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そんなわけで、草津もう一本。
というのも、コイツ。

写真出すのは初めてなんだけど。
初めて一緒に旅行した。
もうウチのメンバーと言ってイイと思うし、そうなると、井上や俺達同様、写真は出していこう。
彼、週に一回くらいにじ屋に来てます。
アクム、と呼ばれてますがこう呼ぶと本人怒ります。
ま、ここでは「アクム」としましょう。
愛あるあだ名なんだけどな。
なんでそんなあだ名がついたかというと、とにかくコイツ、言うことやること全てがマンガチック。
中学部を卒業して、ほぼ家にいたというアクム。
旅行に行くなんてのは、そもそも親と行くのもイヤイヤ。
親と離れて、となると、養護学校の時代に林間学校にいったくらい。
今は、パソコンでアニメなんかを見て一日を過ごしている。
ま、このまんまじゃしょうがない、ということで、親御さんがにじ屋に連れてきた。
イヤイヤ来てる。
でも、イヤイヤでも、とりあえず、来てるんで、いいとする。
来てる、ということが大事。
彼の気持ちは後からついてくるだろう、と俺は思ってる。
カブキやオグラと同じだ。
「ネエ、普段、なんのテレビ見てんの?」という簡単な質問すら「もういいよ!やめてよ!」となるアクム。
しつこく聞いてると、「悪夢だ…。この人やめてくれない…」とか言い始める。
面白い。
いや、ホント面白い。
やりがいがあるというか、伸びしろ「しか」ないというか。
もう普段の会話で「悪夢だ…」なんていう絶句を聞いたことがないわけだけど、もうおかしくておかしくて、なんで、あだ名は「アクム」。
で、「ネエ、なんのテレビ見てんの?」といって、「もう聞かないでよ」というので「わかった。聞かない」なんて言うと、ちょっとしてから「やっぱり言うよ」とか言ってくる。
「始めから言えや」って話なんだけど、とにかく放置はそれはそれでイヤらしい。
「ネエ、旅行行くんだけど、アクムも来ない?」と言うと、「え?なんで?どうして?」。
「だって、一緒に行ったら楽しいじゃない」
「え?どうして?行かないよ!行かない!」
「あ、そうなの?残念だなあ。楽しいのになあ」
(しばし放置)
「降参だよ。行くよ」
「やった!一緒に行こうよ!」
「やっぱやめる。」
「えー。残念だなあ。」
(しばし放置)
「降参だよ。行くよ」
…以下延々繰り返し。
ま、そんなこんなを経て、来ることになったアクム。
といっても、まあ当日どうなんだろうな、とは思っていたけど、親御さんの協力もあって、当日やってきましたよ。
いや、やっぱ「ニューカマーは楽しい」んだよね(
http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-3622.html)。
そもそも、親元を離れて泊まるなんてコトが、まあ最近は市丸の家に泊まったりしたことはあったけど、旅行的なコトは中学校いらいのアクム。
どうなるだろう。
ワクワク。
と思ったら、宿に着いたとたんに、家族の写真を出して泣く。

ぎゃはははははははははははは。
短けえ…。
ホームシックまでが短けえ…。
でもまあ、もう来ちゃってますから。
時すでに遅しで。
わめいたところで、結局帰れません。
そもそも放置されるだけでなにも状況は変わらない。
彼は気に入らないと、つねったり叩いたりするんです。
でもねこパンチ。
といったら、猫に失礼なくらい。
でも、ほっとくと、だんだんその威力を強くしてくる。
つまり「どこまで許されるか?」を見てる。
なんで、「これ以上だとアレかなあ」と思ったところで、ちょっと追い詰めてみた。
「もうこの辺でやめとけ」と笑顔で詰め寄ってみた。
「俺強いけど、どうする?」とまた笑顔で。
そしたら「やめるよ。ごめんよ。もうやらないよ」といい、その後はやらなかった。
マンガチックなヤツには、マンガチックな追い詰め方がビンゴだったらしい。
ま、おかげで「佐藤さんのバカヤロウ」と家で言ってるとかいないとか。
いや、素晴らしいじゃないか。
俺の名前が彼の人生に入ったんなら、ソレでよし。
そもそも、アクムに好かれたくてやってるわけじゃない。
てなことで、もうやることなすことおかしいんだけど。
これ、宴会の時の写真なんだけど。

ちょうどいいスキマがありまして。
入り込んじゃったんで、放置。
引きで見るとなおおかしいんだけど。

ぎゃはははははっははははははっは。
俊雄くんだよ呪怨の。
でも、仲居さんが鮎の塩焼きを持ってきたとたんに席に戻って食う、という。
つまりは、よく見てるんだ。
ま、渋々ですよね。
渋々ついてきてました。
最初だからね。
こんなもんでしょう。
でも、親御さんの元を離れてこうやって三日、過ごせたわけだから。
これは小さな一歩だけど、…いや、でもやっぱ小さな小さな一歩ですけど。
こういうことを積み重ねるしかないもんね。
彼の人生には何もなかったんだから。
百点なんかすぐに取れっこない。
一点でも、いや、0.1点でいいじゃない。
今までの「家だけ」の生活から、ちょっとだけ、抜けだそう。
でも、きっと、ノブや井上や、市丸達の中にいれば、きっといつか、何かが変わるんじゃないか?って思ってる。
オグラやカブキ、市丸のように。
俺は、そのチャンスを逃さないように、いつも離れて、ゆっくりとその様子を見ていよう。
何枚か写真を載せておきましょう。
揉まれながら、渋々、ついてきてる彼の写真を。
いつか、オグラのように、「あの時、なんだったんだろうね」って笑いながら泣く日のために。
そういえば、最後の方の洗濯物を干している写真。
帰ってきてから、一刻も早く帰りたいアクムだったが、その後富士登山に行く連中もいたりして、洗濯しちゃおう、と。
で、やっぱり案の定「干せないよ、無理だよ」と言ってたらしきアクム。
それをノブが「やれるでしょ」と言って、なんとなくやらせてたら干し方がうまかったらしく。
そしたら、干し終わってから、ノブがアクムにこう言ってた。
「な、できるだろ。始めから無理とか言うな」
「いいか。みんなと一緒だったら、何でもできるんだよ」
…ノブって、俺よりいいコト言うなあ、と思って聞かないフリして聞いてた。













(BGM:Speakers「I don_'t care」fromYOUTUBE)
→このリズムボックス感を是とするかどうか、というあたりだけど。
俺はすごく好きなんだけど。
プラスティックスをよりパンクにしたような。
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