FC2ブログ

プロフィール

スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

@SMChingDongSATO twitter

Calendar 1.1

<
>
- - - - - - -
1 2 3 4 5 67
8 9 10 11 12 1314
15 16 17 18 19 2021
22 23 24 25 26 2728
29 30 31 - - - -

全記事

Designed by 石津 花

カテゴリ

最新記事

最新コメント

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

最新トラックバック

QRコード

QR

あの時、どうしたらよかったんだろう


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら


専従募集


昔ウチを辞めたAがまたにじ屋にぼつぼつ来るようになって。
一時は毎日来ていたり。
ま、本人がどうこうじゃなくて親が辞めさせたくて辞めさせた、みたいなことなんで、辞めた当時もその後来ていたりした。

そういう「ズレ」みたいなことはとても不幸なことだと俺は思うんだけど、それがどういうズレなのか?というのがはっきりとはわかってなかったんだけど。
でも、それがちょっとわかった気がした出来事があった。

Aがウチに来てて、でもまあそういうこととは関係なく、ウチは普段通り、その日はたまたま打ち上げがあって。
Aも昔のように参加してたんだけど。

本人はまあそういう機会が久しぶりだったのか、まあとても楽しんでいたんだけど。
というか、そう見えたんだけど。

あとで聞けば、日中から親から携帯に電話はかかってきていたらしい。
でも、夜も遅くなって、また当然かかってきて。
そしたら、そこで、「帰る」ってなったんだよね。

ま、親にしたら、自分が辞めさせたところだし、前に、ウチを辞めてから来た時に倒れてしまって病院に運んだこともあった。
その時も、付き添っていったんだけど、親はすぐに来れないとかで、なんだかなあ、と思った記憶があるんだけれど。

そういうこともあるから、親としては「さっさと帰ってこい」となる。
それは、とてもよくわかる。


それで思い出したんだけど、当時、Aが朝起きないとかで、まあどうするかって話があって、親御さんとも話をしていたんだけど、ま、こっちに預けてくれればすむ話だな、とは思ってて。
けど、どうしても親御さんはAを手放したくないようだった。
ちょうど親御さんの親にあたる方がなくなって、まあ、ずっと介護をしていたらしいんだけど、「このまま旦那と二人っきりなんて、どうやって暮らせって言うんですか?」みたいなことを言われたりもした。
知らんがな…という感じだったけど、もう話は続けられる状態じゃなかった。

AはAで、その頃は、もう帰る段になると「泊まりたいんだよ!」と玄関で泣いたりすることもあった。
泊めるのは段取りはつけりゃいいというか、まあこっちサイドの問題なんで、できない話じゃ全然なかったんだけど、しかし、親御さんの状態から言って、まあ泊めちゃってもいろいろ面倒な感じになるよなあ…、というのが俺たちの中でブレーキになってしまい。

Aの祖父に当たる人が亡くなって、それまで夜までみんなといても親御さんからは電話などかかってこなかったのに、電話がかかってくるようになって。
Aは時には泣いて「泊まりたい」と言い、時には親に従って帰る、ということを繰り返していくウチに、どうしたらいいかわからなくなってしまったのだな。

そのことに、なんか、まあ当たり前のことなんだけど、今気づいた。

そういえば、親の意向という同じ理由で辞めたHも、最後こっちに泊まっていて一ヶ月とか過ごしたりしていたけど、彼が言うには「家に帰ると、来れなくなるんだよ。来たいのに来れなくなる。だから、泊まりたい」というようなことを言っていた。


親離れ、子離れ、みたいなことを言うけど、知的障害者を取り巻く状況は、子離れさえしてくれれば、なんとかなるもんだ、というのは、市丸やカイが教えてくれる。

というのは、彼らは「クソババア!」を言えないのだ。
いや、言えないというより、親の範囲の中で生きてきて、思春期くらいで親がうざったくなる時期があるわけだけれど、それがなかなか周りの状況でできにくい。
同時に、なかなかそれを頭の中で整理したり、転換出来ないように見える。

だから、逆に言えば、そういう状況を作ってさえやれば、彼らは自然に転換していく。
それが市丸だったり、カイだったり。


この、AやHの親に共通しているのは、「この子はそんなにみんなの中にいたいようには見えない」ということを言うことだった。
だと思う。
親が囲っているウチは、みんなの中にいたい!うぜえよクソババア!とは彼らは言えないんだから。
ま、井上のように認識が高ければ言えるわけだけれど、そうじゃないとなかなか難しいというのが経験的に思うことだ。

親の前では、きちんと「親がなって欲しい子ども」をやるんだ、彼らは。
でも、みんなの中にいれば、それはそれで「来れなくなるのはイヤだから泊めてくれ」と泣いたりする。
この二つに引き裂かれた状況が、Aを不幸に陥れたんだな、と今になって思う。

その時が、きっと親離れ、子離れのチャンスではあったんだろう。
でも、Aには、Hには、それを逃させてしまった。


Aは、とてもひょうきんで、人気者だった。
市丸以上だったと思う。

ふざけて名前を間違えて言ったりすると、それを合図に「違うよお~。まったく!!!」なんてことを言って、みんなを巻き込んだ笑いになった。

なんとなく、先日来た時、昔のようにAの下の名前をわざと間違えて俺は言った。
でも、Aは目を大きく開いたままだった。
名前?忘れたの?名前なによ?と聞いたが、出てこない。
テキトウに「◯◯だろ?(正解には近い感じで)」というと、「そうです!◯◯です」とAは目を大きく見開いたまま言った。

そういえば、数年前にコンビニでたまたま会った時、もう2月も終わろうかという時に、「おー!久しぶり!あけましておめでとうございます!」と言われて仰天したけれど、その時以上に、今回、俺はAの目が怖くて、なんかあまり話せなかった。

この数年間、彼はなにをしていたんだろう。
なにをしたらこうなるんだろう…。

そして、これを取り戻すとしたら、どうしたらいいんだろう。
いや、今、俺たちが手を出せる範囲はもうほんの少ししかない。
というか、ほぼない。
そう考えると、絶望しか感じられなかった。

そして、あのとき、俺たちはどうしたらよかったんだろうか?





(BGM:藤岡藤巻「死ね!バレンタイン・デー!」fromYOUTUBE)
→ぎゃはははははっはははは。
途中のブレイクしての「死ね」に笑ったわ。
使い古されたバレンタインデーヘイト楽曲の中でも、これは笑えてイイじゃないの。
バレンタインデーヘイトに飽きた方にぜひ。
スポンサーサイト

<< 8・5西永福JAM、8・12北浦和エアーズ、両日来てください | ホーム | 人生を楽しむ >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP