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スーパーちんどん・さとう

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上級奴隷を目指す彼女


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去年、とある女子大生と酒を飲みに行って驚愕したことがありました。
彼女はメディア関係に進みたい、というようなことを言っていました。
果たしてこの春、どうなったのかは知りませんが、けっこうちゃんとしたメディア論は持っていたように見えました。
今のメデイアは死に体、というのもまあわかっていたようで、けれども、どうしても大きなところ、(テレビって言ってたけど)に勤めたい、といっていまして。

そのときのツイートを抜いたのが以下。


先日ちょっと話した学生は、崇高な志を持ってはいるが「とりあえず自分の生活」と死に体を目指して就活してる。
派遣はイヤだと。
夢じゃ食えない、そりゃそうかもだが、それは確実に日本を破滅に導いている。
今の学生は、30年前の俺らの頃とは比べ物にならないくらい追い詰められてることもわかった。
「なんとなかるでしょ」がまったく存在しない。
ガチで就活で失敗したら人生終わりくらいに焦ってる。
「まあなんとかなるさ」って慰めはまったく意味がないこともわかった。
そういう時代になっちゃってる。
たぶん、俺らのような特になんの能力もないけど、大企業でもない浮き草稼業の「なんとかなるさ」は、俺らの世代だから成り立ってきたのかもしれない。
「だって起業なんかできるわけないですよ」って、そりゃそうだよな。
俺だってそこまでしたくないしそもそも無理だろ。
今の子たちはホントに辛そう。
彼女は「どっかに守られたい」と何度も言ってた。
おそらく、まあ大企業でも今や守られないのはわかってるんだろうけど、それでも派遣よりまし、と。
俺らからすると「守られるためなら奴隷になります」なんだけど、つまり奴隷にならなきゃ生きていけないシステムが完成しちゃってるってことなんだよな。


就活、という言葉がオレの大学時代にあったかというと、あったのかもしれない。
けど、まあそもそもオレは教育学部だったし、周りにもあまりそういうことでカツカツした感じはなかったし、あまり身に響いていなかった。
バブル終わりの頃ってのもあった。
たいがい就職はできた。

同時に、まあこの頃始まったんだよ、いわゆる派遣につながる「フリーター」がもてはやされた感じ。
いわゆる「就職しない若者」みたいな。
それがさも「新しい生き方」かのように世の中はあおった。

実際に、「ちゃんと就職しなかった人」というのもけっこういた。
オレもまあその一人ではあった。
当時の虹の会には職員、金を払って雇った人はいなかった。
けどもまあ、「なんとかなるか」と思っていたわけです。

というのも、数年したらちゃんと就職すればいいや、って思っていたから。
うまくいかなかったら、就職すればいいし、と。

つまりですね、ここの部分なんだよな、当時のフリーターって。
後戻りできる、と信じていたし、いや、実際にあの時代はそれができた。
だから理想を追いかけることもできた。

けど、今の非正規の人たちには、戻る場所がない。
というか、戻れない。
一度レールを外れたら、もう二度とレールには戻れないのだ。
それが今だ。

レールを外れた行き方を一度でも経験することは、人生を豊かにしたりした。
外れずに就職しちゃった人にしてみたら、それはとてもうらやましいことでもあった感じ。
どちらかというと、レールを外れるというのはプラスな感じもあった。
ま、若気の至りと言うこともある。
けれども、それがまたその人の魅力になっていたような気がする。
オレはそもそも「やりたい」で始めたわけじゃないので、そんなに面白い話はないから、まあオレを除いて、かな。

でも、今はそういう感じじゃない。
弱肉強食、しかも「奴隷にならなければ弱」である。
従順な奴隷が強者。
恐ろしい時代になった。

要は、社会に余裕がないのだな。
いや、大企業には内部留保がたくさんあるようだから、余裕がないわけじゃない。
労働者にその余裕を分け与えてないってことだ。

だから彼らは必死に「従順な奴隷になりますから守ってください」という。
けど、実際には守られない。
そんな例はニュースをのぞけばいくらでも見れる。
非正規の人を使い捨てる会社が、正規の人を使い捨てないわけがないのだから。

コロナ禍の元で、中小零細の店はどんどん廃業に追い込まれているという。
それらは倒産ではないから、倒産件数には反映されないらしい。
派遣切りも止まらない。
結局は、誰もが切り捨てられている。
苦しい状況に置かれている。
この波は非正規だけにとどまらないだろう。

おそらく冒頭の彼女も、就職できたとして、そのうち捨てられるのかもしれない。

底辺の奴隷になるのがイヤで、上級奴隷になりたい、という「願い」を持たなきゃならない時点で、この社会はもう労働者すべてを捨て駒にしか思ってないってことなのだ。
その矛盾の中、上級奴隷を目指す彼女を責める気にはなれない。

なれないが、でも俺は底辺も上級も奴隷はまっぴらだ。





(BGM:Synchronize「seibun」from「都市通信(TOSHI-TSUSIN)」)
→幻の自主盤の再発。
まあ、制作費踏み倒しとかいろいろあったという「都市通信」が再発されたのは、素直に喜ぼうと思う。
このなんていうか、ジャパニーズ70~80年初頭のNWってのが俺はけっこう好きで。
そしてなんだろう、オムニバスで聞くってのがなぜかまたなんかいいんだな。
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