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てなことで。

ま、ちょっと先日飲みに行って、衝撃の話を聞いたんですが。

近所の他の作業所を中心としたいわゆる団体がやってることのようなんですが、「外出私怨」というらしいんですが。
って、あ、間違った外出支援。

外出支援って、まあどういうことなんですかね。
外出の支援。
平たく言えば、障害者が一人で外に出るのはいろいろ困難があるので、一緒に外出に同伴していろいろ助ける、みたいなことになりますか。

あ、今回の話は、冒頭の衝撃の話の中身が外出支援でも知的障害者の、ということであったので、そういうラインで話を進めます。

ま、外出に同伴、ですからね。
外出する理由、というのは、障害者側にあるわけです。
じゃないと、「同伴」にならない。
「先導」になりますね。

ま、この辺、俺らは「支援」という言葉を使わないので、この人たちが「同伴」という意味で使ってるのか、先導の意味で使ってるのか、ちょっとわかりませんが、話のスジとしては先導、の方なのかな、と推測。

とにかく毎週末、5~6人だったかが一緒に、ぞろぞろと遠足のミニマム版みたいな感じで出かけるらしいんです。
並んでぞろぞろ、みたいな。
で、話しを聞いてると、このメンバーはほぼ変わらない、というか同じ、という感じらしかった。
そこに、介助者?介護人?外出介護者?支援者?よくわからないけど、障害者じゃない人が一緒に何人かついていく、というスタイルらしいんだけど。

ま、話だけですから想像するしかないんですが、そういう状況を想像してみるに、それだけでもちょっとよく見る「ああ、知的障害者の集まりだな」って感じですよね。
みんなでリュック背負って、職員がジャージ背負って、なぜか名札つけて。
いや、名札いらんだろ、っていつも思うんですけど、まあそういうね。

どっからどうみても「保護されてる人」と「保護している人」という色分けがしっかりされた、見ただけですぐにわかる集団。
ノーマライゼーションだとかってコトとはマッタク逆方向な感じですね。
もう自ら「区別してください」って思いっきり言ってますから。

ま、それはいいとして、想像ですし。

で、まあいろいろ話しを聞いてますと、とにかくその中の人、つまり障害者の人ですね、が漏らすんだ、と。
俺に話をしていた人はまだ新人で、「どうしましょう」って思うんだけど、ベテランっぽい人が「そのままでいい」って言うんだって。
というのも、その人は、「当てつけのように漏らすから、もう着替えもないし、いい」と。

それが、どうもその新人の人には我慢がならなかったらしく、もう!もう!って言ってたんですけど。

ふむ。
なるほどね。

で、まあここまではよくある話というか、ベテランもホントに着替えがなくて困っていただけかもしれないから、まあ、この新人の話だけではわからんな、とは思っていたんですけど。

が、この先でした。
衝撃は。

「もう毎週、行く場所が決まってるんですよ!」

…え?

「2カ所あって、●●と○○。それを繰り返しなんです」
…●●と○○は、ほぼ近い。
「乗る電車も決まってて」
…。
「何回か乗り換えて、▲時間、電車で過ごす、みたいな」
…。

ま、そういうことでした。


さて、こっからは俺の見立てです。

正直、この外出、本人が行きたいんじゃないんでしょう。
親の都合、いろいろな状況で、この日は「家にはいられない」という状況である。
だから、どっかに行く。
そのための「外出支援」の制度もある。

つまり、ま、もう先に制度があるんだよね。
実際のところ、本人のためというより、親や家族のための制度として、「家を出て時間を潰すために使ってイイ制度」が。

で、毎週同じところに出かける。
出かけたくもないのに、毎週、同じところに連れて行かれる。

というのが、俺の人生だったとしたら。
そして、「自分では電車に乗れない」「自分で出かけるコトができない」のであったとしたら、なんか、俺耐えられないかも。

だって、ここまで毎週同じ。
きっと一年先も、三年先も、と思ったら、耐えられなくなって、周りの人に当たりたくなっちゃうかも。
バカのフリでもしてなきゃやりきれないかも。

そう考えたらさ、「当てつけのように漏らす」って、なんかわかる気がしてきて。
連れて行く「先導者」が嫌がること、やってやりたくなる気持ち。


「同じ方がイイ」のは、絶対的に「先導者」の方なんです。
にも関わらず、彼らは、知的障害者がうまくしゃべれないのをイイコトに、「彼らだって、毎回同じところの方が安心して落ち着けるんだ」などという理屈を出してくる。

それはさ、まず、毎回違うところに行ってから、それ、三年くらいやってから言おうや、って俺、思うんだけど。

ウチの連中は少なくとも、「あっち行きたいこっち行きたい」言うようになったけどな。
「やって見もしないで、自分が楽な方をとりやがって」と俺は思います。


で、この新人の人は、「毎週同じところに行って、漏らしても放置。コレは完全に暴力だと思うんです」といっていた。
きっとこのベテランも、最初はそう思っていただろうに。

この新人さんの気持ちが、この団体の中で取り上げられるといいんだけどな、と思った。






(BGM:遠藤ミチロウ「オデッセイ2013」福島弁バージョンfrom YOUTUBE)
→ライブなんかでもよくやってますね。
いや、なんかもう「言葉が刺さる」ってこのことだな。
スターリンから、この人は言葉の人だったんだよな、って改めて思ったりする。
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