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スーパーちんどん・さとう

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恨み発祥じゃない怖さ ★ 映画 「ヘレディタリー 継承」


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「ヘレディタリー 継承」を見てきたわけですが。
4DX。
ホラー映画をこよなく愛し、いくつも見てきたつもりでありますが、これは傑作だと思いましたね。
どっちかというと静かな映画なんで、4DXどうなんだろう…、と見始めたときは思いましたが、これがなかなかよかった。
椅子が揺れるし、血も降ってくる…水だけど…。
アオテツ曰く、人物やモノに寄っていくカメラワークの時に、「なんとなく微妙に椅子が前後する感じ」が、「無理矢理見せられるようですげえよかった」と。

そうそう。
そこなのよ。
この映画、とにかく「イヤな感じ」「どっかおかしい」がずっと続くんだけど、それを4DXによって、「無理矢理目を開かせられて見せられる」感じ。
その場所にいさせられる、というか。

この映画は、正直誰にも感情移入できない感じなんですが、つまり「淡々と情景を見せられる」映画なんですよね。
それを強制的に見せられるんだから、イヤな感じがハンパない。
気持ち悪い、というか、ゆがんでるというか、そんな感じなんですよとにかく。

「霊」とかってのも、あまり出てこない。
ラストの方でものすごいのが出ますけど、全体としては出てこない。
ま、霊の映画ではないんで、そりゃそうなんだけど、ある意味では「驚かせる」ということをあまり考えてない、とも言えます。

ストーリーとして、「なに?」「なんなの?」がずっと続いていく。
そもそもお祖母ちゃんが亡くなったところから始まりますが、そのお祖母ちゃんと子ども家族の間に、なにか断絶があるような感じで。
その辺の説明もなく進むんですけど。
途中のカウンセリング?の場面の母親の独白で、なんとなく「うまくいってなかった」ことはわかるけれど、具体的なことはよくわからない。
家系的に統合失調症だった人が多いとか、死んだ人が多いとか、まあいろいろは薄ぼんやりわかるけど、決定打が無いというか。

これ、ある意味すごくリアルで、だって隣の家の人が「なんかおかしい」と思っても、決定打ってのはなかなか出てこないじゃないですか。
「入院したみたいよ」とか、いろいろ聞いたとしても、どういう状況かわからない、病名もわからない、みたいな感じ。
それがそのまんま続くんです。
だから、こっちも「なんとなくの感じ」を前提として見続けていくわけです。
そして、その感じがとてもリアルといえばリアル。
そこがとてもイヤなのかもしれない。
決定打があれば納得できるのに、納得させてくれない。

これ、娘が重要な役回りで、娘がお祖母ちゃんの後を継いでおかしな現象を起こしていく、という話だと思いきや、けっこう最初の方で事故で死んじゃいます。
え?え?と思っていると、どんどんお母さんが暴走し始める。

継承ですわ。
ま、何を継承していたかというと、悪魔崇拝なのよ。
実はそのために「男の子」を必要としてたんだな。
息子がその悪魔崇拝の中心、悪魔の王みたいな感じになっていく、というかならされていく、というか。

でも、母親はストレートに息子を差し出したりはしない。
しないんだけど、どこか息子を避けている、息子を忌み嫌ってる感じもある。
母親が悪魔崇拝から息子を守る、というのならわかりやすい。
逆に、息子を差し出す、というのならわかりやすい。
でも、どっか「どっちつかず」というか。
そこがまたなんか「イヤな感じ」で。

どうも、そもそも母親は祖母(つまり自分の母親)が息子を悪魔崇拝に必要としていることを察知し、遠ざけようとしてきた過去がある感じなのね。
つまり、その時点では、「息子を守る」方だったんだろうけど、それが祖母と娘の方が死んじゃった時点で、なんか決壊しちゃった、みたいな感じ。

それには触媒があったというか、そのカウンセリングで出会った母親くらいの年の女性なんだけど、その人がお祖母ちゃんの一味だったんだ。
「偶然に会った」ふりをして、母親に近づいて、母親を追い詰めちゃう感じなんだな。
追い詰めちゃう、といえばかなり暴力的な感じも受けるかと思うが、そうじゃなくて、なんだろう、娘の死を利用して悪魔崇拝をやらせる、みたいな感じなんだけど、どっかそこもゆるくてリアル。

ま、この、結局「悪魔に行き着く」のがアメリカンホラーの王道の一つではあるんだけど、この感じはなかなか日本のホラーにはないよな、とアオテツと話してて。
つまり、死んじゃっても悪魔として生き、生け贄を探していく、という感じは、「恨み」ではないんですよね。
日本の霊とか、死んじゃった人が生きてる人を憑り殺す、というのって、まあ「恨み発祥」なところがあります。
例えば、番町皿屋敷だって自分を裏切り殺した人を霊が殺す、という話でしょう。
それはどっか殺される側にも非がないわけじゃない、ということで、なんか霊に感情移入ができるというか。
貞子にしても、いろいろと辛い目に遭って死んだ、というのがあるから、まあ「化けて出てもしょうが無いよ」という感じがある。

でも、悪魔発祥のこうした話は、もうそういうのないわけ。
男の子が狙われた意味も、悪魔崇拝してる側の勝手なチョイスであるわけで、もう完全になんか「通り魔的」な感じ。
だからなおさら怖いし、リアルに恐怖を感じるところなのかもしれない。

この映画、ミッドサマー(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5106.html)の監督の、ミッドサマーの前に撮った作品だそうで。
いや、そう聞けば、この「イヤな感じ」は通じますね。
次回作にも期待が高まりますわ。






(BGM:THE COLTS「Walkin' In The Rain」from「Wonderful Life」)
→これ、まあかなり売ろう的方向に寄ってる感じはなくもないんで、本人たちは納得してるのかどうかはわからないけど、かなり好き。
というのも、ちゃんとシンギンインザレインのフレーズで始まるんですよ。
こういう曲、遊んでる感が満載ですごく好き。
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