに、それをアウトできない状況に陥ってしまう。
これもまあ、「黙秘」というようなことになって、例えば逮捕されたり、状況によっては反社会的行為を指摘されてる場面だったりすると、なお状況はバッドになってしまいます。
なにせ、指摘されてることに対して、なんのアウトもないわけだから、指摘してる側は、困惑し、もっと大きな場所に引きずり出さなきゃダメだな、とか、もっと強く言わなきゃダメだな、としか思いません。
まあ、とにかく、インとアウトがうまくバランスが取れるかどうか。
そして、それが短時間にできるかどうか。
けっこう、この辺が重要な気がしています。
続きます
(BGM:スチャダラパー「スチャダラメモ」from「1212」)
→久々に聞いたスチャダラ。
久々のアルバムなんだよね。
ラップの世界ではハードさはまったく感じられないわけだが、この飄々とした感じ、すきなんだよね。
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