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スーパーちんどん・さとう

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怪異が意思を持つとき、恐怖が産まれる ★ 映画 「残穢」

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というわけで、先週末は工藤さん+αで「残穢」を見てきました。

いや、恐かった。
久々に「いいホラー」を見ました。

音や造形で怖がらせる「ホラー」ではない、「ジワジワとストーリーで恐くなっていく」パターン。
女優霊以来というか、こういうの、スゲエと思う。


ストーリーは、実話系怪談を書いてる主人公の作家さんの元に届いた一通の「体験談」から始まる。
なにかその体験談が心に引っかかった主人公。
よくよく思い出せば、前に似たような体験談が届いていた。
発信元を調べてみたら、同じマンション…。

導入としては、もうここで心打たれていたオレ。
なぜなら、オレは実話系怪談が好きだから。
実話系怪談の醍醐味は、一つ一つの別のストーリーが、時に絡み合って壮大な「ドラマ」になっていくところにある。
そうなると、もうそのドラマは怪談という文字から、不動の「呪詛」となる。

二つの話くらいなら、まだ「偶然」かもしれない。
しかし、それが三つ四つになっていくと、もうそれは「必然」なのである。

つまり、そうなると、その「体験談」は、「結びつく故に語られた話」となるのである。
その「体験の元となる怪異」に「意思」が産まれるのである。
その作家が「書く」という行為は、「シャーマン」にも似て、怪異を「広げる」役割となる。
この瞬間が恐いのである。

それを聞いている、読んでいる自分も、その怪異に取り込まれていく感覚。
自分も、その怪異を広げる役割の一端を担っているのではないか。
そういう感じ。
場外で眺めていただけだったのに、いつの間にか魑魅魍魎が跋扈するリングに上げられているような。

そう考えると、こういう「つながり」は、ウィルス。
どんどん伝播して、ワクチンはなし、みたいな。
防御はできないのである。
呪いは確実に、怪異は確実に降りかかる。

ウィルスだから、問題は、「そのウィルスに触れたかどうか」なんである。
触れていれば怪異が降りかかる。
が、こちらから「触れに行く」ようなことでなくても、「向こうから来ちゃう」というところが、この手の「怪異の意思」なんである。

関係する体験談が届く、その謎を追っていくと、怪異の核心が向こうからやってくる。
なんにしても、怪異が意思を持ってる以上、もうこちらがどうこうというのはあまり関係ない。
「いやだいやだ」と思っていても、来ちゃうのである。


ま、つまり、この映画、心霊現象には基本、否定的な考えを持つこの主人公が動くたびに、「つながっていく」感覚が、とにかく恐いんだ。

稲川さんの「生き人形」だね。
いまだ進行中のあの物語は、もう「怪談」の枠を超えている。
しかも、他の登場人物が不幸な目に遭ったりしているのに、稲川さんという語り部は健在。
そこがまた恐い。
つまり、「生き人形」という怪異は、まだ稲川さんを使ってこの怪異を広げようと意思を持っているのである。


この映画だけど、怪異はとにかくつながるだけつながって、増幅するだけ増幅しちゃっていきます。
舞台も東京から九州、お寺や炭鉱、巻き込む人も増えていく。
そして、その主人公の家にまで、その怪異は足を踏み入れてくる。

で、そこでこの映画は終わります。

こっから先は、この映画を見ていたあなたへバトンタッチします、みたいな終わり方。
怪異が解決するよりずっと恐いよ、この終わり方…。


ま、そんなわけでべた褒めになっちゃうんですが、一つですね、どうしても「ちょっとなあ…」というのが一点。
というのは、最後なのよ。
最後のあの編集者が襲われちゃうところ…。

いや、わかるんだ。
ベタなホラーを入れなきゃダメ、みたいな「映画的な商業的な側面」は。
でも、いらないよ…。
この映画には、もうベタなホラーは必要なかったと思う。
そこがなあ…。




(BGM:GANGA ZUMBA「Bridge」from「UM」)
→THE BOOMの宮沢和史さんを中心としたバンドってコトですけど、かなり南米色が強いというか、かなりワールドワイド。
ブームの進化形って感じなのかな。
なかなか面白いよ、このアルバム。
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コメント

確かに

確かに…。。
それまでの被害者は、個々としてとらえると、幻覚やら幻聴により錯乱して自殺したとれなくもない。
冷静に冷静にと思いつつも調べれば調べるほど、映画を見ている側は話が進めば進むほど、多方面から話が繋がっていって、?が溢れ、怖いが増幅する。
そして霊というか穢れは、実体が目に見えないから、わけがわからないから、ますます怖い。
でも、そこで霊が人を襲う場面を視覚化されてしまうと、とたん絵空事っぽくなるというか…。
ふむ、でも、あれがあったおかげで現実に戻って、「怖い」を引きずらずに済んだ気もする。

Re: 確かに

確かに、あれで「上質なホラー」が、「お化け物語」になりましたなあ…。


> 確かに…。。
> それまでの被害者は、個々としてとらえると、幻覚やら幻聴により錯乱して自殺したとれなくもない。
> 冷静に冷静にと思いつつも調べれば調べるほど、映画を見ている側は話が進めば進むほど、多方面から話が繋がっていって、?が溢れ、怖いが増幅する。
> そして霊というか穢れは、実体が目に見えないから、わけがわからないから、ますます怖い。
> でも、そこで霊が人を襲う場面を視覚化されてしまうと、とたん絵空事っぽくなるというか…。
> ふむ、でも、あれがあったおかげで現実に戻って、「怖い」を引きずらずに済んだ気もする。

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