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スーパーちんどん・さとう

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先日、ツノが朝怒鳴りながら、というか叫びながら表に走り出しちゃったことがありました。

ツノは、知的障害としては最初にここに来たメンバーで、いわゆる出来る子です。
字もそこそこ書けるし、会話も成り立つ。
だから、まあほっとかれちゃうことが多いというのもあります。

ただ、仲間になかなか入れない、「みんなが楽しく話してるところにどうやったら入れるだろう」と悩んだりはしてて、でも、時に自分の興味のある話題だと自分から普通に会話に入ってくるので、それはそれでいいじゃない、と思ったりはしてるところなんですが。
そもそも、どこででも楽しく会話、なんて俺だってできないよ、と。

お母さんは数年前にガンで亡くなったんだけど、闘病中はツノと一緒に何度かお見舞いに行きました。
「もっとあんたは市丸くんみたいに金髪にしてさ、もっと自由にやっていいんだよ」といつもお母さんはツノに言ってました。
「そしたら、もっとラクになるから」と。
「もっと人生楽しんでいいんだよ」と。

ツノは、そもそも金髪というのは「不良だからイヤ」だし、市丸が毎日うしろまえなのもイヤ、オナラをしてもイヤ。
といって、自分ではブーブーするので、その辺どうかな?とは思うんですけど。

とにかく、悪いことは許せない。
漏らすなんてもっての他だし、汚れた服を着てるのもイヤ。
そういえば、合宿所みたいなところにみんなで泊まった時も、正直、ホテルのようにキレイなところじゃなかったんですが、ツノはなかなか寝れなかったらしい。

そういうところがある。
「世の中は白と黒じゃないんだ。グレーなんだよ」と何度も言うんだけど、彼はどうしても白と黒に分けたい。
というか、そういう理解になってしまうんだな、と思う。

ケンカもしてはダメ。
だから、普段は声を荒げることもないし、誰かに殴りかかったりもしない。
でも、イヤなことを言われたりすることもあるわけです。
例え、それが誤解であったとしても、それを言い返せない。
言い返したらケンカになってしまう。
ウチで普段よくあるそういう風景も、彼にはなかなか耐えがたいところもあるようで。

今回飛び出して行っちゃった時、まあ裸足というか靴も履かないで行っちゃったんですけど、ちょうど車が出る時だったので、車に乗ってる人がどっちに曲がったかも見ててくれたので、辿っていくと、すぐそこの公園に座ってました。
で、まあそこではもう落ち着いていたんで、「遠くからちょっとおいで」と手招きするとばつが悪そうな顔をしてやってきました。

聞けば、事務所でミツにイヤなことを言われた、とのことだった。
「じゃあ別にミツに言えばイイじゃない」というのは、彼も頭ではわかる。
けど、それを実行できないんだよな。
そして、飛び出してしまったのが失敗だったとも思ってる。
ミツに後になってなんとなく「なに言ったの?」と聞いたけど、別に大したことじゃなかった。

彼は、言いたいコトが言えない。
グレーである世の中に一人で格闘している。
そして、それがどんどんたまっていってしまう。
なので、時に、それが飽和状態になって、そのこと自体が大したことがなくても爆発してしまう。

市丸のように、テキトウに小さな爆発をしてくれるならいいんだけど、そういうことが彼にはなかなかできない。
小さな爆発なら手に負えても、大爆発だと我々にだって手に負えるかどうかわからない。
まあ、仲間内に向かって爆発する分には、たとえ大爆発だろうがなんとかなるかもしれない。
けど、まあ外に向かってしまったら、もうどうにもならない。

爆発をするな、とは言わない。
けど、もっともっと、飽和になる前に彼には爆発して欲しいんだよね。
そういう風に声をかけるんだけど、でも頭ではわかっても、なかなか難しいようで。

小学校からいい子で育ってきた彼は、確かに我々にとって、教師にとっても、手のかからない子ではある。
けれど、その分、ケンカしない分、言い返さない分、どうしたって、彼の中にその「思い」が澱のようにたまってしまう。

つまり、我々は、自分にとって手がかからないことをいいことに、ツノの中にたくさんの思いを溜めさせてしまっているのではないだろうか。
いや、もちろん、その澱のようになったモノを我々に溶かす能力があるわけじゃないかもしれない。
けども、「手がかからないからこそ」、ということがあるんだ、ということをしっかり頭に置いておかなきゃいけないな、という話です。






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(BGM:久米小百合「旅愁」from「にほんのうた 第一集」)
→久保田早紀さんなのね。
なんかの宗教にはまって名前を変えたとか、ホントなのかしら?
ま、好きだったんだよねギター弾きを見ませんか。
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