FC2ブログ

プロフィール

スーパーちんどん・さとう

Author:スーパーちんどん・さとう
ちんどん太鼓担当

@SMChingDongSATO twitter

Calendar 1.1

<
>
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 78
9 10 11 12 13 1415
16 17 18 19 20 2122
23 24 25 26 27 2829
30 31 - - - - -

全記事

Designed by 石津 花

カテゴリ

最新記事

最新コメント

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

最新トラックバック

QRコード

QR

地獄は続く


【スーパー猛毒ちんどん動画】
スーパー猛毒チャンネル  ★  YOUTUBE
知的生涯PV  ★  知的生涯ライブ動画他

【リンク】
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック  ★  虹の会本部HP
虹魂的障害者自立生活  ★  虹の会本体ブログ
ミツのホッサ日記PLUS  ★  ツイキャス!!

虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら


kaijosha.jpg


(創作です念為)

ごめんなさい。
睡眠薬を入れました。
あなたの身体に触ってみたかったから。

眠れないと言っていつも行くお医者さんに処方してもらいました。

あなたがボランティアとして来る予定の木曜日。
いつか、あなたが飲むジュースに入れようと思ってました。
でも、他の人がいたらできません。
他の人が来る予定があったらできません。
あなたが急に倒れでもしたら、それはオオゴトになってしまうし、いや、僕のゆっくりな動きではジュースに薬を入れる時にバレてしまう。

ウチには多くのボランティアの人が出入りするから、その機会を掴むのは大変だった。
半年以上、その機会を狙ってました。

そしてついさっき、僕はあなたの湯飲みに入れたんです。
睡眠薬。

あともうちょっとで、あなたは眠ってしまうと思います。
僕に話しかけている声も途切れ途切れになってきました。


あなたに恋人がいるのは知ってる。
仕事場の人で、時に彼の愚痴も話してるよね。
「尊敬できる人」なんかじゃなくて、あなたに愚痴を言われる人になりたかった。

尊敬されたり、車いすで一人暮らしなんて立派ね、とか言われるの、もう疲れたよ。
そんなんじゃない。
普通に、あなたみたいに、どこかで誰かと出会えて、誰かと恋におちて、ケンカしたかったんだ。

でも、よく考えたら、僕の行動範囲はそんなに広くはないんだ。
あちこちに出かけはするけれど、僕はいつだって弱者で、みんなに優しい目を向けられるだけ。
でも違う。
僕はね、尊敬されたかったわけでも、優しくして欲しかったんでもない。

時に狼になって、君に襲いかかりたかった。
でも、僕にはそんなことはできないから。
それに、人付き合いもよくわからない。
ケンカって、実際親とは口げんかになったことはあったけど、一人暮らしを始めて、ボランティアを頼んでなんとか生活をつないできたからさ。
彼らとはケンカなんかしたことないよ。
だって、頼まなきゃならないし。

それに、たいがい僕にケンカを売ってくる人がいないよ。
ドラマの中で見るくらいで。
アレは僕には関係がない世界の話のような気がしてた。


こんな方法しか思いつかなかった。
女性の身体を触りたかった。
いや、あなたの身体を触りたかった。

ああ、もう薬を入れちゃったから、あなたはもう尊敬もしてくれなくなるだろう。
来てもくれないかもしれないし、この話が伝われば、そもそも僕の生活も終わりかもしれない。

でも、それと引き替えても僕にはこうするしかなかったんだ。
もう、全てを終わらせてもいい、とさえ僕は思ってる。


あとは、君が机につっぷして、こっち側に倒れてくれることを祈ろう。
じゃなかったら、全てに意味がないもんね。


(記録)
被告は、床に倒れた女性の上に、車いすから落下。
打ち所が悪く、その勢いで女性は骨折。
被告は、「突然倒れた彼女を助けようとしておちた」と供述したが、被害者が飲んでいた残されたジュースから睡眠薬が検出され、故意に被害者を昏睡させようとしたことがわかった。
非常に悪質な手口であるが、初犯であること、被告には同情すべき点があるとして、被害者との示談が成立していることから、執行猶予付きの判決が成された。
なお、被害者はその後も被告のボランティアとして活躍する意思もあり、その姿は多くの人の賞賛をうけることになった。



彼の闇は、まだまだ地獄のように続くのであった。







(BGM:David Sylvian「I Surrender」from「Everything and Nothing」)
→この人のこのねちっこい声がすごい好きで、こんな声を出したいと思うのだけれど、ぜんぜん遠いですね。
これは9分を超える曲なんだけど、なんだか特にあまり展開もなく終わるので、彼の声を堪能できます。
というか、それだけに集中できます。
スポンサーサイト



<< 避けないで見てみて ★ 映画 「37seconds」 | ホーム | 暗中模索 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP