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スーパーちんどん・さとう

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kaijosha.jpg



カイは喋らないので、何を考えているのかは正確にはわからない。
わからないけど、彼はその分、きちんと行動でいろいろなことを我々に伝えてくれるような感じがある。

例えば、「ここにある菓子が食いたい」となれば、一直線に突き進むか、もしくは俺の手を取って「これを食わせろ」とばかりに「あう!」と、まっすぐ俺の目を見て言う。
寝たくなったら、座ったままうつらうつらでも寝る。
車に乗っていきたいと思ったら、車の前で頑として動かないこともある。

言葉はないけれど、「自分がしたいこと」を外の人にストレートに伝えようとする「意思」を感じる。
だから、確かにこだわることも多いし、めんどうなことをしようとしたり、どっかに走り出していったりするけれど、でもまあなんだろう、彼と付き合うのは「人と付き合ってる」という感じがする。

人間らしいっちゃあ、人間らしい。
おしっこしたいとなれば、道の真ん中でポコチンを出したりもするけれど、よくよく考えれば、ストレートではある。
ま、でもそれではヒト科の動物で、人間ではないので、それはアカン、とは止めますが。

時になぜか素っ裸になっていたりするけれど、外でするわけじゃない。
事務所の中だったり、家だったり、「ここならいいだろう」というのは、彼なりに理解はしている。
とはいえ、素っ裸になるのがイイ事というわけではないのだが、俺はまあ今の段階ではしょうがないかな、とも思っている。

彼はどこまで我々が許容するか試しているのかもしれない。
そのマックスを泳ぎたいのかもしれない。

誰でも自由でいたい。
それはおそらくカイも一緒で、そりゃ、走り出さないように縛り付けておけばラクなのかもしれない。
走り出していくたびに、なんだかんだこっちは追いかけなければならない。
追いかけられればいいが、わからないうちに出て行ってしまった場合は、まあ探すことにもなる。

といっても、彼が行く場所はわかっている。
つまりそれは、彼の世界のマックスの場所、ということだ。
本当に「どっかに行ってしまいたい」ということではないようで、つまりは、逆にいえば「迎えにくるのを待っている」とも言える。
「迎えに来れる場所を選んでいる」というのが正しいか。

カイが実習に行った他の作業所では、作業している部屋のカギを外から閉める、ということがあったらしくて、カイの母親はそれに対してたいそう文句を言っていた。
もっと自由にさせてやりたい。
もっと自由に青春をさせたい、と彼女は言った。

管理をするということと、彼らの自由を守るというのは相反します。
毎日が同じスケジュールで進めば、管理はラクです。
コッチの対策も立てやすい。
でも、今日も明日も明後日も昨日も一昨昨日も同じだったら、自分の一年後十年後もきっと同じだろうと人は思ってしまう。
そりゃ大きなスケジュールは変わらなくても、小さな部分はチョコチョコ変わっていた方が未来に希望が持てる気がする。

現状に満足していて、これがマックスの幸せだと思えるのなら、毎日同じ作業を繰り返すのもいいだろう。
けど、そうじゃなかったら、やっぱり、変わっていく自分を想像できる人生でありたい。

カイのようなこだわりがある人の場合、毎日の流れを一定させるとか、そんなことがマニュアル本に書いてあったりします。
でも、カイはとにかく「イレギュラーが好き」なんだよね。
もちろん、決まった行動も好きだけれど、「世の中に同じ一日はない」ということを毎日やってるせいなのか、「イレギュラー」にも対応してくる。
というか、楽しみでしょうがない感じ。

ライブがあるとなれば、メイクとかもあるわけですが、そういうのも楽しくなっちゃう。
この前、土曜がライブだったんだけど、次の土曜もライブやりたい!と車にしがみついたりしてた。
でもまあ、午後には「あ、もうないのね」という感じでしたけど。

それと、旅行も大好きで。
でも、好きすぎて、例えば「今度の秋にどこに旅行に行こうか」とかみんなで話していると「もう行くもんだ」となって、カバンを用意する。
そうなっちゃうんで、まあ「今度の●曜日に行くんだから」と説得するという一段階が必要になります。

なので、全体で行く旅行じゃない場合とかでカイが行く場合は、けっこうその話題を大きくはふらず、前日に準備して、明日行くから、という感じにしたりします。
なるべく気配を察知されないように、という。
遊びに行く、どっかに行く、そんな場合はなるべく気配消すようにしてる方向です。
じゃないとテンションが上がっちゃう。

先日、にじ屋の物件探しチームが北陸に行くという時、その時も前日にカイも行く、ということがカイに認識されたわけですが、その日泊まりだったTAROさんの報告が面白かった。

「カイはテンション上がり過ぎて結局一睡もせず。朝方、いい加減面倒になって「おまえ、行くのやめる?」と言うと、ものすごく悲しそうな顔になって「あうあう」。「じゃ、一緒に行く外口さんが迎えにくるまで来るまで部屋でおとなしくしてろよ」「あう!」直立不動でピシッと両手を揃えそのまま部屋で静かに(笑)。

いや、ホントに楽しみだったんだろうな。

できるだけ我々はカイにいろいろな経験をさせてやりたいし、そりゃカイは漏らしたりもするんで、確かにメンドウ。
でも、やっぱイレギュラーをきちんと入れていきたいな、と思っている。
これだけ喜んでくれるのはやっぱりステキなコトじゃないか。

喋れない、いや喋らない、そして時に発作もあるのだが漏らしたりするし、そもそもうんこしたら拭けないカイは、いわゆる「重度」なのだと思う。
一般就労もできないし、そりゃ生産性というコトで言うのなら、彼には生産性がないのかもしれない。

でも、彼は、やっぱり人間だと俺は思う。
生産性があるなし、そりゃあるかもしれないが、彼は、一生懸命毎日を楽しく、できるだけ自由に、俺らの目をかいくぐっても自由に泳ぎたい、って毎日主張してる。

だから、彼の未来が、彼にとって「輝かしい」ものじゃなきゃダメだと思う。
それをどんな形で我々が助けてやれるのかはわからないし、もしかしたらなにもしないことが輝かしいのかもしれない。
でもまあ、一緒に悩んでやるくらいのことはさせてもらいたいと思っている。






佐藤店長生誕祭小

(BGM:大空はるみ「LOVE SQUALL '92」from「ルパン三世 ヴォーカルセレクション」)
→ルパン三世の曲はどれもいいんですけど、いいからこういう別バージョンが確かにたくさん生まれます。
ま、名曲はどうやっても名曲かっていうとそうでもないんだけど、これはサンディーさんの元のアレンジがよすぎるんで、なかなか越えられないよな…。
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