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恐怖、絶望…それはアメリカ兵も同じなんだよね… ★ 映画 「ハクソーリッジ」


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ちょっと前になりますか、工藤さん+αで「ハクソーリッジ」を見てきました。

これ、宣伝の時にもまったく沖縄戦の映画であることをマッタク言わない。
「戦争モノである」「アメリカの映画である」というのはわかるけど、沖縄戦を描いていると思わなかった人も多かったのではないか。

けっこう予告編は映画館でも流れていて、でも、そこでは当然沖縄の「お」の字も出ませんからわからなかったんだけど、「沖縄戦と表現しなかった、という配給会社の姿勢」みたいなことについての記事を見て、「あ、沖縄戦の映画なのね」と俺もわかったという。

ま、そんなわけで、ちょっと見てみたくなりました。


アメリカのメジャーで作られている、日本で封切りされるような戦争映画は、そもそもがヒーローモノです、と言っていいと思います。
軍需産業の国ですから、スポンサーを集める段階で、「戦争反対」をまあ前面に出したくても、出せない、みたいなところもあるんでしょうか。
いや、まあ表向きは誰だって、軍需産業だって「戦争反対」なので、あれですけど、それでも「ヒーロー」を作り出すことで「戦争反対」よりも「戦争でヒーローになれ」を強調したい、と考えるのが無理のない推測かな、と思います。

確かに、皆が兵隊になっているのに、「自分だけがならない」というのは「卑怯」だし、「兵隊になることがヒーローなのだ」「戦場でヒーローたれ」というのは、「兵隊になるなんて馬鹿げてる」という声を押しつぶします。

つまり、「戦場のヒーロー」というのは、いつの世も「政治的」なんです。
片方の意見を押しつぶすモノだから。
民主的な手続きと相容れない部分があるわけで。

つまり、というのはさ、実際にこの物語の主人公、衛生兵になるんだけど、彼がこんな風に「仲間を助けたか?」ってのは、わからないんですよ。
当事者の目線しかないんだから。
それをよってたかって作るというのは可能だし、針小棒大ってこともあり得ない話ではない。
「戦場のヒーローを作る」ということそのものが政治的であるが故に、どんな話も「実話である」を信じられないというか、そういうところが俺にはあります。

でもまあ、実際に、この人は映画に表されるような、そこまでじゃなくても、何人もの人を助けたのだと思うし、「仲間を助ける」ということに一生懸命だったんだろうな、というのはわかる。

あ、スジとしては、大きくはその衛生兵がたくさんの仲間を助ける、って話なんだが、ま、その背景に、とにかく沖縄で日本軍がものすごい抵抗する、という。
「そのハクソーリッジという場所は、奪取できない」という感じだったんだが、まあ最後はみなさんご存じの通り、日本軍は陥落します。

で、この主人公は良心的兵役拒否の人で、でも志願して、「銃は持てない」って言うわけ。
腑抜け、弱虫、卑怯者、とののしられ、でもまあ、最終的にはたくさんの仲間を救って英雄に、という。

まあ、言ってみれば、「戦争反対」「暴力反対」を貫いた男が戦場で英雄になる、という矛盾をやってのけたわけで、これはもう「英雄にしやすい」というね。
「1万人殺したから英雄」ではない、「誰も殺さなかった英雄」という。

ま、逆に言えば、タチ悪いですよね。
どっちにしても、この主人公だって、ずいぶん仲間の銃に守られてるわけですよ。
艦隊の海からの砲撃に守られてるわけです。
その中で救援活動をしてるわけで。

ま、徴兵そのものを拒否するのではなく、「救う」という思いで兵役に参加した、というのはわからなくはないけど、う~ん。

いやね、途中までの上官からの「おまえを軍法会議にかけてやる!」というね、そういう流れの中で主人公が「それでも銃を持たない」という思いについては感激もしたし、感動もしたんだけど。
応援もしたくなったというか。
「今、ちょっと銃を持てば許してやる」みたいなトラップにもこの主人公は屈しない。
そこまでは感動なんですけどね。

でも、その思いは、実際に「誰も殺さない戦場」なんてのを生むわけじゃなくて。

映画の半分はそのハクソーリッジでの戦争を描いてるんだけど、もうこれがすごくリアルなんだ。
撃たれる感じとか、あちこちに死体があるとか、もうそういうのが「通常」であって、いちいちもう死体にも誰も反応しない感じが逆にすげえリアルで。
「自分の身を守る」ことが第一だし、だからこそ「相手を殺す」ことが第一で。
…。
恐ろしいです。

だから、前半の彼の「意志を貫く」姿勢に感動してた自分がバカらしくなるんです。

もちろん、そうした一人一人の「意志を貫く」が世の中を変えるんだとは思うけど、でも、それを越えた地獄絵図。
もうそういう段階の話じゃないというか、人じゃないよ。


これね、たくさんの人に見てほしい。
どう考えても、戦争なんかダメだ。

日本のために?
他国が侵略してくる?

いやいやいや。

戦争は、どっちの国から見ても不幸で、恐怖でしかないよ。


沖縄戦を日本側から見た文学や映像作品はけっこうある感じがしますが、逆、っていうのも、なんかすごく視点が変わって言いと思うんです。
っていうか、実際、アメリカ兵たちの恐怖、絶望、そういうのね。
どっちが勝ったとかじゃない、戦争の恐ろしさをすごく感じることができたような気がしました。





(BGM:BAD VATURES「Go For It」from「STREET JUSTICE」)
→Oiってことですけどね。
ちょっとやっぱ英語だとわかんないなー。
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