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スーパーちんどん・さとう

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かおるさんが死んじゃったよ

かおるさんが10日の朝、亡くなってしまいました。
急なことで、前日にはかなり回復して退院の話もしていたのに、朝病院から連絡をもらって駆けつけた時には、もう心臓がほとんど時々しか動いていない状態でした。
ちょっと釈然としないところもないわけじゃないんだけど。
でもまあ、もうそう言っても始まらない。


ご家族と相談し、本人の意向は理解しつつ、そして残ったご家族の意向も踏まえ、「お別れの会」を、こちら浦和で行うことにしました。



「戸塚かおる お別れの会」

日時:
11/17(火)18:00~19:00
11/18(水)10:30~11:30 12:00荼毘。

場所:
浦和斎場 第三式場
さいたま市桜区下大久保1523-1(048-855-6246)

問い合わせ等
虹の会(048-855-8438)




そういえば…。

「葬式はしてくれるな」
かおるさんから、そんな話を何度か聞いたことがあります。

「延命治療もしてくれるな」
これも聞いてました。

そのたびに、「延命治療はまあ、わかったよ。状況にはよるけど、最大限尊重する。とにかくかおるさんが言えるなら、あなたから医者にもちゃんと伝えてくれよ」と答えてました。

彼女には美学がある。
生きる上での美学。

事故で半身不随になって、それでも、「縁側で一生日向ぼっこなんてイヤだ。施設はもっとイヤだ」といって、虹の会に来たという話も、
一度大病をして、「もうここで死にたい」と言っていたという話も、
それで何とか生還したけれど、自殺を図ろうとして、でも、「食べない」ということくらいしかできなかったという話も、
そして、戻ってきて、毎日の食事の記録、介助者やヘルパーの記録を最後入院する前日まで克明に残していたという話も、
昔ボランティアに来た人たちともずっとつながって、日本国内のみならず、海外にもずいぶんたくさん旅行したという話も、
無宗教でありながら、仏教的なものに惹かれていったという話も、
毎週花を届けてもらって、家に飾っていたという話も、
生活を介助者やヘルパーに任せることはなく、事細かに指示し、確認し、自分の生活をしっかりと守っていたという話も、

まあ、彼女のいわゆる「美学」なんだよね。
それは出会って30年、ずっと感じてた。


「でもさ、葬式をやるな、ってのは、ムリだな。」
俺は、葬式の話になると、いつも彼女にそう言っていた。

ま、俺が残ってて、かおるさんが先に死んだ場合の話だけどさ。
よく考えてみろよ。
あなたは、色々な人の人生を変えてきたんだから。
そりゃ、本意じゃなかったのはわかる。
ある意味での後悔があるのもわかる。
でも、それは別として、みんなあんたが死んだら、会いに来たいって。
ってか、来ちゃうよ。
「死んでも来ないで」って、いくら言っても、来ちゃうよ。
しかも、普通の人より、たくさんそんな人がいるんだぜ。
それが実家にバラバラとたずねてみなよ。
この部屋にたずねてきてみなよ。
お墓にたずねてみなよ。
残された家族のこととか考えたらさ、まあかえって迷惑だって。
だからって、この部屋にずっとあんたを置いとくわけにもいかないし。
葬式やらない方が、なんだかんだ、残った方はタイヘンなんだって。
あなたの気持ちはわかるけど、「残った人に迷惑を掛けたくない」って部分はさ、葬式やった方が、家族やこっちは楽。
そりゃ、あんたは死んじゃってもうどうもこうもないだろうけど、もし、そうなったら、こっちの楽を考えるよ、俺は。
生きてる者の人生を考えるよ、俺は。

この話になると、「まあ、そうなんだよねえ…。そうだけどさあ…」と、だいたい、もうそこで笑いながら話は終わってた。


まさか本当に死ぬなんて思ってないから、いつもそれは「架空の話」だった。


実際にこうなって、かおるさんの部屋に病院から一緒に戻ってきて、亡くなった旨連絡を入れると飛んでくる人たちもいた。

ほらな、こうなるだろ?
俺は、心の中で、かおるさんに言ったんだけど。


そんなことで、ご家族とも相談し、このような会を開くこととしました。

当日は、お坊さんを入れず、みなさんで別れをする会にしたいと思います。
ご理解、よろしくおねがいします。
これが最後のお別れの時間となりますので、関係のあった方、ぜひとも足をお運び下さい。


あ、そうだ。
もう一つの延命治療について。

今回、延命治療はしなかった。
本人から、入院した時に医者に言っていたそうだ。
そもそも、そんなに「死ぬほど」の状況で入院したわけじゃなかったのに、彼女は「もし何かあったら」と、そう伝えていたらしい。
前の大病の時の、「彼女なりの美学」、に対する「反省」だったのかもしれない。

いや、でも、前日にはマッタク回復していて、退院がいつになるとか、本もってきてくれだの話していたのに、まさかこんなことになるとは、彼女も思っていなかったとは思うんだけど。

一番ビックリしてるのは、彼女本人だろうな。



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