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スーパーちんどん・さとう

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「発想がない」という貧困 ★ 映画 「万引き家族」


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というわけで、見てきました「万引き家族」。

どうですか?
ネットではいわゆるネトウヨみたいな人がすげえ攻撃してましたけど。
カンヌで賞を取ったとかで、安倍さんがなんかお祝いするかと思いきやコメントもしない、みたいな。

へえ~。
俺らの国のボスは、なんだかカンヌを知らんのか、世界の映画界としても重大な賞なワケですけどね。
どうも、その辺から考えるに、かなりこう、そういうのを見てると国家に対して攻撃的な映画なのか、と思ったわけですけど。


ま,是枝監督の作品は、これまでもきちんきちんと見てきました。
普段のもの言いとかも、確かにスタンスは政府に対して距離を取ってるし、今の日本の社会システムというものに批判的な感じはある。

ま、オレもそうなんで、別にそれはいいんですけど。
むしろ、見に行きたい、と思いこそすれ、見ない理由になんかならないわな。

そして。どっか彼の作品はいつだっても弱者目線で、というか、底辺に対しての描き方がリアルだし、それってきっとすごく取材をしてるんだろう。
そのことは、ものすごく重要で、上っ面じゃない、机上じゃない、頭の中じゃない、って感じがして、オレはすごく好きなんですけども。

特に、「誰も知らない」からの、子ども目線、というか、子どもの方が大人よりもずっと大人、というね。
でも、それを表現できないから、子どもとして大人、というか。
それでまあ事件になっちゃうというか、無茶が起きちゃう分けなんですけど。
対して、大人が子どものよう、というか、社会に翻弄され、捨てられ、底辺を余儀なくされ、そこから抜け出す術を知らない、という意味で子ども、というか。


てなことで、映画ですけど。
いやいやいや、ネトウヨとかいう感じの人はさ、これ見てないでしょ。

別にな~んも主張してないですよ、これ。
彼の映画、そういうところがあるけど、基本、投げっぱなしじゃないですか。
あとは、自分たちで判断すればイイじゃないですか。
そして、その判断をなにも他人に押しつけなくてもイイんじゃない?

芸術に対する感想なんか、押しつける必要ないのよ。
嫌いなら嫌いでいいし、ここから何を感じ、何をするか、については、各々考えなさいな。


いや、オレは主張がないのがよくない、とか言ってるわけじゃないんですよ。
この作品はイイ。
というのは、リアルを描いているから。

セリフからなにから、そしてやっぱ樹木希林さんや安藤サクラさんの名演技、というか怪演といっていいか。
この「いそう!いるいる」みたいな感じがすげえ。
子役の服装や髪型に至るまで、リアル。

これをきちんと見せてくれて、リアルな心の内を描き出してくれてるから、この映画を見て「どう感じるか」が試される、という感じですかね。


オレは、この「底なしの地獄」というのが、やっぱ怖いな、と思いましたね。
一度落ちてしまえば抜け出せない今の日本社会。

…いや、というかですね。
そうじゃないですね。

例えば、日雇いで足を折って、労災が出ない、ってエピソードがあるんだけど。
これね、例えば、訴えるところに訴えれば、いや、裁判とかじゃなくて、そういう相談窓口とか。
そうしたら、けっこう出たかもしれない、って思うワケ。
いや、出たかどうかはわからんけど、でも「これはおかしい」と疑問を感じて行動する、という、その「疑問→行動→解決」という一連の「人生をやっていくためのスキル」が、この家族にはないのよ。

ないの。
その発想すらない、というか。
ボスに「労災出ない」といわれれば「まったくしょうがないなあ」で終わっちゃう。

で、結局、万引きになるわけです。
お婆ちゃんの年金をアテにすることになる。


この「スキルがない」「その発想がない」ってのは、決定的なのよ。

けっこう、こういう人たちって、いる。
おそらく、たくさんいる。
深夜営業のディスカウントストアにたまってる感じもする感じの。

それが、社会のシステムを維持してて、誰かがのうのうとそれを冷ややかに笑って、毎晩十万の食事を税金でまかなってたりする、ってことに気づけない。
けど、千円貸した返さないで、流血沙汰になったりする。
おいおい、敵はそこじゃないでしょ、って話なんだけどね。

つまりはまあ、のうのうと食ってるそいつらの思う壺なんですけど。


この辺ね、市丸たちと暮らしてるとよくわかる。
ないんですよ。
自分の置かれてる立場をどうしたら変えられるか、ってスキルがまったくない。
というか、それ以前に自分にどんな矛盾が貫徹してるかがわからない。
貧乏に甘んじて、いや、甘んじてるわけじゃないんだけど、それでどうやって家賃を払うかだけに苦心してる感じ。

けっこう、「だったら、労災出るように相談窓口に行けばイイじゃん」とかってね、簡単にいいますよ、世の中。
「相談に行かないんだから,そんなに困ってないだろ」みたいな。

違うんだって。
そういう「発想」がないンだって。


福祉がサービスになって、措置から契約になってね、そりゃね、ちゃんと契約できる人ならイイですよ。
でもね、そういう「発想」すら持ってない人がたくさんいるの。

頭のいい人が、いくらね、「契約の方が自分の思った福祉が受けられますよ」とか言ってもね、そういうの、関係ないんだって。
発想がないんだから。
結局、福祉サービスとか言ってる企業の言いなりになるしかないの。
措置よりもっと悪くなるしかないんだって。

ここをおいてけぼりにしちゃやっぱダメだよな。
オレはまあ、そんなことをこの映画を見て思いました。







(BGM:柄沢怜奈とお兄ちゃん「チンチンポンポン」fromYOUTUBE)
→いやいや、もうチンチンポンポン言ってる場合じゃないですけど、しかしまあ、いい歌だよな。
この手のチンチン唱歌というのは、どなたの頭の中でもすたれません。
一生ついて回る。
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