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良い映画 ★ 映画 「スケアリーストーリーズ」


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「スケアリーストーリーズ」を見て来たわけですけどね。

ま、どうですか。
イイ映画ですね、これ。
あ、まさに言葉通り「良い映画」という意味です。
う~ん、道徳的、と言い換えてもいいか。

ホラーということですが、怖さという点ではどうでしょう。
怖がらせるための新しい手法というのは特に見受けられず。
1968年のミドルティーンの青春、が設定なんだけど、まあ、ホラーの作り方自体もどっちかというと懐古的な感じがあります。
といって、まあ怖くないわけではない。

例えばまあ、クリーチャー、つまり怪物ですけど、彼らがなかなか怖かったりもする。
特に白いぶよぶよの、予告編にも出てきていた彼女?だと思うんだけど、彼女は怖かった。
最初は予告編でも見ていたし、ちょっと苦笑気味だったが、これが迫ってくる恐怖はなかなかに怖かった。
しかも彼女笑ってるんだよね。
それが「怖がらせる笑い」でもない。
母なる大地に戻りなさい、みたいな。
まあ、きっとあれはいわゆるな「母性」みたいなののメタファーなのか。

彼女を優しさとすれば、激しさのクリーチャー、「ジャングリーマン」にはちょっと苦笑。
いきなり肉体派というか、なかなかどうして車にも轢かれちゃう。
というか車とトラックに挟まれて身動きできない、という。
もう霊でも何でもない。

とはいえ、全体的に怖さがどこか寸止め。
多少の苦笑も含みつつ、しかしまあ、実際にあったら怖いだろうなあ、くらいの感じ。
これは原作が児童書、ということによるんだろうか。

伏線の回収もきちんとしてるし、例えば拘置所のカギを警官が腰に付けている、というあたりもちゃんと撮った上で、そのカギを主人公が奪う、というあたりとかもちゃんとしてる。
そういう意味で、映画としての完成度も高い。

主役の女の子がとてもキュートで、対する徴兵から逃げているメキシカンの男の子もキュート。
主役を取り巻く男の子たち、いわゆる「いけてないグループ」の子たちもそれっぽくて、お母さんにはまだ子ども扱いされていて、でもそれが居心地悪い、みたいな表現もとてもグッド。
つまりですね、まあとてもちゃんとしてて、「お上品」なんだな。
そこが結局、俺が好きなホラーのいわゆる「ざらついた感じ」「B級感」とは相容れない感じがあった。
ラストも精神病院から被害者の1人を退院させて一緒に暮らす決意をする、みたいな感じでまとまっているけれど、それもまあ、いわゆるギリギリハッピーエンドに終わらせていて、そこもまあお上品。

そういう意味では見やすいホラーだと思います。
児童書的、というか、まあそういう感じで。
ホラーを映画館で見るのは初めてというスズと一緒に行ったんだけど、まあ見やすかった作品でよかったな、と思ったわけですが。


さて、そんでなんでこの映画が「良い映画」かというと、全編にわたって時代の空気として流れているベトナム戦争の空気があって。
ちょっとついているテレビではニクソンの選挙のようすがずっと流れていて、懲役逃れの彼のお兄さんはベトナムでバラバラ死体になって戻ってくると言うエピソードもあったりする。
つまり、これ、ベトナム戦争をある意味で比喩してるんだな、って感じがものすごいんですよ。

絵本に書かれたことが現実となって、行方不明になってしまう田舎の子ども、ミドルティーンからハイティーンの子ですね。
彼らも徴兵に志願したりもしてるんだけど、そういう世の中の流れを考えると、つまりは徴兵、日本で言えば赤紙が絵本で、そこに書かれている「徴兵」は死を表す、というか。

先に書いたジャングリーマン。
ベトナム戦争を思い起こさせるネーミングでもあります。
ジャングリーマンに襲われるのが、兄が徴兵でバラバラになって戻ってきた彼。
そして、ジャングリーマンもバラバラになる能力?というか、そういうのがあって、車に挟まれても、最終的にはバラバラになってそこから脱出、また彼を追ってくる。
こじつければ、途中の白いぶよぶよも、見ようによっては枯れ葉剤、という言葉も浮かばなくはない。
最終的に戻ってこない、死体もない仲間たち、つまりクリーチャーにさらわれたまま、ってことなんだけど、それも「行方不明」という、残された者にとっては死よりも恐ろしい現実を突きつけられる感じで、それも泥沼化したベトナム戦争を思い起こさせるところはある。
同時に、被害に遭った女性は1人なんだけど、その彼女は行方不明ではなく精神病院に収監、というのもなんだかちょっと考えさせられる。

こじつけと言えばこじつけなんだけど、それにしても何度も繰り返される「ベトナム戦争」「ニクソン」の二つの単語。
役者から発せられることはほとんどないが、世の中の空気をあそこまでしつこく描いたというのは、それなりに作り手の意味があるんだろうと思う。

そういう意味では反戦映画、ということになるんだけど、もちろんそれはイデオロギーとして押しつけがましく出てくるわけじゃない。
受け手にゆだねられているというか。


ま、とはいえ、基本的なスジは「都市伝説」ですね。
都市というか、村伝説ですかね、舞台がど田舎なので。
そこに住んでる人はみんな知ってる話なんだけど、本当の話はそうじゃなかった。
悪いのは誰だったか、実は誰も知らなかった、みたいな。
そこでもまあ、公害の話がベースになってて、それもまあなんだか社会派を感じさせたりして。

ま、とにかく上品なホラーだった、という感じでしょうか。
そういう意味ではイイ映画ではあるけれど、ホラーの醍醐味、理不尽、そういうモノからは離れていくので、まあホラーとしてではなければ、いや、良い映画です、ホント。
ちゃんとしてます。







(BGM:寺内タケシとブルージーンズ「エル・クンバンチェロ」from「寺内タケシとブルージーンズ・ツイン・ベスト《青春の歌》」)
→なにこのチョッパーベース。
ドラムもなんかすげえセンスよくてグッド。
カッコイイわあ。
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