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スーパーちんどん・さとう

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よくわかってない人、ってのがいて。

井上たちは確かに知的障害者で、街に出ても看板が読めなかったりするし、計算もできないから、うかつに知らないところで買い物もできなかったりもする。
けどまあ、それなりに彼らはそこそこ忙しく、そして、どっかに出かけたり、豊かな毎日を送っている。

親元を離れているやつも多いから、そこの軋轢もない。
たいがい、親の「よかれ」が彼らの生活の幅を狭めてしまうから。
それがない分、まあ親が顔をしかめるような場所にも行けるし、顔をしかめるようなこともできる。


ただ、どうしても、この流れに乗れないヤツ、というのはいる。

まず、親が口を出してくる場合。
この場合は、たいがいやめる。

前にあった例だと、本人が飲み会の席から泣きながらお父さんに電話してて、電話を切るなり「お父さんがわかってくれない!」って泣き出して、まあつまり、知的障害者なんだから酒なんか飲むな、ってことなんだけど。
で、その日は帰ったんだけど、次の日来ないからどうしたかと思ったら、親がやめさせます、とか言ってきたりね。
実際、そのままやめちゃったけど。

こうなると、井上なんかは、「出てきちゃえばいいんだ」というようなことを言う。
「かわいそうだ」とも言う。
ま、その子、まあAとするけど、Aと仲良くできると思った矢先だったりするからね。
井上たちとしてはやるせない。

でも、この例はけっこうあって、「またかよ」「このパターンか」っていうようになった。


で、井上なりに考えた答え、というのが、「親のいうことなんか聞かなきゃいい。番長(井上は俺のことをこう言う)の言うことを聞けばいいのに」という。
ま、これは俺もよく言います。

つまりはまあ、まずもって一度親の呪縛は解かないと始まらない、ってことなんだけど。

同時に、「みんなに心を開く」みたいな意味もここには含まれていて。
「みんなで遊びに行く」とか、「みんなで呑もうよ」とか。
「親の支配下ではないところ=うちらの仲間」という風に対して見ている。

それが正しいかどうか、というのは、まあここでは置いておく。
ただ、そういう側面はあると思うし、あながち間違ってはいないとは思う。


そして、ミツなんかもそうなんだけど、とにかく「自分たちの仲間感を誇りに思ってる」というのがある。
「俺たちはかっこいいんだ」「俺たちはすごいんだ」って思ってる。

だから、「こっちに来ればいいのに」って話になる。
親に止められたヤツを見ると、「出てこい」となる。


で、この感じを、彼らは健体者にも適応させているんだな、と思ったコトがあって。

というのは、健体者がここで働き始めた時に、必ず井上は、「まだあっち」というようなことを言う。
そうなると、一緒に遊びに行こうと一生懸命誘ったりなんだりをする。

けど、そういうのが重たい人もいるわけです。
正直、もう時間だけ来て、あとは帰りたい人もたくさんいる。

だって、健体者にはいろいろ社会があるんですよ。
井上にはココしかないけど、健体者にはいろいろ外に世界があったりするわけじゃないですか。

で、まあ、やめる、とかって話になることもあるわけです。
大概が、暗い感じで終わります。
というのも、だって、井上にとっては、「こっちに入らなかった人」だから。
「こっちに入らない方が幸せなんじゃないか?」というアタマは彼にはない。

なにせ、自分たちに誇りを持っている。

で、そういう時に、もちろん井上たちは怒ったりもするんだけど、時に、「かわいそうな人だ」って言うこともあって。
「逃げ回っててかわいそう」ということらしい。
「何から?」って話になるとはっきりしないが、とにかく「人生から逃げている」みたいな感じなんだろうな。

その代表格は、ものすごく昔にやめたYという人なんだけど、もう確かに人生から逃げ回り、つきあってた女からも逃げ回らなきゃならなくなり、宿題も準備してこないから逃げちゃうし、どうしようもなかった。

もう、こうなると、俺たちの仲間になるかならないか、とかじゃなくて、もう見てらんない、というか。
人生それじゃやってらんないでしょうに…、みたいな。

けどまあ、このタイプ、けっこういて。
ちょっと今、そういう感じになってる職員がいるんだけど、やっぱり同じタイプ。
それをまあ短い付き合いなのに井上たちは見抜きますから、やっぱり怒るより「かわいそうな人だ」って感じになってる。

普通の人相手なら、井上も怒りますよ。
でもまあ、「コレじゃダメだな」とも思ってるんだろうな。
「かわいそうな人だ」ってのは、突き離しが含まれてる。
ま、やっぱ人生から逃げ回ってたら、ツケは必ず回ってくるわけで。
確かにそうで、井上たちが知らないけど、俺が知ってるいろいろな本人の事情を鑑みても、確かに「かわいそう」なんだわ。


井上が「かわいそうな人だな」って思う健体者ってのはけっこういるって話。
それをよくわかってない健体者が多すぎる。
というか、たいがい、「かわいそうな人」はそれがわからない。

ま、つまり井上たちのこと馬鹿にしてんだよね、たぶん。




(BGM:橋本一子「生まれた時から」fromYOUTUBE)
→なんだこの途中挿入される不安定な弦の音。
これはすげえ。
「産まれた時から死んでいるのは、あなた~」
…呪いの曲…。
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